「今の日本の総理大臣は?」という質問に答えられない人って実在しているんですね。
ちょっとしたショックを感じてしまいました。その人は小学生なんかじゃありませんよ。
立派な成人です。
某キャバクラで隣りに座った娘なんですけどね。
「私馬鹿だから〜」みたいなことを言うので、ほとんどジョークのつもりで、
冒頭の質問をしたんですよ。そしたら、「えーと、えーと、誰だっけ?」です。
ついでに「前の首相は?」と聞いてみましたが、もちろん答えられません。
キャバクラでハズレの女の子に当たることはありますが、こういう類いのハズレは
初めてでした。全く脱力してしまって、何も楽しめませんでしたよ。幸いにして、
その娘は長居はしませんでしたけどね。
「頭が悪い」とか「馬鹿」とか「物を知らない」とか、そういう罵倒系の形容は
慎重に行わなければなりませんが、確かに彼女の場合は、そういった形容が
当てはまるのかもしれません。
また、例えば「興味津々」の読み方を知らないとしたら、それも罵倒系の形容に
値するのかもしれません。
でも、キャバクラで隣りに座った娘が「興味津々」を「きょうみつつ」
と読んだとしても、私はそんなに脱力しなかったと思うんですよ。
普通に生活していれば、テレビとか雑誌とか友人との会話とかで、「森総理」
という単語は目にしたり耳にしたりするはずですよね。にも関わらず、
彼女は総理大臣の名前を知らないと言う。頭が良いとか悪いとか、物を知っているとか
知らないとかではなく、彼女の日常生活が想像出来なくて気持ち悪いんですよね。
なんだか宇宙人みたいです。
「興味津々」の読み方を知らないことは想像出来る範疇にあるのですが、
時の首相の名前を知らないことは、とても想像出来ないのですよ。
外務大臣の名前を知らないことなら想像出来ますけどね。
ほんと、どういう風に生活していたら総理大臣の名前から逃れられるのか、
不思議で仕方ありません。例えて言うなら、自分の暮している国の名前が
「日本」であることを知らないとか、自分の勤めている店が新宿の歌舞伎町に
あることを知らないとか、そういうのと同じ気持ち悪さなんですよ。
ちょっとした知識をハナにかけて、彼女の無知蒙昧さを笑っているのとは
違うつもりです。首相の名前を知らないという事実は、確かに「無知」
なのでしょうが、「無知」の質が気持ち悪いんですよね。「きょうみつつ」
には、そういう気持ち悪さは感じません。単に「ああ、知らないんだ」
と思うだけです。笑ってしまうとは思いますけどね。
で、その気持ち悪さがどうしても払拭出来ずに、彼女とは会話を楽しむことが
出来なかったのでした。