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本書は、部下が上司に「辞表を持ってくる」ということに焦点を当てて、部下が辞めないようにするには、どうすればよいかを考えたもの。
「辞表提出」が本書のテーマになっているますが、「組織の中での人間関係全般について書かれた本」という印象を読み終わって受けました。管理職の方だけでなく、何がしかの組織に属する全ての人々にお勧めできる本です。
■(辞表を持ってきた)部下の言い分、聴き方の九つのポイント 1 相手の言葉を途中でさえぎらない 2 余計な解釈を加えない 3 相手と違う表現に言い換えしない 4 不明な点はタイミングに注意して確認する 5 徹底的に聞く 6 威圧的にならない 7 自尊心を尊重する 8 共感的に聴く 9 肯定的に受け止め、頭ごなしに否定しない
■辞めていく部下のパターン ・青い鳥シンドローム (いつまでも理想を追い求める) ・責任感の強すぎる人 (自分で全てを背負い込む) ・自分に前向きすぎる人 (自分だけが空回りをしているが、それに気づかない)
■すぐ使える九つのコーチング 1 シャッターを上げる(相手の心を開く) 2 相手の話の全体イメージを共有化する 3 答えられる質問を投げかける 4 必要に応じて沈黙し考える時間を与える 5 同じ言葉を繰り返す 6 未来を魅力的にする 7 距離を置いて見る 8 切り口を与える 9 褒め続ける
- 企業の中で、自分の役割を見い出し、その役割を果たせば大きな喜びを感じます。上司と部下の関係も、この部分に回帰するのです。(59頁)
- 人材確保のための手法としてメンタリングが、近年、アメリカで注目されています。(途中略) メンタリングとは、1対1の関係で半年なり1年間、一種の師弟関係で指導を行うものです。(61頁)
- 部下に対して、事あるごとに意見やアドバイスを求めてみるのもいい方法でしょう。そうすれば、部下は自分が期待されていると思い、内心で意欲を持つものです。(63頁)
- ビッグバンに端を発し、カオスからコスモスへの変革を自己の変遷としてドラマチックに体験したい、演じたい、そのような潜在意識を大なり小なり持ち合わせている若者にとっては、なごやかな雰囲気を醸し出しながらも、強力なリーダーシップを執って、革新・改革を推し進めていき、ときとして厳しい態度で、ときとして戸惑いを解消してくれる寛容性の高い上司こそが自分たちが「なびける」上司なのです。(149頁)
- 日本労働機構の調査によると、転職コストは500万円とも1000万円とも言われています。リスクのある新天地に行って良いことばかりとも限らず、そのリスクは常に転職者が負うのです。(188頁)
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