このコーナーでは、ドリー・尾崎が高校時代から脈々と描き続けてきたパッション萬画を紹介します。
これらはドリーがときには映画館の暗闇で、またあるときは●×▲の最中に筆をとったりといったものがほとんどで、本人曰く「マンガの神さまが宿った」ときに生まれる、たいへん生産性の悪いシロモノです。
しかしながら、ただ啓示を受けてやみくもに描くのではなく、それら創造には以下のようなきびしい条件が課せられています。■下書きなし
■ネタの推敲なし
■完成までに20分以上かけない
■ネタにつまっても最後まで描きあげる
■腹ペコのまま学校へ行かぬこと
■十三歳以上の男女に対し、暴行または脅迫を用いてわいせつな行為をした者は、六月以上七年以下の懲役に処する。十三歳未満の男女に対し、わいせつな行為をした者も、同様とする衝動の産物ゆえに製作データなどはありませんが、タイトルや描かれている固有名詞などからおのずと判断できると思います。また作品の性質上、更新は極めて不定期であり、万がいちドリー氏を商業誌などに使おうという酔狂な方がいらっしゃっても、締め切り等、当サイト管理者は一切の責任を負いません。
本作品中には今日の社会通念に照らし合わせると、極めて差別的と捉えられる表現があります。しかし著者に差別を助長する意図はないことと、それを言うとこのコーナーそのものが成り立たなくなるので、敢えてオリジナルのまま掲載致しました。なんてな。
1992年の作品。タイトルのコンちゃんとは映画監督・市川崑からのイタダキ。劇中、モザイクで隠している箇所は公表するのもためらわれる固有名詞を書いておりました。本作を描いた後、そのまま続けてもう一本描いた続編があるのですが、またアップはいずれ。
★無題★
高校3年のときですから、1985年の作品。恐らくここに挙げたもので一番古いと思います。しかも描いたのは日本史の試験解答の裏面。「こういう殺伐としたものを描いて何らお咎めがなかったのは、やはりテストの点数がよかったのだなぁ」と思って表を見ると…ちょっと笑いが止まりません。
★フランダースの犬★
あの岡田斗司夫の「おたく日記」(モノマガジン)でも取り上げられた問題作。よしんばこいつらがノートルダム大聖堂の下で逝かなかったとしても、こんなトラッシュ人生を送ったんじゃないかしら坊や。お好み焼き食べる?
★シンドラーのリスト★
ごめんなさい。BSマンガ夜話の『ド●え●ん』特集のときFAX送信しました渋谷方面。クリス●ーネだけ目線がありませんが、オレの愛ということで。
★ジョニーは戦場へ行った★
もちろん元ネタはドルトン・トランボ脚本の辛気くさいアレ。戦争とマッカーシズムに対する痛烈な批判を込めています。
★ビシビシ説教行くよ!★
91年ごろの作品。チリチリパーマの正義漢・毒山(ぶすやま)くんは、名前こそ筒井康隆の短編「活性アポロイド」の主人公・毒島薬夫(ぶすじま らりお)からイタダキましたが、れっきとした実在の人物です。オレもよく叱られました。
★あつかまさん(その1)★
★あつかまさん(その2)★
★あつかまさん(その3)★
自己犠牲と謙譲の愛・美徳について描いた深い作品。あつかまさんの得体の知れないキャラだけで一発勝負するはずが、大映京都の『大魔神』ばりに惰性で3本世に出しちゃって、それで1セットみたいな大オチになってしまいました。
★怪物團(フリークス)★
たぶん、おまえも一度は考えたクチ。
★感じのいい小学生★
『メンフィス・ベル』公開時なので90年の作品です。「下ネタでもオトせば勝ち」みたいな、若輩もの特有の安い考え方が今となっては恥ずかしいです。けど、同じ作品を今書いたとしてもオチは同じでしょう。
★ヤン坊マー坊の帝都物語★
『帝都物語』公開くらいの作品かと思います、う〜ん。
後年、大阪科学博物館で実物の学天則を見たときは、かなり感動しました、う〜ん。
★私の自慢勝ち抜き合戦★
1993年の作品。なんというか、無念な気持ちがしみじみ伝わってきますわ。
★フラメンコ温泉宿★
またオチに苦しんだようで、下ネタで落としています。すいません、まだ20代前半くらいの頃の自分なんで。
★中之島サブちゃん★
何を思ったのか、ビデオのラベルに描いた1989年頃の作品。大阪市役所・本庁舎の地階にある「プラタナス」の親子丼は、鶏のテリヤキを卵でとじた反則気味なもので、おいしいけど見た目がとても悪い。それに敬意を表した作品です。今もあるのかな? ちなみにペンネームはフレンチコミックの大家エンキ・ビラルをもじったものですが、まさかそれから15年後、本家ビラルに会えるとは思いませんでした。
ちなみにこの作品が貼り付いていたビデオには、
「おれたちひょうきん族 秋のひょうきんスペシャル」
「89年プロ野球珍プレー好プレー 夏休みスペシャル」
が残っていました、ネタにもなりゃしない。
★リターン・オブ・中之島サブちゃん★
89年作の続編。前作はビデオラベルでしたが、今回はポスト・イットに描いたものです。関西に住む者にとって、当時『ブラックレイン』への期待感がどれだけ高かったか、コレ見るとわかりますね。
ただ、今となっては水島裕ネタが何の意味を持つのか不明です。
★怪しい怪しいと思ったら、ホラやっぱりイタリア映画★
高校生の頃の青臭い作品。元ネタはもちろん『レディホーク』。映画を知らなくてもオチは理解いただけると思いますが、あのロマンチックなファンタジーのロマンチックなクライマックスの、そのギャップあればこそのマンガですんで。
しかしあの頃はよかったですね。ルトガー・ハウアーにもまだ少しカリスマ性が残っていたし、ミシェル・ファイファーもまだオバサンじゃなくて可愛かったし。マシュー・ブロデリックも『GODZILLA』に出るなんて思いもよらなかったろうし、リチャード・ドナーにヴィットリオ・ストラーロなんてトチ狂ったコラボレーションも……すまん。
★温泉に行きたくば行くもよし!!★
これは確か高校んときくらいの作品だったと。ネタ的にはしょうもないんですが、作家先生の意味なさすぎなネーミングと、意味の深いタイトルの著作で笑いをとりました。
★エロマンガ ケンちゃん★
「作家たるもの、自らの作品で勃つくらいのモチベーションがないと!」という某エロ漫画家さんの声に、「ビートたけしのオールナイトニッポン」の“ダッチ自分”ネタが重なって出来た作品。過去のオレってば、ホント下品でごめんなさい。
★バートン・フィンク★
コーエン兄弟の代表作、その翻案。
★ちょうすけ★
『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』製作時くらいの作品。四方各5センチくらいの小さい紙切れに描いたもので、紙質も保存状態も悪くほとんど読めない状態だったのですが、PHOTOSHOPでサイズや汚れを修正し、なんとか見られるようにしました。ネタそのものより、レストアに感嘆してしまう一編。
★キューちゃん★
我が敬愛するスタンリー・キューブリック監督が亡くなったとき、気が動転して描いた作品。他人の死が創作の原動力になるという、まるで片思いの姉ちゃんの接吻を見て、一晩でストマン15ページ描いちゃう満賀道雄(『まんが道』)と変わりませんね。
★SF土人の逆襲★
SFと蛮族はイチゴとコンデンスミルクのような関係。そういえばこれ描いたとき、ちょうど伊丹十三の訃報が入ってきたのを思い出します。たぶん天国の伊丹先生が啓示を与えてくれたのでしょう
★黒い人Z★
『SF土人の逆襲』の続編。とはいえ10年以上も間隔が開いていて、ほとんど『人喰いアメーバの恐怖(マックィーン絶対の危機)』と『人喰いアメーバの恐怖2』のような関係。ネタに詰まるとシュールに逃げる悪い傾向です。セーラー服のオヤジは実在するモデルあり。
★アメリさん★
なんとまぁ2年ぶりの最新作!! 自宅近くのホームセンターでクリアファイル買ってるときに神が降りてきました。ルーカス某のことをとやかくいってられない寡作状態ですが、心なしか内容もアイツばりにパワーダウンしているような気も。まぁリハビリと思ってカンベンな。
成功の影に微少ながらも失敗あり―。勢いだけで描いた作品の中には、
オチをキめられず筆を置いたものが存在するのです。
というワケで、萬画の神様も万能ではないというケースをここに挙げることにします。
皆さんならいかにオトしますか?
★無題 その1★
1990年頃じゃないのかなぁコレ。くどいようですが10年前の自分なんて他人も同然なので、結びをどう求めていたのか皆目見当がつかねぇや。鼻毛にまだ白髪もなかったし。
★無題 その2★
1987年の作品。オチが捻り出せなくてペンを置いたのか、身障者に対する侮辱ともとれる内容に心が痛んでの中座なのか、今となってはよく分からないけど(たぶん前者)。自分なりに問題提起の思いがあったのだとおぼろげに。
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