私の若い頃は、カラオケといえばオヤジの楽しみでして、コンテンツは今のように
ネットワーク経由でダウンロードするでもなく、カラオケ・マシンがローカルで
持っていました。当然、曲数は少なめでそれも演歌中心でした。
いつの頃からか、カラオケ文化は若い世代にも浸透していって、カラオケ屋さんも
たくさん出来て、今じゃむしろ若い世代のほうが積極的にカラオケを楽しむように
なっています。
ホテル代をけちって、カラオケ・ボックスでいたしてしまう人々もあるやに聞き及び
ますが、私は経験ありません。そもそも、誰に見られるかわからないところじゃ、
落ち着いて出来ません。
しかしながら、あそこはある程度の密室性はあるわけで、女性と二人でカラオケを、
というような状況になれば、何がしかの期待をしてしまうのは、男として当然の
ことであります。
私も過去においては、女性と二人で食事したあとに、よからぬ企みを持ってカラオケに
誘ったことは何回かありました。
もちろんカラオケ・ボックスのなかでことに及ぼうと思っていたわけじゃないですよ。
二人だけの世界のなかでスキンシップを交えて親交を深め、カラオケを出たあとはホテルへ、
という作戦でした。
しかし、そのことごとくは失敗に終わりました。
理由は単純です。二人とも歌うことと次の曲を選ぶことに熱中してしまって、口説く
どころじゃないのです。正確に言うと、私はやきもきしながら口説きのタイミングを
狙っていても、私が歌っていないときはお相手の女性が歌っているわけですし、
彼女が歌っていないときは私が歌ってしまいますので、どうにもこうにも口説けないのです。
愛の歌を捧げてその気にさせる、という技がないわけじゃないのですが、それもうまく
いったためしがありません。私の歌唱力あるいは選曲に問題があるのかもしれません。
なにせ、
婚約者に対して「キィーック!アターック!!電光パンチ!!!」とやらかした
くらいですから。
それはともかく、そういった経験で私が得た結論は、口説きたかったらカラオケはペケ、
ということです。
それ以来、口説くときはバーで、と決めてます。カウンターに二人で座って、おいしいカクテル
なんぞを飲みながら、膝と膝が触れ合っても気が付かない振りをしたり、時には肩に手を置いたりして、
段々と仲良くなっていく、というパターンですね。
あ・・・・
だからと言って、「バーに行ってカクテルを飲みませんか?」と私が言ったとしても、
その後のホテルを狙っているという訳では、必ずしもありませんので、誤解無きよう。