CAN

 

 

Story Of CAN

 1968年7月 イルミン・シュミット、デビッド・ジョンソン、ホルガー・シュカイ、ヤキ・リーベツァイト、ミヒャエル・カローリの5人により、ドイツのケルンでカンはスタートした。
 イルミン・シュミットは1937年5月29日ベルリンに生まれた。彼はドルトムント音楽院でピアノやホルンを学び、フォルクヴァング・アカデミーでは、作曲、音楽理論、管弦楽指揮等の正式教育を受けたクラシック・エリートだった。さらにケルンでシュトックハウゼン、リゲティ、ベリオらのもとで現代音楽を学び、アーヘン市立劇場の指揮者兼音楽監督としての職につき、数々の交響楽団の指揮者としても活躍した。新進指揮者としてドイツ放送賞をはじめ数々の賞を授与されたが、「クラシック音楽においては、聴衆と演奏者の間には何の連帯感も生まれない」ことを自覚し、1967年に初めてロック・ミュージックに耳を傾けた彼は、カン結成へ向けて動き始める。
 デビッド・ジョンソンはアメリカ生まれの前衛作曲家で、ケルン在住時のセッションが元になりカン結成へ参加する。
 ホルガー・シュカイは1938年3月24日旧ドイツ領ダンツィヒ(現ポーランド領グダニスク)に生まれた。1945年ドイツ敗戦後、一家は西ドイツへ移住した。子供の頃からラジオが好きで、家電製造工場の臨時工員として働きながらラジオ、テレビ等の基礎技術を習得し、その後の彼の活動の基盤はこの頃はぐくまれた。その後デュースブルク、ベルリンの音楽学校でクラシックのギターやバスを学んだが、この頃彼はジャズに傾倒し、アマチュア・ジャズ・フェスティバル等にも出場している。1963年からシュトックハウゼンのもとで作曲を学び、イルミン・シュミットとの交流もここから始まった。1966年高校の音楽教師としてスイスへ行った彼は、そこでミヒャエル・カローリと出会う。ミヒャエルはシュカイのギター講座の生徒であった。ホルガー・シュカイが初めて聴いたロック・ミュージックは、ミヒャエルが聴かせたビートルズの「アイ・アム・ザ・ウォルラス」だったという逸話があるが、ここから彼は急速にポップ・ミュージックへ向かう。
 ヤキ・リーベツァイトは1938年5月26日ドレスデン近郊のオストラウに生まれた。彼はジャズ・ドラマーとしてスペインのクラブで働き、チェット・ベイカーやテテ・モントリューらジャズ界のビッグネームとも共演した。1966年にはドイツへ返りマンフレート・ショーフのクインテットへ参加した。カン結成時のメンバーの中で、ミュージシャンとしての経験では彼が一番だった。彼の高度なテクニックに裏付けられたユニークなドラミングこそ、カンというグループの核であった。
 ミヒャエル・カローリは1948年4月29日シュトラウビングに生まれた。子供の頃よりバイオリン、バンジョー等に親しみ、13才の時初めてギターを手にした。その後ジャンゴ・ラインハルト、ウエス・モンゴメリーらジャズ・ギタリストに傾倒したが、年齢的に見てもカンのメンバーの中で唯一ロック世代に属する彼は、ジミ・ヘンドリクスにも大きな影響を受けた。様々なスタイルのギター・プレイを身に付けた後、ホルガー・シュカイに誘われてカン結成に参加する。

  彼らは、お金持ちの友人が貸してくれたネルフェニヒ城をスタジオに模様替えして「インナー・スペース・スタジオ」と名付け、様々なセッションを重ねながら方向性を模索していた。
 1968年秋、ボーカリストとしてマルコム・ムーニーが参加。マルコム・ムーニーはアメリカ生まれの造形芸術家だった。「マルコムはカンに加わる前は全く歌った事が無かったんだ。彼は彫刻家だったからね。彼は僕らと一緒になって初めて歌ったんだ。僕らは皆、どうしていいか分からずに音楽をやろうとしていた。マルコムは僕らに何かを示してくれたんだ。」(ホルガー・シュカイ)
 マルコム・ムーニーが加わり方向性が見えてきたカンだったが、ファースト・アルバム録音の直前にデビッド・ジョンソンが脱退してしまう。アクシデントの中、5人で録音セッションを重ね、ファースト・アルバム「Monster Movie」を完成させる。1969年、「Monster Movie」は自主制作という形で、ミュージック・ファクトリーという小レーベルから500枚のみリリースされ好評を博し、1969年12月、独ユナイテッド・ア−ティスト・レーベルから再リリースされた。

 1969年12月、マルコム・ムーニーが精神的な問題からグループを離れ、1970年5月、ヨーロッパ放浪中の日本人、ダモ・ケンジ・鈴木が、グループに迎えられた。

  1950年1月16日、神奈川県生まれのダモ・鈴木はミュンヘンでホルガー・シュカイとヤキ・リーベツァイトに出会い誘われるままにケルンでのカンのコンサートで歌い、そのままボーカリストとしてカンの一員になってしまった。「ダモを僕は街で見つけたんだ。ヤキと僕がカフェにいるときにダモがやってきた。ダモにカンのコンサートで歌ってみる気はないかって言ったら、他にする事はないから歌ってみよう・・って言ったんだ。こうしてケルンでの最高のコンサートが始まった。一騒動だったよ。ダモが歌い始めるとサムライのような印象を観客に与えたんだ。」(ホルガー・シュカイ) 放浪の日本人ヒッピー、ダモ・鈴木はカン加入時点でまだ20才であり、ミヒャエル以外のメンバーより10才以上も若かった。「歌うというよりマイクに息を吹きかける」と評されたダモ・鈴木のボーカルはバンドのミスティックな部分とマジカルな部分に大きく作用した。                                                              1970年秋、2作目「Soundtracks」発表。これは彼らがこなしていた映画音楽の中の5作品から7曲を集めたもので、マルコム・ムーニーが2曲、ダモ・鈴木が4曲でそれぞれボーカルをとっている。映画音楽の寄せ集めとは思えないほど聴き応えのある曲が多く、この頃の彼らのテンションの高さがうかがえる。ダモ・鈴木がボーカルをとる「Mother Sky」はその後のステージでもよく演奏され、ファースト・アルバム収録の「Yoo Doo Right」と並ぶ代表曲の一つとなった。1971年、3作目Tago Mago」発表。LP2枚組だが、もともとは1枚で出す予定だった物にスタジオでのアウトテイク等を集めた1枚を加えた形で発表された。その1枚目はファースト・アルバムからの流れを感じさせる演奏が収められており、ダモ・鈴木のボーカルも冴えわたっている。問題は2枚目で即興演奏らしき混沌から生まれたエネルギーをそのまま編集したような「Aumgn」と「Peking O」が収録されており、すさまじいパワーをもった映画音楽のようである。「Tago Mago」にはカンの整合感と混沌とした感覚がそれぞれ収められ、それがこのアルバムの評価をさらに高めている。     

1972年、4作目「Ege Bamyasi」発表。「Tago Mago」に比べて混沌とした部分が薄れ聴きやすくなっている。前作発表後、スタジオをネルフェニヒ城からケルンの旧映画館へ移したが、「インナー・スペース・スタジオ」という名前と2トラック・テープレコーダーでの録音というローファイぶりはかわらなかった。このアルバムにはテレビドラマの挿入曲として20万枚を売るヒットとなった「Spoon」が収録されているが、今までに比べて軽やかさが感じられるのは、この曲ばかりではなく全体的に洗練されてきたためと思われる。「Soup」のような長めで即興やテープ・コラージュを施したような曲もあるが全体に短めの曲が多く、「Sing Swan Song」、「Vitamin C」などの構成のはっきりした曲が入っていることも、このアルバムに以前にない軽やかさやまとまりを感じる一因である。
 1973年春、60日間に渡るヨーロッパ・ツアーを終えた彼らは5作目の録音に入り、1973年秋、「Future Days」をリリースする。このアルバムではこれまでの彼らに見られた即興性や攻撃的な部分は影をひそめ、計算された隙のない音楽へと変貌をみせている。音色の快感とでもいうべき心地よさのある音楽であり、何が起こるかわからないといったアナーキーな部分は排除され、調和のとれた1枚にしあがっている。明らかにイルミン・シュミット、ホルガー・シュカイ、の色が強くでた音楽ともいえる。クラッシック、現代音楽を経てロック・ミュージックのアナーキーさに衝撃を受けた彼らが、再び交響楽のような洗練された音楽へ向かい始めたともいえるのではないか。「Future Days」以降のアルバムは作品の完成度という点ではどれを取っても非常に高く技術面でも安定している。だがシンプルで時にどこか物悲しいクールな情熱といったような感覚は、これ以降の彼らからは見られなくなってしまった。 1973年11月、ダモ鈴木は「エホバの証人」に入信しカンを脱退する。 

 
 1974年10月、英国内のみ15000枚の限定発売という形で「Limited Edition」がリリースされた。このアルバムは97ペンスという低価格で販売され、英ユナイテッド・アーティスト・レーベルがカンのイギリスでの成功をもくろんで発売した戦略盤だった。事実カンも英国ツアー、BBC出演等この頃精力的にこなしていた。「Limited Edition」はマルコム・ムーニー在籍時の1968年から1974年5月までの未発表曲集でファンのみならずプレスからも絶賛された。 
 1974年12月、「Soon Over Babaluma」発表。レゲエ、ラテン、サンバ、タンゴ等中南米音楽を彼らなりに再構築したもので、懐の深い完成度の高い1枚に仕上がっている。 
 1975年、「Landed」発表。楽しいアルバムだが進むべき方向を模索しているようにも見うけられる。ちなみにインナー・スペース・スタジオに、2トラックに代わり16トラックのテープ・レコーダーが入り、このアルバム以降使用されている
。  
 1976年、「Unlimited Edition」発表。このアルバムはLP2枚組として発売された。その1枚目は1974年に発売された「Limited Edition」であり、2枚目も1968年から1975年までの未発表曲が収録されている。マルコム・ムーニーからダモ・鈴木、時代の曲が19曲中15曲収められており、かつての彼らが持っていたミステリアスな感覚や膨大なエナジーが蘇ってくる傑作である。
 同じく1976年、「Flow Motion」発表。これ以降のアルバムにかつてのカンが持っていたアナーキーなパワーや魔術のような魅力はない。というよりもフリーキーな2人目のボーカリストが脱退した時点から、いろいろな音楽を取り入れた実験をしながら工業製品のようにクオリティーの高い完成品の音楽を作り出す方向に彼らは向かったからである。「Flow Motion」の1曲目、「I Want More」はイギリスでシングル・カットされ26位まで上がり彼らのイギリスでの最大のヒットになった。 
 1977年、「Saw Delight」発表。このアルバムから元トラフィックのロスコー・ジー(ベース)とリーボップ・クワク・バー(パーカッション)が加わり、演奏面では全く破綻が無いものの面白みも無くなってしまった。 
 1978年、「Out Of Reach」発表。演奏者としてホルガー・シュカイは未参加となり内容も精彩を欠いている。ちなみにこのアルバムだけが唯一CD化されていない。 
 1979年、「Can」発表。新たな突破口も無く、グループとしての活動に必然性を感じなくなっていたメンバーはそれぞれのプロジェクトへ活動の場を移し、カンというグループの歴史はここで幕を閉じる。
 

 その後、カンとしては1981年、「Delay 1968」発表。これは1968年から1969年、マルコム・ムーニー在籍時の未発表曲集で当時のネルフェニヒ城でのセッション風景が目に浮かぶ1枚である。 
 1986年、「Monster Movie」録音時のメンバー5人が集まり、1枚限りのカン再結成が実現した。1989年、この録音は「Rite Time」として発表されたが、「Yoo Doo Right」で見られたような自然発生的なマジックは残念ながらここでは見られない。
 1995年、「The Peel Sessions」発表。1973年から1975年までのBBCラジオでのライブが全て収められている。6曲中、ダモ・鈴木在籍時のものは1曲だけだが、この「Up The Bakerloo Line With Anne」を聞けばそのフリーキーかつスリリングなパフォーマンスに圧倒されるだろう。                             


  Discography

Monster Movie (Original Music Factory盤) (1969)

                  

Monster Movie (1969)                 
1.Father Cannot Yell (7:01)
2.Mary,Mary So Contrary (6:16)
3.Outside My Door (4:06)
4.Yoo Doo Right (20:14)






Soundtracks (1970)
1.Deadlock (3:25)
2.Tango Whiskyman (4:02)
3.Deadlock(Titlemusic) (1:40)
4.Don’t Turn The Light On,Leave Me Alone (3:42)
5.Soul Desert (3:46)
6.Mother Sky (14:30)
7.She Brings The Rain (4:04) 

 

 

Tago Mago (1971)
1.Paperhouse (7:29)
2.Mushroom (4:08)
3.Oh Yeah (7:22)
4.Halleluhwah (18:32)
5.Aumgn (17:22)
6.Peking O (11:35)
7.Bring Me Coffee or Tea (6:47)

                    

 

Ege Bamyasi (1972)
1.Pinch (9:28)
2.Sing Swan Song (4:18)
3.One More Night (5:35)
4.Vitamin C (3:34)
5.Soup (10:25)
6.I’m So Green (3:03)
7.Spoon (3:03)

 

 

Future Days (1973)
1.Future Days (9:34)
2.Spray (8:28)
3.Moonshake (3:02)
4.Bel Air (20:00)

 

 

 

 

Limited Edition (1974)
1.Gomorrha (5:41)
2,Doko E (2:26)
3.LH 702 (Nairobi/Munchen) (2:11)
4.I’m Too Leise (5:10)
5.Musette (2:08)
6.Blue Bag (Inside Paper) (1:16)
7.E.F.S. No.27 (1:47)
8.TV Spot (3:02)
9.E.F.S. No.7 (1:05)
                 10.The Empress And The Ukraine King(4:40)
                 11.E.F.S. No.10 (2:01)
                 12.Mother Upduff (4:28)
                 13.E.F.S. No.36 (1:55)

Soon Over Babaluma (1974)
1.Dizzy Dizzy (5:40)
2.Come Sta,La Luna (5:44)
3.Splash (7:47)
4.Chain Reaction (11:12)
5.Quantum Physics (8:33)

                                    

 

 

Landed (1975)
1.Full Moon On The Highway (3:28)
2.Half Past One (4:34)
3.Hunters And Collectors (4:17)
4.Vernal Equinox (8:39)
5.Red Hot Indians (3:34)
6.Unfinished (13:20)

 

 

 

Unlimited Edition (1976)
1.Gomorrha (5:41)
2.Doko E (2:26)
3.LH 702 (Nairobi/Munchen) (2:11)
4.I’m Too Leise (5:10)
5.Musette (2:08)
6.Blue Bag (Inside Paper) (1:16)
7.E.F.S. No.27 (1:47)
8.TV Spot (3:02)
9.E.F.S. No.7 (1:05)
                10.The Empress And The Ukraine King (4:40)
                11.E.F.S. No.10 (2:01)
                12.Mother Upduff (4:28)
                13.E.F.S. No.36 (1:55)
                14.Cutaway (18:49)
                15.Connection (2:20)
                16.Fall Of Another Year (3:20)
                17.E.F.S. No.8 (1:37)
                18.Transcendental Express (4:37)
                19.Ibis (5:00)

Flow Motion (1976)
1.I Want More (3:29)
2.Cascade Waltz (5:35)
3.Laugh Till You Cry,Live Till You Die (6:43)
4. .......And More (2:43)
5.Babylonian Pearl (3:29)
6.Smoke (E.F.S. No.59) (5:15)
7.Flow Motion (10:23)

 

 

Saw Delight (1977)
1.Don’t Say No (6:28)
2.Sunshine Day And Night (6:02)
3.Call Me (5:33)
4.Animal Waves (15:19)
5.Fly By Night (4:07)

 

 

 

Out Of Reach (1978)

Can (1979)
1.All Gates Open (8:16)
2.Safe (8:36)
3.Sunday Jam (4:17)
4.Sodom (5:43)
5.Aspectacle (5:52)
6.E.F.S. No.99 ”CAN CAN” (3:16)
7.Ping Pong (0:25)
8.Can Be (3:00)

 

Can Delay 1968 (1981)
1.Butterfly (8:20)
2.Pnoom (0:26)
3.Nineteen Century Man (4:18)
4.Thief (5:03)
5.Man Named Joe (3:54)
6.Uphill (6:41)
7.Little Star Of Bethlehem (7:09)

 

 

Rite Time (1989)
1.On The Beautiful Side Of A Romance (7:27)
2.The Withoutlaw Man (5:00)
3.Below This Level (Patient’s Song) (3:43)
4.Movin’Right Along (3:24)
5.Like A New Child (7:41)
6.Hoolah Hoolah (4:31)
7.Give The Drummer Some (6:44)
8.In The Distance Lies The Future (4:02)

 

The Peel Sessions (1995)
1.Up The Bakerloo Line With Anne (18:48)
2.Return To BB City (8:26)
3.Tape Kebab (8:58)
4.Tony Wanna Go (14:31)
5.Geheim (Half Past One) (6:42)
6.Mighty Girl (8:41)




Compilation

Cannibalism 1 (1978)
1.Father Cannot Yell (7:05)
2.Soup (3:03)
3.Mother Sky (6:41)
4.She Bring The Rain (4:07)
5.Mushroom (4:31)
6.One More Night (5:37)
7.Outside My Door (4:11)
8.Spoon (3:09)
9.Halleluwah (5:39)
                10.Aumgn (7:18)
                11.Dizzy Dizzy (3:30)
                12.Yoo Doo Right (20:20)

Cannibalism 2 (1992)
1.Uphill (6:16)
2.Pnoom (0:25)
3.Connection (2:55)
4.Mother Upduff (3:35)
5.Little Star (6:25)
6.T.V.Spot (0:37)
7.Doko E (1:44)
8.Turtels Have Short Legs (3:13)
9.Shikaku Maru Ten (2:08)
                10.Gomorrha (3:35)
                11.Blue Bag (1:15)
                12.Red Hot Indians (4:12)
                13.Half Past One (3:52)
                14.Flow Motion (3:56)
                15.Smoke (1:50)
                16.I Want More And ..... (6:01)
                17.Laugh Till You Cry (3:45)
                18.Aspectacle (2:48)
                19.Animal Waves (8:09)
                20.Sunshine Day And Night (2:30)
                21.E.F.S. No.7 (1:05)
                22.Melting Away (1:31)

Anthology 25 Years (1994)
CD No.1
1.Father Cannot Yell (7:05)
2.Soup (3:03)
3.Mother Sky (6:41)
4.She Brings The Rain (4:07)
5.Mushroom (4:31)
6.One More Night (5:37)
7.Outside My Door (4:11)
8.Spoon (3:09)
                  9.Halleluwah (5:39)
                10.Aumgn (7:18)
                11.Dizzy Dizzy (3:30)
                12.Yoo Doo Right (20:20)

                 CD No.2
                 1.Uphill (6:25)
                 2.Mother Upduff (4:30)
                 3.Doko E (2:27)
                 4.Musette (2:25)
                 5.Blue Bag (1:15)
                 6.T.V.Spot (3:04)
                 7.Half Past One (4:37)
                 8.Moonshake (3:02)
                 9.Future Days (9:28)
                10.Cascade Waltz (5:38)
                11.I Want More (3:30)
                12.Animal Waves (8:09)
                13.Don’t Say No (6:35)
                14.Aspectacle (3:06)
                15.Below This Level (3:13)
                16.Hoolah Hoolah (3:31)
                17.Last Night Sleep (3:35)


Bootleg

Mother Sky
1.Standing So High (19:31)
2.Bring Me Tea or Coffee (21:56)
3.I Don’t Care (9:10)
4.Mother Sky (11:57)
5.Spoon (10:32)

Live In Berlin,Germany, June 1971

                                                                       


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