先日、都内某所をクルマで走っていたら、とある看板が目につきました。
「市場から FLESH 直送!」
それを言うなら FRESH だろ? 市場から新鮮な野菜を直送、ってことなら FRESH
だよな。FLESH だったら「市場から肉体直送」じゃねぇーか。
と心の中でツッコミを入れてました。
ところがところが、その看板の店は八百屋さんではなかったのです。「市場」
という言葉から、なんとなく八百屋さんをイメージしてしまったのですが、
実はその店、焼き鳥屋さんだったのでした。
すると、FLESH でも間違いとは言いきれません。FLESH には食肉の意味も
ありますからね。
念のため、家に帰ってから辞書をひいてみました。旺文社の英和中辞典によると、
こんな意味が載っていました。
[食用の]肉(*現在はこの意味では一般に meat を用いる);
[魚肉・鳥肉と区別して]獣肉
ふむふむ。こうなると判断が難しいところです。焼き鳥のための鳥肉を FLESH
と呼ぶのは、間違いとは言いきれませんが、無理があります。
やっぱ、FRESH のつもりで FLESH と書いてしまった、というのが真相かもしれません。
わたし的には(←話題の表現)、FLESH というのはかなり淫靡な単語なのです。
そのむかし、「Flash Gordon」というスペオペ映画(と言っていいのか? それに
スペオペってあまりお馴染みのない単語かな)のタイトルをパクった
「Flesh Gordon」というポルノ映画がありました。
雑誌の紹介記事で見た記憶によると、オチンチンの形をした宇宙船が登場して
いました。きっと、巨大化したり、先端から何かを発射したと想像されます。
「Flash Gordon」の主題歌はたしか QUEEN が唄っていました。
フラッシュ! アアーーー
というフレーズをご記憶の方も多いでしょう。「Flesh Gordon」の主題歌が、
フレッシュ! アアーーー
だったのかどうかは定かではありません。
とにかく、「Flesh Gordon」のせいで、私にとって FLESH という単語はポルノ色に
染まっていたのでした。そんなこともあって、「市場から FLESH 直送!」
に敏感に反応してしまったのでした。
改めて辞書で FLESH の意味を見てみると、私の感覚も間違ってはいないようです。
名詞としては、「肉欲、情欲、色欲」といった意味がありますし、動詞としては、
[肉欲の味を知らせて]・・・の欲情をあおる;[人]を肉欲にふけらせて堕落
させる;[情欲など]を満足させる
なんていう意味があります。辞書に[肉欲の味を知らせて]なんて書いてあるのですよ。
中学生の頃は、この類いの記述を見つけては喜んで、欲情していたものです。
さすがに辞書をオカズにしたことはありませんけどね。
因みに、「flesh one's lust」で「劣情を満足させる」という意味だそうです。