1998年9月8日

350cc 缶とソープランド


前回、350cc 缶について書いたところ、 匿名希望の酒屋さんからメールを頂きました。ちょっと引用させていただきます。

僕も(<?)ガーッと飲むほうなんで、250缶では足りないです。

250缶しかないときなんかは勢い余って2本買ってたりします(爆)

で、今日の日記で250缶だとボッタクッてるんじゃないかとのことですが、 そんなことはないです。酒屋をやっていますんで仕入れ値についてはある程度 把握しているんですが、350缶も250缶も利益率は同じなんですよ。銘柄 やメーカーによってある程度上下はあるんですが。

僕もなぜ観光地などのの自販機に250缶しか入っていないのか正確なところ はわからないんですが、経験上気が付いたことがあるんです。

それは250缶だと350缶よりも2割から3割、余計に自販機に入れること ができるのです。 そのため、補充の頻度が低くなり、人件費が浮くのではないかと思います。 特に配送車でそばまで行けない、山奥の観光地、駅の構内などは同じ金額を売 るのにより人件費の少ない250缶を使うのではないでしょうか? 逆に言えば同じ人件費でより多く利益の上がる方を選んでいるのだと思いま す。

#販社の人間が限られている状況があるとすれば、その限られた要員の中でお こなわれる補充間隔で350缶だと売り切れがでるが、250缶なら大丈夫っ ていうのもあるかもしれません。

個人的にも売る方としては250缶の方がいいですね。 保管場所もとらない、陳列場所もとらない、体力的にも楽、などと数え上げれ ばキリがありません(笑)。買う方としては350缶の方がいいのですが。

まあ、どのような真相があるにしろ、競争原理が働いていないと言うところは 間違いのないところです。 隣の自販機が350缶を入れれば商売上がったりですから。

匿名希望の酒屋さん、貴重な情報ありがとうございました。

なるほど、利益率は同じですか。でも、それは小売店にとっての利益率ですよね。 メーカーにとっては、やはり 250cc 缶のほうが利益率は高いのではないかと思い ます。つまり、JR は「大清水」で儲けたいがために、他のメーカーにも 250cc を 強要(あるいは要請)し、他メーカーもまんざらでもないので、文句も言わない、 なんていう構図が想像されるのではないかな、ということです。

それから、250cc のほうが自販機に多く入るので、メンテの手間隙がかからない というのは、言われてみれば納得です。だからといって、250cc しか置かないことが 正当化されるとも思えませんが。

どっちにせよ、競争原理が働いていない駅構内という世界で、世間一般と違う 状態になっていることだけは間違いないわけです。

ところで、昨日、東京駅で自販機に 250cc 缶を補給している、コカ・コーラの制服を 着たおじさんを見かけたので、ついつい話しかけてしまいました。

「お忙しいところすみません、ちょっとよろしいですか?」

「は?」(怪訝な表情)

「あの、ちょっとお訊きしたいことがあるんですが・・・」

「・・・?」(なおも怪訝な表情)

「なんで駅の中の自販機には 350cc 缶がないんですか?」

「うーん、ようわからんねぇ。会社から言われて持って来ているだけだから」

「350cc を置いてくれ、って言われることないですか?」

「ああ、たまにあるよ」

「250cc 缶のほうがお仕事は楽なんですか?」

「そうだねぇ、ちょっとは楽かな。でも、ネコひいて階段上がるのは 250 でも 350 でもきついよ」(注:ネコとは運搬に使う一種の荷車です)

こんな感じの会話でした。お忙しそうでしたので、あまり詳しくは訊かなかった のですが、なんとなく答えにくそうにしていた印象でした。もしかしたら、 何か大きな声では言えない実情を、知っているのかもしれませんね。

実は私、学生時代にコカ・コーラのバイトをしたことがあります。例の赤い トラックに乗って酒屋さんなどを巡って、ビンや缶の飲料を届け、倉庫に入れたり、 自販機に入れたりという仕事です。

当時はまだ、ペットボトルも 350cc 缶もありませんで、主流は1リットルビンと 250cc 缶でした。仕事で一番嫌だったのが、ボーリング場への配達でした。何故かと いうと、ボーリング場では、レギュラーサイズ(180cc のビン)の注文がほとんどで、 それも大量。レギュラーサイズのケースは、(今はどうか知りませんが)重くて 持ちにくく非常に疲れるのです。

私は幸い、ボーリング場への配達はほとんどなかったのですが、バイト仲間には ボーリング場にばかりあたる運の悪い奴もいて、いつもヒーヒー言ってました。

また、私は経験がないのですが、ソープランド(当時はトルコ風呂と言ってました) への配達のときは、肌もあらわなおねえさんとご対面、というハプニングもある ということで、是非とも一度いきたい(配達に、ですよ)と思っていたのでした。

今気付いたのですが、ソープランドは、店でお客さんに出す清涼飲料を、 小売店から買うのではなく、メーカー(正確には販社かな?)から直接買っていた のですね。もしかしたら、地域によって違うのかも知れませんし、今では事情が 異なるのかもしれませんが。

経費節減の営業努力・・・・、なんでしょうか?






ここを押すと、私宛てに空メールが届きます。

ご意見、ご感想などは fwjd1945@mb.infoweb.ne.jp までお願いします。


日記猿人の投票ボタンです。よろしければ、

を押してください。
投票には登録が必要です。まだ登録されていないかたは、 こちら で。



HOME