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のほほんエッセイ「トトロのいる教室」17
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トンボの羽化
プールの掃除をすると,必ず出てくるのがヤゴ。
大きいのやら,小さいのやら。
一言で「ヤゴ」と言っても種類が多い。
日ごろ,なかなか捕まえられないオニヤンマやギンヤンマのヤゴもいる。
プールから持ち帰って,教室の中の水槽で飼うことにした。
プールの泥も一緒にすくっていき,観察が始まる。
ヤゴの世界には共食いがあるので,ちょっと残酷な感じもするが,それはそれで生き物の
生活の営みだから,そっと見守ることにした。
数日たって,変化が訪れた。
ヤゴが木の棒をよじ登っていく。
いよいよ羽化が始まったのだ。
トンボは,少しずつ少しずつゆっくりとヤゴの中から外の世界へ出てくる。
そっと息をのむように見守るトトロ学級の子どもたち。
やがて,しわくちゃの羽がピンとまっすぐになったとき,トンボは教室の中をゆっくりと旋回
した。
ギンヤンマだった。
教室でかえったギンヤンマ。
そらまで閉めてあった窓を全開にする。
そうしたら,すぐには外へ出て行かずに,5,6回教室の中をゆっくりと旋回し,安心したの
か外の世界へと巣立っていった。
みんなで「バイバイ」をして,いつまでも手を振っていた。
夏が来た
蝉時雨のトンネルを歩く
前からも後ろからも,右からも左からも
ここぞとばかりの蝉の合唱団
サラウンドシステムの空間
梅雨の明けた海辺の街
木漏れ日の白い筋が差し込む
その隙間から見える入道雲
トンネルの向こうには,海が見える
ヨットの七色の帆
銀色の水面を気持ちよさそうに進む
夏が来たんだね
海がよく見える高台についたら
冷たいサイダーを飲もう
変な夢
トトロは,外国を旅行していた。
海辺の街だ。
そのロケーションは,ハワイでもグアムでもない。
行ったことのないはずの場所が夢に出てくることってないだろうか。
不思議な現象だ。
おまけに,夢の中でも英語でしゃべっている。
頭で考えながらではあるが,すんなりしゃべっているではないか。
どうして?夢って便利かも。
夢を見ながらにして英語が学べるなんて,すごいかも。
それとも,トトロって,前世は外人だったのか?(笑)
でも,目が覚めると英語の話せない,いつものトトロに戻っている。
いつの間にか,トトロは,夢の中でダジャレを英語で考えていた。
まさか,夢の中で頭を使うとは思わなかったが,必死にネタを探っていた。
Sam sings something.
(サムが,何やら歌っている。)
日本語っぽい標記で書くと,<サム シングス サムシング>じゃん。
わはは,これはたまらん。
まさか,夢の中で英語で考えるとは。
はっとして目が覚めると,すぐさまメモをとっておいた。
その後のことは,何も覚えていない。
変な夢だった。
夢の中でも考えることってあるんだね。
せめて,寝ている間ぐらいはゆっくりすればいいのに。(笑)
トトロがよく見る夢に,旅行や冒険ものがある。
心理学の夢判断ではどうなるのかは知らないが。
ワクワクしながら,夢の中の世界をトトロは楽しんでいる。
布団から起きても鮮明に覚えていたこともあった。
そのままストーリーを書き出したら,作品に仕上がってしまったということもあった。
こんなのあったらいいな。
先ほど書いた,夢の中での英会話。
さらには,眠っている間に映画なんか見られたら最高だね。
こんな装置を発明した人は,ノーベル賞ものかも。
誰か,挑戦してみませんか。
<寝起きのトトロ>
さがけん
勘違いは,誰にでもある。
でも,天然ぼけの勘違いはスケールが違う。
国語の時間,漢字のテストをした。
<問題> 読み仮名を書きなさい。
「探検」
トトロが採点をしてたら, 見事な答案を発見。
答え( さがけん )
「お!<さがけん>だってよ。」
この子は,はなわのファンではないしな。(笑)
でも,待てよ,。
「探検」は,言われてみれば,「さがけん」とも読めなくはない。
「探検」は,「さがす」とも読めるしな。
けっこう鋭い語感かもしれない。
こういうのを自然に言えるからこそ天然なのかも。
あ,これ使えるな・・・と思ってすぐさまメモに書きとめた。
センタッキー
ケンタッキー・フライド・キッチン。
トトロの大好物でもある。
まだケンタッキーが日本に来て間もない頃,トトロは勘違いをしていた。
「センタッキー・フライド・キッチン」
漢字で書いたら,「洗濯機ーフライド・キッチン」かな?
キッチンのから揚げってこと?
これじゃ,火事になっちゃうじゃん。(笑
トトロは,「変な名前だなぁ」と思ってはいたが,自信を持ってそう言っていた。
周りに,ケンタッキーがあることを知っている人がいなかったから,別に笑われることもなかった。
この勘違いで恥をかくまで3年もかかった。
ナイスキャッチ
図工の時間,教室で絵を書いていた。
手先に神経を集中して黙々と仕上げていく。
カリカリと鉛筆を走らせる音だけが響いていた。
12月,ストーブで暖まった教室。
ちょっと空気の入れ換えをしよう。
窓を半分ずつ開けておいた。
真冬の空はどんよりとして冷たい風を運んできた。
しばらく窓を開けておいたので,そろそろ閉めることにしようかな。
そう思って,ふと窓の外に目をやった。
「!!!」
向こうから,謎の飛行物体がこっちをめがけて飛んできた。
「あれ?」
そう思うやいなや,窓辺の男の子がそれをキャッチした。
「ナイスキャッチ!」
それは,真っ白なハトだった。
この前,飼育小屋から脱走した,あのハトかもしれない。
そう言えば,昨日は大掃除だった。
窓もピッカピカ。
たまたま窓を開けていたので,よかったのかな。
もしも窓が閉まったままだったら,ハトは窓に激突していたかもしれない。
そう考えると,偶然に窓が開いていてよかったと思った。
飛んできたハトを素手でつかむなんて,なかなかあり得ない。
せっかくなので,かわるがわる手でなでたり観察したりした。
ハトはおとなしいので,扱いやすい。
しばらくして,トトロ学級の男の子が飼育小屋にハトを戻しに行った。
いきなり手でハトをつかんで持って行ったので,先生方も目を白黒。
今,このハトは小屋の中で仲間と一緒に暮らしている。
めでたし,めでたし。
出発直前の楽しみ
トトロは,旅行に出発する日,早めに空港に着くようにしている。
出発までの楽しみがあるからだ。
到着後,早めにチェックインを済ませておく。
これなら,飛行機の座席も希望をリクエストできる。
チェックインを済ませ,スーツケースを預けてしまえば身軽になる。
そのあと,出発まで空港内を散策して楽しむ。
クリスマスの時期から年末年始には,大きなオブジェクトが設置してある。
記念撮影をするのもよい。
別に買い物をするわけではないが,出発する前のワクワクした気持ちがあるから
ウィンドウ・ショッピングは足取りが軽やか。
ゆったりと時間が流れているせいもあり,楽しく散策。
香水のにおいを比べたり,おみやげを比較したりする。
海外へのおみやげも並んでいるから,意外と知られていないような,珍しい日本の
文化に出会えることがある。
しばらく歩いて,ちょっと一息。
ファーストフード店でハンバーガーとジュースを買う。
それを持って,展望デッキへ。
離発着する飛行機を間近に眺めながら食べる。
空港の雰囲気が味わえるから,気持ちいい。
「自分達が乗るのは,あの飛行機かな?」
「リゾッチャだね。」
・・・そういう会話を楽しみながら時間を過ごす。
飛行機に乗り込むまでの楽しみ。
飛行機の中での楽しみ。
空港に降り立ったときの楽しみ。
その後も,そんな楽しみが待っている。
旅行の楽しみは,旅先だけではない。
計画の段階から楽しめるし,帰国してきてからも楽しめる。
トトロは,特に出発直前の雰囲気を楽しむようになった。
朝は眠い
春眠暁をおぼえず?
自分の場合は,一年中眠い
夜,布団に入った頃は
そんなに眠くないのに
朝になると眠くなる
朝の布団は暖かい
だから,コタツの中にいるようだ
おまけに眠い
だから,なかなか外へ出られない
朝の布団から飛び出すには
重大な決意とあきらめが必要
仕方なく布団から出てくる
給 食
毎日の給食は,一番楽しい時間。
朝が早いということは,おいしく食べられる。
給食の時間,トトロ学級は実ににぎやかだ。
まわりの学級は黙々と静かに食べているが,トトロはどうも静かに食べるのが苦手だ。
だから楽しい給食の時間は,みんなでおしゃべりしながら食べている。
クイズを出し合ったり,ダジャレを言ったり,ペットの話をしたりと盛り上がる。
だから,いつもトトロ学級だけは給食の時間に笑いが広がる。
これでいいんだよな。
外国では,楽しくおしゃべりしながら食事するんだからね。
みんな仲良し,トトロ学級。
そういえば,毎日給食当番の子どもがサービスしてくれているな。
何がって?
給食の大盛り。
別に仕向けたわけじゃないんだけど,まず初めにトトロのを配ってくれるんだよね。
これだけでもトトロはうれしいなぁ。
子どもから質問された。
「先生は,何の時間がすき?」
「もちろん,給食だよ。」
国語でも体育でもない。
給食なのだ。
だって,楽しい時間だから。
びっくり箱
びっくり箱を作る。
ただのびっくり箱じゃつまらないから,ちょっと工夫をしてみよう。
まずは,小さな箱を用意する。
中からばねのついたお化けが出てくるのがびっくり箱の定番だが,トトロの場合は
ちょっと違う。
中身には意外なものを使うのだ。
・・・何だと思いますか?
答え・・・カメムシ。
最近,学校中にカメムシが異常発生しており,こいつを退治しているうちに気がついた。
このカメムシというのはハンミョウと同じように身を守る時体からにおい物質を出す。
これがまた強烈で,部屋の中ににおいが充満するほどになる。
これを中に入れれば・・・。
笑いが止まらない。
さっそくカメムシをつかまえに行く。
カメムシをできるだけいっぱいつかまえてきて,中に入れるのだ。
100匹ほども入っただろうか。
あっという間に,たくさんのカメムシが集まった。
そして、ふたの上にこう書いておく。
「勇気のある人はあけてみましょう。」
・・・だいたい,中身がわからないと中をのぞきたくなるのが人の好奇心というもの
である。
中から何が飛び出してくるのかを想像しながらふたを開けることになる。
でも,当然のこと,何も飛び出してはこない。
「あれ?」・・・そう思った時には,もうすでにいたずらに引っかかっているのだ。
開けたとたん!
「くさー!!!」
この意外な正体に驚く様子を見ているのが面白い。
ちょっといたずらのトトロでした。
黒砂海岸
ハワイ島は,火山の島。
今も噴煙が上がっている。
生きているんだ。
地球の鼓動が聞こえてきそうだ。
その溶岩が流れて,海へ落ち込む。
海の中へ入るその瞬間,すさまじい水蒸気が立ち上る。
長い間の年月をかけて粒が細かくなり,海岸になる。
真っ黒な砂浜。
黒砂海岸。
白砂のビーチもいいのだが,黒砂も悪くはない。
個性があっていい。
これは,きっと火の神ペレが与えた個性なのかもしれない。
黒砂海岸は,写真にするとアングルの下半分が黒くなる。
空の色と対比してもよく似合う。
ビッグアイランド・・・ハワイ島。
大きな島だけに,変化に富んでいる。
みんなでドッジボール
トトロ学級では,ドッジボールで盛り上がっている。
男の子も女の子も一緒になってにぎやかで楽しい。
昼休みのグランドはトトロ学級の貸し切りだ。
トトロは今までの学級経営で大事にしてきたことの一つが花咲いてきた。
一人はみんなのために。
みんなは一人のために。
これを合言葉にもっといいクラスを作ろう。
・・・それが形になってきたんだね。
ルールも工夫している。
ゲームの仕方も,男子対女子でやる時は特別ルール。
男子が投げる時は利き手でないほうの手で投げる。
こうすると面白いもので,力が均等になるのだ。
また,ほとんどの場合が男女混合チーム。
以前はあれほどトラブルだらけであったこの学級が,いいムードになった。
キャッチのうまい男の子が同じチーム内の女の子にボールを手渡す。
「投げなよ。」
にこっと笑ってボールを受け取ったその女の子も自信を持って投げる。
こういう場面を見ていると,実にほほえましい。
いつの間にかトトロ学級以外の子も入ってきて,ドッジボールは連日盛り上がっている。
ところで,このドッジボール。
真ん中の線のちょうど上でボールが止まってしまった。
さて,<どっちボール>?
お後がよろしいようで・・・。
ドングリで作る
生活科の時間に,ドングリで工作をした。
バケツいっぱいに集めておいたドングリ。
学校の裏山にドングリの木があるため,これでもかというほど収穫できたのだ。
1個1個のドングリに,きりで穴をあけていく。
そして,つまようじを差し込んでいくとコマができる。
さらに,竹ひごや竹ぐしを差し込んでいき,やじろべえも作ることにした。
バランスを取らせるのがなかなか難しいが,うまくいった時には歓声があがる。
中には,マジックで顔を書いている子もいて,なかなかユーモラス。
作り方に慣れてくると,だんだん上手になってくる。
気がつくと,たくさんのおもちゃが出来上がっている。
自分の作ったドングリの中で一番強いコマを選ぶ。
競争をするのだ。
だれが一番長い時間回っていられるか。
ストップウォッチを用意し,タイムを競う。
これがなかなか盛り上がる。
中には,自分のコマに名前をつけている子もいるからほほえましい。
自然の中にある材料を生かせば,まだまだ遊べるものは多い。
今度は,ツルでリースを作ろうと思っている。
日曜参観
日曜参観があった。
日曜日ということで,父親の顔ぶれが多い。
今日の授業参観は,コンピュータ実習。
トトロ学級の子どもたちに初めてワード機能を指導するのだ。
国語の時間にあらかじめ書いておいた詩を入力していく。
ローマ字入力は初めの頃時間がかかるのだが,みんな楽しく取り組んでいる。
やっと文章が出来上がると,今度は用意しておいた絵を貼り付ける。
まるで本のようなできばえに,トトロっ子たちの目は輝く。
フロッピーディスクに保存しておいて,また印刷しよう。
「今度,コンピュータいつやるの?」
さっそく次回を楽しみにしているトトロ学級。
楽しかったと言える参観でよかった,よかった。
授業参観の後は,親子でふれあい活動だ。
トトロ学級は,親子でちぎり絵づくりに挑戦した。
親子2人でおしゃべりしながら創作していく。
やがて思春期になると,なかなかこういう機会もなくなるだろう。
だから,今のこの時期に親子で一つの作品を仕上げていくのはいい。
様子を見ていて,子どもより親の方が一生懸命作品に取り組んでいた。
こういう姿っていいな・・・トトロは思った。
団子より花
「花より団子」とはよく言ったものである。
食いしん坊にとってはまさに食欲の秋。
ところで,猫の場合はどうなのか調べてみた。
うちのミーで実験することにした。
用意したものは,猫の鳴き声。
トトロの携帯の着メロだ。
それと,猫のえさ。
これらを同時に与えたらどちらに行くか。
そういう実験をした。
その結果,ミーは着メロの方にやってきた。
えさには目もくれずに,声のする方へまっしぐら。
猫の場合,「花より団子」じゃなくて,「団子より花」であることがわかった。
トトロの性格
トトロの性格。
基本的には,のほほんとしている。
だから,トトロは平和な生活が好き。
したがって嫌いな人もまずいない。
のんびりマイペース。
幼稚園の頃,お弁当を最後まで食べていたそうだ。
プールの時なんか,最後までフリチンでボーっとしていたそうだ。
周りのことなんか考えない。
周りの人たちの様子をよくうかがってから始めるから時間がかかる。
でも,慣れてくるとだれよりも自信がつくから早い早い。
B型の典型だ。
でも,これだ!と決めたことは,猪突猛進。
突っ走る。
決めたことは飯抜きだってぶっ通しでやってしまう。
いつだったか,プラモデルを作っていた時もそうだった。
朝からぶっ通しでつくり,気がつくと夜になっていたこともある。
途中,ご飯だよ〜という声もあったが,トトロが何かに夢中になっている時は中断できない
という性格を知っているから,家族は別段怒るわけでもなかった。
この何があってもやり抜く性格は,仕事でも役に立っている。
トトロはイタメシが好物。
よく,サイゼリヤという店へ行くのだが,この店はトトロにとっては20年の付き合い。
いろいろメニューを試したが,最近はずっと同じものしか注文しない。
これだ!と思ったら,毎日でも食べ続ける。
さすがに外食ばかりはしていられないが・・・。
とにかく,一回何かにはまると止まらない。
トトロはいつも楽しく過ごしたい。
普通,授業中や授業参観にギャグを言うだろうか。
トトロは,つい頭に面白いことが浮かんでしまうから,みんなを楽しませたい。
いつだったか,授業参観で親達に受けてしまって,トトロ学級だけが笑い転げていたっけな。
トトロは,逆境が好き。
なぜか,逆境の方が燃えるのだ。
だから,今までの足跡を振り返ると,苦手なことの方が成功している。
苦手だらけのものが,今仕事になっているからわからないものである。
ブランコ
おばあちゃんの家に行った時,毎朝必ず近くの公園へ行った。
休みの日になると早く目が覚めてしまうので,そっと布団を抜け出して
朝飯前に遊んでくるのだ。
まだ人影のない公園で,ブランコに乗る。
顔に当たる風がひんやりとして気持ちいい。
ブランコなら一人遊びでも楽しめる。
力いっぱいこいで,地面に平行になるぐらいまでこぐ。
行ったり来たり。
たったそれだけのことなのに,宇宙船で旅行しているかのような気分だ。
空を飛ぶ飛行機。
坂道をかけおりるジェットコースター。
頭の中で景色を想像しながら,ブランコをこぐ。
そのうち,犬の散歩をする人たちに出会う。
「今日も早いねー。」
いつも出会うおじいさんだ。
「おはようございます。」
すっかり顔なじみになっている。
うっすらと額に汗が光るようになったら,家へ戻る。
ちょうど朝ご飯の時間だ。
時計なんかしていないのに,不思議と当たる。
腹時計って本当にあるんだね。
さぁ,明日もブランコに乗ろう。
磯釣り
トトロの家から海までわずか10分。
そのため,すぐに海へ行くことができる。
磯釣りは簡単でおもしろい。
青イソメと赤イソメがえさになる。
昔はミミズでも結構つれたものである。
おもりと針に仕掛けを作る。
一度に3,4ヶ所針を仕掛けると結構釣れるからだ。
岸壁から釣りざおを垂れる。
すぐにはヒットしないが,なかなか釣れないからこそ面白い。
待っている間,銀色に光る水面と向こうを飛んでいくカモメを見ている。
ただ,ボーッとしながら時を過ごす。
このゆったりと流れる時間がトトロにはたまらない。
こうして,夕方になるまでひたすらボーっとして過ごす。
リールを軽く巻きながら,当たりを待つ。
右手の人差し指を糸に触れさせておく。
すると,ヒットした時人差し指に,「ググッ」という感覚が伝わってくるのだ。
この感覚がなんとも言えない。
釣り人の一番ワクワクする瞬間だ。
「来た!」
そう思って,一気に巻き上げる魚もいれば,相手との駆け引きの中で引いていくものも
あるから面白い。
イシモチやアイナメが多いかな。
でも,サバが釣れたこともあるし,サメが釣れたこともあった。
この時は,さおが折れるかと思った。
やっとのことで釣り上げたらサメだったので,ちょっと驚いたものである。
ポイントはいくつかあって,岸壁の他にもいつも行く岩場がある。
この岩場は,めったに人が来ない上によく釣れる。
この岩場のてっぺんから一気に行く。
太平洋の波は力強い。
飛び散る波しぶきを間の前にしながらの磯釣り。
岸壁からの静かな磯釣り。
トトロは,どちらも楽しみである。
そうだ!今度の休日は,釣りに行こう。
キューピー
キューピー人形がある
このキューピーを変身させてみよう
手を前に出すと,
「ちょっと待った!」
相撲なんかやらせたら,押し出しの格好だ
横断歩道を渡る時,手を挙げる格好をさせてみよう
これがおもしろい
そば屋さんがざるを持つような格好だ
「これはキューピーの出前だね」
そうだ,キューピーに「気をつけ」させてみようか
実は,気をつけができない
もともと横に腕を広げてるからね
ひげダンスみたいな格好だ
礼(お辞儀)をすると,すごいことになる
足を両端にめいっぱいに広げるんだよな
万歳をさせてみようか
「ばんざーい!」
あれ?変な格好
キューピーは手のひらを空に向けてしまうのだ
まるで,「大きな栗の木下で」だね
キューピー人形をいじっていて
くだらないが,そんなことを発見した
ぜひお試しください
ハロウィン
ハロウィン。
アメリカでは当たり前のように行われる行事。
日本ではあまり縁がないが,おもしろそうなので楽しむことにした。
ふくらませた風船を用意する。
それに,のりをつけた紙を貼り付けていく。
要するに,はりこを作るわけだ。
一晩かわかして,次の日に風船を割る。
そのはりこに目や鼻,口などの模様を書く。
そして,それをカッターで切り抜いていく。
笑った顔,ヘのへのもへじ,宇宙人・・・。
なかなか個性的な作品が出来上がった。
今度はかぼちゃを使ってみた。
工作しやすいように,小さ目のかぼちゃを用意。
いったん,ゆでておいてから中身をスプーンでくりぬく。
そして,顔をナイフで切り込む。
出来上がったら,中にろうそくを入れてみよう。
手作りのランプの出来上がり。
交流学習
学校の近くの福祉施設に行った。
交流学習。
今回は,クラブ活動に参加した。
トトロ学級の子どもたちと,施設の人たちが一緒になって楽しく活動。
一方的なものじゃなく,みんなが楽しいと言えることが大事。
なかなか気持ちを伝えられない人もいるが,体のどこかで反応して
くれている。
心と心の交流。
帰りには,わざわざ外まで出てきて,涙目になっている人もいた。
これなんだよね,心って。
人と分かち合える喜び。
心と心。
これを大切にしたいね。
次回の活動を楽しみにしているトトロ学級。
トトロっ子たちの成長にも目を細めるトトロだよ。
つぶやき
ザリガニを持ってきて,
「キムタクっていうんだ。」
(ネーミングがおもしろい。)
うれしそうに,大きな葉に乗せたカタツムリを見せて,
「カタツムリのおうちをつくろうよ。」
(お家という言葉がすばらしい。)
ベランダのミニトマトを観察した時
「よく育つのに,日当たりが関係あるのかな?。」
(鋭い。)
「葉っぱがざらざらしていたよ。」
(手で観察しているね。)
「ミニトマトは,まだ実が小さいのに,もうトマトのにおいがしたよ。」
(鼻で観察しているね。)
三日月を見て,
「月がわらってる。」
(なるほど,確かにそう見える。)
・・・いちいちこんなことで感心するなと言われそう。
2年生の時期の子どもたちは,実にすばらしい感性が光っている。
「あー,そう。」
「くだらない。今忙しいんだから。」
などと言わずに,
「わぁ,よく見つけたね。」
「本当だね。すごいなぁ。」
などと,一言繰り返すようにしたいもの。
子どものつぶやきは,詩の宝庫。
宝がいっぱいつまってる。
だから,ちょっとだけ子どものつぶやきに耳を傾けて。
もっともっとキラキラの感性が,星のように輝き出すから。
学校が楽しい
何かの時間に,子どもたちがいつも楽しそうな顔をしているので,学校が楽しいか
聞いてみた。
自己評価で,「チョー楽しい」と言っていた。
なるほど,ふだん一度下校してもまた学校に友達と遊びに来るのだから,確かに
そうかもしれない。
「けんかすることってないの?」
と聞いたら,
「けんかすることもあるけど,すぐなかなおりしちゃうんだよ。」
と,その子は笑って答えた。
担任としても,「とても楽しい」だよ。
できなかったことができた時の表情を見るのも楽しいし,何かに夢中になっている時の
表情もいいし,ただ遊んでいるだけなのに,うれしそうにしてくれる。
トトロの体格がいいから,毎日「トトロ」状態だね。
勉強やしつけの面などにおいては,ある程度の厳しさもあるが,それでも毎日職員室へ
わざわざ迎えに来てくれる子もいるんだよな。
「この子たちのためにもがんばらなきゃ。」
毎日,新たな気持ちにさせてくれる。
だから,トトロだって,「学校がチョー楽しい」。
昔のワイキキ
1900年代初頭,ワイキキにあったホテル。
白い貴婦人と呼ばれたモアナホテル。
今のシェラトン・モアナ・サーフライダー。
その展示コーナーに行くと,昔のワイキキの様子が紹介されている。
1900年代初頭,ワイキキは湿地帯。
写真によると,ダイヤモンドヘッドはそのままだが,そのふもとはパームツリー。
これがジャングルのようにおいしげっていた。
今のワイキキがうそのように,静かな田舎町であったに違いない。
外国からの船が立ち寄っていたのは,アロハタワーのあたり。
今のように飛行機ではなかったから,船から見えるモアナホテルの灯りがゴージャズに
見えたのではないだろうか。
観光地化が進む前のワイキキ。
そんな頃にも行ってみたいものである。
アラワイ運河
アラワイ運河。
昔,人口的に掘られた運河。
この運河のおかげで,今のハワイがある。
もともとは,ワイキキは湿地帯であった。
運河ができたおかげで,水はけがよくなった。
アラワイ運河は,いつもたくさんの水をたたえている。
このわきを通るアラワイ通りをジョギングするのが気持ちいい。
うんこのせいで・・・
それは,トトロが小学生の時だった。
遠足の日だった。
よく晴れたある日,歩いて目的地に向かった。
広い芝生が広がった場所でお弁当を食べる。
こういう日は,いつもよりおいしく感じる。
だから,残さず一気に食べてしまった。
食事の後は,自由遊び。
トトロのグループは土手を降りていって鬼ごっこをして遊んでいた。
しばらくたって,うんこがしたくなった。
「そこで待ってるからね。」
友達も親切に声をかけてくれた。
そこで,見えないように友達から見えない場所へ行ってしゃがんだ。
野ぐそをした。
切羽詰っていたから,もう仕方なかった。
そう言えば弁当食べ過ぎたっけ。
おなかが軽くなって,さて立ち上がろうと思ったら紙がなかった。
それで仕方ないから,草をやわらかくしふいていった。
これでいいだろう・・・。
友達のところへ戻ろうとしたら,すでに友達は消えていた。
「みんな,ひどいなぁ。」
半べそをかきながら集合場所へ戻ってきたら,全員が並んで待っていた。
時計をしていないからわからないのも仕方ないが,結局しかられる羽目に。
「何をしていたんだ?」
恥ずかしかったが,正直に
「うんこしてました。」
小さな声で報告した。
「しょうがないなぁ。」
先生は,そんな顔でトトロを見ていた。
「うんこのせいで・・・。」
トトロはいかりをうんこにぶつけるわけにもいかず,一言つぶやいた。
「くそー!」
お後がよろしいようで・・・。
追伸;それ以来,出かける時はトイレの場所と弁当の食べ過ぎには神経を使う
トトロであった。
大根の栽培
テレビを見ていた。
カイワレから大根を育てるコーナーが紹介されていた。
「へぇ,そんなことできるんだ。」
この細いカイワレがあの太い大根になるなんて・・・。
トトロ家では,早速実験を開始した。
カイワレ大根を1本ずつパックから取り出す。
細いので,根を痛めないように。
そして,それをあらかじめ用意しておいたポリバケツに植えていく。
このバケツには,黒土が入っている。
そうして毎日水やりを続けていくと,立派な葉が育ってくる。
そろそろ収穫かな。
葉っぱの根元をそっと引っ張ると,大根が出てきた。
いわゆる普通の大根に比べれば,かなり小さいがそれでも大根。
食べるには十分だ。
さっそく,この大根を使って味噌汁の具にする。
葉っぱも一緒に。
あのカイワレがこんなになるとは・・・。
今でも不思議である。
そう言えば,変な大根もできていた。
これはバケツが足りずに,ごみ袋に土を入れたものを使った。
葉っぱが見事だったので,収穫してみた。
そうしたら・・・。
なんと,この大根は,まるで足を組んだようにねじれていた。
角度を変えて後ろから見ると,それはお尻のようだったので笑ってしまった。
まっすぐ伸びようと思ったが,袋が狭いのでくねくねと伸びたようだった。
あまり珍しいので,写真に残しておいた。
今度はとぐろを巻いた大根にでも挑戦してみようかな。
肩たたき
休み時間,いすにすわって一息ついた。
すかさずトトロのまわりに子どもが集まる。
「あのね・・・。あのね・・・。」
一度に何人もが話しかけるから,全部は答えられない。
「そうかぁ・・・。OOしたんだね。」
子どもの話に相づちを打つ。
そのうち,だれかが肩たたきを始めた。
この時期の子どものたたく強さは,ちょうどいい。
「ありがとうね。みんなうまいなぁ。」
「まかしといて。」
交代しながら肩たたき。
肩たたきしながらおしゃべりが弾む。
今のこういうひとときを大事にしたいな。
スズメ
子どもの頃,父の会社の社宅に住んでいた。
この社宅は,会社の敷地内にある。
おきな工場や倉庫が並んでいた。
実は,それもトトロの遊び場だった。
トトロの家の軒先にもスズメが巣を作り,初夏にはヒナの声が聞こえてきた。
ある日,トトロはヒナの姿を見たいと思った。
そこで,せっせと巣箱をかけることにした。
材料は,工場からもらってきた。
いくらでもあったから,使い放題。
長いはしごを持ってきて,屋根の方に立てかける。
そっと屋根の下に取り付ける。
雨がかからないようにした。
それからしばらくたって,ズズメが巣箱に出入りするようになり,やがてヒナの
声が聞こえてきた。
トトロは,はしごを持ってきて,そっと巣箱の中をのぞきこんだ。
いる!いる!
大きな口をあけ,えさをねだるヒナたちの姿がそこにはあった。
あまり長い時間開けておくわけにはいかないから,そっともとに戻す。
ヒナたちは,みるみる大きく育っていく。
気がつく頃には巣立ちしていた。
でも,あのヒナたちが今どこかで元気に飛び回っているのかと思うとうれしい
気分に心が弾むトトロであった。
そう言えば,いつだったか,工場の柱の骨組みを登っていったこともあった。
ちょっとこわかったが,父と一緒だったから安心だ。
こんな小さなところにも巣を作っているのか。
スズメもなかなかやるものだと思った。
ある日,事務所のお姉さんがスズメのヒナを拾ってきた。
巣立ちする前に,巣から落ちたのだろう。
よく見ると,スズメはけがをしており,足から血が出ていた。
足に添え木を当てて,手当てをしてやる。
でも,困ったことがあった。
えさを食べさせることだ。
手で与えても,ピンセットでも与えてもヒナはえさを食べようとしない。
そこで,すぐに鳥かごに入れ,窓のところに置いてみた。
そうしたら,親鳥が金網越しにえさを与えるようになった。
早く外へ出してやりたい。
結局,このヒナが飛べるようになるまで,このまま育てていった。
羽ばたきができるようになったので,鳥かごから出したら元気いっぱいに
飛んでいった。
小さないのちを間近に見る。
みんな生きているんだ。
だから,いのちを大切に。
オリエンテーリング集会
トトロの学校で,オリエンテーリング集会をした。
校内で縦割りのグループを作り,そのグループごとにクイズを解きながら
ゴールしていくもの。
グループには,6年生をリーダーにして1年生から6年生までが一緒だ。
今日のクイズは7題。
問題は計画委員会が用意した。
それを木の幹やフェンスにぶら下げてある。
もともとゲームの好きな子が多いから,盛り上がる。
迷った時は,グループ内で相談し合う。
6年生がリードし,下級生も考える。
中にはひねった問題もあったが,みんなゴールへ。
一箇所,わかりにくいところに問題をかくしておいた。
でも,さすが子ども。
勘がするどい。
ゲーム機じゃなくて,体を使ってみんなで動くゲームがいいね。
「またやりたい。」
集会の後,そんな声が聞こえた。
調理実習
学校の畑でとれたサツマイモを使ってお菓子を作ることにした。
何を作ろうか。
グループごとに,レシピをインターネットで調べる。
計画の時点から楽しい会話が弾む。
そして,持ってくるものを分担して帰っていった。
当日,朝からにぎやかな教室だ。
早く調理実習の時間にならないかな。
待ちに待った調理実習。
時間よりも早く家庭科室に集まるトトロ学級。
さっそく調理が始まった。
大きいイモを選んで,水でよく洗う。
皮をむいて下準備。
ここからは,グループによって違ってくる。
スイートポテト,サツマイモケーキ,蒸しパン,まんじゅう・・・。
バニラ・エッセンスやバターの香りが部屋中に充満する。
そして,試行錯誤の末,お菓子が出来上がった。
「これ,先生の分だよ。」
「これも食べてねー。」
予想していたよりたくさんのお菓子が出来上がり,トトロもおすそ分けを
もらった。
うれしいね。
みんなで作ったお菓子だもん。
みんな残さず食べるトトロであった。
今度は家でも作ってごらん。
みんなお菓子作り名人だから。
食欲の秋本番のトトロ学級。
森へ帰ったヒヨドリ
ある晩秋の朝,子どもが鳥を拾ってきた。
けがをしているという。
よく見ると,それはヒヨドリだった。
野鳥であるヒヨドリを間近に見るのは珍しい。
本来は,野鳥は自然の中でそっとしておくのがよい。
しかし,このヒヨドリは羽をけがしていたため,急きょ世話をしてやる
ことにした。
ヒヨドリは,けっこう大きい。
やせたハトという感じだ。
これが入るかごを探したが見つからなかった。
仕方なく,オウムのかごを用意した。
ヒヨドリは,授業中でもお構いなしに大きな声で鳴く。
「ピーヨ♪ピーヨ♪」
その日から,この鳥は「ヒーコ」と名づけられた。
ちょうどその頃,飼育小屋が工事中であったため,ベランダにはニワトリ
もいた。
掛け合いで鳴くものだから,これはまさに動物園のようだった。
さて,ヒヨドリだが,冬になろうという時期だったから困ったことがあった。
えさの確保だ。
ヒヨドリは,赤い実を好む。
しかし,時期的にそれを見つけるのはなかなか難しく,山の奥深くまで行って
やっと手に入れることもあった。
でも,雨の日はそうはいかない。
持ってきたくだものを与えた。
ミカンを与えると,おもしろいことがあった。
フンがオレンジ色なのだ。
ミカンがそのままフンとなって出てくるという感じ。
そうして,ヒヨドリは,だんだんけがもよくなっていった。
しばらくすると,かごの中で羽ばたきができるまでに回復した。
裏の山へ逃がしに行くことにした。
ちゃんとえさをとれるだろうか。
飛べるだろうか。
そういう不安もあったが,学級のみんなで見送ることにした。
ヒヨドリは,大きな羽を広げて山へ消えていった。
それからしばらくたって,校庭にヒヨドリが姿を見せるようになった。
「あの時のヒヨドリかなぁ?」
「案外そうかもしれないね。」
大切ないのちを守ってあげる,そんな気持ちを大事にしたいね。
手作りクラブ
トトロは,現在手作りクラブの担当になっている。
もともとものを作るのが得意だったトトロには,楽しい時間。
4月,新年度になったので新しいメンバーを決めた。
けっこう人気クラブということで大勢の人数になった。
クラブの活動場所は,家庭科室。
さぁ,活動を始めるか。
・・・あれ?みんな女の子だ。
トトロの予想としては,男子が多くて木を切ったり電池やモーターで工作
するものと思っていた。
なるほど・・・。
よし,手芸で楽しもう。
グループで話し合って,持ってきた材料でお菓子を作った。
学校で何かを堂々と食べることができるのは,なかなかの優越感である。
持ってきたフェルトでマスコットを作り,さりげなくトトロにプレゼントしてくれた
子もいる。
よく見ると,それはトトロのぬいぐるみだった。
予想外だったので,びっくりしたが,うれしかった。
だって,トトロに作ってくれたんだもんな。
今,そのぬいぐるみは,トトロの部屋に飾ってある。
さぁ,来週は何を作ろうかな。
紙飛行機
図工の時間,紙飛行機を作った。
紙飛行機と言っても,ただの折り紙飛行機ではない。
れっきとしたペーパークラフト。
トトロが用意した図面を画用紙に印刷する
その線に沿って部品を丁寧に切り抜いていく。
そして,内側から順に貼り付けて仕上げていく。
道具は,はさみとのり。
簡単にできるので,おもしろい。
のりが乾くのを待って,校庭へ飛ばしに行く。
割りばしにゴムをつけて,勢いをつけ,一気に飛ばす。
うまくいくと,だいたい2〜30mは飛んでいくからたまらない。
スタートラインを決め,飛行機飛ばし競争をする。
うまく風をとらえるのに成功すると,中には学校の外へ脱走するつわものも
出てくる。
やっぱり手作りのおもちゃはおもしろい。
読 書
読書の秋到来。
秋の夜長,虫の声をBGMにゆったりと時間が過ぎていく。
布団に入る前のひとときだ。
それは全身がリラックスする時間。
そう言えば,小学校の1年生の頃お気に入りの本を繰り返し読んでいた。
フランダースの犬,白くま空をとぶ,ないた赤おに・・・。
・・・中にはボロボロになるまで読み込んだものもあったな。
中学生の頃は,1日に1冊のハイペースで読んでいた。
小遣いが少なかったから高い本は買えないけれど,文庫本なら手に入る。
いつしか,本棚は文庫本でいっぱいになった。
ずらりとならんだ本棚は,まるで図書館のようだった。
あれから長い年月が経った。
引っ越ししたこともあり,そのほとんどを処分した。
今では子どもの頃がうそのようだ。
読書に夢中になるほどの時間はない。
でも,今ではその分自分でものを書くようになった。
だから,読書と言っても自分で読むよりいろんな人に読んでもらう・・・。
与えられる側から,与える側へ。
そんな読書があってもいいかな。
ハイビスカス
ハイビスカスがある生活。
今,トトロはそういう生活を楽しんでいる。
トトロは,ハイビスカスには特別な思いがある。
トトロにとってのハイビスカスは,ハワイのシンボル。
今でこそ,毎年ハワイへ行っているが,それまでの道のりは長かった。
ハイビススは,ハワイによく似合う。
まさに,太陽の花だ。
真夏の太陽の光をしっかり浴びたハイビスカスは,これでもかというように
大きな花を咲かせるのだ。
真夏だけじゃない。
秋にも再び花を咲かせる。
中には冬にも咲かせるものもある。
日に日に大きくなっていくつぼみを前にワクワクするトトロであった。
個性・・・サッカーから学ぶ
日韓共催のワールドカップで盛り上がった2002年。
少しサッカーの視点から物事を見つめてみたい。
サッカーには,いろいろなポジションがある。
FW(フォワード)は,文字通り前線でシュートを狙う。
MF(ミッドフィルダー)は,コート中央での攻撃・守りの基点。
DF(ディフェンダー)は,守りの要。
そして,GK(ゴールキーパー)は,最後の砦ということになる。
このどれもが,試合においてはなくてはならない存在であり,いくらスーパー
スターと言えども互いの連携がなくてはシュートすらできない。
MFからの見事なアシストがあってこそ,FWがシュートできるのだ。
こんなポジションが,実は教室にも存在する。
FW(活発でリードする子),MF(仲間を助けたり協力する子),DF(目立たないが
頑張る子),GK(みんなを励ます子)。
もし,全員ががFWだったならば,けんかになってしまうだろうし,かと言って全員が
DFでは,活気がなくなってしまう。
つまり,教室にも一人一人の個性が集まっているわけで,その個性を出し合って
いけば,すばらしい集団になる。
トトロは,そんな点を考えながらトトロ学級の子どもたちと接している。
みんな違って,みんないい・・・だよね。
トトロの冷や汗
かりんとうを腹いっぱい食べた後,庭に出た。
庭には,黒い物体が落ちていた。
かりんとうだと思って拾って片付けようとした。
やけに軽い。
・・・よく見ると,それは犬のフンだった。
クワガタムシを集めるのに夢中になった。
卵を産ませたくて,メスを捕まえに行った。
なかなか見つからなくて,やっと黒い姿を発見した。
「ようし!」
急いで手で捕まえる。
「やったぁ。」
でも,やけにやわらかい。
・・・よく見ると,それはゴキブリだった。
暑くて暑くて,うなされていた。
火事の夢を見た。
暑くてたまらない。
息が苦しい。
呼吸ができない。
そう思って目を開けると顔の前にフサフサした毛が見えた。
・・・よく見ると,それはが首の上で寝ていたうちの猫だった。
灯台の階段をかけ下りる。
のぼりは疲れる階段だった。
でも,くだりは楽チン。
下が明るくなってきた。
「出口だな。」
そう思って,一気に飛び降りる。
・・・よく見ると,まだ下には階段が残っていた。
雪が降った日。
早く家に帰って,雪遊びをしよう。
とにかく急いで走って帰った。
「ただいま!」
いつものように,ランドセルを放り投げようとした。
・・・よく見ると,背中は軽かった。
バイトの帰りの夕方,東京駅から中央線に乗った。
疲れもあって,グーグー寝込む。
しばらくして目が覚めた。
「あれ?」
気が付くと,なぜかまだ東京駅だった。
・・・よく見ると,時計は真夜中になっていた。
かぜをひいた。
くしゃみが止まらない。
人前では,我慢しなきゃ。
そう思って,必死に口をふさいだ。
「ズルズル・・・。」
・・・よく見ると,鼻から鼻水が爆発していた。
朝,元気に飛び起きた。
屁が出るな。
そう思って,勢いをつける。
「せーの!」
拍子をとって,景気よくぶっ放した。
・・・よく見ると,パンツには実が出ていた。
うんこがしたくなった。
我慢できなくなって,公園のトイレに飛び込んだ。
「ああ〜,すっきりした。」
気分は爽快。
「さて,お尻をきれいにしようかな。」
・・・よく見ると,トイレットペーパーがなかった。
アリジゴク
アリジゴク。
確か,ウスバカゲロウの幼虫であったような気がする。
砂漠のような乾いた地面に巣を作って住んでいる。
小学生の時,父の会社の社宅に住んでいた。
社宅だから,家の前にも鉄骨の資材の倉庫があった。
その倉庫の中は乾いた地面になっていた。
会社が休みの日,トトロはそこで遊んでいた。
本で読んで知っていたトトロは,地面にすりばち状の穴が開いているのを発見した。
「アリジゴクだ!」
トトロは,しばらく観察することにした。
アリジゴクは,見事なすりばちを形成している。
すりばちの上の方に,小さな木の実を置いてみる。
そうしたら,みるみる下へ飲み込まれていった。
底なし沼のようだ。
何度となく実験を繰り返してみたが,何度やっても見事に獲物を飲み込んでいく。
それから,持ってきた水槽に砂ごとしまいこんだ。
何日かすると,水槽の中でアリジゴクが巣を作った。
カブトムシやクワガタならともかく,こんなものを飼っているのはトトロぐらいでは
なかったか。
小さな昆虫にも知恵があり,みんな必死に生きているんだ。
クルミ探し
小学生の頃,トトロの学校ではクルミを集めるのが流行したことがある。
なぜクルミなのかはわからない。
トトロはクルミの実を探しに街中を自転車で走り回った。
そして,やっとクルミの木を見つけた。
クルミの木はかなり高い。
足元に実が落ちているからそれでわかる。
1箇所は,空き地の中に立っていた。
もともとは人が住んでいたのだろう。
こわれた家が1件。
この周りには,木がおいしがっていて昼間だというのに暗い。
実に薄気味悪いところだ。
トトロは,地面に落ちていたクルミを拾っていった。
でも,ほとんど取りつくしてしまった。
あとは,まだ枝についているものを狙った。
原始的だが,地上から石を投げてぶつけて落とす作戦だ。
何十回も投げていると,なんとか命中。
見事に落ちてくると,それはうれしいものだった。
そして,この木のクルミは全部取りつくした。
もう一箇所,これは畑の脇のバス停のすぐ横に立っていた。
この道路は砂利道だったし,めったに車も来ない。
ラッキーだったのは,下が砂利道であったこと。
石がいくらでもあるから。
こうして,投げては拾って集めていった。
クルミは,手の中に2個包んでこすれさせると,「コリコリ」と音がする。
これがまたいい音で,ひまさえあれば音を出して遊んだ。
学校へ持っていって,どちらが大きいとか自慢をし合っていたものである。
クルミは,最後は金づちでたたく。
そうすると硬い実が割れるから,中から出てくる実を味わっておやつとなる。
こうして自然の中で走り回って遊んだことは,今でも鮮明に覚えている。
スーパーの野菜売り場でクルミの実を見つけた時,ふと少年の頃を思い出した。
追伸だが,トトロは初めクルミの実とウメボシの種は同じものだと思い込んでいた。
でも,金づちで割った時に違いに気づいた。
3年生の時だった。
落とし穴
落とし穴。
壺井 栄の名作「24の瞳」の一場面で,担任の大石先生が生徒の作った落とし穴に落ちて
けがをする場面が有名である。
落とし穴の何が,子どもをとりつかせるのであろうか。
トトロもまた,子どもの頃よく落とし穴を作って遊んだ。
初めは,空き地でみんなで鬼ごっこなんかをしているのだが,そのうち走りつかれてしまい
思いついたように,せっせと落とし穴を掘り始める。
初めの頃は,手で掘っていた。
それがだんだん,シャベルになった。
掘った穴の上にそっとわらを敷いて,まわりには砂をかける。
落とし穴の見える木の影から,だれかが落ちないかとそっと監視を続ける。
これがまたなんとも言えないスリルである。
うまく落ちた時の快感といったらたまらない。
いたずらトトロにとってはこれで終わるはずもなく,だんだんエスカレートしていった。
初めはシャベルで掘っていたものが,スコップになった。
工場のすぐそばに住んでいたトトロに,道具はすぐにも用意できた。
よく友達が遊びに来る空き地に,落とし穴を作ることにした。
スコップで力いっぱい掘り進めて行く。
途中,粘土にぶつかると手ごわいが,頑張ってどんどん掘っていった。
いつしか,自分の背より深い穴ができた。
「よし!これでいいだろう。」
今まで,こんなに深い穴は掘ったことがない。
ワクワクしながら,持ってきたござで穴をふさぎ,上には枯れ草やら砂やらでふさいでみた。
「うまくできた!」
あとは,だれかが落ちるのを待つのみ。
いつものように,木陰から監視を続けていた。
2,30分経ったであろうか。
向こうから茶色い影が通った。
「あれ?」
それは,犬だった。
犬には,赤い首輪がついていた。
「どこかの犬が脱走してきたのかな。」
そんなことを考えているうちに,犬は落とし穴の方に走っていった。
「・・・!」
一瞬にして,犬の姿は視界から消えた。
落ちたのだ。
トトロは,笑いが止まらなかった。
しばらく,爆笑していた。
ところが,しばらくすると穴の中から犬の悲しそうな声が聞こえてきた。
これにはさすがにかわいそうになったので,穴の上から下をのぞきこんでみた。
犬が悲しそうな顔をして,上を見ていた。
トトロは,急いではしごを取りにいった。
手を伸ばせば届くようなものではないから。
走って来たトトロは,はしごをかけると下にいた犬を拾い上げた。
地面へ犬をそっと置いた。
犬は,一目散に走っていった。
いたずらも,度が過ぎたかな。
トトロは,ちょっと反省して穴を埋めることにした。
あの犬は,その後元気だったのだろうか。
もう,その犬の姿を見かけることはなかった。
休日の2度寝
平日の朝は,眠くても仕方ないから起きる。
大きなあくびをしながら布団を出る。
車を走らせながら,また大あくび。
ところが,休日は別だ。
どういうわけか,休日になると早起きしてしまう。
でも,もったいないから2度寝しよう。
休日の2度寝。
これが気持ちいい。
いつもなら仕事をしている時間にもグーグー。
気がつくとお昼が近づいている。
ちょっと贅沢,休日の2度寝。
いもほり
今日は,いもほりをした。
学校のすぐそばにある畑へ行く。
1学期に植えたサツマイモの収穫へ行くのだ。
サツマイモのつるをカマで刈る。
畑一面に張ったマルチ(黒いビニル)をはがす。
そして,待ちに待ったいもほりだ。
少しずつ,紅色の皮が見えてくる。
掘っても掘っても,どんどん出てくる。
「あった!」
「こっちにもあったよ!」
みるみるうちに1輪車2台分のイモが山になった。
家庭科室の前にある水道で,いもをきれいに洗う。
そして,しばらく干しておく。
その間に,みんなでそれぞれサツマイモを使ったレシピを調べる。
パソコン室からインターネットで検索。
次々とレシピが見つかった。
来週には,いよいよ料理してみようか。
たぶん,来週には家庭科室からの甘い香りが学校中に漂うことになるに
違いない。
各グループからのおすそ分けに期待しているトトロであった。
うんこの話 2
それは,トトロが小学生の時の話だった。
夏休みになると,宿題の一つに自由研究が出たものである。
夏休みというと,毎年頭を悩ますのが読書感想文と自由研究であった。
今年もまたアイディアを考えなくてはならなくなった。
まさか,去年と同じというわけにもいかないし。
しばらく考えたが,思いつかない。
トイレでしゃがんでいた時,ひらめいた。
「うんこの研究をしよう。」
・・・これをひらめいた時,笑いが止まらなかった。
「よし,ウケねらいで行くか。」
結局,どうせアイディアが出なかったので,これで行くことにした。
それから,40日間の研究が始まった。
改めて言っておくが,うんこの研究である。
きのう食べたものとうんこの関係。
色,形,大きさ,重さの特徴などなど。。。
繊維質のものを摂取すると,翌日のうんこの中にそのまま残っていたりする
ことがわかった。
トウモロコシなんか実に見事で,そのままの形で出てくるんだ。
いわば,トウモロコシの旅の終点を見届けるわけだ。
こうして,夏休みは終わった。
2学期が始まった。
夏休みの自由研究として,自信を持って先生に提出した。
うんこの研究ということで,くだらないとは思ったが,40日間テーマに沿って
研究してきたこともあるため,それなりには自信があった。
ところが,この研究はコンクールに出ることはなかった。
先生は,作品の一つ一つに短評をそえることになっている。
トトロの作品にも,先生からのメッセージが書かれていた。
・・・実にくだらない研究である・・・
え?これだけ?
残念ながら,トトロの研究心(笑)を理解してもらうことはできなかった。
大人になって,トトロは教員になった。
しかし,あれ以来,うんこの研究をしてくる教え子は未だにいない。
トトロ的には,こういう個性もあったっていいと思うのだが・・・。
<きたない話でごめんなさい>
いらっしゃいませ
現在のトトロの学校にも,パソコン教室ができた。
朝から雨が降っていた。
外へ遊びに行けないので,パソコンの授業を行うことにした。
電源の入れ方,マウスの使い方など,簡単なことから学ぶ。
今日の課題は,インターネットに親しむこと。
アドレスを入力して,ホームページにアクセスする課題。
そこで,トトロのサイトのアドレスを黒板に書いた。
みんなで必死にローマ字と格闘している。
そして,みんながやっとのことでたどり着いた。
コンテンツの中では,投票コーナーで楽しむ子もいれば,写真を見ている子もいる。
黙々とエッセイを読んで笑っている子もいる。
掲示板に遊びに来たら,トトロっ子たちは驚いた。
「これって,私達のことだよね?」
「そうだよ。(笑)」
実は,トトロっ子へのメッセージをあらかじめ掲示板に書いておいたのだ。
トトロ学級のことを題材に書いているところがあるから,おもしろいのかも。
さぁ,いつでも遊びにおいで。
いらっしゃいませ。
<トトロ学級,パソコン室にて>
トトロっ子
トトロの学校では,トトロっ子がたくさんいる。
さすがにトトロのクラスの子は慣れてしまっているが。
先日,出張で担任のいない3年生のクラスへ行った。
「わ〜!トトロ先生だ。」
いきなり3年生たちが集まってきた。
交代で肩車をしたり,おしっこ(押し相撲)をしたり,じぇんけんをしたり。
自分のクラスではなくてもお構いなし。
この子どもたちは,ちゃんと自習もできるんだ。
それには作戦があった。
「最後まで頑張れたら,トトロが本を読んであげるからね。」
実は,これだけ。
本当に頑張った子どもたちにとんち話やお化けの話,笑い話などの本を読み聞か
せしてあげる。
子どもたちだって,みんな楽しそうに聞いている。
「トトロ先生,今度いつ来てくれるの?」
「そうだね。いつになるかわからないから,校長先生に頼んでおくからね。」
そうして,トトロっ子は広がっていく。
別に人気取りしているのではないが,子どものいないトトロにはみんなかわいくて
仕方ないからね。
トトロの教室まで,手をつないで7,8人が送ってくれた。
もちろん,背中に2人ぐらいはぶら下がっていたな。
だって,トトロっ子だもんね。
学級の子だけじゃないよ。
みんなトトロの教え子なんだね。
<みんなのトトロ>
春の香り
校庭の芝生の上でごろんと寝転んだ
空を見る
ジェット機が川の上空を飛んでいく
耳をすます
空高く向こうの方から聞こえてくるヒバリの声
目をとじる
頬にあたるやさしい風がトトロを包む
においをかぐ
ほんのり漂うタンポポのにおい
そのうち,額の上をありんこが歩いていった
春なんだね
うんこの話
トトロは,授業中によく脱線する。
なかでも,一番盛り上がるのは「うんこ」の話題。
いつの時代も,こういう下ネタは盛り上がる。
トトロが小さかった頃のことだ。
おばあちゃんの家へお泊りに行くことがあった。
おばあちゃんっ子だったトトロは再会を喜んだ。
やっと到着して玄関をくぐると,なんかなつかしいにおいがした。
ところが,ある日トトロの身に事件が起こった。
早朝から公園へ行ってしばらくブランコで遊んでいたが,急におなかが痛くなってきた。
もれそうになるのを我慢しながら,急いでおばあちゃんの家に戻ってきた。
戻るなり,トイレへかけこんだ。
「ふう♪」
ほっと息をついたのもつかの間。
そこで,事件が起きた。
下から冷たいものがはねてきた。
そして,見事おしりに引っかかった。
この冷たさは強烈であった。
まさに,便所のおつりを食らってしまった瞬間だった。
トトロは急いでふいてきれいにしたものの,いつまでも気持ち悪い。
次の日,またうんこがしたくなった。
昨日,おつりをくらっていたトトロは,おばあちゃんの家のトイレに入るのがこわくて仕方なく
外へ出た。
家のすぐわきでしゃがんだ。
幸い,外からは誰にも見られない。
この日から,トトロは外でうんこをすることになった。
あとで,おばあちゃんが庭の隅に埋めておいてくれたからよかった。
ある日,トトロはまた外でうんこをした。
バナナのような見事なやつが出た。
紙が足りなかったので取りに行って,戻ってきた
「・・・?ない。」
あれ?どういうわけか,うんこはなくなっていた。
「おばあちゃん,うんこかたづけたの?」
「かたづけてないよ。」
うんこは,いったいどこへ消えてしまったのか。
まさに,うんこのミステリーである。
なんで消えてしまったのだろうか。
大きな疑問であった。
ところが・・・。
その答えは,数日後に出ることになる。
いつものように庭でうんこをしたトトロは,物置のかげからそっと監視を続けていた。
そうしたら,道路の方から侵入者が現れた。
やけに小さい。
茶色いぞ。
それは,近所の家で飼われている犬であった。
その茶色い犬は,トトロのうんこのところへやってきた。
そうしたら!
なんと,いきなりトトロのうんこを食べ始めたではないか。
幼いトトロには理解できない場面が飛び込んできたのだ。
これには驚いてしまった。
急いでおばあちゃんに知らせようと思ったのは,すっかり食べ終わった後だった。
ネコが草を食べる時があるように,犬の習性では不思議なことではないと知ったのは
トトロが大人になってからのことだった。
<きたない話でごめんなさい>