読書録 きたやまおさむ  ホーム

No. 題名

■→そのまま引用  ●→抜粋、要約

1

みんなの精神科

きたやまおさむ

講談社+α文庫
文庫版初版
2000年1月9日

 フォークルの北山修さんの著書。京都府立医大卒、ロンドン大学精神医学研究所、北山医院、九州大学教授という経歴の持ち主。

 理解しやすい文章の書き方がされてあった。北山さんは、他に何冊も本を出版されているので、いずれ読んでみよう。

■神経症(ノイローゼ)とは、古典的には精神病と明確に区別されている病気です。夢と現実、すなわち内界と外界の違いがはっきりしない特徴をもつ精神病と比べ、神経症の患者は夢と現実の区別ができる人であると言われています。(16頁)

■ヒステリーとは、「子宮の病気」という意味をもつ、ヒポクラテスの時代からあった言葉なのです。医学用語の定義では、主に心理的に不安や葛藤などを抱えているにもかかわらず、それを大袈裟で場違いな症状で訴えようとする病気を指します。(21〜25頁)

■鬱病
 古典的に考えると、一般的に鬱病と言われるものは、精神病圏と神経病圏のふたつに分けることができます。前者は、体質的・内因性のもので、いわゆる躁鬱病がこれに属します。原因は、遺伝や脳内の生物学的変化が関係しているのではないかと言われています。後者は、反応性・心因性のもので、神経性鬱病や抑鬱神経症と言われるものがここに属します。原因が外側にあるのが特徴で、身内の人間が亡くなったり、仕事がうまくいかなくて落ち込んだりした結果、発症する神経症的なものです。(41〜42頁)

■精神分析の世界では昔から言われているのですが、嘘とは自分の排泄物を隠すことから始まります。(155頁)

2

みんなの深層心理分析

きたやまおさむ

講談社+α文庫
文庫版初版
2004年5月20日

 1997年に出版された『みんなの深層心理』を文庫化したもの。著者は元フォーク・クルセダーズで精神科医のきたやまおさむ氏。

 日本人は、みんなが働いているとき、自分だけ休みをとることができない性分。しかし、働きながら休むという発想を持っている、とのことであった。私にも心当たりがあります。

 『帰ってきたヨッパライ』はNHKでは放送禁止になったのですね。

 北山さんが唄をやめた理由のひとつは、歌も楽器も下手くそだったからだそうです。

■エディプス・コンプレックスとは、精神分析をしたジグムント・フロイトによって提示された概念です。(58頁)

■かつて日本人はハレとケの感覚を持って生活してました。ハレとはお祭り、ケとは日常であって、ケの日である毎日には我慢を重ね一生懸命仕事をして、ハレの日、お祭りの日には解放感とともに非日常的な空気を味わうという、このリズム感は今やなくなり、毎日がハレの日となっています。(182頁)

■悩みや症状は、年とともに楽になることが多い。(204頁)

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