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題名 初版発行日 |
感想
・印象的な内容(一部要約したものあり) |
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ホーキング、未来を語る
スティーブン・ホーキング 佐藤勝彦訳
アーティストハウス 初版2001年12月21日 |
原著の題名は、"The Universe in a
Nutshell"(クルミの殻の中の宇宙)。
1989年に日本語版が出版された『ホーキング、宇宙を語る』(A Brief
History of
Time)と比べると、本書は図が多く載っており、理解しやすい内容になっている、と言いたいのだが、実際はかなり難しい。50頁の光円錐のあたりから頭がついていかなくなった。 終盤の第6章、第7章は比較的分かりやすい内容であった。
第1章 相対論について 第2章 時間の形 第3章 クルミの殻の中の宇宙 第4章 未来を予測する 第5章 過去を守る 第6章 私たちの未来は? 第7章 ブレーン新世界
- 時間に関するものにせよ、他の概念に関するものにせよ、論理的な科学的理論は、私の考えでは、もっとも実行可能な科学の原理、たとえばカール・ポッパーとその他の人々によって提唱された実証主義のアプローチに基づくべきです。(42頁)
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宇宙はわれわれの宇宙だけではなかった
佐藤勝彦
PHP文庫 文庫版初版 2001年11月15日 |
親宇宙がどんどん子宇宙を生み出す。よって、宇宙も無限に存在する。という理論を解説したのが本書。
宇宙論や素粒子論は、とにかく面白い。それを専門に生きていくのは難しいが、このようなしっかりした内容の入門書を読むのはとても楽しい。 |
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宇宙物理への道―宇宙線・ブラックホール・ビッグバン―
佐藤文隆
岩波ジュニア新書 初版2002年3月20日 |
「岩波ジュニア新書」ということで、少年・少女向けに書かれた本らしい。佐藤文隆先生の一人称が「ぼく」となっていたので、子どもを意識しているなと思われるが、内容はとても難しい。この内容が理解できるお子様は、将来、日本を代表する学者になることだろう。
佐藤文隆先生の自伝であり、その中で、相対論や宇宙論について解説がされてあった。
■ブラックホールの名付け親 1970年ころホイラーとペンローズによって名付けられた。 |
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8 |
量子力学と私
朝永振一郎
岩波文庫 |
くりこみ理論でノーベル賞受賞の朝永振一郎先生が生前書き残した文章を、江沢洋先生がいくつかまとめたもの。
「湯川君は頭がよくていい」「実家が商売をしていたら帰って後を継ぐのに」というのようなことが滞独日記に書いてあった。朝永先生も普通の人と同じような悩みがあったことに少し嬉しくなりました。しかし、ハイゼンベルクと議論した、オイラーと話したという記述を読むと、やはり雲の上の上の人なのかと思ってしまう。
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ふしぎだと思うこと これが科学の芽です よく観察してたしかめ そして考えること これが科学の茎です そして最後になぞがとける これが科学の花です |
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7 |
物理学の世紀
佐藤文隆
集英社新書 初版1999年12月6日 |
「物理学の世紀」というタイトルで物理学者の佐藤文隆さんが、今世紀の物理学の歴史を振り返り、そして、物理学の未来について問題を提起した本。 「物理学の退場?」という章から始まるこの本は、読んでいて、暗い気持ちになってしまう。物理帝国などと言われたのは遠い昔、「あのころはよかったね」という気持ちにさせる話が多かった。
素粒子・宇宙論の研究者からは、大規模なプロジェクトの中止等、今後の物理学は暗く見えてしまうのだろうか。物性物理学の人から見れば、物理学の未来は決して暗くないと思えるのだが。 |
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最新宇宙論と天文学を楽しむ本
佐藤勝彦監修
PHP文庫 |
1998年12月にハワイに完成した光学・赤外線望遠鏡「すばる」の話から始まり、太陽系の話、星の話、銀河系さらには宇宙論の話題までも一冊にまとめた本。たまにはこのような物理学の読本に触れてみるのもいいものだ。 |
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自己組織化と進化の論理
スチュアート・カウフマン
米沢富美子、森弘之、五味壮平、藤原進訳
日本経済新聞社 初版1999年9月13日 |
理論生物学者のカウフマンが進化について専門的に書いた本。訳者が物理学者で占められているが、内容は多岐に渡り、本書を理解するには、生物学、物理学、化学、数学の知識が要求される。ワールドロップの「複雑系」である程度の予備知識を持っていたが、それでも難しかった。
ダーウィンの進化論は、突然変異と淘汰を中心としているが、カウフマンは自己組織化を中心とした進化論を唱えている。進化とは突然変異のような偶然の産物ではなく、自己組織化によるなるべくしてなったものだという主張。 生命の誕生についても説明してある。自然淘汰では説明不可能な生命の誕生も自己組織化という考えで説明可能となる。そして、進化の過程も一貫して説明できる。
読み応えのある本だった。 |
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4 |
心は量子で語れるか
ロジャー・ペンローズ
中村和幸訳
講談社ブルーバックス |
1998年に出版されたものの新書版。
数学的、物理学的に非常に難しい内容である。物理学の奥の深さを改めて知った。あまりに深くて、人知の及ばざるところではなかろうか。訳者も本の内容を理解して訳したのであろうか、"?"と思う個所がいくつかあった。
- 数学者たちは、物質的世界の方が、("時間を超越した")数学的世界から出現したと考えたい。(30頁)
- もし量子力学を本当に"信じている"なら、それを"まじめに"受けとれるはずがない。(ボブ・ウォールドの言葉 120頁)
- 基本的にペンローズはプラトン主義者で、唯一の物理的実在を記述する、唯一の観念の世界が存在すると信じている。一方、私(ホーキング)は実証主義者で、物理理論は私たちが構築する数学モデルにすぎないと思っているし、また物理理論が実在に対応しているかどうかを尋ねるのは無意味で、それらは単に観測結果を予言するかどうかだと考えている。(260頁)
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ホーキング、宇宙を語る
S・W・ホーキング
林一訳
早川書房 初版1989年6月15日 |
1989年に出版された本だが、遅れ馳せながら読んでみた。科学教育を受けたことのない人たちにも理解できるように書いたそうだが、よほど科学に対して知的好奇心を感じる人でないと、読破するのは難しいだろう。
ビッグバン宇宙論をローマ法王は支持しているそうだ。ビッグバンは創造の瞬間であり神の御業だということだ。しかし、ホーキングは、宇宙には始まりはない、というような理論を考えるようになった。これは、仏教の輪廻に通じるものがありそうだ。
- どんな物理理論も、仮説にすぎないという意味では、つねに暫定的なものである。(27頁)
- メートルはセシウム時計で測った0.000000003335640952秒の間に光が進む距離として定義されている。(42頁)
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「相対性理論」を楽しむ本
佐藤勝彦監修
PHP文庫 |
相対性理論について分かり易く書いてある。人の知的好奇心をくすぐるような感じで書いてあり、これなら物理学を学んでない人にも推薦できそうだ。物性物理学でもこういうような本がどんどん出れば嬉しいのだが、少ない。
アインシュタイン、特殊相対性理論、一般相対性理論、ビッグバンについて分かり易く解説してある。最近、ある人と相対性理論について話すことが多いので、知識武装するのに非常に役に立った。 |
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「量子論」を楽しむ本
佐藤勝彦監修
PHP文庫 |
佐藤勝彦監修の物理学を楽しむ本の量子論版。これまで、相対性理論と宇宙論が発売されており、どちらも読んでいて面白かった。今回の量子論もそれらと同じように、なかなか楽しめた。
学生時代に勉強したものを社会人になってからもう一度振り返ると、すでに忘れ去ったもの、誤解していたことなどがどんどん見つかる。
- ボーアは自分の理論の欠点をよく理解していた。それゆえ弟子たちが自分の理論を超えて原子や電子の真の姿を明かにしていくのを積極的に支援した。(105頁)
- シュレーディンガーは量子論を嫌悪し続けた。(192頁)
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