読書録 Tom Peters  ホーム

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感想

3 知能販のプロになれ!

トム・ピーターズ

仁平和夫訳

TBSプルタニカ
初版2000年6月20日

  「エクセレント・カンパニー」「経営破壊」「経営創造」「起死回生」といった著書のある元マッキンゼーのトム・ピーターズがホワイト・カラー向けに書いた本。

 「トム・ピーターズのサラリーマン逆襲大作戦B知能販のプロになれ!」という長いタイトルがつけられている。英語でも"REINVEINTING WORK SERIES THE PROFESSIONAL SERVICE FIRM 50:Fifty Ways to Transform Your "Department" into a Professional Service Firm Whose Trademarks are Passion and innovation!という長い長いタイトルとなっている。

 今所属している○○部をカッコイイ組織にしよう、そのためにかくかくしかじかのこと実行しよう、という内容となっている。トム・ピーターズ特有の大げさな表現に触れると、ぐっとくるものがある。

  • お客さん訪問は、物乞い行脚のつもりでやるといい。何をねだるのかといえば、お世辞ではなく「お叱り」である。(57頁)
  • どんなつまらない仕事でも、やり方次第でものすごいインパクトを持つ。(71頁)
  • アインシュタインは研究を予算内におさめたか。チャーチルやルーズベルトは戦争を予算内におさめたか。誰も知らないし、誰もそんなこと気にしない。(82頁)
  • 人の世は政治、すなわち利害の調整と妥協で動いている。(89頁)
  • 「夢見ること」と「泥にまみれること」のバランスをつねにチェックしよう。(96頁)
  • 読者の中から、こういう反論が出てくるかもしれない。「私は世界中に広い人脈をもつマッキンゼーのパートナーじゃない」。それに対し私はこう反論したい。「バーカ」(152頁)
  • 何も学ばずに日々を過ごせるほど、人生は長くない。(206頁)
  • オグルビーいわく「天才には我慢しろ」。(217頁)
  • フランスの小説家エミール・ゾラはこう書いている。「何をするためにこの世に生まれてきたかのかと問われれば、私は芸術家としてこう答える。叫ぶために生まれてきたのだと」(274頁)
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セクシープロジェクトで差をつけろ!

トム・ピーターズ、
仁平和夫訳

TBSブルタニカ
初版2000年5月29日

 "REINVENTING WORK SERIES  The Project 50"の日本語版。『トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦A セクシープロジェクトで差をつけろ!』が邦題。

■プロジェクトの4段階
★創造30%
 プロジェクトがカッコいいか、カッコいい人や変わり者をひきつけることができるか
★売り込み30%
 サポーターを集め、仲間に入りたいと、人に思わせるようなチームを作る。プロジェクトに箔をつけるために偉い人たちの顧問団もつくる。
★実行30%
 試行錯誤を重視。全体を細かく切って、小さな課題をつくり、課題達成の達成感を得やすいようにする。
★退場10%
 プロジェクトが終わったら後のことは他人に託して、再び新しいプロジェクトに一から挑戦する。

■人生とは
 人生とはプロジェクトであり、充実した人生を送るには、すごいプロジェクトをやるしかない、とトム・ピーターズは述べておられた。

  • 獲得すべきは、文句を言わないお客さんではない。興奮して踊りだすお客さんである。(99頁)
  • サポーターは「わかってる」かもしれないが、逐一状況を報告し、雨よ霰よと感謝の言葉を降らせ、絶えず気にかけ、ひっきりなしに助けを求めていなければ、サポーターの心は離れていく。自分が夢中になっているから、みんなも夢中になっていると思うな。(158頁)
  • 私の経験からいうと、巨額の予算がついたプロジェクトはかならず上からの厳しい監視を受け、危険を冒すことは許されず、ほとんどいつも凡フライを打ち上げて終わる。(172頁)
  • 実行する前に、緻密な計画を立てなければならない。そりゃそうだ。そして、誰が何をやるかを明確に決めなければならない。そりゃそうだ。だけど・・・それはたいした問題じゃない。(178頁)
  • 実行力ある人は、テスト→テスト→テスト→修正→テスト→テスト→テスト→修正のサイクルを果てしなく、いやになるほど繰り返して前に進んでいく。計画→計画→計画→計画、それでぶっ倒れたら、また起き上がって計画を立てろというビジネススクールの教えは守らない。鼻で笑って相手にしない。(179頁)
  • すごいプロジェクトを創造するときは、全体を見なければならない。しかし、実行段階に入ったら、分解しなければならない。全体から一部を切り取り、すぐに試し、すぐに修正し、それが終わったらまた一部を切り取り、試し、学び、修正し、というプロセスを繰り返していく。それが、プロジェクト実行の要諦である。(181頁)
  • すごいプロジェクトの実行=胸がときめく遊び。(193頁)
  • あなたにだけそっと教えよう。リスト作成と議事の要約を真剣にやれば、驚くほど簡単に主導権を握れる。(215頁)
  • 私はさとりを開いて以来、スケジュール狂になり、スケジュールの鬼になった。(217頁)
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ブランド人になれ!

トム・ピーターズ、
仁平和夫訳

TBSブルタニカ
初版2000年3月27日

 "REINVENTING WORK SERIES  The Brand You 50"の日本語版。邦題を略さず書くと『トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦@ ブランド人になれ!』となる。

 トム・ピーターズが本書で言いたいことは次の3つ
(1)自分の人生を「あいつら」から取り戻せ!
(2)ディルバートのマンガは、洟をかんで捨てろ! 泣き言ばかり並べる人間の心のよりどころ、それがシニズムだ。
(3)矜持なくして、なんの人生か!

■ブランド人とは?
 ブランド人について、いくつも記述があったが、「毎朝、布団をはねのけて飛び起きる」という言葉が最も印象的だった。これなら自分にも簡単にできる。早速やってみよう。

■個人を株式会社と考える
 自分自身、そして同僚をひとつの株式会社と考えるようにすればいい。隣の席の人は、○○さんではなく、○○株式会社である。個人のちょっとした行動にも社運がかかってくる、とのことです。トム・ピーターズらしい意表をつくような考え方である。

  • 時刻表どおりに走らない列車には誰も乗らなくなる。(78頁)
  • 許可を求めるのは、「だめだ」と言ってくれと頼むのと同じ。(96頁)
  • 完全に手足を縛られている人はいない。(108頁)
  • 一点に集中しなければ衆に抜きんでることはできないし、それになにより、持てる力のすべてを振り絞って、ただひとつのことに打ち込むことほど、人生の愉悦はない。(119頁)
  • 自分だけが正しいと思っている輩は、いっときは先頭に立っても、長い人生のレースでかならず脱落する。(128頁)
  • 商品開発なくして成長はありえない。そして、自分がブランドになるのなら、開発は自分でやるしかない。ひとこと付け加えておくと、この作業に終わりはない。(150頁)
  • あなたが会社だ(少なくとも心意気はそうだ)。成長企業は、意識して、将来に投資している。偉大なる会社は、血相を変えて、将来に投資している。あなたは?(151頁)
  • あの人に頼めば絶対に大丈夫−−そう言われる人が、ブランド人である。(168頁)
  • つねに真実を語ることは「競争上の優位」になる。(170頁)
  • ブランド人になるとは、臆せずステージに上がり、脚光をあびることだ。(183頁)
  • 個人の研究開発とは、すなわちリニューアル、毎日少しずつでも生まれ変わっていくことだ。(188頁)
  • 人間は一生勉強なのだと思い、達人になることを真剣に考えてみよう。まずは、ジョージ・レナードの『達人のサイエンス』(日本文教社)を読んで勉強しよう(この本は、私の人生を変えた)。(208頁)
  • 「あなた=会社」なのだから、社是がなければおかしい。なければ、さっそく原案づくりに取り掛かろう。急がず、じっくり考えなければいけないが、始めるのはいまからだ。(223頁)
  • マーケティングのセンスを磨くために、レジス・マッケンナの古典的名著『ザ・マーケティング』(ダイヤモンド社)を読んでみよう。(234頁)
  • 「人生はだれも、何かを売って生きている」 ロバート・ルイス・スチーブンソン (241頁)

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