2002年5月13日


絵文字の没個性


ここ 2 - 3 ヶ月、携帯メールの送受信の回数が非常に増えております。 一日平均で、10 往復以上はしていそうです。高校生なんかに比べれば、 この量は全然多くはないのかもしれませんが、私にとってはかなりのものなのです。

いつでもどこでも読み書き出来るので、確かに便利です。ちょっとした暇を見つけて、 ちょっとしたメールを書くことも珍しくありません。

携帯メールの大雑把な内訳は、キャバクラ関係が 60% で、ネット関係が 35%、その他 (仕事も含む)が 5% といったところで、キャバクラ関係が圧倒的な割合を占めています。 キャバ嬢さんたち、というより最近の若い娘は携帯メールが好きですから、 特に用事がなくとも、頻繁にメールをくれます。まあ、営業という面はあるにせよ、 ベースには携帯メール好き、ということがあるでしょう。

彼女達はメール本文の中に絵文字を多用します。「。」は使わずに、 「。」の代わりに必ず絵文字で終わると言っても過言ではありません。 ニカッと笑った顔のマークとか、ハートマーク(何種類もある)とか、 悲しい顔のマークとか、上向き曲線の矢印(気分が上向きなことを示す)とか、 逆に下向き曲線の矢印とか・・・・

ここで原文をそのままの見た目でお見せ出来ないのが残念ですが、絵文字らしいのを使って、 なんとか再現してみましょう。◎や○はハートマークのつもりで、〒はメールマーク (封書のイメージ)のつもりです。

今日はラストまで働いたからすっごく疲れたちゃった↓ でも、 高樹さんが来てくれたから嬉しかったよ^_^ 来月はゆきの誕生日だから、また会えるといいな◎ また〒するね^_^ おやすみなさい○

まあ、こんな感じです。「。」は使われてません。文の最後は必ず絶対に絵文字なのです。

男性の方で(女性でもいいですが)キャバ嬢さんなり 20 歳前後の女性から、 日常的に携帯メールを受け取ってる人は、この例を見て「同じだ・・・」と思いませんか?

そう、見事に同じで見事に没個性なんです。誰からのメールもこんな感じなのですよ。 文面自体も没個性といえば没個性ですが、 簡潔な文章なんでそんなに個性的にもなれないことでしょう。ただ、 絵文字の使い方が全く同じでして、それが没個性化をさらに加速してしまっているんですよね。

本来は文章の中でアクセントとなるべき絵文字なのですが、 若い娘全体にワンパターンな乱用が広まることにより、 彼女達の文章全体を没個性なものにしてしまっているのです。 本当に怖くなるくらい、彼女達の書くメールは同じに見えるのです。 文章で自分の微妙な心情を表現することは完全に放棄し、 絵文字のニッコリ・マークに頼りきっているのです。

あげくに、「高樹さんのメールには絵文字が入ってないから、怒っているのかと思っちゃった」 だそうで。まあ、携帯メールは打つのに時間がかかるので、簡潔な表現にしてしまいますから、 無愛想に見えても仕方ありませんが、文そのものを評しているのではなく、 「絵文字が入ってないから」というところが恐ろしいです。

携帯メールの絵文字は特殊文字ですが、一般のメールでも顔文字とか(笑)とか(はあと)とか、 似たような意図で使われる表現があります。顔文字や(笑)の是非を論じるつもりはありませんが、 私自身はほとん全く使いません。もちろん、携帯メールで絵文字も使いません。

いい歳して恥ずかしい、というのがその理由だったのですが、今後は「自分らしさを失わないため」 などという高尚な理由も付け加える必要があるかもしれません。

彼女達が一般のメールを使うようになったら、やはり「。」は使わずに、 最後は顔文字や(笑)になってしまうのでしょうか・・・・?

恐ろしいことです。




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