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質問する力(Inquisitive
mind)があれば、危機は未然に防ぐことはできる。人の話を鵜呑みにしていては駄目だ。 特に、1993年の住宅金融公庫「ゆとり返済」に乗っかってしまった700万人の人々に質問する力があれば、その後の不動産下落も予想できたはずである、とのこと。
1985年のWindows1.0発売以降がアフターゲイツ、それ以前はビフォーゲイツと区別する、という大前さんの考えは他の著書でも読んで、訳分からんと思っていたが、いまだに主張しておられるとは。時々、変なことにこだわるから、共感者が少なくなってしまうんでしょうね。
大前さんは高速道路建設賛成派なのだが、持論のプレート課税というのは、とてもいいと思う。ETCも料金自動払いではなく、安全運転に特化したシステムにするべきだと、私も思う。 ・道路公団を民営化ではなく、直ちに廃止 ・高速道路を国道ゼロ号線として、今後の建設は政府が国費で行う ・道路公団の借金40兆円は、プレート課税で返済する 自家用車1万円、タクシー10万円、トラックとバスは30万円で、これらを13年間払う。
■デルの経営手法(46頁) CRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)とSCM(サプライ・チェーン・マネジメント)を融合したものと言われている。
■長期低落の始まり(64頁) 日本は、かつてのポルトガルやスペインがそうであったように、世界の中で除々に地位を下げてゆく、長期低落過程に入っています。
■ピーター・ドラッカーではありませんが、収益とは将来の成長に対する投資の糧です。(65頁)
■新生銀行(77頁) リップルウッドは長銀を10億円で買い、その後約1000億円の資本増強をしたが、上場するときには、株価は大幅に値上がりしているだろう。 なにしろ、アメリカの厳しい会計基準で不良債権が全て洗い出され、問題のある債権は瑕疵担保条項を使って政府に買わせている。つまり、今度こそ完全に身ぎれいになった。
■あおぞら銀行(80頁) ソフトバンク、オリックス、東京海上火災のあおぞら銀行(旧日債銀)は、リップルウッドのようなことができずに、動きが取れなくなった。日銀出身の頭取も就任間もなく自殺してしまった。
■年金債務は800兆円、国債と地方債で約700兆円の負債。ふたつあわせて1500〜1600兆円。下手すると1900兆円ぐらいになる。(86頁)
■ムーディーズの国債格付け(91頁) ムーディーズが日本国債の格付けを下げ続けるのは、責任ある格付け機関としては、むしろ当然。実際政府がいかなる方法で国債を返済しようとしているのか、私には全く見当もつきません。
■日本経済を良くしようと考えたときに、不良債権を処理することは決して優先事項ではありません。そんなものは放っておいて、潰れる銀行には潰れてもらい、債権者として話し合って法的に決められた通りに負債を負担すればいいのです。(100頁)
■小泉さんは、大蔵官僚出身の福田赳夫氏の秘書として政治家のキャリアを始めた銀行族です。銀行にとっては、郵貯は邪魔な競争相手です。(132頁)
■国債価格(135頁) 国債は世の中の金利が上がったり、国債の信用が落ちたりすれば価格が下がるのです。以前にも78年に発行された「ロクイチ国債」という表面利率6.1%の国債の2割も暴落して、大騒ぎになったことがあります。
■経団連の奥田さんの「消費税を毎年1%ずつ上げろ」について(241頁) コストダウンのトヨタ会長に期待するのは、日本政府の無駄遣いの大幅削減。
■駄目な経営者(251頁) 問題点を羅列し、それを逆さまにして解決策と称する傾向がある。 |