読書録 レスター・C・サロー Lester C. Thurow …経済学者

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題名
初版発行日

感想
・印象的な内容(一部要約したものあり)

1

経済探検

レスター・サロー

たちばな出版
初版1998年6月25日

 ポール・クルーグマンに批判されたことが原因なのかもしれないが、この著書はありきたりの内容だった。

2

日本は必ず復活する

レスター・サロー

TBSブルタニカ
初版1998年11月26日

 復活すると言いながら、本の内容は日本の制度に対してずいぶん辛口だった。今の日本には織田信長のような人物が求められている、と締めくくっている。

3

富のピラミッド

レスター・C・サロー

TBSブルタニカ
初版1999年10月29日

 「大接戦」や「ゼロ・サム社会」、「資本主義の未来」で有名なMITのレスター・サローの新刊。サローの著書を読むのは「経済探検」「日本は必ず復活する」に続いて3冊目だった。「経済探検」「日本は必ず復活する」とは比較できないほど、今回の著書は、データに緻密であり、引用文献も多く、文章の端々から情熱が感じられた。きっとサローの代表作になるのではないかと思う。

 サローの今までの著書の中での最大の誤りは、「大接戦」の中で90年代の日本の株式市場の暴落について触れなかったことだそうだ。日本は簡単に事態を収拾できると思っていたそうだ。

 日本に対する叱咤激励が多かった。

  • MBAをとる若者は1960年代より現在の方がはるかにすぐれているし、人数も多い。そして、50年代のビジネス・スクールの学生とは違って、大組織に入ることは望んでいない。金持ちになりたいと望んでいる。
  • 日本が失敗すれば、世界も日本と共に沈むことになる。
  • 起業家は、リスクをとり、組織をまとめ、実行する人であって、思索家や発明家ではないのが普通だ。
  • 日本の経済は行き詰まっており、金融崩落後の問題をいまだに解決できていない。そのうえ、創造性の欠如という問題があり、この点は日本人も認識している。
  • アメリカは19世紀には模倣が得意だとみられていたが、20世紀後半になると、発明が得意だといわれている。日本は20世紀後半、模倣を得意としていたが、発明の才はまだ発揮していない。ドイツは、20世紀前半に発明の才を発揮したが、後半はそうでもない。

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