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白虎隊
中村彰彦
文春新書 初版2001年5月20日 |
会津藩白虎隊の悲劇は、有名だが、有名な分だけ、事実誤認されたものが定説としてまかり通っている。そこを、新たに見つかった資料などをもとに再考したものが、本書である。
白虎隊というのは士中一番隊、士中二番隊、寄合組一番隊、寄合組二番隊、足軽隊からなり、飯盛山で自決したのは士中二番隊であるが、その他の隊も、自決をしないまでも、戦いで傷つき倒れた者は多くいた。本書は、そのような今まで飯盛山の影に隠れたいた白虎隊隊士についても、光をあてている。
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会津藩上士の子弟の組織、什(じゅう)にかせられた「什の誓い」 一、年長者の言うことに背いてはなりませぬ。 二、年長者には御辞儀をしなければなりませぬ。 三、虚言を言うてはなりませぬ、 四、卑怯な振舞をしてはばりませぬ。 五、弱い者をいじめてはなりませぬ。 六、戸外で物を食べてはなりませぬ。 七、戸外で婦人と言葉を交わしてはなりませぬ。 八、ならぬことはならぬものです。(207頁)
八番目の「ならぬことはならぬものです」という言葉は「どうして○○してはいけないの」と問いかける子どもや若者に対して、最適な答えに違いない。 |
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ウォーレン・バフェット 自分を信じるものが勝つ!
ジャネット・ロウ 平野誠一訳
ダイヤモンド社 初版1999年7月29日 |
世界最高の投資家ウォーレン・バフェットの語録集。その発言は、ユーモアにあふれており、才気走っていないので、読んでいても楽しかった。バフェット関連の本を他にも読んでみようと思うようになった。
自分の知らない分野には投資はしない、という精神を貫き、ハイテク関連の会社には投資をしなかったそうだ。
少し遅れて情報が伝わってくる所に身をおく、など意外だと思うことが結構あった。
- バフェットの特徴は、明るいユーモアがあること、そして敵意がないことである。(F頁)
- バフェットは、ネブラカス大学に通っていた19歳のときに、ベンジャミン・グレアムの古典『賢明な投資家』を読み「1ドルのものを40セントで買う」哲学を学んだ。(8頁)
- 投資の世界には、見送りの三振がありません。(39頁)
- バリュー・インベストメント(割安株投資)は、常識に基づいた単純明快な投資手法です。(56頁)
- 馬鹿でも経営できる企業を探しなさい。いずれ、そういう人間が経営者になるのだから。(91頁)
- バフェットは、好きになれない人々と一緒に働くのは「金目当てに結婚するようなもの」だという。(121頁)
- 尊敬できる企業に入り、尊敬できる人々がいる職場で働くべきだと私は考えています。(128頁)
- 事業の成功例よりも失敗例に着目したほうが得るところが大きいのではないか、そう感じることがよくあります。(168頁)
- 木陰に座って涼を楽しむことができるのは、誰かがずっと昔にその木を植えてくれたからです。(179頁)
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「超」整理法
野口悠紀雄
中公新書 初版1993年11月25日 |
「押出しファイリング」による整理法を提唱した著書。また聞きでしかその実態を知ってなかったので、原著を読むことにした。
使ったファイルを常に左端にしまうようにすれば、使わないファイルは右端へ押出される、という単純な整理法。その整理法にたどりつくまでの経緯や、その整理法が最適であるという理論などは、詳しく書いてあった。
本書で述べてある整理法は、書類の整理にのみ有効であって、部屋全体が片付くようなものではないそうです。
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「鏡の国」の経済学者 「超」整理日誌4
野口悠紀雄
ダイヤモンド社 初版1999年9月17日 |
『週刊ダイヤモンド』に連載されている『「超」整理日記』を、1998年4月25日号から1999年3月20日号に掲載されたものをまとめたもの。
■野口悠紀雄氏が昔教わった美人のランク付け 佳人、麗人、別嬪、美人、 並上、並々、並下、 ブス、ヘチャムクレ、鬼瓦、夕日の鬼瓦
■公的年金について147頁から156頁にわたってわかり易い説明がしてあった。
はじめは積立方式で行われていたので、年金制度発足から長期間にわたって、本格的な年金受給者は少数であった。しかし、いつのまにか「世代と世代の助け合い」という賦課方式になってしまった。
これは、標準報酬の20%をつぎ込まなければ維持できない年金制度が、わずか6.9%の保険料で維持できるとした厚生省の計算間違いによる。
将来の日本の財政問題は年金につきるとさえ言える。年金は、厚生官僚にまかせるには、あまりに重大な問題だったのだ!
- 企業や官庁において、椅子は重要なステイタス・シンボルである。昇進するにしたがって、しだいに大げさな肘掛になってゆく。そして(集中した仕事をするためには)しだいに使いにくくなる。組織においては、偉くなるほど仕事をしなくてよいことが、これを見ているとよくわかる。(11頁)
- サンク・コストは無視せよ
「過去のいきがかりを捨てて、将来のことのみを考えるべし」ということだ。英語では、このことを、Let
bygones be bygones という。(19頁)
- 国債は将来世代の負担にならない(28頁)
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「超」勉強法
野口悠紀雄
講談社 初版1995年12月11日 |
本書は、受験生とビジネスマンを主な対象にして書かれた勉強法。英語、国語、数学の勉強法の他に、受験法なども記されていた。
- (英語の「超」勉強法)教科書を20回音読して、丸暗記せよ。(49頁)
- (英語の「超」勉強法)単語帳ほど無意味なものはない。(54頁)
- (英語の聞き取りの練習には)FEN(Far East
Netwaork : 極東アメリカ軍放送)のニュース番組を録音して、通勤時間に聞くのがよい。(88頁)
- 脳をリラックスさせることは、脳にとって必ずしもよいことではない。(教育学者ジェーン・ハリーの忠告 231頁)
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「超」発想法
野口悠紀雄
講談社 初版2000年3月16日 |
「いかにして発想するか?」をテーマに書かれた本。発想の原理原則、発想の障害、発想を引き出す方法などが述べられている。
発想のためには模倣が大事、というだけあって、過去の偉人の名言などが諸所に織り込まれており、名言集としても十分読める。
発想の5原則 1.発想は、既存のアイディアの組み換えで生じる。模倣なくして創造なし。 2.アイディアの組み換えは、頭の中で行われる。 3.データを頭に詰め込む作業(勉強)がまず必要。 4.環境が発想を左右する。 5.強いモチベーションが必要。
- 学問で「新理論」といわれるもののほとんどはも、それまでにあった研究の改良だ。(29頁)
- 「頭脳は、不必要な組み合わせや意味のない組み合わせを自動的に排除する能力をもっている」とポアンカレは言う。(31頁)
- 「モーツァルトの音楽が発想の役に立つ」といった類のこともよくいわれる。もしそうなら、オーケストラの団員から素晴らしい発明がつぎつぎに出てきそうなものだが、実際にはそういう話も聞かない。(37頁)
- モーツァルトは、あまりにそっくりに模倣したため、彼の作品とお手本の見分けがつかなくなり、お手本のほうが逆に彼の作品を模倣しているかのようであった。(アンリ・ゲオン『モーツァルトとの散歩』より 44頁)
- 創造的な人々は自分を創造的だと思っており、創造的ではない人々は自分が創造的ではないと思っている。(M・マルコ『アイデアのおもちゃ箱』より 46頁)
- 幼児の教育で大切なのは、「誉めること」たといわれる。子供は誉められたときに、その試行が成功だったことを知る。そして、それを記憶に残す。これに対して、成功を認識できなかった子供は、成功の記憶を蓄積することができず、したがって記憶回路を形成することができない。子供を叱るだけでは、失敗の記憶だけが残ることになり、失敗を避けるという消極的な行動しかできない人間が形成されるのである。(59頁)
- アイディアが生み出されるまでの過程は、没頭期、潜伏期、啓示期に分けられる。(71頁)
- 発想の敵となる第一の要素は、個人の中にある。その最大のものは、事大主義、権威主義だ。(80頁)
- 日本が将来に向かって最も憂慮すべきことは、若い世代が「そこそこの生活」に満足して、ハングリー精神を失うことだ。これは、現実に生じつつある危険である。(96頁)
- スリーエムのポストイットやデュポンのテフロンは、失敗が成功をもたらす稀なケースであり、頻繁にあるとは思えない。(112頁)
- 「暗い夜道で車のキーをなくしたことに気づいた。どこを探せばよいか?」これに対する物理学者の答えは、「まず近くの街灯の下を探せ」というものだ。(136頁)
- 問題をある枠組みで考えると、複雑な計算などなしに結論にジャンプできる。物理学ではとくに有用な方法だ。(141頁)
- コペルニクスの後に現れたティコ・ブラーエの新しい天動説では、惑星が太陽のまわりを回転し、さらに太陽が地球のまわりを回転するとした。このモデルでは、数学的にコペルニクスの地動説と完全に等値であり、区別できない。(143頁)
- 発想の必要条件は、「考え続けること」だ。(166頁)
- テレビを見ていると、精神が受動状態になり、能動的活動ができない状態に陥ってしまう。(181頁)
- ブレイン・ストーミングの成果は、集まった人の質によって決定される。(186頁)
- アーノ・ペンジャス(1987年のノーベル物理学賞受賞者)は、自分が研究を行ったベル研究所がどのような意味で優れているかについて、「科学者として成功するか、ごく普通か、あるいはだめかということは、すべて問題の選び方にかかっているのです。ここではいろいろの人との間で交流があるので、問題を見つけるのがやさしいのです」と述べている。(199頁)
- 創造的な人間の多くは、非常に大量の知識を持っていた。(236頁)
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経済学をつくった巨人たち 先駆者の理論・時代・思想
日本経済新聞社編
日経ビジネス人文庫 文庫版初版 2001年7月1日 |
『現代経済学の巨人たち』(日経ビジネス人文庫)の姉妹書。マルクス、アダム・スミスなどが取り上げられている。
景気循環の太陽黒点説をウィリアム・スタンレー・ジェヴォンズ(1835−1882)という学者が唱えていたとは驚いた。太陽風を伴う太陽の黒点運動が、人間の経済活動に与える影響というのは、生命科学の研究課題として、何年か後に浮上するのではないだろうか。真面目な話として。
現在の日本の状況は、アーヴィング・フィッシャー(1867−1947)のテッド・デフレーション理論に最もあっている。
- シュンペーターによると、『国富論』は「これまで公刊された書籍の中でもっとも成功した科学書である」と言う。(27頁)
- スミス以来の経済学の基本的な考え方は消費者主権である。(33頁)
- リカードは、国際分業の原理として比較生産費(比較優位)説を確立した。(48頁)
- 古典学派によれば、貨幣賃金の引き下げは物価を下落させ、実質貨幣量の増加によって貨幣利子率が低下し、投資を刺激し、雇用量を増大させると説いた。しかしケインズは流動性トラップ(利子率の最低限度)がある時は、実質貨幣量が増加しても利子率は低下せず、貨幣賃金を引き下げても雇用量は増加しないことを論証した。(61頁)
- これに対し、貨幣賃金の低下が物価下落をもたらせば、その結果、実質賃金残高が増加→貯蓄意欲の減退→消費支出増大となる(これをピグー効果と呼ぶ)。かくて賃金や物価が下方伸縮的なら、ケインズ政策をとらなくても完全雇用になる、と主張した。(62頁)
- しかし、ピグー自身は『雇用と均衡』で自らの主張を修正し、ピグー効果は理論的演習にすぎないと弁明している。(62頁)
- 物価の下落は有効需要に負の影響を与える可能性が高い。これがフィッシャーのデット・デフレーション理論である。(187頁)
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日本創業者列伝 企業立国を築いた男たち
加来耕三
学陽書房人物文庫 文庫版初版 2000年8月21日 |
幕末から明治に活躍した産業人を取り上げた本。岩崎弥太郎、渋沢栄一などのほかに、吉本興業の吉本せいといった起業家としては知名度の低い人物も取り上げられている。
明治の起業家は、幕末の動乱に乗じて飛揚した者ばかりなので、肝がすわっている。自分の命を軽く考えているように思える。また、封建体制時に受けた、身分の違いによる屈辱をばねに栄耀栄華を極めた者も多い。 |
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新選組全史 幕末・京都編
中村彰彦
角川文庫 文庫版初版 2001年7月25日 |
新選組については、司馬遼太郎の『燃えよ剣』等を読んだが、こういった小説は、子母沢寛の『新選組始末記』を参考にしているのだそうだ。しかし、この『新選組始末記』は、子母沢の創作した話が多々あり、真実を表してない。本当の新選組はどうであったのか?ということを著者の中村彰彦氏が、文献を調べなおし、まとめたものが本書である。
■近藤勇の名 宮川勝五郎→島崎勝太→近藤勇→大久保大和
■沖田総司の顔 美男で有名な沖田総司だが、「頬骨が高く、口が大きく、色は黒かった」「ひら顔で目が細く、ヒラメみたいな顔」という証言が残っている。顔立ちは後世言われるようなものではなかったようだ。 |
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新選組全史 戊辰・箱館編
中村彰彦 角川文庫 2001年7月25日 |
新選組局長であった近藤勇は、隊士を部下のように扱いたかったが、隊士の方にはそういう気はなかった。近藤勇とその他の隊士の間の溝はしだいに深くなり、甲斐勝沼で官軍に敗れた後、会津行きを巡って対立し、ついに士衛館以来の仲間と別れることとなった。
流山で近藤勇は官軍に降伏するのだが、なぜこのようなことをしてしまったのか、不可解であった。本書によると、官軍に包囲され絶対絶命となり切腹しようとした近藤勇を、土方歳三が降伏するように勧めたとのことである。板橋総督府で尋問を受けた近藤勇は、残念ながら命乞いをするような答弁をしている。しかし、結局、坂本龍馬と中岡慎太郎を斬ったのは新選組であると信じていた土佐藩の工作により、斬首されることになる。会津にて近藤勇の死を知った土方歳三は、会津天寧寺に近藤勇の墓を建てた。
土方歳三は、明治2年8月11日箱館戦争で銃で撃たれ死亡。旧幕府軍が降伏したのは、8月17日であった。
戊辰戦争終結後、生き残った新選組隊士で有名なのは、永倉新八と斉藤一の2名である。永倉新八は、喧嘩別れとなってしまった近藤勇の死を悼み、近藤勇が処刑された板橋に墓を建てた。 |
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奇貨居くべし 天命篇
宮城谷昌光
中央公論社 初版2001年6月1日 |
『奇貨居くべし』の第5巻であり、これで完結となる。
1巻〜4巻までは、ゆっくりと話が進んでいったので、もっと長い作品になると思っていたが、5巻は駆け足で話が進んで行った。
「天下は一人の天下にあらざるなり。天下の天下なり。」という言葉は、呂不韋の『呂氏春秋』のものであったと初めて知った。
本書を読むまでの呂不韋の印象は非常に権力欲の強い人で、それで秦王政と対立した、というものであった。しかし、本書では、聖人君子のように記してあった。どちらが実像に近かったのだろうか。
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「超」整理日誌
野口悠紀雄
ダイヤモンド社 初版1996年9月12日 |
週刊ダイヤモンドに連載されている『「超」整理日誌』の1995年4月から1996年3月までの掲載分を一冊にまとめたもの。 また、おまけのような感じで、『風の谷のナウシカ』に関する主観的一考察、というのも載っている。ナウシカは第3の指輪物語なのだそうだ。
■万能スピーチ術 野口氏が大蔵省時代に教えられた万能スピーチ術は、「世の中は、縦糸と横糸からできています」と始めるものである。結婚式でも卒業式でも入社式でも使えるそうだ。
■How often do you have
election? と、日本で選挙はどのくらい頻繁にあるかをたずねられた大蔵省のマルドメ局長は、「毎朝です」と答えたそうだ。マルドメとは純国内派の人のことを言い、こういう人たちは英語の聞き取りで苦労し、いろいろな失敗談をつくるらしい。 |
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時間旅行の楽しみ 「超」整理日誌3
野口悠紀雄
ダイヤモンド社 初版1998年10月22日 |
週刊ダイヤモンドに連載されている『「超」整理日誌』の1997年4月5日号から1998年4月11日号までの掲載分を一冊にまとめたもの。
まじめな話も載っているのだが、くだけた内容ばかりが記憶に残ってしまう。
■JALとJΛL 日本航空のマークは、JALではなくJΛLとなっている。Λはギリシャ文字のラムダである。(ちなみにΛはLに相当します。)
■「停車中は使用しないでください」というのは、列車のトイレに掲示されている言葉だが、野口氏はあるときその下に「使用中は停車しないで下さい」という落書きを見つけたそうだ。 |
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続「超」整理法・時間編 タイム・マネジメントの新技法
野口悠紀雄
中公新書 初版1995年1月25日 |
押出しファイリングによる整理法を提案した『「超」整理法』の第2弾。今回は、時間の管理を提案している。
■スケジュール表は、数週間か数ヶ月をひと目で見えるようにする。 1ページに記載される期間が短いと、次のページにある大事な予定をすっかり忘れて、新しい予定を入れてしまうことがある。そういうことをなくすためには、できるだけ長い期間の予定がひと目で分かるようにしなければならない。
■口頭で行われていた連絡を、文書にかえる。 電話を含めて、話しかけるという行為は、他人の時間を奪うことになる。FAXやeメールを活用し、さらに社内では、できるだけメモで連絡をとるようにする。(アメリカ人は隣の席の人にもメモで連絡をとるそうだ)
優れた考えが出やすい場所「馬上、枕上、厠上」という北宋の欧陽修の言葉は、たびたび、野口氏の著書で登場する。ずいぶん気に入っておられるようだ。
- 経済学で「シカゴ学派」と呼ばれる一派は、oral
tradition(口頭による言い伝え)を重視する。この学派の考えの真髄は、本や論文をいくら読んでも理解できず、実際に講義を聞かないと分からないというのである。いささか、神秘的、排他的な感じがしないでもないが。(148頁)
- シャーロック・ホームズは、「知りたいことを聞き出すこつは、こちらのいうことに異議を唱えさせれることだ」といっている。(199頁)
- 人間が一瞬のうちに把握し識別できる対象の数が、最大で7個程度しかないというのは、昔からよく知られていた。これを心理学実験の結果から根拠づけたのが、1956年に『サイコロジカル・レビュー』誌に掲載された、「マジカルナンバー・オブ・セブン」というタイトルのミラーの論文であった。(216頁)
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「超」整理法3 とりあえず捨てる技術
野口悠紀雄
中公新書 1999年6月25日 |
野口悠紀雄氏の書いた捨てる技術。
「とりあえず」という言葉が重要になる。捨ててもいいのだが、もしかしたら必要になるかもしれない書類は、「スミ封筒」に入れて、それを箱に入れて格納する。「スミ封筒」は第1廃棄バッファー、箱は第2廃棄バッファー(バッファー・ボックス)となる。
- 現代社会における仕事の本質は、「フロー(流れ)の制御」になっている。そこで決定的に重要なのは、「捨てる」プロセスなのだ。それにもかかわらず、多くの人は、「一定量のストック(蓄積)の管理」でことたりると思い込んでいる。(4頁)
- 「マーフィーの法則」の一つに、「書類は保存している間は必要にならない。しかし、捨てた翌日に必要になる」というものがある。(14頁)
- 知的活動はマゼラン的(32頁)
- 「少しずつの改善」(piecemeal
improvements)こそ、進歩にとってもっとも重要なことである。(92頁)
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関ヶ原合戦 秘められた真相
中村彰彦
中公文庫 文庫版初版 2000年9月25日 |
表題の関ヶ原合戦の他、江戸時代や幕末の逸話を集めた随筆集。
第1部 関ヶ原合戦
第2部 江戸を彩った人と事件の謎
第3部 幕末維新の知られざる側面 |
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悲華水滸伝 四
杉本苑子
中公文庫 文庫版初版 2001年8月25日 |
水滸伝は前半の百八星が梁山泊に集まるまでは、楽しい話なのだが、後半は次から次へと無頼漢が死んでゆく悲しい話となる。 |
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しびれる仕事をしよう
中谷彰宏
ダイヤモンド社 初版2000年12月7日 |
「カッコよくしびれる仕事をしよう」という内容であった。
- 勉強が楽しくなるのは、成功している証拠です。(71頁)
- オヤジというのは「なんかそれも面倒くさいしね」とすぐにあきらめてしまう人のことです。(83頁)
- 自信に証拠などいりません。(90頁)
- 私の場合、30分でも人と会えば、1冊の本を書くことができます。(114頁)
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