いい歳して恥ずかしいのですが、初恋の人の話です。でも、
初恋の思い出を語ろうというわけではありません。「初恋の人」という認識の問題です。
おそらく多くの方は、「初恋の人は誰ですか?」という質問に、
明確な答を出せるのではないかと思います。「小学校6年の時の同級生の○○君」といったように。
私もかつては明確な答えを持っていました。「中学1年の時の同級生の美枝さん」です。
そう思っていたんですよ、ずっと。でも、数年前からその認識に疑問を持ち始めました。
私の初恋の人が誰だろうと、疑問だろうと疑問じゃなかろうと、どうでもいいでしょうが、
個人的にはちょっとはっきりさせときたい問題です。
確かに、現実的な意味での初恋の人は「中学1年の時の同級生の美枝さん」なのかもしれません。
現実的な意味というのは、話が出来たり、付き合うことが可能だったり、
日常的に会うことが出来たり、といった意味です。また、はっきりと女性を好きだと自覚したのも、
「中学1年の時の同級生の美枝さん」が初めてです。だからこそ、私自身の自覚として、
初恋の人は「中学1年の時の同級生の美枝さん」だったわけです。因みに、
彼女の縦笛は舐めてませんから、そこんとこよろしく。
でも、よくよく考えてみると、女性を好きになった時のあの独特の感覚は、
中学入学前にも何回か経験があったのですよ。ただし、たまたまなんでしょうが、
その相手は日常的に手の届くところにいた方ではありませんでした。だから、
初恋の人という分類からははずれていたんでしょう。
例えば、小学校6年の時の修学旅行のバスガイドさんです。名前も忘れてしまいましたし、
当時の私よりも 10 歳位は年上だったと思うのですが、とても可愛らしい方で、
私は明らかに彼女に惚れてましたね。お別れの時、
なんともいえない気持ちになったのは覚えています。
ガイドさんとは、わずか二日間位のお付き合いで、その後は何の繋がりもなかったので、
初恋とかなんとか、そういう認識すら生まれなかったのでしょう。でも間違いなく、
ガイドさんに女性としての好意を持っていましたね。
では、私の初恋の人がそのバスガイドさんなのかと言うと、実はその前にも、
女性を好きになったことがあるように思います。
それはとある女優さんでした。当時の芸名は島田淳子さん、当時の本名も島田淳子です。
その後、彼女は芸名を浅野真弓と変えるのですが、私にとっては、いつまでも「島田淳子」
でした。それほどに、島田淳子の印象が強かったんですよ。
島田淳子さんを見たのは、NHK の少年ドラマシリーズの幻の名作「タイムトラベラー」
です。筒井康隆さんの「時をかける少女」のドラマ化です。私にとっては、
「時をかける少女」といえば原田知世ではなく島田淳子です。
彼女、すんごい可愛かったですよ。当時、私は小学校何年生だったか忘れましたが、
萌え〜状態でしたからね。「タイムトラベラー」が好評だったため製作された
「続タイムトラベラー」でも、主演は島田淳子さん。より一層可愛くなってました。
でまあ、今にして思うと、島田淳子さんに対しても、
小学生の分際で異性に対する感情が明らかにあったようです。
当時の本人にはそういう自覚はありませんでしたが、後で考えると、
あの当時の気持ちは、間違いなく「島田淳子さんが好き」というものです。
何歳年上になるんだろ??
おっさんの(私のことです)恋心の話などキモチワルイでしょうから、深くは語りませんが、
ここで私が言いたいことは、ずっと自覚していた初恋の相手がいたのに、
充分にオトナになってから考え直すと、その初恋の相手より以前に、
本当の初恋の相手(かもしれない人)がいた、なんていう経験は、誰にでもあることなんだろうか、
ということです。
それに気付いた時、なんか不思議な気持ちでしたね。みなさん、初恋って、
その時点で自覚しているんでしょうか? まあ、私みたいに四半世紀以上も経ってから、
というか、もう完全なるおっさんになってから、「本当はあれが初恋だったかも」
などと思うのは珍しいでしょうね。
この先の人生で、「初恋の人は誰ですか?」
なんていう質問を受けることがあるとも思えないのですが、もしそういう質問をされたとしたら、
「島田淳子さんです」と答えるか、上に書いたようなことをくどくどと説明するか・・・
どーーでもいいですね、はい。