夕べは早い時間に就寝し(といっても午前4時だが)、朝10時に起床。今日でお別れの後輩君と近くの食堂で刺身定食を食べ、彼の帰り支度を手伝う。
最後に彼が行きたいと所望していた、大泉学園の東映アニメーションへ向かう。だが残念なことに、ギャラリーが11日からの新展示の準備にて閉館中。ところが駅へ向かって歩いていると、後方から東映アニメーションのスタッフさんに呼び止められ、入れ替え途中の展示ルームを見せてもらえた。遠来の客に便宜を図ってくれ、とても感謝。
入替途中とはいえ、前回の展示物が残っていたのが幸い。『太陽の王子ホルスの大冒険』の本編使用セルや絵コンテ、『どうぶつ宝島』の宮崎駿のストーリーボードを拝見できた。しかし輪郭線トレースにゼロックス方式を本格的導入した『ホルス』の本編セルは状態もいいのだが、『長靴をはいた猫 80日間世界一周』の本編セルはマシントレスのため、経年劣化で輪郭線が溶けてしまい、まるで彩色セルを裏側から見ている感じ。
案内いただいた本ギャラリー責任者であり、東映アニメーション演出監督の笠井さん(現・デジタルコンテンツ事業部プロデューサー)と名刺交換し、今後ここをどのような形で展開していくか話を伺う。常設展示の問題や歴史的資料の運営方法など、歴史あるアニメスタジオとしての立ち位置の難しさは想像以上。あと、塑像はディズニーにならい各作品ごとに用意したのだが、実際には使われていないという歴史的裏話を少々。
その後、渋谷に移動してオーチャードホールへ。東京国際映画祭特別上映プログラムの『エイリアン ディレクターズ・カット』を観る。
細かな差異は次号の「フィギュア王」で触れるけど、今回のバージョンは既発のオリジナル版DVDに収録されている10シーンの未公開場面から、4シーン(うちひとつは半分)を本編に組み込み、さらに前半部のノストモロ乗組員会話シーンの幾つかを微細にカットして、オリジナルより1分短くしている。あまり変わっていない印象を受けるかもしれないが、どっこい大幅に手が加えられているのだ。ただ『スター・ウォーズ 特別編』のように、CG修正など視覚効果のレタッチはしていない。
やはり独自の世界観を作り上げた功績は大きいよ。今改めてスクリーンで観ても、劣化は全く感じられない。怖さはだいぶん緩和されたけど、それは初公開当時、エイリアンの形状が把握されてなかったこともあり。
本編終了後に『エイリアンVSプレデター』のティーザーが流れるが、粋なはからいと思うなかれ。1954年の第一作『ゴジラ』の後に『ゴジラ対メガロ』の予告を見せられるくらい無粋だよ。
終わって再び後輩君、そして友人Mと合流し、渋谷マークシティのスタバで時間調整をして、23時発の高速バスで後輩君帰阪。それを見送って深夜、我々も帰途に就く。
どうでもいいが、ATOK14ってスタバがカタカナ変換されるのね。