「この人とは絶対に寝ないだろうな」と思うことがあります。
テレビで釈由美子を見て「この人とは絶対に寝ないだろうな」というわけでは
ありません。町を歩いていてすれ違っただけの人に対して、そう思うわけでも
ありません。会社でとなりの部署にいて、でもあまり話したこともない女性に
対してそう思う、ということでもありません。
それなりに親しい付き合いをしていて、もっと具体的には、二人だけで会うという
関係になっていて、ふとそう思うことがあるのです。
その女性に魅力がなくて、そんな気になれない、ということではありません。
もちろん、その女性が嫌いだからでもありません。充分に魅力的で、
少なくともセックス出来る程度には好きで(←男の勝手な言い分だ)、
でも、「この人とは絶対に寝ないだろうな」なのです。
女性の側が私に対して、そこまでの気持ちになっていないから、ということでも
ありません。現実的には、そういう理由で「寝ない」という結果になることは
多々あるのですが、「この人とは絶対に寝ないだろうな」という思いは、
女性が私を充分に好きではない、そしてこれからも充分に好きにはならない、
という推測から来るのではないのです。
前にも書きましたが、私は口説くことが苦手であります。「口説く」というほどの、
踏み込んだ会話が出来ないのでしょう。
二人の間にある距離を縮めるために、こちらから踏み出す距離が短いのですね。
もちろん、相手に対する思いの強さによって、踏み出す距離も変わってきますが、
平均的にはきっと短いと思います。
それでも、その小さな踏み出しを「口説き」と解釈してくれて、答えが
Yes か No かは別として、それなりの対応をしてくれる女性もいらっしゃいます。
もちろん、そうでない女性もいらっしゃいます。
どちらが良い悪いという話ではなく、結局は二人の相性なのかもしれません。
女性の側にもその気がないわけじゃない、という前提で考えると、
私がちょっと踏み出した一言に、好意的な反応が返ってくれば、さらに一歩
踏み出せて、さらに好意的な反応が来て、そして最終的にはめでたしめでたし、
となるのですが、私の小さな一歩に女性が気付かないと、うまくいかないわけです。
「この人とは絶対に寝ないだろうな」というのは、この人に対しては自分は
ここまで踏み込めるけど、その程度では彼女はこちらに歩み寄ってはこないだろうな、
という感覚なのです。
「絶対」なんてことはそうそうあるもんじゃないので、実際には、何かのきっかけで、
そういう展開になるかもしれません。こちらの気持ちの問題だったり、
女性がたまたま「さみしいの・・・」状態だったりしたときには。
ということで、「さみしいの光線」をバシバシ発射しているような女性の日記に
興味を持ってしまうのは、男の悲しいサガなのです。