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人事コンサルタントが書いた転職心理作戦
永井隆雄
オーエス出版 初版2002年3月15日 |
著者の永井隆雄氏は、この先きっと大注目される人事コンサルタントに違いない。
『転職心理作戦』というタイトルですが、転職に関した本というより、自らをキャリアアップするための本、という印象を受けました。キャリアアップを目指す多くの人にお薦めしたい本です。
■転職新人の心得 1革新するよりも融和せよ 2よき聞き手にまわれ 3会社独自のルールにアンテナを張れ 4話題は振るな、振られてから慎重に答えよ 5フィードバックを進んで求めよう
- 一流企業志向の強かった大学生が、あえてベンチャーに就職するようなことも珍しくなくなった。きちんとした人材育成のシステムもないベンチャーが、新卒者にとってバラ色のフィールドなのか、大いに疑問であるが、新しい状況である。(11頁)
- マネジメントの世界では戦略という言葉が頻繁に使われるが、端的にはSWOT分析である。すなわち、強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)を分析し、強みを生かし弱みを攻められないようにし、機会に乗じて脅威を避ける展開をしていく。(18頁)
- いつからであっても遅くないので、キャリアプランを練り直し、キャリアを高位均衡させるという発想を持ち、そのための取り組みを始めないと、たちまち行き場がなくなってしまう時代になってきている。(73頁)
- キャリアで成功する人は、自分自身が中心になって努力し続ける人である。スキルを磨き、知識を増やすことに余念がないし、向上心が旺盛である。他に努力する事柄がないものかと探し続けるくらいの気持ちを持っているものだ。誰かにあやかり、ぶら下がろうとする人は、成功しないし、成功しても長くは続かない。(95頁)
- 欧米では、ハッピーリタイアメントといい、成功して財をなすと早めにリタイアすること夢見る人も多い。しかし、この点は日本の場合、成功したポジションに居座ろうとする傾向が強い。(96頁)
- 職務を成功させるのは、経験でもなく、知識でもないということが共通認識になりつつある。サービスの品質を高く保とうとすることや、チェックをかけようと徹底確認すること、あるいは対人的な感受性を踏まえた効果的なチームワークなのである。(105頁)
- 今もなお、中小零細企業は、多くがトップとその取り巻きの古参社員が井の中の蛙と化し、自画自賛や身内どうしのご機嫌取りで白雪姫に出てくる魔女のような問答をとめどもなく繰り返しているのが組織の現実である。そこでうまく立ち回ることもある程度は必要になってくる。(179頁)
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阪神ファンの経済効果
國定浩一
角川oneテーマ21 初版2002年3月10日 |
著者の國定氏は大和銀行総合研究所社長であり、「IT会」の顧問でもある。「IT会」とは「IBM
Tigers会」の略であり、阪神球団公認の応援団である。別にIBMの社員でなくても会員になれるとのこと。
財界のお偉いさんの書いた本なので、政治経済の話も結構載っており、「巨人=小泉内閣=悪」という図式で物事を語っておられる。 小泉内閣の中でも、竹中経済財政担当大臣を非難しておられるが、関西出身の竹中さんは阪神ファンである。これも阪神お得意のお家騒動なのかな。
■讀賣 阪神ファンは「巨人」と呼ばずに「讀賣」と呼んでいる。
- われわれ阪神ファンの頭脳には「巨人ファン・センサー」が付いているので、商談の席であろうが、たとえ相手が隠していようとすぐに正体を見破れる。(109頁)
- 阪神ファンの一部には、攻撃のときしか応援しないという習慣を持っている人もいるから、生命力も強くなる。単純にいえば、相手の攻撃さえ見ていなければ、3対5で負けた試合であっても、気分は3対0の勝利になれるのである。(113頁)
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千葉周作 上
津本陽
角川文庫 文庫版初版 1998年9月25日 |
幕末の剣豪、千葉周作を描いた小説。 |
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千葉周作 下
津本陽
角川文庫 文庫版初版 1998年9月25日 |
千葉周作は、江戸に道場に構える前に、高崎に道場を持ったのだが、この小説でも上州人についてはあまりいい書き方がされていない。ばくち好きとか執念深いとか、今の群馬県民もそうなのかいなと、群馬に引っ越して4ヶ月の私は、思い当たる点もあると感じながら読んでいた。
北辰一刀流千葉道場の特徴は、新人が入門してきたら、道場主の千葉周作自らが竹刀をとって相手をし、さらに指導方法も平易で理解しやすいものであった。ここに入門した人は、他道場に入門した人よりも上達が早かった。 |
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松平容保は朝敵にあらず
中村彰彦
中公文庫 文庫版初版 2000年2月10日 |
幕末に関連するエッセイをまとめたもの。
会津藩については、思い入れがあるので、真剣に読んでしまう。 |
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あなたのお客さんになりたい!
中谷彰宏
三笠書房知的生きかた文庫 文庫版初版 2000年9月10日 |
クレームへの対処方法を書いた本。
- クレームの応対には、3つの原則しかありません。
(1)「その場で」 (2)「シンプルに」 (3)「ダイレクトに」(45頁)
まず最初に、営業マンの3人のうち2人は、お客さんを怒らさせているという現実に気づいてください。(75頁)
「Customer
is GOD(お客様は神様です)」という表現は、英語にはありません。 「Customer
is always right(お客様は常に正しい)」なのです。(165頁) |
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誰がケインズを殺したか
W.カール.ビブン、 斉藤精一郎訳
日経ビジネス人文庫 文庫版初版 2002年2月1日 |
1990年3月に出版されたものの文庫版。ケインズその人について、そしてケインズ経済学、その他の経済学、経済学から見た世界史が書いてあり、なかなかよい本であった。
■MV=PQ M:通貨量、V:回転率、P:平均価格、Q:取引量
■マネタリストのエッセンス(95頁) インフレを主としてマネーサプライの変動に関連するとみる古典的貨幣数量説の焼き直し。
■バグ コンピュータのバグは、真空管コンピュータの時代、真空管にたかる蛾によって故障したことに由来するらしい。
■サプライサイド・エコノミクスとは何か(178頁) ケインズ経済学は、需要サイド経済学といってよく、景気循環局面という短期的な経済動向に焦点をあてる。 サプライサイドは、ケインズ経済学とは異なった問題に焦点をあてる。すなわち、いかにして一国経済の生産能力を高めるか、という問題である。
- ジョセフ・シュンペーターがかつて述べたように、分析とは「分析作業に素材を提供するという分析以前の認知行為によって進められる」のである。(9頁)
- 価格メカニズムは長期的には完全雇用水準を回復させるという古典派の議論に対して、ケインズは「長期的にはわれわれはすべて死んでいる」という有名な解等を与えた。(53頁)
- 1923年のハイパー・インフレは、ドイツの人々の心理に深い傷跡を残した。そのため今日でも、ドイツ人たちは物価安定を最優先するという気持ちが強い。(88頁)
- フリードマンによれば、インフレとは「どこであれ、いつであれ貨幣的現象」である。(95頁)
- マネーサプライの急激な減少が大不況の原因だというフリードマン―シュワルツの主張をめぐって多くの議論が行われてきたが、現在では大部分の経済学者やエコノミストがフリードマンたちの見解を説得的だとみている。(99頁)
- フリードマンはタイムラグがあると信じるがゆえに、金融政策の遂行にあたって単純ルールの採用を主張する。つまり、FRBは経済を微調整しようとするべきでなく、妥当な経済成長を支えるのに必要なだけ、毎年3〜4%という一定率でマネーサプライを単純に増加させるべきだ、と彼は主張する。(124頁)
- シュンペーターもケインズも、生産手段の国有化というあからさまな社会主義的方法を拒絶した。二人とも資本主義の存続を望んだ。シュンペーターは、民間の創造力を全開させ、それを政府の干渉の手から守ることによって、資本主義の成長力を持続させていくことを欲した。ケインズは、民間部門を補助、強化する政府介入によって、資本主義の活力の持続をはかろうとした。(157頁)
- 通貨の切り下げは常に大きなドラマであり、一国の通貨危機を解決するものだった。(228頁)
- 製造業に比べてサービス産業は平均して賃金が低い。それは、少なくとも一つには、サービス産業では製造業よりも労働者一人当たりの生産高がゆっくりとしか増えていないことによる。戦後において、サービス産業の生産性は年率1.6%上昇してきた。これに対して、製造業では年率2.7%である。(280頁)
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社員の幸せを追求したら社長も成果主義も不要になった!
日下公人
ソニー・マガジンズ 初版2002年2月20日 |
広島を中心に全国展開をしている「メガネの21」について書いた本。 ちなみに、今、僕がしているメガネも「21」で買ったものです。その前も「21」で買いました。さらに前になると、本書で悪者扱いされているメガネ屋で買ったものになります。
広島の会社は、関西よりさらに元気がない昨今ですが、中には、21のような、新しいというか今の風潮に逆行するビジネスモデルを構築して奮闘している企業もあるようです。
■いい加減な評価 評価に時間をかけるくらいなら、その費用を給料に加えた方がよいそうです。・・・21はボーナスが数百万円出るらしい。
- 現在の恐るべきデフレは、日本の当局者や一部の評論家がグローバルスタンダードという表現にだまされて、金融ビッグバン、国際会計基準の導入、時価会計の強制捜査の徹底、不良債権の償却、人員整理、情報公開その他を言われるがままに追求した結果で、あながち、中国や韓国から安い製品が輸入されるからだけでない。(2頁)
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できることから始めよう!
堀紘一
ダイヤモンド社 初版1998年10月15日 |
ボストンコンサルティンググループの堀紘一氏の著書。髪型のセンスは、???な堀氏だが、コンサルタントとしては一流であり、またそれを読者に分かりやすく伝える能力も兼ね備えておられる。 テレビでは、偉そうな発言が目立つが、本になると非常に礼儀正しい表現となっていた。
■日本油脂の宇野社長の「7つの管理職」 (1)間理職…情報を伝えるだけ (2)汗理職…行動的だが、無駄も多い (3)寒理職…見ざる、聞かざる、言わざる、決めざる、為さざる (4)官理職…上位に無抵抗、部下には威張る (5)棺理職…ただ静かに定年を待つ (6)環理職…中期計画やビジョンが5年前と変わらない人 (7)管理職…真の管理職
■計測自動制御学会の服部氏のギ術者(102頁) (1)偽術者… できないことを理路整然と言い、できる方法を全然言わない人 (2)疑術者… 一生懸命やるが、曖昧模糊として定量的表現ができない人 (3)擬術者… 専門用語はで出るが、やることは理屈からはずれている (4)欺術者… やります、できますといって、期日や目標が達成できない (5)犠術者…犠牲者を出しながら仕事を進める (6)妓術者…イベントの酒席だけ活き活きとしている (7)技術者…1%の可能性でも信じてやりとげる
- 勝者と敗者を分け隔てる壁は「もうだめだ」と観念しかかった時に気をとり直して、「あと一回」「もうあと一時間」の努力をする姿勢の有無だろう。(34頁)
- 一線のビジネスマンになるつもりなら、二十代で財務諸表の見方くらい、頭に叩き込んでおいたほうがいい。(66頁)
- いくつもの無理解、困難、トラブルに耐え、我慢に我慢を重ねて目標を達成した時ほど充実感は大きい。こうした経験は誰にもあると思う。(75頁)
- そういう存在である上司が、いてほしいと思ってもらえる数少ない場面の一つが、部下が大きな失敗をした時である。(99頁)
- あえて言うが、部下は叱られたがっているのだ。それはけっして甘えた気持ちからではなく、自分の向上のために上司からヒントをつかみたいと思っている前向きな若者は、思いのほかいるのだ。(107頁)
- 部下を管理するのではなく、プロジェクトを管理せよ(111頁)
- ビジネス界を見ても、この謙虚さを忘れいる重役連中が結構いる。そんな御仁はまさに、上り詰めて専務止まりで、けっして最後の社長の椅子に座ることはできない。銀座や六本木のナイト・クラブでは、頭取より常務止まりの人のほうがまず威張っている。(116頁)
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銀座ママが教える 「できる男」「できない男」の見分け方
ますいさくら
PHP研究所 初版2001年12月19日 |
会員制クラブ「ふたご屋」のママのますいさくら氏のエッセイ。 よく売れているこの本、、、経験豊富なおばさんが書いたものだとばかり思っていたが、写真で見る限り、著者は若いお姉さんではないか。しかも、すでに何冊も本を書いている。 本屋さんで見て気になっていた『繭 ○○歳』シリーズもますい氏の著書だったようだ。
もっとお客さんとのやり取りを克明に書いて欲しかったが、会員制クラブのお客さんのことを、書くことはできないよなー。 |
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