2001年3月30日 ラーメン好きの悲哀


ラーメン好きにはラーメン好きなりの哀しみがあるのです。

例えばAという店があって、とても評判が良いので一度行ってみたいと思っていたと しましょう。ところが、そこは普段の行動範囲からははずれていて、 なかなか行く機会に恵まれなかったとしましょう。

ある日、仕事で顧客であるB社を訪問することになりました。私の他、 関係する会社の方々数名で訪問するのです。そして、なんとB社は Aの近くにあることが判明したのです。

もし、「13:00 にB社で待ち合わせ」ということなら、私は早めに会社を出て、 Aでラーメンを食べてからB社に向かいます。このパターンなら幸せです。

ところが世の中そうそううまくはいきません。「12:00 に○○駅(最寄り駅)で 待ち合わせて、昼飯を食べながら事前打ち合わせをして、 それからB社に向かいましょう」なんてことになるのです。確かに 事前打ち合わせは必要ですから、私がわがままを言う訳にもまいりません。

駅ビルのレストランで、まずいハンバーグ定食などを食べながらの打ち合わせに なるのです。「あーあ、Aでラーメン食いたかったなぁ」などと思いながら。 で、B社に向かう途中でAの前を通ったりして、煮干しダシのよい香りに、 さらに哀しい気持ちになるのです。

あて、B社での仕事も終わり、私は会社に戻らなければなりません。でも、 若干の時間の余裕があります。お腹は空いていませんが、ラーメン一杯位は 入ります。当然のように「よし、Aに寄ってから会社に戻ろう」などと思うわけです。

しかし、誰かが「そのへんでお茶でも飲みながら、今後の対応方針を 決めてしまいましょう」などと言い出すのです。「そんなの後からメールで・・・」 とは言えませんです、はい。で、お茶を飲みながらうだうだと打ち合わせ。 結局、Aに寄る時間はなくなってしまうのです。ああ哀しい。

1ヶ月ほど前、このパターンがあったのでした。哀しいものです。もちろん、 まだAには行ってませんです。

このパターンも哀しいのですが、全然別のパターンで哀しくなったこともあります。 ちょいと汚ない話なので、心の準備をしておいて下さい。

先日の帰宅途中、某駅のホームで吐瀉物を発見しました。ひらたく言うとゲロです。 酔っぱらいオヤジがやってしまったものでしょう。 もちろん、そのゲロをしげしげと見つめたわけではないのですが、 吐瀉物にはラーメンが含まれているのが分かってしまいました。

それだけなら「あ、きったねぇ」で済む話です。別に哀しくなどなりません。

何が哀しいかというと、「あ、このラーメン、○○のラーメンだ」と分かって しまったのです。ゲロに含まれる麺の太さ、形状、色で店が特定出来たのですよ。 特定しようとして観察したわけじゃないですよ。一瞬見ただけで、 パターン認識が働いて分かってしまったのです。

テレビチャンピオンのラーメン王決定戦なら、麺を見ただけでラーメン屋を 特定出来るのは良いことです。歴代ラーメン王の方々なら、特定能力は私の 100 倍位ありそうですが、それでも、ラーメンのゲロを見て店を特定出来たら、 きっと哀しい思いをするんじゃないでしょうか。

「何でゲロを見て分かってしまうんだぁ・・・・」

ということです。私も哀しかったです。

おそらくゲロの主は、フィニッシュ・ラーメンを食べた後、 駅まで来て気持ち悪くなって、やらかしたのでしょう。

フィニッシュ・ラーメンとして○○のラーメンを食べるのは、 ちょっと辛いと思います。ボリュームはあるし、ブタの背脂はすごい量だし。 酔った時にあれを食べるのは、気持ち悪くなる可能性が高いですよ、きっと。 フィニッシュ・ラーメンとしては、もっとあっさりしたものを選びたいものです。







                        
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