ハタチの愛(仮名)ちゃんから尋ねられました。「高樹さんって、ちゃんとゴムする人?」
もちろん、ゴムというのはコンドームのことを指します。私の答は、
「ゴムをする、というか、避妊はきちんとするよ。子供が出来ても良い状況で、
二人とも子供が欲しいと思っている、という状況以外では、ちゃんと避妊するよ。
まあ普通はゴムを使うけど、もし女性がピルを飲んでいて、お互いに病気の心配もないのなら、
ゴムを使わないってこともあるけどね」
「そうなんだ・・・友達のカップルは、ゴムがないほうが気持ちいいからって、
生でやってるよ。避妊は外出しだって」
愛(仮名)ちゃんとしては、ゴムをしたほうがいいと思っていて、
そのカップルのことを心配しているようです。
「外出しは避妊とは呼べないわなあ・・・」
と、外出しの危険性を話してると、愛(仮名)ちゃんは、
ゴムの有無で気持ちよさが違うのかどうかに興味を持っているようで、
「ねぇねぇ、ゴムってないほうが気持ちいいの? そんなに違うものなの?」
私は男ですから、女性の感覚についてはコメントできませんが、男のことならわかります。
「そりゃあ、ゴムがないほうがちょっとは気持ちいいかな。ちょっとね。でも、
そのちょっとの差を重視するってことは、そもそもレベルが低いってことだよ。
女性のことは断言できないけど、女性の立場でも、似たようなことが言えると思うよ」
愛(仮名)ちゃんは意味がよく分からないようだったので、詳しく説明してあげました。
つまりこういうことです。
ゴムをすることの影響は皆無ではありません。
仮にゴムをすることで快感が 5 ポイント下がるとしましょう。
何がどう 5 ポイントなのかは厳密に定義できませんが、とにかく、5 ポイント下がるとしましょう。
ある人のゴムなしセックスの快感レベルが 10 だとすると、彼がゴムをつけると、
快感レベルは 5 になってしまいます。これは彼にとって一大事です。
快感が半分になってしまうのですから。「生の方が気持ちいいから、ゴムをつけたくない」
と主張するのも、わからなくはありません。もちろん、
それでもゴムなしを認めるわけじゃありませんけどね。
ところが、ある人のゴムなしセックスの快感レベルが 100 だとしましょう。
そうすると、ゴムをつけたときの快感レベルは 95 です。あまり低下していません。
だから、「ゴムなしの方がちょっとは気持ちいいけど、避妊が大切だから、ゴムをつけよう」
になるのも自然です。
言うまでもありませんが、快感と言っているのは総合的なものであって、
肉体への物理的刺激による快感だけを指しているわけじゃありませんよ。
要するに、キスして触って入れて動いて出して終わり、というようなセックスをしている奴は、
そもそもの快感レベルが低いので、ゴムの影響が大きいのですよ。そのくせ、
偉そうに「ゴムなしの方が気持ちいい」などと言うわけです。ゴムをはずすことを考える前に、
10 を 100 にすることを考えろ、と思うわけですよ。もちろん、10 を 100 にするのは、
ゴムとは関係ありません。セックスに向かう心構えみたいなものが一番大切だと思います。
例えば、会社の後輩の若者が「ゴムなしの方が気持ちいいから生でしてる」と言ったとしたら、
私は上に書いたようなことを言って説教してしまうでしょうね。
「お前のセックスは、あんな薄っぺらなゴム一枚でどうこうなるような、
そういうつまんないセックスなんだな?! それ、オナニーと大差ないだろ?」ってことです。
女性のことは分かりませんが、似たようなことが言えるんじゃないかと思います。
材質としてのゴムそのものが苦手という人はいますが、それはもちろん別の話ですよ。
ということで、私の個人的な結論は、「ゴムなしの方が気持ちいいから、
生でする」などと言う男は、自らのレベルの低いセックスをカミングアウトしている、
です。