2004年11月30日(火)
ハァ、月も変わろうかというのに……



 依然、原稿は煮詰まったまま。おかげで『僕の彼女を紹介します』のチョン・ジヒョン来日記者会見もスルーとなり、オリバー・ストーンが残酷描写に徹底した『アレキサンダー』の完成披露試写にも出向けず。買い置いていたヴァンゲリスのサントラ、本編観てから聴こうと思っていたのだが。


 仕事場の空気があまりにも淀んでいたので、夕食のために外出。帰り際に近所のブックオフでLDを物色し、長年探していた『スーパーマン/スーパーマン2冒険編』のメイキングディスクを200円で見つけて購入。帰宅後、しばしテレ東でオンエアしていた『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』なんぞ視聴。


 夜、OTCのいどさんと久々に電話で長話。インクレディブル夫人の話や、来年以降の仕事の話といったオフレコなものを混ぜつつ2時間近く話し込む。







2004年11月29日(月) いつもの『呪怨』でした




 相変わらず原稿は歩止まりで、進行状況は全体の20パーセントに満たず。仕方なく『THE JUON 呪怨 』の記者会見&インターナショナルバージョン試写に参じるため、新宿東急へ。

 ああ、こんなところで原稿を待たせてる、例えば映画秘宝の編集部とかとハチあわせるのは……なんてことを思っているときに限って、「あ、やっぱりいた!」とズカズカ隣に座ってくるのが秘宝軍団だったりするんだなぁ。

 映画は『呪怨』のエッセンスを拝借してアメリカンホラーを構築するのではなく、もう完全なるリメイク。だからビデオ版と劇場版の『呪怨』『呪怨2』を観ているオレにはネタを明かされている手品を見るに等しく、日本家屋に西洋人が普通にいる違和感を抱えながら何に驚くでも感心するでもなく、ダラーッと観賞。

 ですからして、気の利いたコメントを切り出せず、こういうときは『呪怨』の世界観に初めて触れたヤツの感想にすがろうと思い、同席していた週チャン担当のチャーミー氏に「どうよ?」と。もちろん期待を裏切らない彼女は涙目になりながら、

怖ぇよー! もう家帰って風呂入って寝る!!

 と、観たことを激しく後悔してマジびびり、アハハハ。

 しかし、そういう剥き身の感性を笑ってられるのも最初だけで、打ち合わせの際にオレの原稿どん詰まりのまま、抜け駆けで来たことを知るや、

「あー、私が代わりに書きましょうか? ライターのゴーストライターってヤツで」

 と形勢逆転。今度はオレが涙目になり、おめえに出来るのかよと夜の歌舞伎町で中坊ゲンカ。


 そういえば『THE JUON 呪怨 』。オレがシリーズで一番恐ろしく感じてた描写[ポリ袋の中で蠢く死体]がなかったのは残念。日本版はもう少し描写がゴリィらしいので、件のシーンは復活するのかしら?






2004年11月28日() ビデオドロームに死を!




 今日はOBオールスターゲームを観に東京ドームに行くはずだったのに、開催日を来週の日曜と勘違い。またそれを夕方のスポーツニュースの「マウンドに立つ阪神ユニフォームの小山」で気が付くというマヌケさったら。


 ならば仕事に……思うものの、これを終えりゃ一段落するはずの、某誌1万字の論考が遅々として進まず。「圧倒的な資料の少なさ」というのもあるが、今年亡くなられた山口猛氏による、製作の舞台裏に密着したインター・テクスチャリティーが身をよじるほどにグイグイ食い込んでくる。「先人の轍を踏んでいるだけだ」と非難はされたくないし、かといって あれ以上に詳細に触れたメイキングがいったいどこにあるというのか。

 口幅ったいが、ギャランティと内容量とのバランスが悪い仕事だと分かっていても引き受けるのは、映画史研究も映画ジャーナリズムも生息しにくい現状「それをやるべき人間が、やっておいかないでどうするのか」という強迫観念にある。「スペック記事で糊口を凌ぐのもいいが、基本は研究者であれ」とは、オレの恩師である松本俊夫の進言だが、ともすれば忘れがちになるコレをたまには思い出し、上記の仕事を受けては自分の足元を見つめ直す。ぬるい生活をしている自分にはキツめの特効薬だ。


 まぁ、その副作用に苦しんでいるところ、気晴らしに先日送られてきた“ VIDEODROME ”のクライテリオン版DVDを視聴して緩和。ああ、やはり『イグジステンス』はしょせん本作の落ち穂拾いでしかないと、今さらにして思う。
 画質は国内版よりもはるかに素晴らしい。いや本編のことなんかより、特典として収録されていた『サムライドリーム』のアンカット・フッテージに泣いたよ。初観賞から20年目にして素材レベルのものが見られるなんてね。写真左はベータテープ型にあしらったパッケージで、かなり秀逸な発想。






2004年11月27日(土) 気晴らしに青梅へ



 年末進行真っ盛り。その反動で原稿に煮詰まったのか、仕事場に向かう気がイマイチせず。仕方がないので好天に誘われるがまま、青梅までドライブ。


 青梅と言えばマラソンくらいしか既知に乏しい街だが、一度深夜に車で徘徊したとき、商店街にやたら映画のレトロ看板が散在していて、その印象が妙に後を引いていたのだ。

 そんなワケで、駅横の駐車場に車を止め、しばし商店街を歩く。それから「青梅赤塚不二夫会館」を見学。
 宝塚の手塚治虫記念館、そして境港の水木しげる記念館など、数々の漫画家の記念館を踏破してきた自分にとって、ここも重要拠点だったんで。後は萬画の継承者としては石ノ森章太郎萬画館(宮城県)、興味本位で山梨と岡山にあるいがらしゆみこ美術館にも足を運ばねばならないのだが、後者は建物が趣味の悪いラブホみたいで、ちょっと訪問するのに勇気がいるなぁ。


 そんなことよりガチンコ兄弟の祈願である、全国9カ所に点在する富永一朗漫画館制覇計画はいったいどこへ行ってしまったのだろう。







2004年11月26日(金)
ミムラは嫌いじゃないんだけどね




 午前中、おなじみ開田裕治先生んとこの『特撮が来た!』の寄稿をまとめたり、数誌より依頼されている本年度映画ベスト5やら10やらの選考。今年観た作品をリストアップし、そこから魂が震えた傑作以外をふるい落としていく作業は、そりゃもう単純に楽しい。


 午後は少し早めに外出し、高田馬場に立ち寄り書店で資料の捜し物。それから有楽町へ移動し、15時半より東宝試写室にて『着信アリ2』を観る。

 上映を待つ間、先ほど回っていた『ゴジラ FINAL WARS』の絡みで富山省吾プロデューサーがいらしたので、作品に関する質問を含めて話を伺う。

『着信アリ2』は、秋元康+黒井和男のマーケティング戦略至上主義が作品の表情に現れていて、角川と袂を分かった一瀬の『Jホラーシアター』と比べると、ライトユーザーのニーズに応えた作りになっている。だから隣に座っていた女性はビビッドに恐怖描写や感動のツボに反応していたけど、目の肥えたホラー好きには、定型化されたジャパン・ホラーのフォームを取り入れすぎた“色のくすみ”が気になるのではないだろうか。


 帰宅後、あれこれ原稿をパラレルに進める。






2004年11月25日(木)
ちょっとアニメ版にも食指が動きかけてる




 朝は7時くらいに起き、頬の異物感と戦いながらフィギュア王の別枠映画コーナーのレビューとインタビュー記事をまとめ、昼前にアップ。

 原稿をまとめながら、某配給会社の某氏より送られてきた膨大な冊数の資料ファイルに目を通す。これはこれで原稿をまとめるのに大いに助かる。


 夕食は久々にテリーと真面目な話をしながら。そのついでに奴が買った『げんしけん』(講談社)の5巻と、コミックモーニングの最新号を奪取して読む。






2004年11月24日(水) 出遅れ感の強いゾンビ映画




 朝も早くから渋谷へ。午前10時より東芝エンタテインメント試写室にて『ハウス・オブ・ザ・デッド』を観る。

 今年の東京国際ファンタスティック映画祭・ホラーオールナイトで先行上映された、ゾンビ・シューティングゲームの映画化作品。ファンタでの評判のほどを宣伝担当氏に聞くと、

いや、一番最初に『SAW』が来ちゃったんで……

 なるほどね。というか、ファンタのオールナイトに気合いで参じる観客は、ゾンビものにそれなりの一家言ある連中だろうし、多くを望まなきゃ中学生あたりの「オレが考えたゾンビ映画」と言う感じで微笑ましく観ていられるってば。出演者の一人であるユルゲン・プロポノフが『U・ボート』の艦長まんまな格好なうえ、それに触れる寒いギャグには気絶しそうになったけどさ。


 試写終了後、某大手企業に赴き、とある件にて説明と相談を受ける。その間に週チャンの文字稿訂正を電話口頭でやりとり。2時間くらいの拘束の後、映画秘宝編集部に写真を渡しに行き、編集部のMくんとしばし話をして帰宅。左頬の口内炎が悪化して軽い熱が生じたのと、早起きゆえの寝不足がたたり、割と早めに就寝。






2004年11月23日() 勤労感謝の日ですが




 仕事をするワケです。

 ということで本日は資料探しのため、ひたすら押し入れの捜索。現在ビハインド記事を執筆中の、某作品に使われたプロップを懸命に捜索。

 こういう行為は得てして現実逃避目的に置換されるのが常で、思い出の品の数々をほじくり出しては感慨に浸る。そしてムダに時間だけが過ぎていく。





2004年11月22日(月) 年末進行なもんで




 深夜に週チャンのインタビュー記事に着手し、朝方にアップ。そのまま寝る。

 昼すぎに目を覚ますと、銀行へ行って支払いや引き出しなどを済ませ、帰宅後にフィギュア王の文字稿訂正を編集部に指示。

 入れ違いに週チャン編集部に電話するが、インタビューページのプロフィール枠を設定し忘れたことに気付き、大慌てでデザインの組み直しを要求。こっちも字数を組み替えて原稿を再送。





2004年11月21日() 有終の美というヤツ




 日曜日、まぁ某編集部と原稿進行の話はしたものの、基本的に休んだ日曜なので記すこともなく。けどやはり、公知となったあの話題に触れねばならぬか。


『ドラえもん』の主要キャラが声優総入れ替えということで、「ドラがのぶ代の声じゃなくなったら、藤子・F先生が亡くなられたときより喪失感ギュルギュルでは?」と思っていたオレには、来るべき日が遂にという感じ。
 でも、先任が亡くなったりのドタバタで声質の似た影武者を仕込むよりは、後任の歓迎度も違うだろうし、先代も惜しまれつつ玉座を退くが美学だろう。


 ならば、あのシリーズは果たしてそうした別れへの準備が出来ているかと思うワケよ。そう、例えば『釣りバカ日誌』ね。

 スーさんの現役続行を危ぶんでいる間に、ハマちゃんさえも土台がグラついてきた今日、『釣りバカ』もここはひとつ、Xデーに備えて「キャスト入れ替え」ということにしたらどうだろう。三國連太郎や西田敏行に何かあってからじゃなくて、「ミクニ&ビンコー最後のハマちゃんスーさん」を前もって大々的に謳っとくワケよ。さすればカウントダウンで集客を図れるし、シリーズ存続をスムージーに促せもできる。


 ……そんなことよりも、ドラミちゃんは横沢啓子のままなのかしら?






2004年11月20日(土)
「クララ、クララが立ったわ!」
「…総統、歩けます!!」



 昨日の『ライフ・イズ・コメディ!』に絡めまして。


 某別冊のキャプション稿をアップし、秘宝次号の長論考の土台をシコシコと。ならびにフィギュア王映画ページの文字稿チェック。


 あと『ER』を見て寝た。






2004年11月19日(金)
スクリーンで久々にリスゴーを見たなぁ




 そろそろ次の仕事にかからねば、だって1万字近くの文字量なんだもんと、その原稿のために某所や某所に連絡。


 午後は試写のために渋谷へ。13時より東芝エンタテインメント試写室にて『ライフ・イズ・コメディ! ピーター・セラーズの愛し方』。

 喜劇俳優ピーター・セラーズのバイオドラマ。監督がオレの好きな『ブローン・アウェイ/復讐の序曲』の……というより、最近は『24』といったほうが通りがいいスティーブン・ホプキンス。ですからして、クラクラ揺れてましたよカメラ
 ときにセラーズの心象表現として「彼自身が別人格を演じる」ってな入れ子演出があったりするんだが、意図が踏めず演出は雑。まぁ、目玉は『ピンクの豹』『博士の異常な愛情』『チャンス』あたりの舞台再現か。

 ジェフリー・ラッシュ演じるセラーズは、観る側がいくらその気でいようとラッシュその人なんだが、映画に目が慣れてくると『ドアーズ』のヴァル・キルマー程度にはジム・モリスンに思えてくるって感じ。でもストレンジラヴ博士は容姿から声質から見事に完コピで、そこはちょっと寒気。ブレイク・エドワーズ役にジョン・リスゴーキューブリック役にスタンリー・トゥッチというところ、似てる似てない以前の自家製キムチ的キャスティングが絶妙。 

 関係ないが、黒澤明の『まあだだよ』、内田百間役は松村達雄よりも、やっぱ中村嘉葎雄だよな。


 渋谷から半蔵門線で神保町へ移動し、映画秘宝編集部へ。打ち合わせの予定が社内会議が押し、とりあえず今日は帰宅。途中、あちこち書店に立ち寄り、買い逃した『Pen』の映画タイトル特集号を買ったりして、しかも急行に乗らず各停で帰ったりして、ズルズルダラダラと帰着後は仕事かと思う暗澹さを緩和。






2004年11月18日(木) 何もないよ
 秘宝のビデオレビュー原稿と、某別冊の本文をアップ。次号原稿の下調べ。


2004年11月17日(水)
まじリスペクトしてっし……エックス




 今日も原稿。だが手を休めて久々に試写に行く。東宝試写室にて『ゴジラ FINAL WARS』。

 エレベーターで待っていると、アチョーという怪鳥音と共に脇腹にゴスッと鈍い痛み。見ると映画秘宝編集長のT野辺氏がキックを放っていた。いきなり会うなりスキンシップが蹴りですからね。やっぱ一発目のマスコミ試写初日に怪獣映画を観に来る中学26年生、気合いが全然違いますよ。


 まぁ、それで観たんですけどね。感想は避けます、いろいろとあるんで。なんといいますか、南街東宝で『ほにゃららVS宇宙ほにゃらら』を観終え、千日前線難波駅のホームで噛んでいた味のないガムをまた噛み直しているような、あの頃に逆戻りかよ……

みんな、見通し甘くてゴメソ!!

 しかし『ローレライ』の予告編にはブッたまげたなぁ。


 終映後、しばし秘宝ギャングと立ち話をして、有楽町から中野に移動。フィギュア王編集部にて打ち合わせ。






2004年11月16日(火) 今日だって働いてますよ



 フィギュア王誌の映画ページ原稿をアップ。ココのは後、別の作品レビューとインタビューをまとめるのみ。これでようやく某別冊誌の原稿一本に絞れると喜んだのもつかの間、試写状の整理やらメールの返信やら、溜まった雑務に追われる。





2004年11月15日(月) 働いてますよ



 ひたすら仕事。フィギュア王の映画ページのインタビュー原稿、週チャンの文字稿チェックをあげ、下調べを済ました某別冊の原稿に着手。いろんなところの打ち合わせを日延べにしてもらう。





2004年11月14日() 思い出し日記(2)




 日曜日はもうそれこそ原稿に煮詰まり、テリーさんがやたらと薦める木尾士目『げんしけん』(講談社)を既刊4冊バババッと読む。少年チャンピオンしか現在進行形のマンガを読んでない自分にしては異例。後はコミックトムからビッグコミックに掲載の場を移した『宗像教授異考録』くらいですかね、お付き合いは。

『げんしけん』微妙に楽しかったですよ、自分の高校映研時代を思い出して。けどアニメまで見ようとは……斑目ってやっぱ、声優アプローチってメガネ(千葉繁)っぽいの?


 あ、それと矢田亜希子のグラビア目当てにコミック誌買うの、そろそろ止めにしたいと思います。誰に言うとは無しに。





2004年11月13日(土) 思い出し日記(1)




 原稿の麓が見えてきたので、たまった日記を更新しようと思ったが(これを綴っているのは11月16日)、時間を置くと何をやって過ごしたのか、あまり覚えていない。

 フィギュア王の連載原稿を仕上げ、知人の結婚式の突然の出費に泣き、深夜に『ER』を見たことくらいしか思い出せない。あと冷蔵庫の奥に放置された3日前のカットパインが、果たして口に入れても大丈夫かどうかを懸念したあげくに食らい、別に何ともなかったことくらいか。





2004年11月12日(金)
今日『華氏911』DVDでみたよ☆彡




 こんにちはー(^O^)
 
 今さらですよ仮にもこういう商売している輩がさセカチューより泣いたよー(T_T)。でもブッシュ、ちょっとおいしいヤツかもって思ったり(^-^)

 明日は「いま、会いにいきます」見るね(^O^)

 





 働けよ






2004年11月11日(木) それにはワケが




 朝、週チャン編集部からの電話で叩き起こされる。半ボケの状態で受け答えし、目覚ましに目をやると既に昼じゃねぇかよ。今日もらえる原稿待ってるのに寝起きかよダメ人間全開じゃんよとチャーミー氏に責められ、すいません昨夜はあれから拘束されたもんで今から取りかかりますから許してくださいと子機を置き、そのまま二度寝。


(この睡眠中、屋台でサラリーマンのオヤジが「Drコトーのさ、なんでTVは彩佳が柴咲なんだこのヤロー、あれじゃ殺人ナースじゃねえか」とか言いながら大暴れしてるのに、店主は犬におでん食わせてるという主体性のない夢にうなされる)


 気が付いたら夕方16時。半ベソかきながら原稿に取りかかり、18時に仕上げる。夕食と買い物と支払いのために車で外出。帰宅してまた仕事……いや現実逃避。






2004年11月10日(水) 久々に試写



 今日はどうしても観ておきたい作品&仕事絡みの試写があり、やむなく外出。

 まずは東芝エンタテインメント試写室にて『ライフ・イズ・コメディ』を観る……つもりが、渋谷駅下車あたりで間に合わないことを悟り断念。紀伊国屋書店・渋谷店で『魔術師 江戸川乱歩全集 第6巻』(光文社文庫)を購入し、サ店で収録作品「吸血鬼」をチマチマ読んで時間調整。


 回転寿司屋で遅めの夕食をとって六本木へと移動。15時30分より某作品内覧試写。うーん、やはり俳優たるもの(監督もだけど)、自虐的なセルフパロディに手を染めるようになっちゃおしまいですよ。


 試写終了後、そのまま地下鉄で神保町へ向かい、秘宝編集部に。
 ここで別冊と次号の打ち合わせをして場を去る予定が、そのまま今月号の特集のキャプションと補足記事を書くことになり、編集部にてシコシコ作業。ここで深夜まで時間が押してしまい、後に控えていた別所での打ち合わせを日延べに。おまけに帰宅は終電ギリ。


 帰り着いたらそれはそれで別誌の原稿が待っており、それに着手。でも途中で力尽きる。







2004年11月9日(火) 埋めてます、思い出してます




 週チャンとエルマガの原稿、某誌別冊の原稿のための資料まとめと、企画書の一本仕上げる。相変わらずベニヤ板にコンクリートを塗りつけ、重みで板がたわんでいる状態と言いますか。そういうベッタリ仕事に密着しながらも張りのない毎日。

 なのですいません、スキマ埋めにオレの秘密でも。
 

 (1)雑誌の袋とじを開けない

 (2)餃子にタレをつけない



 しかし結果として『デビルマン』は、ネットでの酷評がむしろ「ダメなココを楽しめ」的ガイドの役目を果たし、カルトの殿堂入りしそうな気配。甘やかしちゃダメだよ! 「そんなにひどいなら、観に行ってみようか」って? なんでそうやってサメの背びれが見える海に潜ろうとするかな。試写のとき、オレは映画のあまりのダメさ加減に死ぬかと思ったんだから。

 ……映画がダメで死ぬ評論家なんて、まるで美談か本懐みたいに聞こえる。






2004年11月8日(月) 冥途燃え

 仕事の合間に車を修理した。知らない間に頭痛は消えた。

 そして、久しぶりに自分の作ったモノでも、店のモノでもないカレーを食べた。



2004年11月7日(
ゾンビホラーなんてゲラゲラ笑ったためしがない




 朝、宅配便の来訪で起床。フィギュア王ゴジラ特集・オレ担当Pのデザインあがる。デザイナーさんの力量もさることながら、そりゃもう惚れ惚れするようなオレの構成センス。朝から敵を作ってますよ満々で。


 昼はエルマガのレビューとインタビューP原稿に着手し、15時頃に仕上げる。


 その後は昼食兼夕食をとり、レビュー用のサンプルビデオ視聴。ブツは『ショーン・オブ・ザ・デッド』。

 英国産ゾンビコメディ。世界観がロメロの『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』なんだけど、人間側の登場人物が揃いも揃ってバカ&ダメ人間ばかりと、ゾンビより始末が悪い。ショーンとエドの関係なんて、オレとテリーさんなんだよなぁ。コメディだけど残酷シーンも多く、ゴブリンの音楽を流用したりと愛はタップリあんだけど、全体的に止めてるネジがユルい。ケッ、所詮はワーキングタイトルよ。





2004年11月6日(土) 宣伝かよ



 たっぷり睡眠をとれば治るだろうと思っていた頭痛が一向に引かず。かといって寝てばかりもいられず、重い足取りで仕事場に。某社の新雑誌・創刊ゼロ号の映画レビュー原稿と、秘宝の特集4Pの原稿をアップ。前者は連載になると嬉しい。後者は自負して悪いが、ちょっと他じゃ読めない気合いの入ったヤツを書いた。今月発売の1月号、ぜひ手にとって読んでください。


 …あと仕事中、ウエットティッシュだと思って顔を拭いたらOAクリーナーだったとか、そういう小ネタも織り交ぜつつ。






2004年11月5日(金) あ〜、頭痛ぇ



 頭骨の中で脳が膨張しているような感触と、水中に潜っているかのような外音の聞こえづらさに閉口。明らかに睡眠不足からくる頭痛だ。

 こうなるともう仕事にならず、仕方がないので一日静養。昨日、所沢古本祭りで購入した田中文雄『神(ゴジラ)を放った男 映画製作者 田中友幸とその時代』(キネマ旬報社)と、仕事に絡めて高橋洋『映画の魔』(青土社)を手に取って読了。


 あと、なんかこう漠然と年賀状のことを考えたり。






2004年11月4日(木) 内職




 明け方に寝て、目覚めてたのは昼近く。ダラダラと起きて原稿……ではなく後輩Tの荷減らしを手伝う。何をするかと思えば、大人買いしたチョコエッグ「世界の戦闘機シリーズ 〜第4弾〜」の中身だけを取り出す作業に従事。

 最初は剥きながらポリポリとチョコをかじっていたが、3個あたりで胸が悪くなる。仕方がないので、とりあえず頂戴しておき、後で加工して食らおうという算段。
 結果Tはスリーカートンほど消費して、なんとかコンプリートに至ったようだが、これ以前に相当数を買ってるらしいので、投資額を考えると恐ろしい。日本橋でも剥き身を売ってる食玩ショップがあるだろと提言するが、まだ出始めだから店頭にないのがもどかしく、結局バクチにすがるらしい。


 夕刻にはTを駅まで見送る。そういえばテリーに預けた金を返してもらったら、5千円1枚と千円札2枚が新札だった。意外と早い遭遇。ところでさ、もう流通して4年も経つのに、未だ出会いの機会が少ない2千円札はいったいどこで何をしているんだ。


 後輩Tを追い出して、ようやく仕事。週チャンのインタビュー記事をまとめたところで、ズンと重めの頭痛が襲い、仕方なく今日は店じまい。






2004年11月3日() 客の相手




 本日は入間の航空祭を観に、大阪より後輩Tが上京。仕事で全く相手が出来ず、宿だけは提供するので寝に来るだけ来いと薄情なことを言う。

 とはいえ客人を招き入れるには、それはそれは見苦しい状態だったので、仕事そっちのけで部屋の片付け。各部屋の蛍光灯まで取っ替え、晦日の大掃除かと見紛うほどのドタバタ。


 夜21時半ごろTより電話。これから駅に向かうとのことで、迎えに行く。

 代わりにお供してもらった友人Mに礼を言い、Tと共に遅い夕飯を食う。それから買い物など深夜の街を徘徊をし、夜中の1時に帰宅。それから家で歓待の酒盛り。いや厳密にはアルコールは入っていないのだが、いろんな物を肴にして明け方まで喋り倒す。

 し、仕事が……。






2004年11月2日(火)
作家の外見と作品の一致ということでいえば、
オレはキューブリックと宇野千代なのだが…… 




 昨夜、というか今日は早朝4時に寝て、目が覚めたのは昼。やはり人間、一日経たとて睡眠不足が帳消しにならないのですね。


 そそくさと準備をして、13時過ぎに外出。渋谷の東芝エンタテインメントに行く。本日は某誌の依頼で『マシニスト監督ブラッド・アンダーソンにインタビュー。

『ワンダーランド駅で』みたいな愛しい小品を撮る作家だし、きっとあの映画を地で行くロマンチストかと思ったら、オレも見上げるほどの巨人だった。このイメージ詐欺が。つーかその前に『セッション9』撮ってるワケで、いまさら見た目とイメージがどうこうって話でもないだろ。


 インタビュー終了後はそのまま新宿に移動し、歌舞伎町内の茶店で文字稿の赤入れ。隣席では童顔に妙にマッチしたチョビ髭をはやした店長らしき兄ちゃんが、従業員のホスト軍団を叱りとばしていた。しかも位置関係のせいで、周りからはオレも一緒に叱られているように見える。そして不思議なことに、店長はじめ従業員たちもみんなオムライスをオーダーしてやがんの。変なムード。

 携帯がつながらないことを理由にその場から逃げ、週チャン編集部に口頭で文字稿直しを指示。もちろん件の話をしたが、忙しいうえに珍しくない事なのか、軽くいなされてしまった。


 帰って仕事に取りかかり、映画秘宝のDVDと正月映画レビュー原稿、ならびに週チャンのインタビュー原稿などを片付ける。







2004年11月1日(月) ゼ●キス先生のアレ




 昨夜より一睡もせず、そのまま朝は8時半に外出。都内試写室にて某作品の内覧試写。

 相変わらず監督はポス・プロでヒーヒー言うような自虐的画作りをしているけど、3DCGの精度が上がりすぎ、キャラが妙な気持ち悪さを醸し出していた。原作絵本を叩いて伸ばして面積だけ拡げ、隙間はアクションで埋めましたみたいなひどく退屈なもので閉口。


 それから飯田橋へと移動し秋田書店に。久しぶりにアニキこと週チャン・I副編と話。とあるDVDソフト購入を真剣に悩んでいたので助言。後はチャーミー氏と打ち合わせ。


 飯田橋を後にし秋葉原へ。廣瀬本社ビルにて開催中の「Gの原点と進化」展を観賞。

 いつもお世話になっている開田裕治氏、そして生頼義範両画伯のゴジライラストを網羅した展覧会。生頼さんのは大阪在住の頃、毎日放送ロビーで数点ばかし原画を見たことがあるが、開田さんのは初めて。『ゴジラ伝説II』の轟天号の原画を見つけ、ベタッと座り込んで観賞し、しばし感慨にひたる。


 秋葉原から歩いて神保町に移動し、映画秘宝編集部へ。原稿もろもろの打ち合わせ。久しぶりに現場復帰していたM君と会う。お〜元気そうで何よりと声をかけると、

「オレなんかより、テリーさんはお元気なんですか?

 と逆に安否を問われてしまう。人のこと気遣っている場合ではないのか。







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