| 営業チョコ |
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先日、男とネタカブリするのは面白くない、なんてことを書いておきながら、 バレンタイン・チョコをネタにする私であります。これはもう、ネタカブリ必至 でありますが、まあいいや。 ネタカブリといえば、最近話題のおっぱいの大きさについても、何か書こうかとも 思ったけど、去年、こんなことを 書いていて、同じようなことをもう一度書くのもなんなんでパス。 さて、バレンタイン・デーも近いこの時期になると、オトコどもはそわそわして 来るわけであります。私のようなおじさんであっても、オトコであるかぎりは 当然のことです。 義理チョコであっても貰えないよりは貰えるほうがよいし、あわよくば、 ○○ちゃんから本気チョコでもゲット出来ないだろうか、などと妄想に耽けるのです。 義理チョコの是非については、諸説いろいろあるでしょうし、そもそも、 バレンタイン・デーに女性が男性にチョコをあげるという奇習に関しても、 色々と考えがあることでしょう。 私は男なので、単純に「頂けるものはありがたく頂戴します。万一、本気チョコなら ラッキー!」ということ以上は考えておりません。はい、ミーハーです。 義理チョコには、男を勘違いさせるという罪な部分が否定出来ないのでありますが、 義理チョコは義理チョコらしく、慎ましやかにするとか、「義理チョコです」と 言って渡すとかすれば、そういう、お互いが不幸になる誤解は避けられるでしょう。 でも、世の中には義理チョコ以上に問題のあるチョコが存在するのです。 「営業チョコ」であります。 保険のおばちゃんから貰うチョコも、一種の「営業チョコ」でしょうが、それよりも もっと営業色の強いチョコもあります。 バレンタイン・デーの前日か当日あたりに、携帯電話が鳴ります。 「もしもし、由香里(仮名)です。お久しぶりですぅ、お元気でした? えーとね、 ちょっと渡したいものがあるんだけど・・・、お店に来てよ。ね、久しぶりに 会いたいし、いいでしょ?」 由香里(仮名)ちゃんのお仕事は、水割りを作って接客することです。もちろん、 渡したいものとはバレンタイン・チョコです。多くの場合、そこそこ豪華であり、 一般的な義理チョコよりはグレードが高い、ということになっています。 オトコどもは、このような電話を受け取ると、 「うーん、今日は忙しいんだけどな。しょうがないな、9 時過ぎにでも顔を出すよ」 などといいながら、実際のところはかなりニヤケながら、由香里(仮名)ちゃんの 店に行くのです。 さて、ちょっと考察してみましょう。 「チョコをあげるから、お店に来て」というのは、本来はおかしな話です。 お店の前まできてくれたらチョコを渡すよ、ということではなく、お店で飲食して、 いくばくかの安くないお金を使ってくれたら、チョコを上げる、ということです。 本来(何が本来か、ということはおいといて、一般的な常識として)のバレンタイン・ チョコは、義理であれ本気であれ、女性側の愛情なり感謝の気持ちの表現であります。 だから、「チョコをあげる」はよいのですが、「だからお店に来て」はおかしいのです。 貰う側に余計な出費を強いることになるからです。「今日はお店を休むから、お食事 しましょう。チョコも渡したいし」なんてことは、そうそうあるわけもないのですが、 これが本来の正しい姿です。 会社であれば義理チョコをばらまく環境としては適しているのですが、 由香里(仮名)ちゃんの場合は、郵送でもするか、お店に来てもらわなければ、 渡せない、という事情は分かります。 また、バレンタイン・チョコを営業に使う、という由香里(仮名)ちゃんのような やり方自体を、否定するつもりもありません。営業として、ありだとは思います。 ただし、本来の姿ではないことだけは、自覚しておいてもらいたいものだと思います。 往々にして、「チョコをあげるんだから、お店に来るのは当然でしょ」のように 思い上がった考え方をしているお嬢さんが見受けられます。 そういう娘に対して、 「チョコをくれるのはありがたいけど、貰うために何故お店に行かなきゃなら ないんだ?」 と、私にとってはしごく真っ当な疑問を口にすると、絶句してしまうか、 気分を害してしまったりするのです。 営業の作戦としてバレンタイン・チョコを利用して、でも、それが成功しなかった ということに過ぎないだけなのに、「私のチョコを貰ってくれないの!」などと逆ギレ してしまう、こまったちゃんです。 郵送されてきたらありがたく頂戴しますし、お店に行くということを前提とせずに どこかで待ち合わせて、そこでチョコを貰えるなら、それもありがたく頂戴します。 でも、お店に行ってお金を使わなければならないなら、それに乗れるかどうかは、 チョコ云々とは全く別の話です。本気チョコでも義理チョコでもない、単なる 営業チョコには、由香里(仮名)ちゃんが思う程の価値はないのであります。 とまあ、営業 100% のチョコに関しては、このようにバッサリと斬ってしまうの ですが、営業 100% ではなくて、
営業 : 10%のような微妙なケースでも、「お店に来て」になってしまうのが困ってしまいます。 チョコとひきかえの「お店に来て」に対する、ある種の後ろめたさなり 違和感を感じていないのです。単純な「お店に来て」よりも、あざとい 手段であることの自覚は欲しいものですが、むしろ逆に考えている傾向さえ 見受けられます。 チョコとは関係ありませんが、考えてみれば、同伴出勤の時の食事代を、男が払う ものだと決めつけているのも変です。女性には同伴のバックがあるわけですから、 Give and Take の関係からすると、その一部は同伴相手に還元してもよかろうと 思うのです。まして、自分から同伴を頼んでいるケースでは、なおさらです。 このままではノルマに達しない、というときには、「食事奢るから同伴して」と言う 方もいらっしゃいますが、これはあくまでも例外でしょう。 水商売の世界では、男のスケベ根性を逆手に取った、よくよく考えると理屈にあわない、 おかしなことがあるのです。
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