キャバクラなどで話していると、セックスのお値段が話題になることがあります。
「○万出すからやらせろよ」などという客は後を絶たないようでして、
そういう経験のないお嬢さんのほうが珍しいですね。
キャバクラの女の娘に対して、お金でセックスをせまるという感性は、
どうもピンとこないところがあるのですが、とにかく、そういうお客は実在するのです。
で、彼女達の答えは基本的には「いくら出されたって、イヤなものはイヤ」なのですが、
たまには「好みのタイプなら、考えてもいいわよ」なんていう娘もいます。
「じゃあ、好みのタイプだとして、いくらならいいんだ?」と尋ねると、
「うーん、最低でも一回で 30 万円かな・・・」などという答え。30 万よりも
高いことも安いこともありますが、10 万よりも安いことは皆無といっても
よいでしょう。
「それは高すぎるよ」と言うと、彼女達は一様に不服そうな顔をします。
あ、誤解のないように、値切っているわけじゃないです。私はお金でどうこうなんて、
間違っても思いません。風俗なら話は別ですけど、キャバクラ嬢さんに対して
お金でセックスなんて、仮にそれに成功したとしても、
全然満足感がないことでしょうから。
話を戻しまして、彼女達は「何で? 全然高くないわよ」と自信たっぷりです。
「だって 3 万以下のソープだってあるし、10 万だったら最高級ソープだぜ」
「ソープと一緒にしないでよ。ソープが 10 万なら、私はもっとずっと高いわよ」
多少の表現の違いこそあれ、彼女等はソープの相場よりも高くて然るべき、
と思っているのです。
「ふーん、じゃあ 20 万とか 30 万出すとして、10 万のソープの 2 倍 3 倍の
サービスをしてくれるんだ・・・? あるいは 2 倍 3 倍の満足感を与えて
くれるんだ。その自信ある?」
「・・・・」
黙ってしまいます。
「それとも、サービスは出来ないけど、私のボディにはそれだけの価値があるって
ことかな? 芸能人とか女優とかいうならプレミア価格でもわかるけどね」
ちょいと意地悪なのですが、あまーい考えを持っている娘に、
お説教みたいなもんです。
「お金でセックスするってのはそういうことだと思うよ。『私の価値は 30 万』
と思うのは勝手だけど、それ相応のサービスを提供する自信もなくそう思うのは、
ソープ嬢さんに対して失礼なことだと思うなぁ。『私はお金ではセックスしません』
を貫くならいいけど、『好みのタイプならOK』で『お値段は 30 万』というのは、
ムシが良すぎるんじゃないか?」
これは私の本音です。現実に成立しているビジネス(ソープ)との比較において、
30 万というのは高いと思いますし、自分の価値を 30 万と思っているのは、
甘い考え方だと思います。もちろん、仮に 30 万が 3 万になったからといって、
買おうとは思いませんけどね。
本質的には、セックスをお金に換算するのはおかしなことなのでしょうが、
「私はお金でセックスしてもいい」と思った瞬間に、現実のビジネスを見なければ
ならないと思うのですよ。それがイヤなら、「私はお金ではセックスしない」
でなければなりません。半端な態度でいいとこ取りは頂けませんね。
多くの場合、キャバクラ嬢の皆さんは、私のこの主張に一定の理解を示してくれます。
しかしながら、こんなことを言う娘もいるのです。
「でもね、30 万なら出すっていうオヤジもいるんだよ」
ああ、やっぱオヤジが悪いのですね。沈黙してしまう高樹でありました。