読書録 2002年10月  2002年読書録一覧  ホーム

No. 題名

感想

1

サラリーマン、これは犯罪になる?

山之内三紀子

新潮OH!文庫
文庫版初版
初版2001年1月10日

 弁護士の山之内三紀子氏の著書。

 44のケーススタディーが紹介されある。

 ドキドキするような話も多く、飽きずに読めた。

2

政治の教室

橋爪大三郎

PHP新書
初版2001年10月29日

 政治について、その歴史的経緯を述べた本。著者の自然科学に対する認識には「?」だったが、社会科学について、非常に勉強になった

3

交渉の戦略スキル

ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビュー編集部

ダイヤモンド社
初版2002年2月7日

第1章 「対立」をマネジメントする 1960年
 ウェレン・H・シュミット、ロバート・タンネンバウム

  • マネジャーに差し迫った対立問題が予測でき、方針を検討する時間がある場合、(1)回避する、(2)封じ込める、(3)対立を明確化する、(4)問題を解決する、が一般的なアプローチとして考えられる。(24頁)
  • 有能なマネジャーは、「君にはそんな怒りの感情をもつ資格はない」などといって、批判的な冷たい態度をとったりしない。むしろ温かい共感を心から伝えようと努力するものである。(33頁)

第2章 【ケーススタディ】チーム内の対立にどう対処するか   
 
1994年
 スージー・ウェットローファー 他

第3章 積年の抗争を解消する二つのアプローチ 1985年
 ロバート・R・ブレイク、ジェイン・S・ムートン

第4章 手強い顧客とわたりあう交渉術 1988年
 トーマス・C・カイザー

■顧客との溝が深まったとき
 顧客に話をさせるが最善の策である、その根拠は以下の三つの理由;
(1)新しい情報を得ることにより、活動の機会と切り札の数が増やせる
(2)防御せずに相手の言い分に耳を傾けることで、やがて相手の怒りが鎮まる効果がある
(3)聞いているだけなら譲歩したことにならない

■交渉がややこしくなったとき
 すでにまとまった点を要約し、これから話し合うべき項目を整理する。簡潔に要点を頻繁にまとめることで話の勢いを保つことができるばかりか、顧客は自分の話を売り手きちんと聞いてくれるとわかって、安心する。

  • 営業担当の多く、とりわけ経験の浅い者は、顧客の法外な要求に、ついイエスと答えてしまう。(122頁)
  • 顧客と売り手の利害が一致するところに目を向けてみるべきである。(125頁)

第5章 交渉力のナレッジ・シェアリング 1999年
 ダニー・アーテル

第6章 【ケーススタディ】コンサルタントとクライアントが衝突したとき 1997年
 アイダレーネ・F・ケスナー 他

第7章 紛争を法廷に持ち込ませない五つの方法 1990年
 ジョン・R・アリソン

第8章 ADRがなぜ成功し、失敗するのか 1994年
 トッド・B・カーバー、アルバート・A・ボンドラ

4

万邦の賓客 中国歴史紀行

陳瞬臣

集英社文庫
文庫版初版
2001年8月25日

■発見された甲骨片によると
 
殷の紂王の時代、それまでと打って変わって、人の首を切って供え物にする習慣がなくなった。紂王は、後の世に伝えられているような悪逆な王ではなかった。(13頁)

■五胡十六国時代
 胡は差別的なので、最近の中国では「十六国時代」と呼ぶようになった。(24頁)

■安史の乱のころの広州
 北で起こった乱は、南にはほとんど影響を与えず、広州はずっと商売に励んでいた。(40頁)

■盗掘
 三国時代、魏は軍資金集めのために、専任の官職を設けて、盗掘をしていた。従って、魏の曹操や曹丕は、自分の墓を豪華にさせなかった。この時代から、墓は簡素化されていった。(55頁)

■中山王劉勝
 劉勝は、紀元前113年に死んだが、子供が120人いたと言われている。劉勝の死後270年たって生まれた劉備は、劉勝の末裔と称したが、たいしてありがたい血筋ではない。(74頁)

■ダライ・ラマ
 中国とチベットの関係では、歴代のダライ・ラマが複雑にからみあって、さらにイギリス、ロシア、アメリカの意思も入って、簡単には解決できそうにない、と本書を読んで思いました。

■中国人の口癖
 「われわれ黄帝の子孫は」。(288頁)

 

 

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