読書録 心理読本

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題名
初版発行日

感想

・印象的な内容(一部要約したものあり)

1

外見だけで人を判断する技術

渋谷昌三

PHP文庫

 100ページあたりまでは、当たり前のことが書いてあるのだが、途中から、心理学の実験結果を踏まえた内容になり、俄然面白くなった。自分にあてはまる内容、友人にあてはまる内容があり楽しめる。結構、きびしいことが書いてあった。

  • ビジネス書を一生懸命読んでいる人は、残念ながら、あまり出世の見込みのない人でしょう。
  • 容姿にそれぼど自身のない女性は、目立ったヘアスタイルはせずに、セミロングにする人が多いようです。

2

自分を変える心理学

国分康孝

PHP文庫

 1998年にフランチェスコ・アルベローニの「他人をほめる人 けなす人」という本がよく売れたが、それよりもっと前に日本人でもそのような本を何冊も書いている人がいたようだ。読んでみると、いくつか自分の経験と重なる部分があり、楽しめる。また、知人の中にも、本書の記述にあてはまる人がいて、それもまた、読んでいて楽しめる。

  • 「アイ・ラブ・ユー」と言い損なったばかりに一生後悔する人がいる。その逆に毅然として「ノー」と言わなかったばかりに不本意な結婚を続けている人もいる。
  • アメリカ人は地位が上がるほどくだけてくる。
  • (かつてひぼしにされたとき)「わたしはひぼしだ。ゆえにひぼしのときにしかできないことをしておく方が得だ」という文章を心のなかで唱えた。そして、再度アメリカに留学もしたし、学位論文も完成させた。
  • 人から人生の知恵を学びとる人は普段から問題意識を持っている人である。
  • 冬来たりなば春遠からじ、と考えたほうが人生は楽しい。
  • 私は大学院を出たばかりの頃、仕事がなかった。今考えると非常によい体験をしたと思う。それは、仕事がないと、人生での居場所がない孤立感が心にこたえることを知ったからである。
  • アメリカ人は転職者面接のとき「あなたは何をしたいのですか」「あなたは何ができますか」と質問する。前者は興味を、後者は能力をきいている。

3

人の目なんか気にしない!

デューク・ロビンソン

サンマーク出版
初版1999年5月31日

 この手の本が最近はやっているので、とりあえず一冊読んでみた。

 いい人が犯す九つの勘違いとして、
@完璧主義になる
Aがんばりすぎる
B自分が何をしたいかを言わない
C怒りを抑え込む
D言いがかりを真に受ける
E人を傷つけないためのうそ
Fおせっかいなアドバイス
G人を救おうとする
H悲しみから守ろうとする
があげてあり、それぞれについて処方が述べてある。
 自分自身がいい人だとは思わないが、周りを見渡してみると該当する人が結構いるもんだ。

4

精神科に行こう!

大原広軌、藤臣柊子

 精神病なんて頭が風邪引いた程度のもの、だそうだ。精神病院の通院歴があれば、ひとりくらい殺しても無罪放免、などという過激なことも書いてあった。

5

嘘が見ぬける人、見ぬけない人

樺旦純

PHP文庫

 思考心理学者の樺さんの著書。人を騙すにはどうすればいいか、嘘を見破るにはどうすればいいか、面白く書いてある。実際にあった事件や、心理学の実験結果を用いて話されているので、説得力があり、読んでいて楽しい。今まで何人かの、心理関係の本を読んできたが、この本が一番僕と合う。

  • 頭のいい人は一般に騙されやすい。というより、自分は頭がいいと思っている人は、と言い換えたほうがいいかもしれない。(33頁)
  • 人は何かを食べているときには、食べることそのものが快適な刺激となって、説得されやすい心理状態になり、そこで出された意見について好感を抱きやすい。(84頁)
  • ふつうのカップルでは、「同じ程度の魅力をもった人どうしは結びつきやすい」という法則がある。(220頁)

 

6

人はなぜ他人の失敗が嬉しいのか

樺旦純

PHP研究所
初版1999年3月8日

 「嘘が見ぬける人、見ぬけない人」(PHP文庫)を読み、心理学者樺さんについて好感をもったので、もう一冊読んでみた。心理学の具体的な実験結果を用いて、いろいろ説明してあるので、内容を信じてもいいのだなと、読んでいて安心する。ねずみの実験結果を人に適用するのはどうかと思うが。

  • アメリカの心理学者ホマンズは、「人は報酬が偏りなく公正に分配されることを期待しており、この期待が破られると心理的苦痛を感じるものです。報酬が自分の貢献、あるいは、他と比較して、少なすぎると怒りを感じ、逆に、多すぎると積みの意識を感じます」と述べています。(28頁)
  • 人は、匿名性が増し、自己責任が問われにくくなるほど、攻撃行動に出る。(77頁)
  • 集団は時間の経過とともに硬直化していく傾向にある。(92頁)
  • トップセールスマンの多くは、むしろ口下手の人。ただ、客が何を一番求めているのか、どうすればその欲求を満たしてあげることができるのか、よく知っている。(178頁)

 

7

頭のキレをよくする本

樺旦純

PHP文庫

 頭をよくするための方法を書いた本。樺さんは心理学者なのに頭をよくする食事の説明までもされている。

 頭のキレをよくするには、食事制限、規則正しい生活、などなど日々の暮らしにいろいろ制約が多くなって大変だ。四六時中、病院にいるような生活になってしまう。

  • 心理学者のブルンウィックは、12、3歳ころまでは「機械的記憶法」が最も適し、それ以上の年齢になると「図式的記憶法」が有効になる、また、15、6歳以上になると「論理的記憶法」がしだいに発達して、他の記憶作用が陰に隠れてしまう、という説を立てた。(80頁)
  • 気楽な雰囲気のなかでとる食事で、脳細胞の栄養吸収は促進される。(116頁)

8

ウマが合う人、合わない人

樺旦純

PHP文庫

 心理学者の樺さんが相性について書いた本。

  • 「国際協力」の名のもとに、日本が世界中の発展途上国に多額の無償援助を行っているが、何の対価も求めない「無償」というのは、ときに相手に心理的な負担を強いることにもなる。(96頁)
  • 「失敗するんじゃないか」という心理は、「失敗したい」という期待の裏返し。(133頁)
  • 初対面の人に会って話をするとき、相手の仕草や動作を真似しながら話すと、好意的な評価が得られることが心理実験でわかっている。(176頁)

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