坂口憲二といえば最近旬の俳優さんです。そして、良く知られたことですが、
彼のお父さんは新日本プロレス会長の坂口征二氏です。
坂口征二氏は元プロレスラー。柔道日本一の経験もあり、
日本人離れした体格と体力の持ち主でした。
プロレスラーとしては、器用なほうでも華があるほうでもありませんでしたが、
その実力はファンの誰もが認めるところでした。
アントニオ猪木が常に中心にいた新日本プロレスにあって、
坂口氏はエースの引き立て役をつとめることが多く、
フォールされてしまうこともしばしばあったのですが、それでも、「坂口最強説」
を主張する人は少なくありませんでした。彼の全盛時代においては、
私もそれに賛成です。まあ、ファンの勝手な思いですから、
全く的外れなのかもしれませんけどね。
「坂口最強説」が正しくても間違っていても、別にどうでも良いのですが、
昨日は坂口憲二も出演していたドラマ「恋のチカラ」が最終回でした。
って、別にこれまでも見ていた訳じゃありません。
同居人はほとんど毎回見ていたようですが、私は何回か見たような見ないような、
小田和正の歌がやたら BGM で流れていたのは知ってますけど、
ストーリーはほとんど分かってません。
で、最終回。「恋のチカラ」に限ったことじゃありませんが、
ドラマの最終回は、普段よりも何分か時間が延長されることが多いようです。
ビデオに録画しておいて後で見ようとして、最後の何分かだけブチ切れていて、
唖然呆然という経験をしたことのある方は多いと思います。
この最終回の時間延長は、どのような理由によるものでしょうか?
最終回のストーリーを 1 時間に収めるのが無理だから、
なんていう理由のはずがありませんよね。最終回にありがちなのは、
大した意味もない回想シーンの連続とか、妙に間延びした展開でして、
普通に作ったら、時間延長どころか 30 分で収められそうな内容です。
人気ドラマの最終回は視聴率が稼げますから、時間延長してスポンサーからの
広告収入をアップさせよう、という理由はあるでしょうね。
広告収入の観点からは、当然と言えば当然の措置ですが、
ビデオ予約をしている視聴者としては、納得出来ないでしょうね。
例えば、通常だと夜の 10 時から 10 時 54 分がそのドラマの時間帯だとしましょう。
そして、時間を 10 分延長して 11 時 4 分までにしたとしましょう。
すると他局で 11 時からはじまるニュース番組を潰すことが出来るわけです。
そのドラマが終わってから、他局のニュース番組にチャンネルを変える人も
いるでしょうが、「途中から見ても・・・」ということで、チャンネルは変えずに、
ドラマのチャンネルのニュース番組に突入する人だって多いはずですから。
私が想像するに、時間延長の理由は主にこの二つではないかと思います。
まあ、こういっちゃなんですが、競争の手段がセコイですね。
最近目立って来た現象としては、例えば 9 時 54 分に始まる 1 時間番組です。
つまり、9 時ちょうどとか 10 時ちょうどとかではなく、
それより数分早く始まるのです。これなんかもセコイ手段での競争ですね。
「番組は xx 時 0 分に始まらなければならない」なんて規則はないでしょうけど、
視聴者にとってみれば、区切りが良い方が便利なわけです。
8 時から 9 時は 4 チャンネルを見て(あるいは録画して)、
9 時から 10 時は 8 チャンネルで、と自由に選べますからね。
それに、9 時ちょうどに始まるつもりでいたら、実は 8 時 54 分に始まっていて、
最初の数分を見逃してしまった、という経験もみなさんお持ちでしょう。
テレビ各局が競争するのは大いに結構ですが、視聴者の不利益になるような、
反則技を駆使した競争はいかがなものかと思うのでした。このままいくと、
番組の開始時間や終了時間は、どんどん不規則になっていって、
収集がつかなくなるかもしれません。
電話料金などの値下げ競争と違って、消費者(視聴者)の利益にならないばかりか、
行き着く先がすこぶるアホくさいのです。
例えば、Aテレビが 9 時 54 分スタートにしたら、B放送は 9 時 52 分スタート、
そしてそれを見ていたテレビCは 9 時 49 分スタート、さらにAテレビも負けじと
9 時 46 分スタート・・・・、
と果てしなく意味のない展開に陥ってしまいますからね。
そして、それがあまりにそれがひどくなると、テレビ各局で相談して、「ここはひとつ、
視聴者の混乱を避けるために、50 分より早くスタートするのはやめにしよう」
などと決めたりして。
だったら最初から、ちょうどスタートのままにしとけ、
と思わずにはいられないのでした。アホくさ。