昨日、クルマの窓ガラスが曇っても拭かないという話を書いたら、
何件か質問と言うかご意見というか・・・
繰り返しになりますが、私はクルマの窓ガラス、特にフロント・ウィンドウは、
曇ったからといって、基本的にはタオルなどで拭くべきではないと考えています。
もちろん、窓の内側の話をしていますよ。それから、きちんとしたクリーナーを使って、
定期的に掃除することは大いに結構なことです。
拭くべきではないというよりも、曇らせるべきではないし、仮に曇ったとしても、
初期の段階では拭き取らずに曇りを解消できるはず、という言い方の方が正確ですね。
ひどく曇っている状態を前提にして考えてしまうと、拭き取るのもやむを得ない、
ということもあり得るとは思います。
拭き取りに否定的な理由は単純明快です。拭き取った後は、窓ガラス全体に細かい
ホコリとか汚れを薄く塗り付けたような状態になってしまい、光の加減によっては、
窓ガラス全体が白っぽくなって、前方の視認性が落ちて危険だからです。
だから、私は専用のクリーナーで拭くこと以外は絶対にしないようにしているのです。
そもそも、今時のクルマは窓ガラスの内側の曇りを拭き取らなくても良いように
出来ていると思うのですよ。エアコンなどの装備でね。
外気温が低い時、乗車人数が多い時は曇りやすくなります。ドライバーたる者、
窓が曇って来たかどうかは常に気にかけているべきです。ふと気付いたら、
もう真っ白、なんてのはいけません。
曇らせないため、あるいは曇りを取るためにすることは4つあります。
「そんなことくらい知ってる」という方は読み飛ばして下さいませ。
エアコンを内気循環ではなく外気を取り入れるようにします。これは基本中の基本です。
それから、エアコンの除湿機能を働かせます。「A/C」などと書いてあるスイッチが
それです。あれは「冷房」のスイッチじゃありませんよ。温度設定さえ間違わなければ、
暖かい風が出て、かつ除湿も可能です。フルオート・エアコンの場合でも、
マニュアルで確実に除湿機能を働かせるべきです。
それから、風量と吹き出し方向の調整です。デフロスターのスイッチを入れると、
フロント・ウィンドウと両サイドのミラーが見える位置に強い風が当たるように
なります。曇りを取る時には、デフロスターが効果的でしょう。
定常的に曇りを発生させないためには、風量調整も大切です。エアコンが勝手に
調整する風量に頼らず、自分で設定したほうがベターです。もちろん、
曇りやすいときには、風量を多くして換気効率を上げてやります。さらに、
風の吹き出し方向としては、必ずフロント・ウィンドウに当たるようにしておく
必要があります。
最後は、デフォッガーを使うことです。まあ、これはわかりますよね?
常に上記のようなことに気を付けていると、車内の湿度が低く保たれますから、
朝出かけるときに、既に曇っている、なんていうことも、ある程度は避けることが
出来ると思います。
私は生まれも育ちも雪国ですし、大人4人乗車でスキーに行った経験も何回も
あります。外気温マイナス 15 度以下の走行経験もそんなに珍しくありません。
でも、一回たりとも曇りを拭き取った経験はありません。ちょっと曇らせてしまって、
あわててデフロスターのスイッチを入れて、という経験ならありますが、
多くの場合は、上に書いたようなことをしていれば、窓は曇らないものです。
後席のサイドなんかは多少曇ることはありますが、それは運転にはほとんど
支障がないですし。
昨日もらったコメントで、「冬の北海道では拭くしかない」という主旨のものが
あったのですが、どうも納得出来ないのですよ。私は北海道で暮した経験が
ないのですが、北海道だからと言って「拭くしかない」ということはないと
思うのですよ。さすがに、日本のメーカーは日本の冬を乗りきるためのテストは
しているでしょうし、そのテストの中には、窓を曇らせない、
というのもあると思います。「北海道の冬はそんなに甘くない!」と言われると、
反論できないんですけどね。
もし、私が上に書いたようなことを全部していて、それでも曇るなら、
エアコンのフィルターの目詰まりではないでしょうか?
もし一年以上フィルター交換をしていないなら、その可能性が大きいと思います。
フィルターの目詰りは燃費にも影響しますから、定期的な交換をお薦めします。
クルマとは全然関係ないですが、私の母親は石油ストーブの上に常にヤカンを
乗っけていて、そのくせ、窓が結露するのでいつも文句たれてました。
年寄は頑固だから、「ヤカンなんか乗っけとくと、結露しやすいから」
と説明しても、なかなか改めようとはしないのです。ファンヒーターになったら、
さすがにヤカンを乗っけることはなくなりましたけどね。