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No. 題名

感想

1

それがぼくには楽しかったから

リーナス・トーバルズ、
デイビット・ダイヤモンド
風見潤訳、中島洋監修

小学館プロダクション
初版2001年5月10日

 Linux開発者のリーナス・トーバルズ(Linus Torvalds)の"Just for Fun - The story of an accidental revolutionary"の日本語版。

 リーナス・トーバルズの自伝のような本であり、家族構成、妻との出会いなども書いてあった。もちろん、リナックス開発過程もしっかり書いてあります。

 先に読んだピーター・ウェイナー著『なぜ、Linuxなのか?』には、GNUプロジェクトのリチャード・ストールマンと、Linuxのリーナスは考え方が一致しているように書いてあったが、本書を読んだ限りそうではないらしい。ストールマンは、GNU/Linuxという名にこだわったそうだ。

  • フィンランド人は顔をつきあわせて話をするのをひどく嫌うので、携帯電話の理想的な市場になっている。(65頁)
  • オレスト・ズブロウスキーというハッカーが、Xをリナックスに移植してくれた。(182頁)
  • 知的財産法は、おおむね、使用者の権利よりも(個々の著作者や発明家の権利さえも無視して)大企業の目標を推進するように作られている。(312頁)
  • 確かにJavaはいいものだ。でも、サンがマイクロソフトをねじ伏せようと努力を重ねたのは問題だ。彼らの行動の原動力は、恐怖と嫌悪と憎悪だった。(322頁)
  • IBMがPCを開発したとき、何気なくそのテクノロジーをオープンにしたので、誰でも複製をつくれるようになった。これは、オープンソース精神から生み出される限りない利益というものを、もっともよく表している。(331頁)
  • 理念から始まったリナックスはテクノロジーとしても認められ、市場でもうまくいっている。(332頁)
  • 人は情熱に駆り立てられたとき、最高の仕事をするものだ。(334頁)
  • なんであれ、オープンにすれば、あとから可能性がついてくる。(345頁)
2

ハーバード大学で日本はこう教えられている

相馬勝

新潮OH!文庫
文庫版初版
2000年10月10日

 本書は、産経新聞社の相馬勝氏が98年から99年にかけてハーバード大学に留学したときの経験を記したもの。

 「日本はこう教えられている」と題名にあるので、今でもやたら変なことが吹聴されているのかと思っていたが、結構普通であった。ただ、北朝鮮の内容は過激であった。

目次
第1章 日本は仮想敵国か?
第2章 日本経済再生にはクーデターが必要だ
第3章 日米中三国関係の不安
第4章 米国防省の北朝鮮攻撃計画
第5章 ハーバードの忘れ得ぬ人々
第6章 ハーバード大学教授へのインタビュー集
第7章 ハーバードと日本

3

ヒトゲノムのすべて

中原英臣

PHP文庫
文庫版初版
2001年7月16日

 2000年7月に出版されたものの文庫版。

 なかなかわかり易い内容であり、ヒトゲノムや遺伝子工学の概要を知るにはいい本であった。次はもう少し専門的な本を読んでみよう。

4

あの「迷信・ジンクス」は本当か?

日本博学倶楽部

PHP文庫
文庫版初版
2001年9月17日

 本書は、古来言い伝えられている迷信や、何か知らないけど巷で流布されているジンクスについて、その真偽を確かめたもの。

 ほとんどは、それは嘘です、という結論に落ち着いている。それもそのはず、「迷信は本当か」の迷信とは、「誤って信じられていること」という意味ではないか。題名がおかしい。

5

雑賀六字の城

津本陽

文春文庫
文庫版初版
1987年7月10日

 本書は、石山合戦の際、信長が足に銃弾を受けた、という史実を基に、撃った人物を主人公とし、信長と雑賀衆の争いを小説化したもの。

 六字とは一向宗が唱えていた「南無阿弥陀仏」のこと。

6

「人望」の研究

小和田哲男

ちくま新書
初版2001年8月20日

 戦国時代を中心に歴史上の人物を引き合いに出し、「人望」について研究した著書。

 歴史上、最も人望のあった人と言えば、やはり徳川家康に落ち着くようである。

7

勝者の思考法

二宮清純

PHP新書
初版2001年3月29日

 スポーツジャーナリストの二宮清純氏が記した『勝者の思考法』。

 スポーツについて、政治的な面でいろいろ述べられておられる。スポーツは人間が生きていく上で必要なソフトなので、自治体などが税金で整えるものでなければならない。月何万円もかかるスポーツクラブが乱立しているのはおかしい、とのこと。

  • 「日本人は信号が赤に変わると(道路を)渡らない。どうしようかという判断力がないのだ」(トルシエの言葉 93頁)
  • 迷走を続ける日本バレーボールが、勝者となる日は残念ながら、もう訪れないだろう。(175頁)
  • 組織の中に乱気流を巻き起こすような存在。指揮官にすれば扱いにくい存在ではあるが、しかしそうした個性は強い組織作りに逆行するものではない。(181頁)
  • さまざまなスポーツを経験する中で、自分に向く何かがわかってくる。「柔道一直線」と決めつけて、ハマればよいが、単に才能を削り取られて終わってしまったり、あるいは可能性を削減することになってしまっては、元も子もない。(197頁)

 

 

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