読書録 ポール・クルーグマン Paul Krugman …経済学者、MIT教授   ホーム

 

題名
初版発行日

感想

1

資本主義経済の幻想 Phantasms in Capitalism

ポール・クルーグマン

ダイヤモンド社
初版1998年10月8日

 ニューエコノミー論、生産力過剰、景気循環の消滅など、巷で言われていることへの批判、さらに例のごとくレスター・サローの批判などが盛り込まれている。

2

グローバル経済を動かす愚かな人々
The Accidental Theorist

ポール・クルーグマン

早川書房
初版1999年1月20日

 1995年秋から1997年夏までに書かれたエッセイをまとめたもの。従来の著書で述べられている内容とさほど変わりはない。同僚の経済学者の批判や、経済学入門が記述してある。

 ポール・クルーグマンの本を何冊か読んだが、やはり、難解さを感じてしまう。レスター・サローの本の方が経済の素人には分かり易い内容になっている。そういう本を信じてはだめだ、というのがポール・クルーグマンの一貫した主張。

3

世界大不況への警告
The Return of Depression Economics

ポール・クルーグマン

早川書房
初版1999年7月20日

 なにやら恐ろしげな題名の本になっているが、悪い話が延々と続くということはない。
 大不況がテーマだけあって、日本について多くのページが割かれている。
 日本の不況が長引いているのは、日本に構造的欠陥があるからとか、バブルに浮かれすぎたことによる運命的なものなどではない。流動性の罠にはまっているだけだ。紙幣を多めに印刷し、ゆるやかなインフレを誘発することにより日本は不況から脱出できる。というような主張が本書で述べられている。
 他にも、アジアの不況、IMF、南米、ヘッジファンドについて述べてある。

4

自己組織化の経済学 The Self-Organizing Economy

ポール・クルーグマン

東洋経済
初版1997年8月28日

 複雑系とカオスに興味が沸いたので読んでみた。

5

良い経済学 悪い経済学 Pop Internationalism

ポール・クルーグマン

日本経済新聞社
初版1997年3月14日

 競争競争とまくしたてるレスター・サローの考えを全て否定しているようだ。他人の批判をしながら自説を展開するやり方は、読者にとっては、著者の主張、立場がわかりやすくてよい。

6

経済入門

ポール・クルーグマン

メディアワークス

 日本語訳が口語訳になっており、読みにくかった。訳者は親切のつもりだったらしいが。

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