何年も前からずっと気になっている言葉があります。おそらく、
もっともっと前から使われていたとは思うのですが、
気になり始めたのが 10 年位前でしょうか。
普段の生活の中でその言葉を耳にするのは、社外の方との打ち合わせの席上が
多いですね。先方から何かの質問があり、その質問に誰かが答えるわけですが、
答えの前に「えーとですね」と付いてしまうんですよ。
「その新製品ですが、価格帯はどの位になりますか?」
「えーとですね(と言いつつ、資料をペラペラとめくって)、
最小構成で 48 万円からになります」
こんな感じで使われます。
「えー」ならばまだよろしい。「えーと」は友人とか同僚とかなら問題ありませんが、
社外の人との打ち合わせの席上で使うのは、あまり好ましくありません。
いや、ついつい出てしまうこともあるかもしれませんけどね。
社内の会議なら、発言者はあまり緊張していませんし、それほど丁寧な物言いを
心掛ける必要もないですから、「えーとですね」はあまり出てきません。
ところが、社外の方との打ち合わせだと、ボロボロと出てくるのです。
もちろん、使わない人は全然使いませんが、「えーとですね」を使う人は、
「えーとですね」の連発なのです。
「えーとですね」が出る度に、私は背中がムズムズとするのです。
やめて頂きたいのです。でも、会議の席上ではそんなことは言えませんし、
会議が終わった頃には、そんなことは忘れてしまっているのです。
「えーとですね」は「えーと」の丁寧語でありましょうか?
妙にヘンですよね。くだけた物言いの後に「ですね」と付けたからといって、
それが丁寧な物言いになるかというと、そんなことはないわけでして、
違和感だけが際立ってしまいます。私にはそのように感じられます。
「えーとですね」を使う人の年齢層には特に傾向がないように思います。
若者も使いますし、30 代、40 代も使います。それ以上の年代ではよく分かりません。
このように、打ち合わせの席で耳にして、「ヘン!」と思っていた
「えーとですね」なのですが、最近はテレビでも耳にするようになって来ました。
「ニューヨークの高樹さん、この株価の急落について、
地元のメディアはどんな反応を示していますか?」
「えーとですね、比較的冷静な受け止め方をしています。
半導体大手の○○の今期の業績予測が下方修正されたことで・・・・」
こんな感じです。まあ、打ち合わせの席上で使われるのと基本的には一緒ですね。
英語で言うなら Well.... といったところなんでしょうが、「えーとですね」
はかっこ悪いでございます。「えー」だけでやめとけば無難なんですが、
「と」を付けたばかりに、失礼になってはいけないので、
「ですね」までつけるハメになって、つけないよりもさらにドツボにはまってしまう、
という不幸なパターンです。
いや、既に「えーとですね」自体が一人歩きしているのかもしれません。
私は「えーとですね」はかっこ悪いと思ってますが、もしかしたら、
ほとんどの方はそうは思わないかもしれませんし。
どうなんでしょう、皆さんは「えーとですね」についてどう思いますか?