読書録 稲盛和夫…京セラ、DDI名誉会長

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題名
初版発行日

感想

・印象的な内容(一部要約したものあり)

1

日本への直言

稲盛和夫

PHP研究所
初版1998年7月2日

 「明るい夢と希望にあふれた二十一世紀の日本を築くためには、今こそ勇気を持って日本を変えなくてはならない」とはじめにある。

 日本のどこをどう変えればよいかが、経営、政治、哲学を中心に述べられている。特に、日本の巨大企業依存体質について、NTTを例に出して、鋭く批判されている。NTTの批判をするのはまだ分かるが、DDIと同じ第二電電の日本最大の自動車メーカーについても、移動体通信の地域分けで有利な条件を譲ってあげたのにまだ利益がでてない、などと言っておられる。

2

人生と経営

稲盛和夫

致知出版社
初版1998年9月15日

 鹿児島大学卒業後入社した碍子メーカー松風工業の話から始まる。そこは「あんなとこにおったら、嫁はんもきよらへんで」と言われるような会社であり、同期入社組もどんどん辞めていったので、稲盛さんも辞める決意をし、自衛隊の幹部候補試験を受け合格したのだが、諸所の事情により、松風工業に残ることになってしまった。そこからが普通の人と違う。数年後、松風工業を辞めることになるのだが、そのときには独立できる技術を取得していた。…起業家の自叙伝として非常に面白いものであった。

 稲盛さんが自分の経営について語るときは、まさにお坊さんの説法のようになってしまう。

3

実学

稲盛和夫

日本経済新聞社
初版1998年10月5日

 自分が納得できないことは、専門家に対してどんどん質問し、「慣習だから」というような答えが返ってくるようなら、絶対に譲らない、という姿勢が印象的だった。

4

敬天愛人

稲盛和夫

PHP研究所
初版1997年5月6日

 京セラについてその創業から発展、通信事業への進出を創業者自ら著した本。敬天愛人とは稲盛さんと同じ鹿児島出身の西郷隆盛の言葉。

  • 人間はともすれば、有名大学を出、学問をすればするほど「能力」に依存し、「熱意」や、さらには「考え方」に対する認識が希薄となってしまう。

 

5

哲学への回帰 資本主義の新しい精神を求めて

稲盛和夫、梅原猛

PHP文庫

 京セラの稲盛さんと元京都市立芸術大学学長の梅原さんが資本主義について、文化について語った本。とても素晴らしいことが書いてあるのだが、稲盛さんの他の著書で見られるような反骨精神は、この本では感じられなかった。若者向けの本ではないような気がする。どことなく坊さんの説法のようだった。

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