2002年2月20日


蕎麦屋の出前


世の中には、必ず待ち合わせに遅れる人がいます。誰でも時々は遅れてしまうことは あるでしょうし、5 分以内程度の遅れならしばしば、という方もいらっしゃるでしょう。 でも、私がここで言っているのは、ほぼ例外なく、ちょっとした誤差では済まされない 程度に遅刻する人のことです。

打ち合わせが長引いてとか、電車が遅れてとか、そういう理由があって 遅れるのではないようです。私には理解出来ないのですが、 なんとなく遅れるようなのです。

先日、こんなことがありました。

とある女性に夕方の 6 時 20 分位に電話しました。諸々の事情は省略しますが、 これから二人で食事でも、という話になりました。私は自分の今いる場所と現在時刻、 それから彼女の現在地から考えて、「7 時に渋谷でどう?」と提案しました。 すると、彼女は「うん、大丈夫」との答え。待ち合わせ場所を決めて電話を切りました。

私は地下鉄で渋谷に向かいました。渋谷に着いても、7 時までにはちょいと 間がありましたので、本屋さんで時間潰し。ふと思い立って、 携帯のメールをチェックしてみると、彼女からのメールが届いてました。 着信は 6 時 40 分です。内容は「15 分遅れます。ごめんなさーい」 だそうで。

この時点ですでに「?」です。6 時 20 分に会話して、7 時の待ち合わせで合意して、 6 時 40 分には「15 分位遅れます」です。何か予定外の出来事があったのなら 分かりますが、そうでなければあまりにもオソマツです。彼女にとって、 渋谷まで出てくることは日常的なことですから、時間が読めないはずもありません。

さて、私は本屋で時間を潰した後、7 時 15 分に待ち合わせ場所に向かいました。 彼女は来ていません。7 時 20 分になりましたがまだ来ません。電話を入れてみました。 すると「ごめんなさーい、まだ電車の中なの」だそうです。

結局、彼女が待ち合わせ場所に現われたのは 7 時 30 分になろうかという時間でした。 話を聞いてみると、出がけに電話で捕まったとか、電車が遅れたとか、 そういう理由はないのです。それどころか、特に理由らしい理由はないのです。 のんびりとメイク直しなどしていたのかもしれません。 メイク直しに時間をかけたければ、最初から待ち合わせを 7 時 30 分にすればいいだけですし、メールを入れた時点でも 正確な時刻を報告していません。全く理解できない遅刻なのです。

電話の時点では、待ち合わせ場所までの所要時間予測は 40 分以内だったのが、 メールの時点では、その時点から 35 分、電話からは 55 分になってます。で、 最終的には、メールから 50 分、電話からは 70 分の所用時間でした。 特に理由がないにもかかわらず、これだけ大きな誤差が生じることが信じられません。

これではまるで、蕎麦屋の出前です。

特に理由もなく遅刻し、遅刻の連絡でも正しい到着時刻を言えない。 こういう人は実在しています。良し悪しは別にして(明らかですけどね)、 方向オンチと同じレベルのことで、本人にはどうしようもないのかもしれませんね。

脳の構造や働きと方向オンチが関連しているという説がありますが、 時間にだらしないことも、脳の構造や働きにその原因を求めることが 出来るのではないかと、素人考えで思ってます。もしかしたら、 既にそういう研究があるのかもしれませんが。




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