冴島学作品紹介   (似顔絵=月山きらら作)


美熟な家性婦


 2008 10月21日発売 特選小説12月号

哀欲の奇跡

 
2008年10月2日配信 電子書籍です。

 瑛子は婚約者、卓也の全てが好きだった。特に夜の相性はバッチリだった。しかし、卓也が交通事故で急死してしまう。瑛子は卓也の子供を身ごもっていた。そんなとき隣の部屋に中年男性が引っ越してくる。疼く体、見守る男……純愛貫くハードロマン! 




★2008.8.7『蕩ける蜜壺』

 
韓国出張風俗「サラン」で働く沙羅は、28歳の誕生日に出会った客を最後に身体を売ることやめた。そしてこれからの人生を占い師の言葉を委ねてみることに。仙台へ行きクラブでホステスとして働き始めた沙羅は、税理士だという誠実な客にほのかな恋心を抱くようになる……恋焦がれた男の意外な正体は!? 大人のハードロマン!


カップリングパーティ


 特選小説9月号(2008 7月19日発売)

花の園

 




電子書籍三弾「花の園」
 僕にしては、売れてびっくりでした。
 表紙絵が良かったんでしょうね。


新学期、たまに見かける美空は急速度で大人になっていくように岩井の目には映った。ショートだった髪も肩まで伸び、胸の張出しも以前より確実に一廻りは大きい。頬が幾分シェイプされたように見えるのは少女から大人に変化する特徴なのだろうか。岩井は渡り廊下で美空に声をかけた。
「よう、元気か」
「初めてね、先生から声をかけてくれたの」
 岩井は美空のことを気にはかけていた。だが理事長の孫だ。親しくするのは、えこひいきになるのではないか懸念し、声をかけるのを遠慮しているところがあった。
「ちょっと気になることがあるんだけど先生のアパート、日曜日に遊びに行ってもいいかしら」
 岩井は懐かしい思いがして断る気はおこらなかった。女子生徒を独身の男性教員の部屋に招くということに躊躇いはあったが承諾した。
 アパートの玄関に立つ美空は肩を剥き出しにしたノースリーブを着て、短いスカートからは健康的な長く細い素足がすっきりと伸びていた。コンビニの大きな袋をさげて、幼妻といっても通りそうな新鮮な色気がある。岩井は美空を部屋に招き入れた。
「きれいにしてるんですね」
「君の部屋のように立派じゃないがな」
「部屋に一人で遊びに来るなんて秘密を作ってしまったわね」
「そんな大それたもんじゃないだろ」
「私が誘惑しても? 一年たってもやっぱり先生のこと好きだった」
「やぶから棒になんだよ」
「私に魅力がないですか」
 あぐらをかいて座っている岩井の膝に美空は急に飛び込んできた。





電子書籍「素顔のままで」

解説 

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 病院長の黒い噂…悪用した不正、患者に麻酔し淫行。若手医師がその真実を暴き追い詰めていく……「偽造カルテ」。
薬品会社の営業部長・本宮が殺された。だが事態は一変、警察は狂言自殺と断定。刑事・サワは、出世にとらわれ家族にも見放されていた中年男性の境遇に同情しこの事件の裏を徹底的に調べることにする……「素顔のままで」など、人間の悲哀そして希望を描いたショートミステリー短編集。 
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目次 

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偽造カルテ
ブラックテイル
天地人
素顔のままで 
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抄録 

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 サワと郷津は本宮を診察したことがある市内の精神科医を尋ねた。
「たえず監視されているような気がすると言っていました。それに死者からの電話も定期的にかかってくるのだと」
 医師はカルテを見ながら、はじめは迷惑そうに事務的にそういった。
「死者からの電話というと……それは妄想ですか」
 サワはその辺に今度の事件の核心があるような気がした。
「彼の妄想だったのか、誰かのいたずらか、今となっては真相はわかりません」
 医師はサワの狸づらに似合わない真剣な眼差しに好意を示したようだった。
「小さな会社が二部に上場し、高卒の本宮さんが六百人の会社の営業本部長にまでのし上がるということは、敵も多かったでしょうし、偉くなればなるほど信頼できるものが少なくなるものですよ。私は町医者ですから、そうした企業や組織の出世劇というのは実感としてわかないんですが、患者さんをカウンセリングするとそうした事例は多くありますね」
 サワは静かにメモをとっていた。
「我々、刑事は、いや私に限ってはあまり出世には縁がないですね。転勤をずっと断り続けているし、職務に忠実なほど、目を見張る昇進はできない。キャリア組とそうでないものと昇進スピードは目にみえて違うし、仕事のあいまに昇進試験の準備などできないし、私は巡査部長で定年を迎えるんですよ」
 サワの言葉はぐちのようでもあったが彼は自分の人生を悔いてはいなかった。
「彼が精神に異常をきたしはじめたのは、会社で火事があった後からなんですよ。カウンセリングにおとずれたのはその後です」
「真面目人間が、ふと何もかもいやになって、死にたくなるということもあるんでしょうね」
「社会全体に、心の病や人の悩みを受容する力が低下してきていると思いますね」
「昨年の六月の白馬薬品本社ビル火災放火で逮捕されたのは彼の部に所属する二十八才の社員でしたね」
「本宮さんにとっては、大打撃だったと思いますよ」
 サワはその火事の記録も調査済で、すでに犯人は逮捕されていた。

*この続きは製品版でお楽しみください。 

電子書籍 「溶けていく妻」

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解説 

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 卓也は溺愛の末に5つ歳上の妻、千永子と結婚した。しかし突然の交通事故で千永子はもう3年、意識を取り戻さない。そこで卓也は千永子を想うあまり、意外な行動に出る……『溶けていく妻』
 他、至福と悲哀、相反する肉欲渦巻く夫婦の愛欲官能短編集。全6作品を収録。 
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目次 

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溶けていく妻
ルージュの罠
寄生愛
仮面
撮意
美唇の策略 

リュードルフィア・ライン

第2回で終ってしまいましたが、地方文学賞受賞作アンソロ本です。
拙作「リュードルフィア・ライン」が載っています。

リスト

★ 2007 4月21日発売 イーストプレス社 電子書籍
  「溶けていく妻」
  http://www.ebookbank.jp/galge/ep/item/1-108471/

★2007 6月21日発売  イーストプレス社 電子書籍
  「素顔のままで」
 http://www.ebookbank.jp/galge/ep/item/1-109793/
  「ブラックテイル」   社会派サスペンス
  「特選官能」    特選小説掲載官能   の3本です。

 【過去作】
2006-12  【溶けていく妻】 特選小説2月号
2006-9   【美唇の策略】 特選小説11月号
2006-6   『仮面】     特選小説8月号
2006- 1   『寄生愛』 40 枚 特選小説3月号
 
2005-10   『リュードルヒィア・ライン』 30枚
       祭り街道文学大賞 短編大賞 (新風舎アンソロ刊行予定)
                    
2005−11  『撮   意 』     40枚
2005−8  『瑠璃色の蝶』    40枚
2005−3  『ルージュの罠』    40枚  
2004−11 『 秘    密 』     50枚 
2004−7  『コリアンパーティ』  50枚
2003−12   『たのしまナイト』   30枚  

               以上 月刊 特選小説誌(辰巳出版)

1999-   「ブラックテイル」   250枚 修文社
1998-   「トラップ」       250枚 修文社
           オンラインブック

1997−5  「四年後の春」   50枚 
1997−3  「素顔のままで」   月刊小説クラブ誌(桃園書房)
1997−1  「花 の 園 」    
1996−12   「心理ゲーム」    
1996−9  「天地人  」    
1996−8  「偽造カルテ」     
1996−6  「ブラックテイル」   





 

読者からの感想です。

読者サロン 「仮面」の感想をお寄せいただきありがとうございました。

左上似顔絵は、イラストレーターのKTさんに描いていただきました。

特選小説8月号(2006.8)

 特選小説8月号(6月21日発売) 仮面

特選小説3月号

 寄生愛

2005.11月号『撮意』


 2005.9月21日発売

05年8月号(特選小説)

 瑠璃色の蝶


ルージュの罠

  
 2005年1月21日発売 特選小説3月号「ルージュの罠」

秘 密

2004年11月号 特選小説

コリアンパーティ





ブラックテイル(1996年小説クラブ6月号)

 第19回小説CLUB新人賞「ブラックテイル」
 
 再選を目論む市長が公約実現の為、非合法な手段も辞さない謎の男を雇ったが?





素顔のままで

ブラックテイル(修文社版)

 

電子本としてネット上で販売されていたものです。されて?いるのかな?もう私に権利はなくなって1銭も身入りはありません。


トラップ

SDF トラップ
冴島学 著 / 修文社

 自衛隊の駐屯地で5000リットルもの灯油が漏洩する事故が発生した。地元住民が使っている地下水への影響が心配される。そして、何よりもこれは本当に事故だったのだろうか。漏洩が発覚した夜、歩哨に立っていた三好士長は不審な人影を目撃していた…。地下に流れ出た灯油を回収するために、若い助教授の水島楓が呼ばれる。漏洩事故の真相は…。三好と楓を中心に、その謎が解き明かされていく。自衛隊というユニークな設定で展開される新しい恋愛ミステリー小説。



偽造カルテ(1996年小説クラブ8月号)

 正義感に燃える青年外科医は一代で大病院を築きあげた男の黒い噂を探り当て

四年後の春

 小さな病院で婦長を務める人妻のもとに、不可思議な暴行を受けた痕跡のある県会議員の娘が入院して来るが

 1997年小説クラブ5月号

花の園

心理ゲーム

(1996年 小説クラブ12月号)

『天地人』

1996年 小説クラブ9月号

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