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2008年1月〜6月

No 題名 著者 出版

■→そのまま引用  ●→抜粋、要約

1

日本紀行 「埋もれた古城」と「切支丹の里」
遠藤周作
知恵の森文庫
初版2006年2月15日

 1974年刊行の遠藤周作文庫『日本紀行』を再編集したもの。

 『埋もれた古城』には、箕輪城、高天神城、清洲城、韮山城、備中高松城、安土城、長篠城などが収録されている。当時の写真も掲載されていた。2000年以降に私が訪れたときと変わったところ、変わってないところがあった。こういった紀行文、書いてみたいね〜。

 『切支丹の里』は、『沈黙』も取材日誌。

■遠藤周作の母校は、灘中(現灘高)。周作さんの時代は、ヌケ作、ノンキ坊主、ちょっと足らん生徒の来るところだった、とのこと。(108頁)

2

世界最速のF1タイヤ
浜島裕英
新潮新書
初版2005年3月20日

 ブリジストンの浜島さんの著書。

 シューマッハを激賞してあった。ドライバーとしても、人間としても。

■タイヤの匂いは、ゴムに由来するのではなく、天然ゴムの製造過程で生成されてゴムに付着するバクテリアの匂い。(25頁)

■タイヤのひずみをなくすことによって熱が出なくなり、燃費も良くなる。(35頁)

■ブリジストンでは、モータスポーツ部門は権限が強い。現場の職人さんの対応が違う。(51頁)

■1984年ころには、ミシュランと同じロングランでもラップタイムの落ちないタイヤが作れた。(65頁)

■1976年、富士スピードウェイでのF1で、星野一義が、しばらく三位を走ってファンを喜ばせた。このグランプリは、ブリジストンにとっても記念すねきF1でデビューであった。(85頁)

■タイヤに厳しいサーキットは、最高速度が出るモンツァ。マイルドなサーキットは、モナコ。磨耗の心配がない。(114頁)

■シューマッハは、子どもの頃、カートレースでブリジストンのタイヤを使っていた。しかもシリアルナンバーまで覚えていた。(144頁)

3

ド忘れした相手の名前を聞き出す法
梅森浩一
中経の文庫
初版2008年1月3日

 やや期待はずれであった。梅森さんはリストラの印象が強いので厳しい内容を期待してしまう。

4

放送禁止歌
森達也
知恵の森文庫
初版2003年6月15日

 『竹田の子守唄』が放送されなくなった理由は奥が深い。

■「放送禁止歌」という呼称は正確ではない。正しくは「要注意歌謡曲」。民放連が1959年に発足させた「要注意歌謡曲指定制度」が、放送禁止歌が存在する制度的根拠。(66頁)

■『手紙』『チューリップのアップリケ』『竹田の子守唄』どれも解放同盟が抗議したことはない。(87頁)

■70年代、「8時だョ!全員集合」に全日本女子プロレスに所属していた小人レスラーが出演したことがある。視聴者からの抗議が理由で1クール出演する予定が数週間で打ち切られた。(154頁)

■アメリカの放送用語は5個
 (1)FUCK
 (2)GOD DAMN
 (3)ASSHOLE
 (4)BITCH
 (5)SHIT

5

プロ作家養成塾 時代小説家になる秘伝
若桜木虔
ベスト新書
初版2008年1月15日

 20年ぶりに若桜木氏の著書を読んだ。前回は、速読によって視力を回復させる本であった。若桜木氏は、『信長の棺』の加藤廣氏の師匠。

■新人賞は、物語が面白いか否かで決まり、文章の拙さは、受賞後に担当編集者の指示のもとで修正改稿させられる。(184頁)

6 活力を与える「物理」
鈴木増雄
オーム社
初版2007年10月25日

 東京理科大学・坊ちゃん選書のひとつ。誤植が多い。

■フラクタルのコッホ曲線は、昔から至るところに接線をもたない曲線の例として数学の本に出ていた。(34頁)

7

常識として知っておきたい 日本の神様、仏様
日本常識委員会編
廣済堂文庫
初版2007年9月6日

●日本で張子の縁起ダルマが誕生したのは、1782〜1787年の天明の飢饉の際。群馬県高崎市の少林達磨寺の和尚が、達磨大師の絵を手本に、農家の副業として作らせた。これを七草大祭りのとき売り出したところ大評判となった。(36頁)
8 戦略とは何か ストラテジック・マネジメントの実践
コーネリス・A・デ・クルイヴァー、ジョン・A・ピアースU世
大柳正子訳
東洋経済新報社
初版2004年12月30日

STRATEGY : A View from the Top by de Kluyver, Cornelis A. ; Pearce, John A.

さまざまな戦略が記載されてます。いい勉強になります。

第1章 戦略とは何か

■ストレッチは、成功をもたらす戦略は「あるもの」と同様に「ありうるもの」に基づいて作成されるという認識を踏まえている。(28頁)

■株主アプローチ(Shareholder Value Approach)では、企業の価値は将来の営業活動の結果計上されうる期待キャッシュフローを割り引いて算出される割引キャッシュフローによって決まる。(31頁)

第2章 外部環境の変化と不確実性

●ポーターの5つの競争要因
 新規参入の脅威
 買い手の交渉力
 供給業者の交渉力
 代替品の脅威
 業界内の競争度合い (46頁)

●製品ライフサイクル・モデル
 導入期、成長期、成熟期、衰退期
 業界が成熟するにつれて、売上の成長率は一般的にS字カーブを描く。
 製品ライフサイクル・モデルの概念は、売上の推移を理解するうえでは役に立つが、予測ツールとしてはほとんど機能しない。(51頁)

第3章 競争優位を確立するための内部資源と変化要因の活用

●経済付加価値EVA(Economic Value Added)=利益−(資本コスト×総資本)
 利益は税引後営業利益、資本コストは加重負債資本コスト、総資本は簿価と有利子負債を含む。(67〜68頁)

■EVAの導入企業は、負債額の最小化を追求することで資本を最大限効率的に配分することができる。たとえば、売掛金回転率と棚卸資産回転率を改善できれば、EVAは高まることになる。(68頁)

■ゲイリー・ハメルとC・K・プラハラードは、コア・コンピタンスを特定する条件を3つあげている。
 @広範囲にわたる市場への参入を可能にするものであること。
 A中核をなす製品やサービスの差別化を強化するものであること。
 B複数のスキル、技術、組織要素で構成され、他社に模倣されにくいものであること。(75頁)

●バリュー・チェーンとは、価値創造プロセスを、原材料の加工から最終消費者への販売とサービス提供にいたるまでの一連の活動としてとらえるビジネス・プロセスのモデルである。
 バリュー・チェーンは、ビジネス・プロセスを、物理的な製品の製造にかかわる主要活動とそれを支える支援活動という具合に価値を付加する要素に分ける。(79頁)

■組織内部の変革抵抗要因は主に次の4つがある。
 @構造的硬直性、組織的硬直性
 A時代遅れの考え方や戦略に基づいた柔軟性のない発想
 B変革を嫌う思考、行動、スキルを持った企業文化
 C現在の戦略的用件にそぐわない逆効果の変革推進力 (83頁)

●バランスト・スコアカードは、事業を顧客の視点、社内ビジネス。プロセスの視点、学習と成長の視点、財務的視点から評価することで、次の4つの基本的な答えを提供してくれる。
 @顧客は自社をどのようにとらえているか。
 A自社は何に優れているべきか。
 B価値を高め、創造しつづけることはできるか。
 Cどれほど株主に気を配っているか。 (86頁)

●SWOT分析(88頁)

第4章 事業戦略の立案

■ポーターは持続的競争優位性を実現する基本戦略として、コスト以上の価格プレミアムを実現する低コストと製品・サービスの差別化という2つの基本戦略を明確化した。(94頁)

■垂直統合は製品ライフサイクルの後半期に有利となる。部分的な垂直統合は避けたほうがよく、後方統合より前方統合のほうが収益性は高い。(96頁)

第5章 事業戦略:コンテクストと特殊課題

第6章 全社戦略のダイナミクス

●BCGのポートフォリオ分析(154頁)

市場の成長率
↑         花形  |  問題児
   ---------------
    金のなる木 |  負け犬
   ←相対的な市場シェア

●資源ベース・アプローチ(Resource-Based View)では、「企業は有形資産、無形資産、自社の独自コンピタンスを明確に規定する組織能力の集合体である」という見方をとる。(161頁)

第7章 全社レベルの戦略オプション

第8章 グローバル戦略の立案

第9章 戦略の実行とコントロール

●戦略をアクションに移す活動は、「戦略的能力格差を縮小するための活動」と「戦略的フォーカスを維持するための活動」の2つに大別できる。(209頁)

●戦略的能力格差とは、顧客が現在望んでいるものと組織が提供できるもののあいだに存在する、コンピタンス、スキル、資源における実質的な格差である。(209頁)

●戦略的フォーカスの維持
 戦略の立案と実行は人の手で行われるので、間違いや妨害、そしてときには誤用さえ起りうる。(210頁)

9 BCG戦略コンセプト 競争優位の原理
水越豊
ダイヤモンド社
初版2003年11月13日

BCGの戦略を1冊にまとめた本。

第1章 競争優位の6つの視点
 @株主価値:バリュー・マネジメント
 A顧客価値:セグメント・ワン
 Bバリューチェーン:デコンストラクション
 C事業構造:プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)
 Dコスト優位:エクスペリアンス・カーブ
 E時間優位:タイムベース競争

●経営戦略論もバッティング理論と同じ。100%ヒットを打てると保証するのではなく、こうやったら打てる確率は高いということを示す。(9頁)

●日本企業が競争優位を築くために突きつけられている問い
 @誰に対してどのような価値を提供して勝つのか(価値創造)
 Aどのような儲けの仕組みを構築するのか(事業構造)
 Bどのような勝ちパターンを永続させるのか(競争要因) (11頁)

第2章 株主価値 バリュー・マネジメント

●株主に対するリターンを最も正確に表す指標がTSR(Total Shareholder's Return)である。TSRはキャピタルゲインと配当の利回りを合計したもので、株主にとっての投資収益性そのものである。企業経営者の1つのゴールはこのTSRを向上させることであるといってよい。(28頁)

●バリュー・ポートフォリオは、縦軸にビジョンとの整合性、横軸に企業価値への貢献すなわちTBR(CFROIを用いることもある)を表すマトリックスである。(35頁)

●バリュー・ポートフォリオは、PPMの進化型として開発されたコンセプト。(42頁)

第3章 顧客価値 セグメント・ワン

第4章 バリューチェーン デコンストラクション

第5章 事業構造 PPM

●4つのカテゴリー
・金のなる木(Cash Cow)…相対的マーケット・シェアが高い反面、成長率が低い
・花形製品(Star)…高成長分野で相対的マーケットシェアが高い
・負け犬(Dog)…成長率が低く、相対的マーケットシェアも低い
・問題児(Question Mark, Problem Child)…高成長期の事業であるが相対的マーケットシェアが低い (136頁)

第6章 コスト優位 エクスペリアンス・カーブ

●マイケル・ポーターの3つの分類
 @差別化戦略
 Aコスト優位戦略
 Bニッチ戦略 (172頁)

■「エクスペリアンス・カーブ」(経験曲線)の概念は、「ある製品の累積生産量が2倍になると実質コストは一定の割合で低下する」(経験則で言うと大体20%〜30%低下する場合が多い)というものである。(173頁)

●日本企業が何故シェアを追いかけるのか?という問題を解く鍵は、エクスペリアンス・カーブにあった。(178頁)

第7章 時間優位 タイムペース競争

●戦略上の4つの法則
 @0.05〜5の法則
 A3分の3の法則
 B4分の1と2と20の法則
 C3×2の法則 (212頁)

●かつてアメリカ空軍が研究した常勝パイロットが迅速に行っている行動サイクル(OODA)
 Observation(観察)、Orientation(情勢判断)、Decision(意思決定)、Action(行動) (225頁)

●根回しの工数は「深さ」と「数」の掛け算。(230頁)

●会議の機能を分けて、この会議は「報告」する会議なのか、「議論」する会議なのか、「決定」する会議なのかによって、出席者の顔ぶれ、議題のあげ方、資料のつくり方、あるいは時間のとり方を的確にコントロールすべきである。(233頁)

●意思決定とは、以下の3つの中から1つを選ぶこと
 1.「GO」
 2.「NOT GO」
 3.「NOT NOW」 (237頁)

10 軍需物資から見た戦国合戦
盛本昌広
洋泉社
2008年5月22日

環境破壊の面から戦国時代を考察した著書。

11 ヘタな人生論よりイソップ物語 こんなに奥が深い”大人の童話”
植西聡
河出文庫
初版2007年10月20日

単行本としては、2001年に出版されている。

●悪いときにそのような愚かな行為をすれば、最悪の事態になる。(153頁)

12 新選組全隊士徹底ガイド
前田政記
河出文庫
初版2004年1月10日

 全424名、一人一人についての経歴を記した著書。無名隊士の中には、意外な血縁も持つ人、明治以降意外な人生を歩んだ人がいた。

●蟻通勘吾(ありどおし かんご)
 文久3年6月ごろ入隊し、明治2年の箱館山攻防戦で戦死、という新選組初期から最後まで戦い続けた人。(86頁)

●池田七三郎(いけだ しちさぶろう)
 昭和13年まで生きた人で、子母沢寛の取材を受けた。(88頁)

●神戸四郎(かんべ しろう)
 箱館で入隊。明治3年に渡米し、一橋大の前身である商法講習所の設立に参画。(115頁)

●相馬主計(そうま かずえ)
 土方戦死後の最後の新選組隊長。(142頁)

●新田革左衛門(にった かくざえもん)
 元治元年6月の池田屋事件で近藤隊に属し出動。重傷を負い、その傷が癒えず翌7月に死亡。(168頁)

●三浦敬之助(みうら けいのすけ)
 佐久間象山の子。河上彦斎を探すため入隊。(187頁)

●三好胖(みよし ゆたか)
 小笠原長行の弟。仙台で入隊。蝦夷七重村で戦死。(193頁)

13 カラー版 さらば栄光のブルートレイン
伊藤岳志
洋泉社の新書
初版2008年5月22日
山陰出身の僕にとっては、やはり出雲が思い出に残っています。
14 天馬翔ける 上
安部龍太郎
新潮文庫
初版2007年8月1日

頼朝、義経を主人公とした本。

平安時代に切腹の習慣があったのかどうか。

15 天馬翔ける 下
安部龍太郎
新潮文庫
初版2007年8月1日
平家は切腹をしなかったことになっている。
16 すごい駅!
横見浩彦、牛山隆信
メディアファクトリー
初版2007年11月30日

全駅下車の横見氏と秘境駅訪問家の牛山氏の対談。

その昔は牛山さんのHPに書き込みをしていましたが、長らくしてないな〜。

17 「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字<下>
山田真哉
光文社新書
初版2008年2月20日

さおだけ完結編、と帯が書いてありました。楽しく分かりやすい会計の本、これで終わりはもったいない。

●アマゾンキャンペーン
 ベストセラーランキングで1位をとるために、著者が大勢の人を動員して短時間でいっせいに本を購入する。(35頁)

●不動産や乗り物は『資産』であって『費用』ではないから、今回の利益を圧縮させる話とは関係がない。(71頁)

●社員への決算賞与は節税になるが、役員の決算賞与は節税にならない。(78頁)

●不労所得とは、会計的に見ると『非減価償却資産』。(134頁)

18 女子大生会計士、はじめました
山田真哉
角川文庫
初版2007年11月25日

会計士の藤原さんが大学へ行くことになったエピソードも入った一冊。

●会計では、機械も家畜も同じ扱いをする。(101頁)

●会計の世界の保守主義とは、費用は多めに、利益は少なめに処理をすること。(171頁)

19 ぼくが最後のクレーマー  クレーム攻防の方法
関根眞一
中公新書ラクレ
初版2008年6月10日
西武百貨店のお客様相談室での経験を記した本の第2弾。
20 飛行機に乗るのがおもしろくなる本
エアライン研究会
扶桑社文庫
初版2007年12月10日
●晴れた日の富士山の周りには飛行機をバラバラにする乱気流が発生する。1966年、イギリスの旅客機が空中分解する事故が起っている。(128頁)
21 トンデモ仮説の世界
竹内薫
徳間書店
初版2008年2月29日

●ビッグバンという名をつけたのは、ガモフの仮説と対立する「定常宇宙論」を提唱していたフレッド・ホイル。ラジオ番組で「はっは〜、宇宙は火の玉から始まって、大爆発したんだってさ!」と馬鹿にした。(96頁)

●ガイア仮説をまとめると『地球の大気、水系、土壌、表層地殻にまたがる生命圏(バイオスフィア)全体が、一つの巨大な生物のように、気温、海洋塩分濃度、大気ガス組成などを自己調節・維持している』と考える仮説。(155頁)

●太陽光発電も自然の核融合を利用している。(160頁)

●旧約聖書には、『神々』という表現が出てくる。(199頁)

22 非線形科学
蔵本由紀
集英社新書
初版2007年9月19日

新書にするにはちょっと難しい内容であった。ブルーバックスにはぴったり。

●「崩壊」を「エネルギー散逸」、「創造」を「自己組織化」に言い換えれば、多少は物理学的に響く。(25頁)

●ホイヘンスは自作の望遠鏡で土星の環を発見した。(130頁)

23 曹操残夢 魏の曹一族
陳舜臣
中公文庫
初版2008年5月25日

 曹操の死後から魏から晋への禅譲までを描いた小説。

 曹丕と曹植のふたりは心が通じ合っていた、という設定となっている。陳舜臣氏は、他の著書で七歩の詩は曹植の詩集に存在していないことを指摘されていた。ずっと前から曹丕と曹植の不仲説は作られたものだという説をもっておられたようだ。

 

24 ギリシャ神話を知っていますか
阿刀田高
新潮文庫
初版1984年6月25日

●ギリシア神話とローマ神話は、本来別個なものであったが、ローマ文化がギリシア文化の影響を受けて発展しているうちに、両者は融合した。(48頁)

●スピンクスがオイディプスに出した問い「朝は四本足、昼は二本足、夜は三本足、それは何か」。(91頁)

●阿刀田氏の知人のイギリス人学者は、賤業の美女を見るとそこから救い出してやろうとする男の心理をカメリア・コンプレックスと名付けた。しかし、この用語はどの精神科学の辞典にも見当たらない。(95頁)

●シシュポスは、ゼウスの秘事をあばいたという理由で、山に岩石を押し上げ、頂上まで届くと岩石は転げ落ち、その岩石を再び頂上まで押し上げる、ということを永遠に繰り返す刑罰を受けた。(116頁)

●「迷宮入り」の語源はミノタウロスの棲み家の迷宮から来ている。(125頁)

●ギリシア神話を大まかに分けると次の五つになる。
 1 オリンポスの神々の伝説
 2 アルゴー丸遠征隊の伝説
 3 英雄ヘラクレスの伝説
 4 テーバイの伝説
 5 トロイア戦争の伝説 (221頁)

25 覚えておきたい順 万葉集の名歌
佐佐木幸綱(監修)
中経の文庫
2007年5月1日

新しき 年の始めの 初春の 今日降る雪の いや重(し)け吉事(よごと) 大伴家持(42頁)

世の中は 空(むな)しきものと 知る時し いよいよますます かなしかりけり 大伴家持(64頁)

生ける者 つひにも死ぬる ものにあれば この世なる間は 楽しくをあらな 大伴旅人(132頁)

26 沈黙
遠藤周作
新潮文庫
初版1981年10月15日
難解であった。
27 笑わせる技術!
中島孝志
廣済堂文庫
初版2007年10月9日

●商談の内容は昨日入った新人とたいして変わらないかもしれない。しかし、商談前と後の雑談に高等技術が必要。(6頁)

●場を和ませるには自分を一段下げる。逆に言えば、相手を立てる。(35頁)

●田中角栄さんの持論「味方なんて作ろうとするな。そんなもの力さえあれば寄ってくる。大切なことは敵を作らないことだ」(50頁)

●祝辞は縮辞。(91頁)

●日本IBMの椎名武雄氏がアメリカ本社の工場建設のスペシャリストから言われた言葉「不平不満を言うなら、Glorious Discontentを言え」(170頁)

28 統計でウソをつく方法  数式を使わない統計学入門
ダレル・ハフ著
高木秀玄訳
講談社ブルーバックス
初版1968年7月24日

原本は、1954年の著書。

●米西戦争の間、米海軍の死亡率は1000人につき9人であった。一方、同期間のニューヨーク市における死亡率は1000人つき16人であった。米海軍の徴募官たちは、この数字を使って、海軍に入隊した方が安全だと宣伝した。(134頁)

29 職場砂漠 働きすぎの時代の悲劇
岸宣仁
朝日新書
初版2007年7月30日

一人死のうが生きようが、結局は「西部戦線異状なし」ですので、あまり思いつめない方がいいですね。

■仕事は真剣に取り組むべきだが、決して深刻になるべきではない。(211頁)

30 シュガー社員が会社を溶かす
田北百樹子
ブックマン社
初版2007年11月6日

シュガー社員の名付け親である田北さんが、シュガー社員を5つに分けて解説した本。
 タイプ1 ヘリ親依存型シュガー社員
 タイプ2 俺リスペクト型シュガー社員
 タイプ3 プリズンブレイク型シュガー社員
 タイプ4 ワンルームキャパシティ型シュガー社員
 タイプ5 私生活延長型シュガー社員

●在籍中の年次有給休暇の買い上げは違法だが、退職時は違法ではない。(97頁)

●病気といって遅刻や欠勤を頻繁に繰り返す社員を解雇することは、手順をきちんとふめば可能。(139頁)

●解雇予告手当は賃金ではないので、税金も保険料も控除しない。(199頁)

31 株主総会
牛島信
幻冬舎文庫
初版1999年4月25日

弁護士の牛島信氏は、高杉良氏の小説『会社蘇生』の末尾に「北島弁護士」として登場しているとのこと。

委任状を手にした総務次長が株主総会で自ら社長に就任する。

●紛争におけるゴールデン・ルールは、『自分は常に被害者である』ということ。(84頁)

32 株主代表訴訟
牛島信
幻冬舎文庫
初版2000年4月25日
牛島信氏の小説第2弾。
33 買収者(アクワイアラー)
牛島信
幻冬舎文庫
初版2003年4月15日
●20億円の請求の訴えの場合、通常なら500万円以上の印紙代が必要になるが、株主代表訴訟に限っては、8200円でよい。1兆円の請求でも8200円でよい。(64頁)
34 MBO(マネジメント・バイアウト)
牛島信
幻冬舎文庫
初版2003年10月10日

●その場で作ったメモと後から思い出して作ったメモでは、後になって、証拠として価値がまったくちがう。メモには日時を入れることも重要。(130頁)

●「カネのない男は首のない男だ」と言った人間がいた。(230頁)

35 逆転 リベンジ
牛島信
幻冬舎文庫
初版2007年10月10日

今回は短編集。

●日本では代理店は特に保護されていない。裁判して勝った例もあるが、結局は1年とかそんなもん。いずれは販売権は召し上げられる。(135頁)

●裁判官は証人が偽証するもんだと頭から決めてかかっている。(153頁)

36 社外取締役
牛島信
幻冬舎文庫
初版2007年10月10日

大学の先生が社外取締役となり、その後、社内抗争に巻き込まれ、、、という小説。

小説中に出てくるアクアピュアという名のミネラルウォーター、いい名前ですね。

●取締役会といっても自分の部屋なので、吉川氏が変なことを言い出した瞬間に『終わり。ここから出ていけ』とだけ言えば済んだ。(177頁)

37 岳飛伝 一 青雲篇
田中芳樹編訳
講談社文庫
初版2007年8月10日
岳飛の出生から、少年時代、青春時代。歴史上では、遼の滅亡と、金と宋の戦い。
38 岳飛伝 二 烽火篇
田中芳樹編訳
講談社文庫
初版2007年10月16日
岳母在岳飛背上刺四字
誠忠報国
39 岳飛伝 三 風塵篇
田中芳樹編訳
講談社文庫
初版2007年12月14日

水滸伝の人物が登場してくると嬉しいね。

燕青は海賊となって登場。関勝の息子関鈴は、岳飛の息子岳雲と義兄弟の契りを結ぶ。他にも何人も登場。

40 岳飛伝 四 悲曲篇
田中芳樹編訳
講談社文庫
初版2008年2月15日
四巻で岳飛は死す。
41 岳飛伝 五 凱歌篇
田中芳樹編訳
講談社文庫
初版2008年4月15日

1巻からの主要登場人物であった牛皐も戦死。

南宋と金の和平で物語は終わる。

 

 

 

 

2008年7月〜

No 題名 著者 出版

■→そのまま引用  ●→抜粋、要約

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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