今日の地獄巡りは六本木固め。まずはアスミック・エース・エンタテインメントへ。例年どおり、こことは長く話し込んでしまう。
昼食をとり、次に向かうは20世紀フォックス。
『ジーパーズ・クリーパーズ2(仮)』の邦題決めるのに頭抱えていたので、同行したテリーが『こうもるさん』と命名。先方の困っている様子がありありとわかる。
その後、別のところをまわるテリーと別れ、一番町の東宝東和に行く。ここは来年の作品数は少ないものの、最大級の問題作を抱えている。そう、『ドーン・オブ・ザ・デッド』だ。
現時点でまだ詳細をとやかく言える情報をお互い得られていないので、オリジナルとの接点をあれこれ検討できるワケもないのだが、それでも本作の話題だけで1時間半近くも話し込んでしまう。『ゾンビ』のリメイクを積極的にウリ文句にはしないという宣伝側の主張も痛いほどわかる。でもそれを封じてしまうのは、この映画のアイデンティティを殺しかねない云々。う〜ん、大変だよなぁ。
それはそれとして、先々月来阪のおり会い損ねた関西支社のS氏と、ここでバッタリ会えたのは幸いだった。
東宝東和を後にして日比谷へ移動。東宝試写室に向かい『着信アリ』を観る。
座席の中間から後方にかけて埋まっていたので前のほうに座ると、隣に叶井俊太郎がいた。
「あんた何でこんなとこにいるの!?」
「だってヒマだったからさ」
この慌ただしい時期、どこの世界に他社作品の試写をのんびり観てる宣伝マンがいるんだよ。しかも明後日には新会社が業務始動すんだろ? まぁ叶井さんなので、これは勉強熱心の現れなんだと好意的に解釈。
映画は携帯というツールが事件への引き込み線になってるだけで、後は『呪怨』チックに得体の知れないゴーストが跳梁する毎度な展開。相馬光子、もといコウちゃんは以前にもまして顔が人殺しスマイルになっているので、スクリーミング・クイーンには向いていないと思います。あとトピックは、岸谷吾郎が彼の役者人生で初めて誉めてやりたくなる演技をしていたことか。まぁ三池崇史くくりで言うなら『DEAD
OR ALIVE』のダンカンみたいなもんだけど。
終了後、マリオンに赴き引き続きの試写。日劇2にてディズニーアニメ『ブラザー・ベア』。
『着信アリ』が終了したのは20時24分。本作は20時30分上映。そりゃ重戦車のようにダッシュアタックしましたよ!! おかげで開始ギリギリで入場。関係者がズラリ並んでいるところにきて、一人駆け込みで鼻息荒げながら登場したもんだから、
「尾崎、観る気マンマンだな」
と思われたんじゃないかと。恥ずかすぇ〜!!
『王子と乞食』が基底になってる情操教育アニメだけど、アホ兄弟の野郎泣かせな絆にセンシビリティを刺激されたよ。熊との格闘アクションの作画処理が秀逸で、週チャンで取り上げるからと嫌々観たにしては拾いモノ感高ぇや。
終了後、週チャン杉田姐と茶店に移動し、シネマプレビューの文字稿チェック。秘宝の最新号を差し上げると、読むなり開口一番、
「原史奈、足細ぇ! 自分の商売道具にとことん磨きかけてますね」
って、男子中学生かお前は!
深夜2時前くらいに帰宅し、ひと息つく間もなくエルマガジンのインタビュー原稿を上げる。あ、『正三郎の部屋』最終回でやんの。