読書録 増田俊男…時事評論家、国際金融スペシャリスト

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題名
初版発行日

感想

・印象的な内容(一部要約したものあり)

1

資本の意志が日本を復活させる

増田俊男

徳間書店
初版1999年3月31日

 船井幸雄の本に増田俊男という人の話がでており興味を持ったので一冊読んでみた。物事を熱く語っており、何を主張しているか分かりやすかった。

 アメリカが子供で日本が大人、さらに、アメリカは単細胞で日本は多細胞というような表現がされている。単細胞には多細胞のことは分からないから、日米関係では日本が重要な役割を担うそうだ。石原慎太郎さんでもここまでは言ってなかった。アメリカを脅威として受け取るのではなく、子供と考えるとは、マッカーサーもびっくりだろうな。
 これからは「精神資本主義」の時代が来て、そこでは日本が主役になるそうだ。

2

沈むアメリカ・浮上する日本

増田俊男

風雲舎
初版2000年1月25日

 著者の増田俊男は自分の意見をはっきり主張するので、何を言いたいのかよく分かってよい。とは言っても、1999年秋に円も株も暴騰する、という予想ははずれたので、今回の著書ではそういった極端な内容は含まれてなかった。

 アメリカの株が落ちた後、その資本の次の行き先は?という命題があるが、その答えとして日本市場の他に、ダイヤモンドが挙げられている。天然のダイヤモンドは少ないだろうが、ダイヤモンドは工業的に作製可能なものなので、それが世界的規模で投機の対象になり得るのだろうか。

 増田さんの日米関係の捉え方は独特なものがある。日本は生産者、アメリカは消費者。だから日本は、お客さんであるアメリカのいうことを聞かなければならない。こういうふうに言われると、国の威信などを気にすることなく、日米関係を考えることができる。

 乱暴な意見も多いが、日本は世界に貢献しなければならない、ということが一番言いたい事のようだ。

  • 世界経済における日本とアメリカとの関係や役割を考えた場合、日本はあくまでも生産者であって、アメリカは消費者ということになる。(84頁)
  • アメリカには生きるか死ぬかという人が750万人もいるのに、日本では、三食きちんととって、たまに映画を見るような人も失業者と呼んでいる。(104頁)
  • ある統計によれば、日本の失業者は、平均して1600万円ものお金をもっているという。アメリカではそういう人を失業者と呼ばない。「お金持ち」と言うのである。(105頁)
  • 日本の新たな目標こそ、「アメリカを救う」ことである。(203頁)

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