読書録 新田次郎

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題名

感想

・印象的な内容(一部要約したものあり)

1

富士山頂

新田次郎

文春文庫

 新田次郎といえば「富士山頂」と、ある人に言われたので読んでみた。

 本書は富士山頂に気象観測レーダーを建設する話なのだが、気象庁の役人だった新田次郎が書いただけあって、小説と実録のふたつの面を持っている。

 大蔵省への予算申請、入札など詳しく書いてあり、公共事業というものはこのようにして実行されるものかということがよく分かる一冊でもあった。

2

芙蓉の人

新田次郎

文春文庫

 「富士山頂」に続いて読んでみた。気象観測のために…、ということろまでは「富士山頂」と同じなのだが、こちらは明治時代の話。

 ただ天気予報のためだけでなく、世界に例のないような過酷な条件での気象観測を成功させることにより、国威を発揚させるという目的もあって、命がけで、冬の富士山頂にこもり気象観測を行う野中到と、ひとりでは無理だとその後を追い真冬の富士山頂にかけつける妻千代子。

 富士山頂で繰り広げられるこのドラマは、先に読んだ「富士山頂」など霞んでしまう感動的な話だった。

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