2006年8月7日


「とんかつ ぽん太」の絶品とんかつ 


先日、代官山に所用があったので、かねてから、 一度は食べておきたいと思っていたとんかつ屋さんに行きました。 「とんかつ ぽん太」という店で、代官山駅から歩いて 3 分位でしょうか、 槍ヶ崎交差点にあるビルの一階です。

私が店に入ったのは、土曜の正午過ぎでした。カウンターの中では、 店主と思われる方が大きな豚肉のカタマリを前にして、余分な脂身を取り除いたり、 筋を切ったり、といった作業をしていました。

その肉をしげしげと見たわけじゃないですし、見ただけで素人に何がわかるのか、とも思いますが、 印象としては、いい色で柔らかそうな肉だなあ、でした。期待が高まります。

席に着いてメニューを見て、迷うことなく「とんかつ定食」を頼みました。2700 円。 結構なお値段です。もちろん、その金額に見合う味を期待して来店しているわけです。

極低温の油で揚げた白っぽいとんかつ、ということは事前に知っていましたので、 注文してから出来上がるまではかなりの時間がかかることは予想していましたし、 実際、15 分位かかったと思います。

お客は、先に来ていたカップルと私だけで、先客のテーブルには既に料理が乗っています。 ということは、待っている時間は私のとんかつを揚げている時間、ということになりますが、 厨房が静かなんですよ。油で何かを揚げている音がしません。よーく耳をすますと、 微かに「しょわしょわしょわ・・・・」という音が聞き取れます。

この音で、期待は最高潮。こんな音で揚げるとんかつはどんなシロモノになるんでしょう。

さて、ようやく出てきた「とんかつ定食」です。やや大きめで白っぽいとんかつが、 極細の千切りキャベツ、付け合せのポテトフライ(食べてからポテトフライだと分かった。 すんごい美味い)と共にお皿に乗っています。見た目は美味しそうでありません。

普段、私がとんかつを食べる時は、最初にソースをどばどばとかけてしまうわけですが、 この色白美人のとんかつには、そういう失礼なことは出来ない気分になりました。 最初の一口は何もつけないでそのまま。肉の味がよくわかります。

てゆーか、「これが本当の肉汁だ」と思いました。偉そうなことは評論できないのですが、 これまで、色々な料理で「肉汁」だと思っていたモノと、ここのとんかつの肉汁は、 何か別のモノのような気がしました。どこがどう違う、と説明できないので、 ちっとも説得力はないのですが、「これが本当の肉汁だ」と思ったのは事実です。

低温で揚げているため、カラリとした食感はありません。衣は柔らかく、 下側は染み出した肉汁でしっとりしています。でも、肉汁の美味さが、全てを超越してしまってます。

何もつけないで食べたのは最初の一口だけで、その後は、一切れずつ、 ちょっとだけソースをつけて食べました。その店には置いてなかったのですが、 美味しい塩があったら、それを試したい気分でした。ソルトレークシティで採れる 「リアルソルト」あたりは、ここのとんかつとも相性が良さそうな気がします。

ぽん太のとんかつを食べると、とんかつという食べ物の既成概念が破壊されますね。もちろん、 破壊されて嬉しいわけですが。

ということで、大満足で店を後にしました。あ、美味しいとんかつ屋さんは、 ご飯も美味しいことが多いですね。ぽん太のご飯もうまうまでした。 私は米所出身なもので、東京の飲食店で出されるご飯に満足するってことはほとんどないのですが、 ここのご飯には満足でした。

近いうちにもう一度行って、メニューにあった「メンチボール定食」と「ポークソテー定食」 も試してみたいと思ってます。




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