2000年3月19日 花粉のアナロジー


昨日はドクターエンドー来日オフに出席させて頂きました。出席者の中にコンピュータ系の 人が多かったもので、エンドーさんはしきりに「うちの会社、どう?」と、 スカウト活動を展開されていました。

さて、その宴会の始めの頃は、初対面の人も多くお酒も回っていないため、 話題は世間話的なものになりがちです。昨日は花粉症の話題が出ていました。

私も 10 年程前から花粉症になってしまいました。そんなにひどい状況では ないのですが、鼻がムズムズして往生してしまうこともしばしばです。

花粉症の主な原因とされるスギ花粉ですが、スギの雄花が飛散させているものです。 当然、雌花に辿り着いて種子を作ることが花粉の本来の使命であります。

雄花の立場からすると、出来るだけ沢山の花粉を勢いよく飛ばして、 雌花に巡り合う確率を少しでも高くしたいところでしょう。 いじらしいじゃありませんか。

ああ、「勢いよく飛ばして」というのは言葉のアヤですからね。スギは風媒花ですから、 風によって花粉が飛ばされるのです。

私も男です、雄花の気持ちは良くわかります。色々な女性にダメモトで 声をかけまくっている男の姿(←私ではない)と雄花は、妙にシンクロします。 男はつらいよ、といったところです。

しかしながら、このアナロジーは必ずしも正確ではありません。 花粉を飛ばしまくっていることと、声をかけまくっていることを 同列には語れないのです。

人間の男の場合は、声をかけてデートに誘ってホテルに誘ってセックスして何かの間違いで 妊娠させて、という手順を踏むわけですが、雄花の場合は、花粉を飛ばして雌花に取り付いて 受精、となります。

また、生物学的な対応関係からすると、花粉に相当するのは精子であります。つまり、 雄花の行動を人間に置き換えると、サルのように飽くことなくオナニーを続けながら、 精子を空気中にばらまき続けている男、ということになります。

もちろん、彼の精子は空気感染で孕ませることが出来る能力を持っているのです。 街行く女性達に勝手にとりついて勝手に孕ませてしまうのです。

じっくり考えてみるまでもなく、こんな男が実在したら、迷惑極まり無いところです。 女性はピルを手放せません。

してみると、雌花というのも可愛そうな立場です。どこの馬の骨ともわからない雄花が 飛ばした花粉で孕んでしまうのですから。さらに、父親を特定できないので、認知請求も 養育費の請求も出来ないのです。

さらに深く考えると、「花粉」などという言葉にだまされていますが、今の時期は、 スギの雄花が飛ばした精子がうようよ漂っている中での生活を余儀なくされて いるのです。

花粉症であろがなかろうが、この事実は変わりません。まったく理不尽なことですが、 やむを得ないところです。この事実を厳粛に受け止めて、我々の心の糧としなければ なりません。

つまり、今日の結論としては、自分がされてイヤなことは人にしてはならない、 ということです。

分かりやすくいうと、花粉症で辛い思いをしている男は、目や鼻に異物が入る苦しみを 身を持って経験しているのだから、女性に無断で顔射をしてはいけません、 ということです。







                        
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