「こしゃくな小僧め、名を、名を名乗れ!」
「赤胴鈴之助だぁ!」
こんなフレーズ、知ってる人の方が少ないかもしれません。
今朝のニュースで、ネブラスカ州だかどこかので竜巻が発生して、その映像を流して
いたのですが、それを見ていたら、赤胴鈴之助の得意技の「赤胴真空斬り」
をとーとつに思い出してしまったのでした。
「赤胴真空斬り」という技は、赤胴鈴之助が両手をびゅんと振り回して竜巻を発生させ、
さらに手刀でその竜巻を二つに分断して、二つの竜巻の中に敵を巻き込んで倒す、
というおそろしい技であります。
両手をびゅんとやったくらいで、竜巻なんか起こるはずがない、という主張はもっとも
ではありますが、この手のマンガやアニメというのは、不可能な技が不可欠なのです
から、あまりムキになってはいけません。
でも、私は多少ムキになりたいと思います。でも、不可能だからといって、
それを大人気無く主張しようということではないのです。いーみなーいじゃーん、
の技が嫌いなのです。
つまり、赤胴鈴之助にとって「赤胴真空斬り」は、いーみなーいじゃーんの技なのです。
それは、赤胴鈴之助の主題歌を聞くとよく分かります。
♪ 剣をとっては日本一に
♪ 夢も大きな少年剣士
(後略)
赤胴鈴之助は剣の道で修行を積んでいる少年剣士なのです。でも、「赤胴真空斬り」
は、剣の技ではありません。素手の技なのです。そんな技を使いこなせても、
日本一の剣士にはなれないのです。つまり、いーみなーいじゃーんなのです。
同様のことはいくらでもあります。
例えば、巨人の星、星飛雄馬の「大リーグボール1号」です。この魔球は、
打者のバッティング動作を予測して、そのバットにボールを命中させ、
内野ゴロや内野フライに打ち取るものです。
打者のバットの動きなど正確に予測出来るわけない、というのはもっともです。
しかしながら、ここでは不可能性をあげつらうことを目的とはしていません。
いーみなーいじゃーんをあげつらっているのです。
つまり、バットの動きを予測できたら、わざわざバットに当てなくても、
バットに当たらないようなコースで、ストライクを投げれば良いのであります。
そのほうが簡単に違いありません。バットを狙って投げるのは、いーみなーいじゃーん
なのです。
例えば、キャプテン翼の大空翼くん。彼の得意技のひとつに、シュートを
ゴールポストに当てて、跳ね返って来たところをオーバーヘッドで決める、
というパターンがありました。
いーみなーいじゃーんですね。ゴールポストに当てるコントロールがあるなら、
ゴールのすみっこを狙ったほうが良いですね。当たり前ですね。
私は決して不可能技とか、荒唐無稽技とか、わけのわからない技が嫌いではありません。
むしろ、スカイラブ投法とか、ジャコビニ流星打法とか、陣流九星剣円陣(正確かな?)
とか、ギャラクティカ・マグナムとか、ライトニング・プラズマとか、アテナ・
エクスプロージョンとか(追記:あやや、間違いでした。正しくは、アテナ・
エクスクラメーションです。匿名希望のTさん、ありがとうございました)、
そういうのが大好きといっても過言ではありません。(←好みが片寄っています)
でも、いーみなーいじゃーんは嫌いなのです。
そういう意味では、最近連載が始まった「リングにかけろ!2」は楽しみにして
いるのです。車田正美氏の描くマンガは、人物のプロポーションが妙に崩れていたり、
紙細工の人形みたいに見えたりするのですが、そんなことは関係ないのです。
マンガの技術を超えたところで、豪華絢爛超絶技が炸裂するのです。