2000年5月16日 スケベ本の立ち読みに関する考察


この歳になると、本屋さんでスケベ本の立ち読みなどあまりしないものでありますが、 学生の頃などは、そりゃあもうなかなかの熱意を持って、そういった本の数々を 立ち読みしたものであります。

男性諸氏であれば当然経験していることでありますが、スケベ本の立ち読みには、 ボッキという生理現象がつきまとうのであります。

つまり、「↓」が「↑」に変化するのです。しかしながら、Gパンを履いているときに、 「↓」が「↑」になるのは、とても痛い思いをすることになります。「↓」と「↑」 の間には「←」の状態があるわけで、Gパンのように丈夫で伸縮性のない布地の場合は、 「←」の状態において、ボッキの力と布地の張力とのせめぎあいが生じるのです。

ま、男にしか分からない痛みってやつですな。

その痛みを避けるため、あらかじめポケットに手を入れて、ボッキ前のブツを 「↑」のように上向きにしておく、というのは常套手段であります。

ジャージなどを着用して本屋に来た場合などには、Gパンに比べて痛みは劇的に 軽減されるものの、ボッキ状態を布2枚(パンツとジャージ)を隔てながらも、 世間様にご開帳することとなるため、「しまった」と後悔しつつ、 スケベ本コーナーの前を素通りしたりもするのでありました。

スケベ本コーナーにおける、男同士のせめぎあいもあります。

スケベ本コーナーの広さと、立ち読みしたい男の数のアンバランスによって、 そのせめぎあいが生まれます。

男の心理は微妙です。既に立ち読みのための好位置をキープしていた場合、 脇に割り込もうとした男がいたとしましょう。すると、「にゃろ、ここはオレが キープしてんだから、割り込むんじゃねぇ!」という気持ちと、「いや、 スケベ本の立ち読みにこだわっているわけじゃなくて、ちょっと寄ってみただけ だから、どいてあげてもいいよ。・・・・ほんとはイヤだけど」なんていう気持ちが 相半ばするのです。

結果的には、場所を譲ることなどまずありませんし、強硬に割り込み、「おらおら、 オレはスケベ本を読みたいんだぁーーー!!」という感情をアラワにする人も、 滅多にいません。スケベ本コーナーは紳士サロンであります。

そうすると、立ち読みの男たちは横方向への展開を図るのであります。例えば、 本来であればスケベ本コーナー前での立ち読みキャパは3人位だとしても、 その3人の左右のスペースに立って、立ち読みをするのであります。

時には、本来のキャパの倍以上の人数が、横に大きく広がって立ち読みしていることも あります。そういう店はスケベ本の品揃えが豊富である、と解釈して間違いありません。

スケベ本の立ち読みというのは、一冊の本を熟読するよりも、あれやこれやと とっかえひっかえすることが正しいやりかたです。すると、左右にはみ出して 立ち読みしている人は、本来の位置にいる人の前に身を乗り出して、 「ちょいと失礼」てな感じで、スケベ本を取り替えなければなりません。

この取り替えに当たっては、基本的には誰もが協力的になるものであります。 好位置をキープしている人でも、明日は辺境の地に追い遣られるかもしれません。 困ったときはお互い様です。スケベ本の取り替えのため、ちょっと体の位置を ずらしてあげるのです。やはり、スケベ本コーナーは紳士サロンです。

さて、立ち読みにおける横方向の展開について語りましたが、さらに立ち読み 希望者が増えてくると、横方向への展開では収まらないことがあります。

ほとんどの男たちは、立ち読みキャパの2倍の人が立ち読みしていたら、 その時点での立ち読みをあきらめ、いったんビジネス書とか文庫本とかの コーナーをウロウロして、2 - 3 分後にもう一度スケベ本コーナーに戻ってくる ものです。

あるいは、スケベ本コーナーの近くで、興味のない本を手に取り「フンフン」 などと言いつつ、誰かがスケベ本の立ち読みを終えて、場所が空くのを待ったりします。 スケベ本コーナーは紳士サロンですからね。

しかしながら、中には立ち読みの列の後ろに立って、立ち読みを開始するツワモノも いるのであります。こういう連中に対しては、立ち読みコミュニティは冷たい対応を とります。

人垣の間に手だけを入れて、目的のスケベ本を取り出そうとするのですが、 これは邪魔です。邪魔さで言えば、横はみ出しの人の場合でも似たようなものですが、 後ろから来る奴は、油断していると割り込まれそうな気がするので、どうしても、 対応がとげとげしくなるのであります。

第一、後ろで「↑」になったモノがケツにあたったりしたら、とてもイヤなものです。

まして、その彼が手を伸ばして取った雑誌が「さぶ」だったりしたら・・・

確かに、スケベ本コーナーは紳士サロンなのですが・・・







                        
ここを押すと、私宛てに空メールが届きます。
一言あればどうぞ。

                        
日記猿人の投票ボタンです。
よろしければ、

を押してください。
投票には登録が必要です。
まだ登録されていないかたは、
こちら で。


ご意見、ご感想などは fwjd1945@mb.infoweb.ne.jp までお願いします。

HOME    BBS