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題名 著者 初版発行日 |
感想 |
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1 |
キッシンジャーからの警告! 2000年日本が再起する条件
ヘンリー・キッシンジャー、日高義樹
青春出版社 初版1999年7月10日 |
キッシンジャー博士と日高義樹が処処の問題について語る。日本に関してキッシンジャーは、「日本人はマラソンランナー」と批評している。皮肉を込めて言っている訳ではないようだが、やはり「日本人は鈍い」と言われているような思いになる。 本の題名には、日本が再起する条件と書いてあり、日本のことのみについて触れてあるように思えるが、実際には、北朝鮮、中国、中東、ロシアについても書かれてある。アメリカの世界戦略を日本に紹介している本、と捉えるのがいいと思う。 |
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2 |
中国畸人伝
陳舜臣
新潮文庫 |
中国の変わり者の話を集めた短編集。畸人伝と言ってもさまざまであり、自由気ままに生きた人ばかりではなく、権力闘争から知恵を働かせて自分の身を守った王戎、人生の中でほんの数年間、集中的に遊びまくった杜牧など、一言では言い表せない人物の話が集められている。 |
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3 |
硫黄島に死す
城山三郎
新潮文庫 |
戦中、戦後に関する小説を集めた短編集。戦車部隊に配属されながら、ついに戦車に乗ることなく戦死した少年兵を主人公とした「草原の敵」。戦況の悪化とともに、戦争のうねりの中に放り込まれた南方の小さな島の出来事を描いた「青春の記念の土地」。終戦間際徴兵され、海軍の厳しい訓練を受けた少年たちの悲しい出来事を描いた「軍艦旗はためく丘に」。終戦後、炭坑夫として生きる事を選んだが、事故で片足を失い、それがきっかけとなり、やがて大きな事件を起こしてしまった死刑囚の心境を描いた「基地はるかなり」。その他「硫黄島に死す」「着陸復興せよ」「断崖」。 |
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4 |
西行花伝
辻邦生
新潮文庫 |
平安時代末期から鎌倉時代を生きた歌人西行を描く。 北面の武士だった佐藤義清だが、鳥羽院中宮待賢門院と、かなわぬ恋に落ちたことがきっかけとなり、出家して西行と名乗る。
知らざりき 雲居のよそに 見し月の かげを袂に 宿すべしとは
出家した後も、浮世の出来事に関わり、崇徳院とともに歌による政治の実現を目指していた。しかし、保元の乱でその願いは消え去った。後白河天皇方に敗れた崇徳院は、讃岐に配流となり、その地で非業の死をとげた。崇徳院の死後、その御霊を慰めるために西行は讃岐を訪れた。
よしや君 昔の玉の ゆかとても かからん後は 何にかはせん
崇徳院死後の西行の人生は、まさに出家した人を思わせるものに変わった。蓮華乗院勧進、東大寺大仏殿再建の寄進を求める旅など、仏教に生きることが多くなった。また、歌の道に本格的に生きるようにもなった。
にほてるや なぎたるあさに 見わたせば こぎ行跡の 浪だにもなし
この歌が西行最後の歌となった。 |
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5 |
グローバル経済を動かす愚かな人々 The Accidental Theorist
ポール・クルーグマン
早川書房 初版1999年1月20日 |
1995年秋から1997年夏までに書かれたエッセイをまとめたもの。従来の著書で述べられている内容とさほど変わりはない。同僚の経済学者の批判や、経済学入門が記述してある。ポール・クルーグマンの本を何冊か読んだが、やはり、難解さを感じてしまう。レスター・サローの本の方が経済の素人には分かり易い内容になっている。そういう本を信じてはだめだ、というのがポール・クルーグマンの一貫した主張。 |
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6 |
世界大不況への警告 The Return of Depression Economics
ポール・クルーグマン
早川書房 初版1999年7月20日 |
なにやら恐ろしげな題名の本になっているが、悪い話が延々と続くということはない。世界大不況はありえるが、世界大恐慌の可能性は低い、というようなことが書いてあり、なんとなく、言葉の上で安心した。 大不況がテーマだけあって、日本について多くのページが割かれている。 日本の不況が長引いているのは、日本に構造的欠陥があるからとか、バブルに浮かれすぎたことによる運命的なものなどではない。流動性の罠にはまっているだけだ。紙幣を多めに印刷し、ゆるやかなインフレを誘発することにより日本は不況から脱出できる。というような主張が本書で述べられている。 他にも、アジアの不況、IMF、南米、ヘッジファンドについて述べてある。 |
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7 |
ヒラリーマン随筆日記
愛場広友
講談社 初版1999年8月20日 |
ヒラのサラリーマンの日々の出来事が面白おかしく綴ってある。僕はこの本を電車の中で笑いを噛み殺しながら読んでいた。周りの人には気味悪く思えただろう。 |