2002年4月15日


世界限定


先日、テレビをつけたままにして PC をカチャカチャしていました。 テレビなんて見ていないのですが、たまたまつけたままになっていたのです。 いわゆるテレビ・ショッピングの類いの番組をしていました。

髪がずいぶんと薄くなった若林豪さんが出演していて、ZIPPO のオイル・ライターを 紹介していました。別に興味の対象ではありませんし、 特に注目はしていなかったのですが、ふと気になる一言が聞こえてきました。

「このライターはせかいげんていで・・・・」

せかいげんてい・・・?

何じゃそりゃ、と思い画面を見ると「世界限定」の文字がありました。 私は不勉強にして「世界限定」の意味が全く分かりません。 「日本限定」ならわかります。ZIPPO は世界的なブランドですが、 このモデルに限っては日本だけで発売している、という場合なら「日本限定」 ですね。それなら分かるのですが「世界限定」は意味不明です。

月では売っていません、という意味でしょうか。だとしたら「世界限定」ではなく 「地球限定」と言って欲しいところです。

通常、商品の宣伝として「○○限定」と言う時には、「数量限定」とか 「期間限定」とか「○○地区限定発売」とかです。それぞれに、 意味も分かりますし宣伝文句としての意義も分かります。

ところが、「世界限定」は意味も分かりませんし、もちろん宣伝文句としての 意義もさっぱり分かりません。

若林豪さんと司会役の女性は、何回も「世界限定」を繰り返していました。 きっとその商品にとっては「世界限定」がウリなのでしょう。意味不明ですけど。

私の想像ですが、この企画に関わった人達はわざと意味不明な「世界限定」 という言葉を使っているのでしょう。深く考えもせずに「限定」という言葉につられて 買う気になればそれはそれでよし。「何か変な言葉」と思われても、 その言葉で番組に注意を払ってもらえれば、それはそれで良し。 ギャグだと思われてもよし。

このような深謀遠慮があったに違いありません。ですから、私がここでこんなことを 書いているのは、まんまと彼らの作戦にはまっているのです。 恐るべし「世界限定」であります。

それにしても、仕事とは言え「世界限定」などというアホくさいセリフを言わされる 若林豪さんは可愛そうです。映画やドラマならそんなことはありませんが、 あのような番組でアホなことを言っていると、ご本人の素からしてアホに見えがちです。 正直に台本通りのセリフを言っているという意味では、映画と変わらないのですが、 そうと分かっていても、素で話しているような印象があるもので。




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