| 負けず嫌いのジョルジーニョ |
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一流のスポーツ選手たる条件のひとつに、負けず嫌いであること、 があげられるのではないかと思います。 試合の中で、対戦相手に対しての「負けず嫌い」はもちろん、団体競技の 場合は、チーム内でのポジション争いに対しても、「負けず嫌い」であることは 一流選手たる必用条件でしょう。 私の好きなスポーツといえば、格闘技全般とサッカーですが、どちらにおいても、 一流選手は例外無く「負けず嫌い」に思えます。 私が贔屓にしているサッカー・チームは、何と言っても鹿島アントラーズで あります。時々、鹿島スタジアムに試合を見に行ったりもします。 以前、浦和レッズとの試合を見に行ったときは、ちょっとドキドキしたもの です。何故かというと、私の車は大宮ナンバーでして、そんな車が鹿島を 走っていれば、誰が見てもレッズ・サポーターに見えてしまうからです。 その試合、ちょっと油断してしまったため、アントラーズはレッズに負けて しまったのですが、スタジアムを後にして駐車場に向かいながら、私は車の 無事を祈ったものでした。 もちろん、我がアントラーズのサポーターに、 「お、大宮ナンバーの車だぜ、これはレッズ・サポーターに違いない。試合の 恨みはここで晴してやる。10 円パンチしてしまえ!」 なんていう奴がいるわけもなく、車は無事でありました。 それはともかく、鹿島在住の方とお話していると、色々と面白い話が聞けます。 選手の誰某がスーパーで買い物していたとか、ジーコのマンションはどこそこに ある、なんてのは当たり前でして、ビスマルクと某元テニス・プレーヤー がデートしていたとか、ジョアン・カルロス監督がやめたのは、ジョルジーニョと 喧嘩したからだとかいう話もあります。 ジョルジーニョといえば、世界最高のサイド・バックであり(アントラーズでは 弟子の名良橋にポジションを譲り、ボランチをしてますが)、誰から見ても 超一流選手なのですが、やはり彼も負けず嫌いです。 試合の中での彼の負けず嫌いぶりは、いうまでもないでしょう。とられたボールは すっぽんのように喰らい付いてとりかえします。私もむかーし、ちょっとだけ サッカーをしていたのですが、あきらめずに喰らい付いてくる奴ほど嫌なものは ありません。肉体的にも精神的にも疲れてしまうのです。 そんな負けず嫌いなジョルジーニョですが、負けず嫌いなのはサッカーだけに とどまらないようです。 もう 2 - 3 年前のことになりますが、ジョルジーニョの娘さんが通っていた 幼稚園で運動会がありました。ジョルジーニョももちろん、見に行きました。 運動会の種目のひとつに父兄参加の競技がありまして、それは子供とお父さんが 手をつないで走るというものだったのですが、負けず嫌いのジョルジーニョは、 そういうお遊びでも絶対に負けたくないようです。 相手は一般のおじさんたちです。世界のジョルジーニョが本気を出すのは、全くもって 大人気無いとしか言いようがないのですが、負けず嫌いなのですから仕方ありません。 ジョルジーニョは娘さんと手を繋いで走ったのですが、彼女のペースに合わせる ことなく、自分のペースで走り、当然ジョルジーニョにはついていけない彼女を 引き摺りながらも、ブッちぎりでゴールしたのでした。 私はその場に居合わせたわけではありませんが、その光景を撮影したビデオを 見せてもらいました。ジョルジーニョは娘さんをなかば抱えるように引き摺り ながら、全力で走っているように見えました。その他の普通のおとうさんたちは、 もちろん子供のペースにあわせて走っていましたが、仮に全力で走ったとしても、 そのときのジョルジーニョにはかなわなかったでしょう。 おそるべしジョルジーニョ! もちろん、観衆はやんややんやの大喝采であります。 当然、次の年の運動会にも期待が集まります。しかし、翌年のその幼稚園の運動会は アントラーズの試合日に重なってしまい、ジョルジーニョ・ファンの期待を裏切る ことになってしまったのでした。 Jリーグの試合日程を考慮せずに運動会の日程を決めた幼稚園に、批判が集まったのは 言うまでもありません。
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