1998年5月16日

敵を作りやすい男


今、これを書いている時点で、WebColumn を置いてある Infoweb のサーバが トラブってます。まあ、ある程度のトラブルはしかたないのですが、サポート・ センターに電話したら、

「数日中にはメンテナンスします」

だと。馬鹿にしてるのか?

で、サポート・センターのおねえちゃんは、なんといいましょうか、ほとんど 頼りになりません。トラブルの原因も分かってない(というより、現場から サポート・センターに連絡が来ていないらしい)し、どう対処するつもりかも 分かっていない。

一時は ftp も出来なかったので、その時点で見切りをつけて、システム再起動 したほうが被害が少ないのではと思い、そう言ったら、

「上の者に伝えます」

銀行のオンラインじゃあるまいし、再起動するのに偉いさんのハンコが いるのでしょうかね? もちろん、私の言うことに従う必要は全然ないのですが、 現場のエンジニアの判断が、一番重要だと思いますがね。

以前も、ある件で苦情を言って「〜〜すれば良いのでは」と提案したときも、 答えは、

「上の者に伝えます」

でしたね。要するに「〜〜」の良し悪しの判断が技術的に出来ない上に、 仮に技術的には「〜〜」が良いとしても、「そのように対処します」とは 立場的に言えないようですね、サポート・センターでは。もちろん、 その後「〜〜」されてはいませんです。

まあ、今回のトラブルの原因が分からないので、技術的には何とも言えませんが、 トラブルの対処(苦情電話の対応も含めて)について、Infoweb は組織的な 問題があるのでは、と思わずにはいられなかったですね。

富士通みたいな大企業だと、色々と安心出来ることも多いのですが、動きの 鈍さはどうしようもないのかもしれません。


と、Infoweb にナンクセつけておいて、ちょっと書きにくくなってしまったのですが、 本題はこれからです。

世の中、戦争よりは平和がよろしい。人とは喧嘩するより仲良くしたほうがよろしい。 まあ、ほとんどの方はそう思っているでしょうね。(ね、ナンクセつけた後だと しらじらしいでしょ?)

とはいえ、なかなか儘ならないこともあるわけで、戦争もありますし、仲の悪い 人もいるわけです。

そして、まれには非常に敵を作りやすい人もいるようです。

先日、私が電車の中で見かけた人は、そういう「敵を作りやすい」と思われる 男でした。

私は吊革に掴まって立っていました。7人掛けの座席の向って左から2人目の 人の前あたりです。社内はギュウギュウというほどではありませんが、かなり 混んでいました。その男は私の左隣り、つまり座席の一番端の前に立っていました。 身長は 160cm 位で男としてはやや小柄、年齢は 30 過ぎくらいでしょうか。 スーツを着ていました。

ただし、普通の人なら座席の方を向いて立つと思うのですが、その男は進行方向に 対して 90 度、私のほうを向いていました。まあ、それだけでもちょっと変な奴では あります。

それで、その男は新聞を読んでました。細くたたんではいるのですが、長さは ありますから、新聞の先端部は私の目の前をチラチラします。迷惑です。

ちょっとムッときた私は、彼を睨みました。自慢にもならないことですが、 私のむっつり顔はかなり恐いらしいです。でも、彼は私が睨んだことを 知りつつ、無視しました。新聞は依然として私の目の前をチラチラしています。

喧嘩を売る気もないので、私はしかたなく我慢していました。

そのうちに、突然、彼は肩を大きく揺すりました。どうやら、彼の後ろに立っている 老人と体が触れ合って、それを「邪魔だ!」とばかりに振り払ったようです。車内は 混んでますから、ある程度の体の触れ合いはやむを得ないところです。私の見た ところでは、彼の後ろの老人が特にひどいことをしたようには思えませんでした。

少なくとも、変な方向を向いて立って、新聞を人の面前に突きつけている奴のほうが、 よほど失礼だと思いました。

彼はその後も 2 - 3 回、肩を大きく揺すって、背後の老人を牽制しましたが、やはり、 老人には非がないように思えます。

そして、電車が駅に付きました。多くの人がここで降りるので、出口付近は 押し合いへし合いに近い状態になってしまいます。彼もここで降りるようです。

ところが、素直に流れに沿って降りればよいものを、彼は自分の道を確保するために、 降りようとしている男性(かの老人とは別の人)をさえぎるように体当たりした のです。かなり、露骨な体当たりに見えました。体当たりされた方は、彼の動きを 見ていなかったらしく、「体当たり」ではなく、混雑に押されて当たってしまった と解釈して、特に文句も言いませんでした。でも、私にははっきりと「体当たり」 だったとわかりました。

さらに、彼は体当たりの反動もあったのでしょうが、出口の脇に立っていた若い 女性の足を踏んだか、ひっかけたかしたようです。すると、その女性はかなり 強い調子で、

「何すんのよう!」

と言いました。ちょっとびっくりしました。その女性はヤンキーとかスケ番あがり とかには見えません。ごくごく普通の女性です。これは私の想像ですが、電車が 駅に着くまえから、彼女は彼の新聞か肘で被害を受けていたのかもしれません。 彼女と彼の位置関係からすれば、充分にありうることです。

それで、ムカムカしていたところに、体当たりを目撃して、足を踏まれたので、 強い調子で抗議したのでしょう。

彼は彼女を睨み付けると、謝罪の言葉もなく「ケッ!」というようにして、 そそくさと電車を降りて行きました。

後に残った彼女は憮然とした表情。私は唖然です。

こんな奴もいるんですね。あー恐ろし。






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