今日は根を詰めて残務処理。仕事場の資料整理ならびにキッチンの掃除。
ところがだ、これがもう片付けれど片付けれど状況に変化なし。成果が目に見えないと志気にも響き、陽も高いうちから「ああ、今日はよく働いたなぁ」モードに入り、未開封のDVDを視聴。
んでもって観たのは『U・ボート/オリジナル・アンカット・ヴァージョン』。ああ、現実逃避にうってつけ!
『U・ボート』が映画版と、6話からなるTVミニシリーズの両バージョンあることは今やファンの常識だが、日本じゃ1997年にTV版がLDリリースされるまで、知ってる人は意外と少なかった(恥ずかしながらオレもその一人)。
このDVDは、そのTV版からオープニングとエンディング・クレジット、前回のあらすじを抜き、本編だけを繋げた4時間53分のフルヴァージョン。画質も『ディレクターズ・カット』並みで、1:1、85ビスタ収録で両サイドの画面情報が復活している。
ただ音に関しては、TV時のステレオ音声を擬似的に5、1ch立体音響にしていて迫力に乏しい。
じゃぁ『ディレクターズ・カット』は何故8トラックのSDDSだったのかって? あれは本作用にSEを全部新調したんだよ。音楽はクラウス・ドルディンガーが所有していた音楽テープをローストして一度だけ再生可能な状態にし(保存状態がかなり悪かったらしい)、デジタルに落としたものを使った。
しかしペーターゼンも、これを撮ったばっかりに“おまえ仮にも『U・ボート』の監督だろ”的な突き上げが絶えずの作家なもんで、たぶん『トロイ』も方々でこのセリフを吐かれてるんじゃないかと。
けどオレは、『ネバー・エンディング・ストーリー』を撮ったときの監督の発言
「『U・ボート』はみんなに絶賛されたけど、うちの子供にはウケが悪かった。だから息子たちに尊敬される映画を撮ろうと思ったんだ」
これを中和剤にしているんで、『アウトブレイク』も『パーフェクト・ストーム』も寛大な気持ちで観賞したが。
あ、そうそう、『プラスティック・ナイトメア 仮面の情事』は『U・ボート』呪縛を断ち切れない人に薦めたい佳作。日記としてはイビツな着地点だが、映画ライターとしては本懐を遂げたという気持ちでいっぱいの、そんなサンデー。