2004年12月31日(金)
今ごろ年賀状を出すオレ……



 朝、5時にセットした目覚ましで起床し、そのまま年賀状作成作業に入る。……いや、今年は2日も配達があるし、郵便局は閉まっていても年賀状専用ポストに入れれば大丈夫だぞと、嗚咽しながら作業。


 図案、印刷、宛名書き、コメント書きなど午前中に全ての作業工程を終え、玄関を出てドアを開けると、外は真っ白。試練だよこれも。


 ついでに年末年始のいろんなアレコレを買い出し。ふと立ち寄ったブックオフで『デイ・アフター・トゥモロー』やユニバーサル・モンスター・シリーズ等々、これらが年末セール750円とアホのように安かったので、つい購入。インド洋津波災害があったばかりなのに、無自覚に不謹慎な買い物。


 近くの蕎麦屋で夕食代わりの年越しソバを食べ、ちょこちょこいろんなところに雑文をアップして寝る。正月三が日、ご来光もTVも初詣も誘いも絶ち、オレは仕事の鬼になるのだ。

 とかいいながら、東京MXで放送中の『みんな〜やってるか!』なんか観てしまう。今年最期…というか最初の映画がこれかよ。






2004年12月30日(木)
仕事、来年に持ち越し




 昨夜の忘年会から朝帰りをし、あちこち寄り道をしながら家についたのは午前7時。そのまま原稿に着手しようかいのと思ったら、やはりもう完徹の出来ない体になっていたのだった。

 仕方がないので睡眠不足を補うため横になったら、あっという間に外は真っ暗。何にも手をつけずに1日を終えたことに焦りを通り越し、笑いが込み上げる。こうしてオレの2004年は終わっていくのかよ。





2004年12月29日(水)
やはり朝帰りの宿命




 今日はOTCの忘年会に行く。昨年はテリーが来れず、さんざアイツに忌み事を言われたので、ガチンコ兄弟で参加。

「今年こそ1時間だけお邪魔したら帰るんだ、1時間だけ」

 と思っていたら、やれ会場では三留まゆみさんや浦山珠夫氏、切通理作氏らと入れ替わり立ち替わりに話をして、ふと我に返ると既に終電の機を失っていた。深夜にはアダルトな来賓がやって来て場は即席キャバクラというか、即席ホストクラブというかカオスと化す。オレは一人で具材を買いに行き、なんで毎年毎年こう余裕のない年末年始なのだろうかと考えながら鍋をつついていた。


 場から開放されたのは結局、去年と同じ朝の5時。恵比寿駅から新宿へと移動し、始発の西武急行に乗りこむと「ドリーさん!」という呼び声が。誰かと思えば高橋ヨシキ君だった。秘宝編集部の忘年会で彼も朝帰り。あー東京は広いようで狭い。





2004年12月28日(火)
コマ切れユルユルな感じですが
微妙に焦ってはいるのですよ




 あー、夜中に『ジーパーズ・クリーパーズ』観て元気百倍、そのままシャワーを一発浴びたらもう翌日。なんか年末のゼータクって感じするんですけど。海外からしかメール来ぃへんし。

 週チャン用のキャッチを送り、寝る間も惜しんで出掛ける。1000本ノックのフィナーレ、本日はまさしくその大トリといっていい東宝へ。

 社に着くなり宣伝のT氏に

「あ、この時期の来社ということは、秘宝……

 と言われ、事がすっかり定着していることにある種の危機感すら覚える。

 担当の宣伝室長M氏と話をした後、『ローレライ』のインタビュー取材日程など、先ほどのT氏と話。途中で企画担当のM氏に映画の感想を聞かれ、感動のツボが全く一緒だったことに共感のエールを交わしたり。


 東宝を後にして早々に帰宅。途中、新宿TSUTAYAでキース・ジャレットの『ブック・オブ・ウェイズ』など数点CDを借り、中村屋でカレーパンを土産に購入。

 帰宅後、フィギュア王の編集M女史より電話。次々号特集ページの打診。軽く打ち合わせなど。


 夜はそれこそ仕事に没頭……の前に「ガキの使い」スペシャルを見る。しかもだ、終わると同時に強烈な眠気に襲われ、ベッドに倒れ込むという体たらく。深夜3時頃に目が覚め、さすがにこのままではヤヴァいと思って仕事場に戻り、秘宝のレビューに着手。






2004年12月27日(月)
ちょっとヤバい




 鼻水とくしゃみの連打、腹筋大活躍で筋肉痛。


 それこそベッドの中で唸ってると、チャーミーさんから原稿とキャッチの催促。今死にそうになってるから後で送るといい、3時間後くらいに原稿を送信して連絡。年末、あと少しのところでダウンで無念だと愚痴ると、ひとこと、

「デブだからですよ」


 夜、夜こそは真面目に仕事だと思うも、『ジーパーズ・クリーパーズ』見ちゃった。あー意味無くて面白れー。






2004年12月26日(
26日なのにですよ




 グルグル、今ごろになって頭をよぎる年賀状のこと。どうしようかしら今年も。いやマジで。

 



2004年12月25日(土)
未着手の原稿やビデオが山ほどあるのに…




 風邪の影響だろうか、体がダルくて労働意欲に火がつかん。

 仕方がないので強制オフ。昨晩に録画した「明石家サンタ」を観てダラーンとなり、謹呈で送られてきた原稿掲載誌をモヤーンと読む。チャンピオングラビア、最近の熊田曜子いいなぁ体が緩みきってて。「もうすぐ水着仕事も終わり」という油断がフォルムに出ていてさ、チャンチャン。

 



2004年12月24日(金)
人ごとではない問題がチラチラと




 午前中は各所へのメール返送や電話の応対など、細事にあれこれ時間をとられ、午後に外出。1000本ノックも大詰め、本日はまずゼアリズ・エンタープライズヘ。

 担当のKママさんより『ヴィタール』の劇場用パンフをいただく。ネットでも喧伝されていたが、312ページという単行本並みの分量で、これで劇場限定はもったいないというと、

あら、もちろん書店売りもするのよ

 ああ、なんとたくましい。


 セアリズを出て、築地方面にテクテク歩いて移動、聖路加タワーへ。次なる場所はソニー・ピクチャーズ

 SPEは1000本ノックの初っ端を飾るハズだったのだけど、『カンフーハッスル』の元旦公開やこっちのスケジュールの関係でズレ込んでしまった。
 そういやシネカノンを訪問してきたテリーが「オレもソニーに向かう!」と合流してきたので何事かと思ったら、あの『力道山』がココだった。韓国映画と太いパイプで繋がってるシネカノンでテリーが確認したところ、ソニーが配給権を買ったと聞きつけたのだ。

 案の定、担当のH姐が「ウチの2005年イチ押しはコレよ!」と出してきたスチールが、増量したソル・ギョングというオチ。韓国映画って権利が高騰化し、有名作はメジャーが押さえ、企画作品にインディが群がる状態というが、それを如実に著しているな。


 日比谷線内でテリーと別れ、クリスマス・イブ気分でむせかえる六本木へ到着。先日行けなかったブエナビスタへ。

 担当Yさんと次年度作品トークにまったりと興じるが、今後の映画界の、他人事でない大きな問題へと話題が転がる。これを意識的に重く捉えている同業者がどれだけいるか知らないが、けっこう影響が及ぶぞ。


 帰宅後、週チャンの原稿に着手。頂いたクリスマスケーキなど食らいながら。


 



2004年12月23日(
祝日が幸いしての中休み




 療養に専念してひたすらグッスリ寝る。


 ベッドの中で原稿の下調べと称し、周防正行「『Shall we ダンス?』アメリカを行く」(文春文庫)を再読。 ミラマックスがオリジナル版に対しカットを要請した部分と、リメイク版との因果関係を確認せねばならなかったもんで。

 ついでに購入のままほったらかしていた、横木安良夫「ロバート・キャパ最期の日」(東京書籍)を読む。ドアイ・タンで地雷を踏み、爆死したキャパの最後を克明に綴ったルポだが、推察とは思えぬリアルな状況再現に引き込まれ、あっという間に読了。

 



2004年12月22日(水)
やはりオーラが漂ってるなぁ




 熱は下がることもなければ、特に症状悪化や食欲減退というほど深刻な問題もなく、目先の仕事を片付けるために外出。1000本ノック行きます。まず今日は渋谷の東芝エンタテインメントへ。

 ここは2006年にテリー・ギリアムの新作『ブラザーズ・グリム』が控えてるが、ギリアムは次回監督作『タイドランド』(東北新社配給)があるし、『ロスト・イン・ラ・マンチャ』の悲劇を思うと嘘みたいな快進撃だなぁ。

 担当のMさんに“この後はクロックワークスに流れるけど、何か伝言は?”と言うと、

「昨日の飲み会、行けなくてゴメン」

 とのこと。実はココとクロックワークスとは合同取材の案が持ち上がったくらい担当同志が懇意なので、ついつい橋渡しなど。


 渋谷から恵比寿へと移動。JR恵比寿駅の交番前でエンケンこと遠藤憲一とすれ違う。会うのは『集団殺人クラブ』関係者試写以来2度目だが、まぁ派手ないでたちというのもあるんだけど、相変わらず妖しいオーラをビンビンただよわせてましたわ。


 ということで、次はクロックワークス。ここは今日で仕事納めなので、本当に年末の挨拶がふさわしい。

「出版社の次年度ラインナップ問い合わせはFAXやり取りがほとんどで、社で直接話するのって、秘宝の尾崎さんくらいですもん。偉いというか大変というか。止めると寂しいので続けてください」

 と担当H氏。こう言われると、なんか荷をおろしづらくなる。


 クロックワークスを出て、先日のお礼をしようとOTCに立ち寄る。残念ながらいどっちはおらず、デスクのえびさわさんに忘年会に参加するよう念を押される。

 恵比寿からJRで市ヶ谷駅に移動し、九段下のファインフィルムズへ。ここは去年、訪れてみたら社名が変わっていたという印象が絶大で、その話題も込みで担当H女史と談笑。内実、風邪熱で脳がとろけそうになってたのだが。


 そのまま六本木に移動し、本日最後のブエナビスタに向かう途中、改札を抜ける直前で担当Yさんより携帯に電話が入り、緊急会議で時間変更のお願い。先方の希求どおり日延べにし、そのまま踵をかえして帰宅。いや、正直ホッとした。
 

 



2004年12月21日(火)
1000本ノックは続くよどこまでも




 朝、熱を計ると36度7分。大したこともねぇやとクスリを頬張り、防寒を厳重にして外出。先方に風邪を移したりしないよう細心の注意をはらい、まず最初は日本ヘラルド映画

 宣伝部に入るとシナジーから移勤のIさんとバッタリ会い挨拶。『亡国のイージス』担当とのこと。ここはホント来年、邦画攻勢ですな。


 年内に回りきれない数社を助っ人で請負うテリーと合流し「矢場とん」で昼食。エスピーオーに向かう彼と別れ、オレは半蔵門駅まで、次は東宝東和

 去年は『ドーン・オブ・ザ・デッド』の件で最長時間粘ったココと、今年もまた1時間半近く話し込んでしまった。といっても映画の話ではなく、正月休みはお互いどうするのかとか、ここでは記せない公私の話題を担当のI女史とダワ〜ンと。

『ドーン』の担当だったNさんによろしくお伝え下さいと社を出ると、偶然にもそのNさんと帰り道でバッタリ。『ドーン』は今年のオレのベスト1ですよと告げると、本当にお世話になりましたと早めの年末年始挨拶。興行成績もDVDの売り上げレンタルも好調でよかった。


 その後、六本木に移動しギャガ・コミュニケーションズへ。その間にまだコンタクトの取れていなかった数社の日取りも全部決まる。

 今年はギャガもいろいろ大変だったけど、来年は無理のないラインナップで巻き返しを図る模様。作品数は相変わらず多いけどさ。


 でも今はオレが大変。未着手の原稿もボコボコ溜まりだしたし、体調最悪フラフラで帰宅。

 




2004年12月20日(月)
忘年会三連チャン、そして風邪




 昨夜(というか今朝)『カナリア』を観ていたときから、どうもノドにいがらっぽさを感じていたのだが、やがて鼻水がズルズルと。ああ、やってしまった。今年の冬は風邪を引かずにやり過ごせるかと思っていたのに。

 いやいや、こんなのに負けませんよと午後から何事もないように外出。原宿のファントム・フィルムへ。例年どおり叶井さんとアレコレ話。編集部に伝言あるかと聞くと、

「オレのコーナーのタイトル、毎回代わるけどあんまし面白くないよね」
 
 さりげなくダメ出しかよ。


 原宿から京橋に移動し、メディアボックスへ。担当のYさんに話を伺う。
 さすがにこのあたりから頭がフラフラするが、力を振り絞って六本木へと移動。アスミック・エースへ。

 担当T氏とはいつも長々と会話を交わすけど、

「毎日映画コンクールのときに赤坂で待ち合わせてから、もう何年になるっけ?」

 という話題になり、あれから3年になりますよというと、

「あれ、そんなもん? かれこれ5年くらい経っているのかと思ったよ」

 ああ、多忙の宣伝マンは時間の流れ方が違いますなぁ。


 時間が押し、急いで新宿に移動。今日の夜は週チャン・シネマプレビューのメンバーによる忘年会。I副編にチャーミー、渡辺麻紀さんらと鍋を囲む。それこそ何の団体かと思うような濃い話を肴に。

 お店も閉店となり、場所でも変えて喋ろうかと歌舞伎町を闊歩していると、ドラッグクイーン風情の兄ちゃんに、

「あら、あたしのタイプが歩いているわ」

 と執拗に声をかけられてしまう。

うわーい、オカマにナンパされてやんの

 と、チャーミーさんは大喜びだ。単なる客引きに決まってんじゃねぇかと、また大ゲンカ。それでなくても、オレはオカマやブラックの兄ちゃん引きつける変なオーラ出すってんで困ってるのに。


 各々の終電前に解散し、1時すぎに帰着。あ、頭が重い。

 




2004年12月19日(
深夜『天国と地獄』ツアー




 今日はOTCのいどさんと合流し、一緒にメシでも食いながら今後の展望やらバカ話に興じましょうということで、まぁ忘年会的な集いを。

 武蔵小杉まで参じた我々は、車で拾ってもらい横浜市内を徘徊。ルートはみなとみらいから山下公園の懐かしいテリー=内田の『パンドレッタプラス』デートコースを踏み、黄金町→伊勢佐木町の大岡川界隈という、期せずして黒澤明の『天国と地獄』ツアーとなってしまう。ご丁寧にも時間軸までほぼ一緒の、実に念の入ったツアー。そして最後は横浜日劇という『濱マイク』で締め。

 恥ずかしい話、黄金町が色町だということを知らず、そう聞かされても飛田新地のような感じを漠然と想像していたら、あちらよりも猥雑で驚く。


 都内の焼肉店で長々とトークをし、木村カエラ礼賛に明け暮れて帰宅は深夜4時。それから5時よりサンプルビデオで『カナリア』を観る。

 親の出家に巻き込まれ、教団崩壊後に居場所を失った、いわゆる「オウム・チルドレン」を材にとった塩田明彦の新作。テーマは異質だが『どこまでもいこう』『害虫』の譜に連なる、塩田作品としての匂いはある。途中でダウンするかと覚悟していたら、最後までイッキに視聴。 






2004年12月18日(土)
忘年会とデ・パルマと



 先週の疲れが一気に浮上。昼まで目が覚めず。既に送ったと思っていた秘宝ベスト10原稿が編集部に届いていないことを知り、あわてて追補しメールで送る。


 夕方、モソモソ身支度をして中野のT先輩のところへ行き、ちょっとした内輪の忘年会。以前より約束していた新作のシナリオを読み、意見が欲しいということで、あれこれと話を費やす。ああ、大学時代を思い出すなぁ。
 入れ違いで帰宅されたT先輩の旦那さん、I先生に挨拶し、夜10時ごろに帰宅。


 ウチに帰るとアマゾンよりDVD『悪魔のシスター』が届いていたので、これを試聴。

 ようやく国内DVD化がなされたブライアン・デ・パルマの初期傑作。今だ大事に持ってたLDはスプリット・スクリーンのところだけビスタになるので、てっきり本作は1:1.85がオリジナルのアスペクト比かと思っていたが、35ミリスタンダードの上下をブラックバーで覆っていたのね。だから画の情報量でいえばLDが勝っているけど、朱がかって暗部がベタつぶれで、その点DVDのほうが画質面で有利だ。






2004年12月17日(金)
久々の監督インタビュー




 本日は午後より取材仕事。パークハイアット東京に行き『ナショナル・トレジャー』の監督、ジョン・タートルトーブにインタビュー。

 監督、見た目が実年齢より若々しく、今まで撮ってきた作品とは違ってエネルギッシュな感じがする。けどインタビュー途中でフッと向こうに消えたかと思ったら、

 「暗いとメモが読めないでしょ?」

 とルームライトを点けてくれた。性格は映画同様にハートフルなヤツ。

 しかも頃は夕刻、ハイアットから夕陽の美しさに感激した監督、しばし外の景色に見愡れる。オレまでつられて監督の傍らで夕焼けを眺める。二人して仕事そっちのけで何をしているのやら。


 ハイアットを出て本日はお役御免といきたいところ、そのまま1000本ノックへと移行。赤坂見附に向かい、東北新社へ。映画と関係ないが、担当のN女史に聞いた同社の効き過ぎる空調の裏話が、あまりにも変で可笑しかった。


 東北新社を出て、今度は六本木に移動。20世紀フォックスへ。ここはもう、改めて言うまでもない『SWシスの復讐』があるワケでして。同じく古澤ボスの息がかかったUIP『宇宙戦争』との真っ向勝負をどう受けるのかなどの話をチラホラと。


 まぁフォックス絡みってワケでもないが、帰りぎわに立ち寄った書店で『エイリアンVS.プレデター メイキングブック』(エフエックス・ABC出版)を購入し、そのまま帰着。






2004年12月16日(木)
『ローレライ』に日本特撮映画の希望を見た




 朝も早々に1000本ノックを受けるオレ。というワケで本日は丸の内の東映へ。

 ここは今年『デビルマソ』をあんなにボロクソ言った手前、どうも歩が鈍い。着くなり担当のKさんに頭を垂れるが、

「まぁ、あれはしょうがないですよね」

 と、いたって不問な姿勢。ありゃ?

 来年の東映といえば、角川春樹復活のファーストパンチ『男たちの大和』が控えてるワケで、その計画の一端というか「それはあまりにもムチャ!」という話を幾つか教えていただく。お土産に今年も東映カレンダーを頂戴し恐縮。


 お昼に「矢場とん」でランチを食べ、道を挟んだヘラルド試写室で13時より『セルラー』を観る。

 脚本原案がラリー“空の大怪獣Q”コーエンで、同じ電話を材にして手掛けた『フォーン・ブース』のように密室劇かと思いきや、舞台がアチコチ転じる捻りの利いたアクション映画でした。監督がデビッド・エリスというのも妙に頷ける。職人脚本家と職人監督がキチンと仕事をすりゃ、こうして普通に面白い作品が出来るんだけどなぁという好例。


 試写終了後、今度は東宝へと移動。15時半より東宝試写室にて『ローレライ』。

 脚本と画を繋ぐのはコンテであり、樋口真嗣はそのセンスに長けたケレン味の業師だ。そんな氏の手腕が本編中のワンシークエンスのみならず、全編において奮われるのならば……という期待を微塵も裏切らない至高の戦争アクション。このテの和製モノって、画面上で欠落しているものを脳内で補完しながら観ていることが多いが、そんな面倒な作業から解き放ってくれる作品とは、何と気持ちのいいものだろう。

 CGの写実性がとやかく言われているが、オープニングの未来戦がミニチュア然としているからといって『ターミネーター』の面白さが削がれないのと同様、エモーショナルな部分にこそ本作の真価がある。表現することの貪欲さをどこかに置き忘れたような、目腐れの起きる空騒ぎ大作が続いただけに、この映画が放つ光はひときわ眩しい。

 上映終了後、『パンドレッタプラス』以来久々にお会いした樋口さん(いや、今は樋口監督)と福井晴敏氏に挨拶し、久々に笑顔でここの試写室を出る。皆々と別れ際、つい敬礼ポーズをとってしまうくらいに観賞後の高揚感が心地いい。


 その後、テリーと神保町に移動し、映画秘宝編集部へ。現在進行の原稿に関する打ち合わせ。来月のインタビュー取材の件や、1000本ノックのピッチを速める旨の内容。



 



2004年12月15日(水)
昨日の今日で、早くも願い叶う




 今日は午前中の『アレキサンダー』の試写に向かうつもりが、某共著のテーマ出しをせねばならず断念。


 午後イチ、試写後に会う約束をしていた松竹の担当I氏とK氏らと合流し、東銀座のルノアールで談話。映画ファンド作品『忍 SHINOBI』にオレも投資するのしないの、もちろん『釣りバカ』の話も。


 そのまま歩いて新橋に移動し、別件で近くに来ていたテリーと一緒になってワーナー・ブラザースへ。担当のS女史と話。「今年は(ウチくるの)早かったですね」と驚かれる。そうだよなぁ、いつもワーナーって年開けだったもんなぁ。とりあえず目玉であるコウモリさんやのび太に、これといった具体情報なし。


 ワーナーを後にして「旧月」でランチを食べ、続いて飯田橋に移動し角川映画へ。大映からそのまま移勤の担当K氏と、次年度ラインナップについてあれこれと。


 テリーと別れて渋谷に向かい、アートポートに行く。担当H氏はオレ同様『ゾンビ』シンパなので、今年は『ドーン・オブ・ザ・デッド』の話で盛り上がる。

「『ランド・オブ・ザ・デッド』はUIPさんでしょ。ウチでやりたくてロメロにもコンタクト取ってたんだけどなぁ」

 でもここ、今回も面白いホラーを買ってるんだなぁ。


 帰りにすみや渋谷店に立ち寄ると、なんと昨日の日記で「正規盤CDがリリースされてない」と嘆いていた『マルコ・ポーロ』、イタリア2枚組のオフィシャル完全盤がリリースされているではないか! 年末汲々の財政だが、何年待ったってこともない。当然ながら買って帰り、さっそくウチで聴き滂沱の涙を流す。ああ、これでまた明日を生きていける……。





2004年12月14日(火)
もう少しマカロニも選曲して欲しかった




 今日はひたすら室内作業。1000本ノック配給会社訪問のスケジュール調整に没頭する。先方に電話でアポ取って日取りを決めるのだが、ギャガやフォックス、ワーナーといったメジャーほど担当がつかまらないので、先に大手を攻めて約束を交わす。

「もしもし尾崎です。さて12月も半ばになりました、そろそろ例のヤツを…」というと先方は、

「もうそんな季節ですか!」
「アハハ、また大変な時期になりましたね」

 の二つ反応どちらか。既に風物詩となってる感アリ。


 どうしてもつかまらないところを除き、なんとか今週分のメドがたったので夕食に出掛ける。途中で近所のCDショップに寄り『ヨーヨー・マ プレイズ・モリコーネ』を買い求める。

 世界的チェロリストのヨーヨー・マが、エンニオ・モリコーネの映画音楽ナンバーを奏でるコンピレーション・カバーCD。試聴したらオレが愛してやまない『マルコ・ポーロのテーマ』を弾いていて、それがまた微妙にいい塩梅だったので購入。『マルコポーロ』ってモリコーネのアルバム中、『1900年』とタメ張るオレの最強盤だけど、未だに正規盤CDってリリースされてないのな。






2004年12月13日(月)
地獄の1000本ノック、始まる




 いろいろあるんだが、とりあえずは試写に出向く。13時よりUIP試写室にて『クライシス・オブ・アメリカ』。

 ジョナサン・デミの監督作品なんて、それこそ『フィラデルフィア』以来だなぁとヘラヘラ笑いながら観ていたら、『影なき狙撃者』が放送禁止スレスレのキッついロボトミー話に変身してました。先週の『エターナル・サンシャイン』といい、ここんとこ他人の頭の中いじくってる映画ばっかですわ。
 作品は観ごたえあるけれど、デミ得意のアップ対アップのリバースショットが、いちばん盛り上がるところでワンシークエンスのみ披露され、一抹の寂しさを覚える。


 試写後、週チャン担当・チャーミーさんとお茶。約束していた「ガチンコ兄弟1000本ノック」と称する冬休み補習用ビデオとDVDを持たせる。ラインナップに顔を引きつらせる姿に微笑みつつ、礼はいいから、少年マンガ誌に連載を持つ男の夢=電報で「ゲンコウ オクルニオヨバズ」を打ってくれよと頼むと、

「原稿落とすのは当の作家さん以上に、編集者として恥ずべき行為なんです!」

 とキッパリ。ならオレが部屋の窓から靴持って逃げるから“先生、締め切りはもうとっくに過ぎてるんですよ!”と頭に湯気立てながら追ってこいと言うと、

「イヤだよ。おメェんち遠いし基本的にマンガ家じゃねぇし」

 もう全然使えねぇ! 貴様の人生★★だ!! と歌舞伎座前で取っ組み合いの喧嘩をし、兄妹の絆を深めるどころかいっそう不仲をこじらせる。


 というか、諍いをしている場合ではない。今度はオレが1000本ノックを受けねばならないのだ。そう「映画秘宝」恒例・映画配給会社隠し球のページ作成のため、映画配給会社30社の訪問行脚がついに始動。
 まぁ最初は手堅く近場からと、先ほどまで試写を観ていたUIPへときびすを返し、宣伝のTさんにお話を伺う。ちなみに、ここの目玉はスピのアレとピーターのアレ。


 外は既に真っ暗。それってもはや夕食じゃないのかと思うような昼食をとって六本木に。18時半よりアスミック・エース試写室にて、某GW公開作品の内覧試写。

 ……完璧に自分の役を踏襲されてしまった竹中直人にコメントを求めたい。というか、日本語吹き替え版はこいつだけ竹中直人なんだろうな。







2004年12月12日(
『ヨーロッパ特急』はどう考えてもロックじゃねぇだろ




 基本的には昨日のOSバージョンアップ作業と、それに伴うデータ移植の続き。特に今日はデータ整理に手を焼く。


 途中、夕食を買いに外出。そのついでに『SIGHT』の最新号を購入し、帰宅後おにぎりを胃に詰め込みながら、特集「究極のロック・アルバム100枚」に目を通す。
 昨年ローリング・ストーン誌に発表されたオールタイムのロックアルバム・ランキングだが、500位まで発表されたものを上位100まで紹介している(全500位はこちらで確認できる)

 80年代以降のアルバムが1枚しか上位ランクインしていないとか批判もあったが、選者に依拠するところを考慮しても、それが同誌のアイデンティティ…というか、音楽ジャーナリズムの絶対権威が80年代以降をフォローしきれなかったという現実がそこにある。まぁそう考えたにしても、マザーズの『フリークアウト!』が243位とは何事かと、ひどく落胆を覚えたりはしたが。ロックの定義を広義に捉えすぎ、変なモノまでランクインしちゃってるし。






2004年12月11日(土) OSの移植作業



 年末進行の第二波がやってくる来週、その谷間となる今日明日の休日に、先日購入した内蔵ハードディスクを取り付け、OSのバージョンアップを実行する。


 そもそもMacOS10はずいぶん前に購入していたのだが、クラシック9がすさまじく不安定で、OS9に戻し現在へと至っていた。あげく内蔵HDはクラッシュし、外付けからシステムを引っ張ってきていたので。まぁ、これを機にというところ。


 こういうのイジりだすと、取るものも取らず時間が夢のように過ぎていく。ああ現実逃避。






2004年12月10日(金) 気合い空転



 朝からエルマガジンの原稿に取りかかる。ひとつ完成しては同時タイミングで打ち合わせの電話が鳴り、それに対応するという完全なデスクワーク。


 途中、近くの居酒屋で昼ランチのアジフライ定食を腹に詰め込み、近くの書店でスピルバーグの『ターミナル』インタビューが載っている「月刊プレイボーイ」の最新号、そして香山滋『ゴジラ』(ちくま文庫)と『堀越捜査一課長殿 江戸川乱歩全集 第20巻』(光文社文庫)を買って帰宅。

 少し横になってスピのインタビュー記事を読むが、大したことは訊いておらず。併せて送られてきた週刊少年チャンピオンの今週号にも目を通す。うわ、オレの担当した『カンフーハッスル』レビューページ、テキストが多くて見た目雑然、詰め込みすぎで汚い感じがする。力みすぎて気合い空転というか、以後の課題だなぁ。







2004年12月9日(木)
『ヒューマン・ネイチャー』より遥かにいいかと




 長いこと試写をさぼり、今月後半は恐怖の秘宝千本ノックが待っている現実を思うと、少しでもツブしておける作品はツブしていこう。ということで、本日は14時より銀座ガスホールにて『エターナル・サンシャイン』完成披露試写。

 チャーリー・カウフマン脚本&ミシェル・ゴンドリー監督による、おなじみシュール・シチュエーションのラブストーリー。基本的にオレ、ダメ男とダメ女の恋愛劇って弱いので、それだけで無条件降伏。記憶の錯綜を見せるイメージが秀逸なのと、『ネバーランド』に引き続いてケイト・ウィンスレットが素晴らしい。
 ところで本作、公式HPではELOの「ミスター・ブルースカイ」が軽快に流れるが、本編では全く使われていなかった(もしくは気付かない程度の流され方だったか)。あの名曲をどう使いこなすか興味津々だったのに、肩すかしだなぁ。

 試写が終わって矢場とんでトンカツを食い、新宿のラムタラで『スパルタカス スペシャル・エディション』DVDを購入してそのまま帰宅。原稿が詰まって放置していた各所へのメールや、頓挫していた営業の下案打ち出しやら細事に追われる。奉公人のボーナスが羨ましい。






2004年12月8日(水) 久しぶりのアキバ




 今日は昼から東銀座へ。『ジャッカス・ザ・ムービー 日本特別版』試写のためにUIPに向かう。既に社内試写は終わっているのだが、エルマガジンでレビューを書くことになり、サンプルビデオが用意できない関係上、急きょ尾崎用試写を回すことになったのだ。貸し切りとは偉くなったもんだオレ。

 しかし、こうして関西媒体にまたがって仕事をしていると、往々にしてある手違いの罠に落ちる。銀座に着いた途端、エルマガ編集部から携帯に連絡が入り、

すいません!! 実は場所、関西試写室なんです。今から大阪に飛んで来れませんか?

 まぁまぁ、オレは大丈夫だけど、試写の準備をしていた関西支社のほうが無人で困るのではと、無問題を主張して向こうを安心させる。
 だが本当はまずいことに、こっちはこっちで「せっかく貸し切り試写なら」と、テリーとチャーミーのガチンコ兄弟ロイヤルストレートフラッシュを誘ってしまっていたのだ。とりあえず本日は打ち合わせという形で場をおさめ、無駄足を運ばせてしまった2人に平謝り。


 打ち合わせの後、チャーミーと別れテリーと2人で秋葉原へと移動。輸入DVD専門店のsaleに行き“JACKASS THE MOVIE”の北米盤DVDを購入。これで作品観賞の問題はクリア。でも、どのみち今日は内蔵HDを購入しにアキバにいくつもりだったのだ。

 そんなワケで、所望のを80G、そしてマックOS10.3を購入して、昨日の今日でまたまた秘宝編集部へ。T野辺編集長に『ジャッカス・ザ・ムービー』の全米公開版と日本特別版の違いをこまごまレクチャーされ、大人しく帰宅。






2004年12月7日(火)
ジェリ公の映画なのに、まっとうなトレハンものかよ!




 朝、昨日観た作品の週チャン原稿をサクっとあげる。


 午後は15時半よりブエナビスタ試写室にて『ナショナル・トレジャー』を観る。

 ブラッカイマー製作でニコラス・ケイジ主演なら、誰でも『コン・エアー』を想起するワケで、またケイジが陶酔気味に回し蹴り披露するのかよと思いきや、実に真っ当なトレジャー・ハントもの。チェッ。物語が中盤からやたらと面白くなり、このまま最後までテンションが上がるかと思ったら「ああ、やっぱりインディの道は遠いのね〜〜ヘナヘナへナ」と腰くだけになるところ、実にもったいない。


 六本木から三田線を経て神保町に。映画秘宝編集部に行き、先日あがった原稿のブラッシュアップとキャプション練り。
 2時間ほど編集部で働き「さぁ、これで次号の分はお役ご免」とばかりに帰宅しようとしたら、「これ埋めたら入稿できるから」と、飛び込みで新作レビューを一本依頼される。ああ……。
 眠気と格闘しながらそれも終え、終電まぎわで帰宅。それでも、なんかちょっと肩の荷が下りたような。





2004年12月6日(月) 寒いと感性も冷え込む




 まぁ、ブゥの基本に漏れずオレ様も暑がりくんなんですけどね。冬は冬で人並みに寒いんですよ、難儀でしょ? おまけにこの時期、すぐモノを食うと鼻水が出る体質なので、子供みたいに汁垂らしてるしさ。


 いきなり夕方にすっ飛んで恐縮だが、新橋へ。18時半よりワーナー試写室にて、某作品の内覧試写。

 それでいいの? いやホントにそれでいいのと思いながら、エンドクレジットが流れた2時間ちょい。最後のサプライズキャスト、この監督のキャスティング的には珍しくないが、そのためにちゃんと『ミラーズ・クロッシング』ネタを敷いているところが偉い。『リリィ・シュシュのすべて』の、

おまえの母ちゃん誰かに似てるな。えーと、ほらアレ、稲森いずみ

 級のコントあり。逆に言うと、そこしか面白くないとも……。


 帰りの西武新宿線で、携帯で自分の彼女らしき動画と、原爆のキノコ雲の動画を交互に再生して見入っている学生がいた。年の瀬ですなぁ。






2004年12月5日() また車が故障



 さんざん手をわずらわせた原稿も、ようやく形がまとまりホッとする。

 安堵に浸っていると友人Mから電話。久しぶりに昼メシでも食おうかという話になり、自宅まで車で迎えに行く。
 Mを乗せてこの後、国分寺あたりまで遠出する段取りでいたのだが、悲劇なことに途中でエンストを起こして車がストップ。以前より調子が悪かった燃料ポンプが完全にイカれてしまった。あーあ。

 仕方がないのでJAFを呼び出し、泣く泣く車を自宅まで牽引してもらい、近場でメシを済ませる。ようやく年末進行の谷間で体が空いてホッとしていたのに、恐ろしくテンションが下がってしまう。


 深夜、つけっぱなしにしていたTVでアニメの『げんしけん』に遭遇。そのまま視聴。クレジットを確認したら監督が『クレしん』の水島努だった。観賞後、テリーに借りた『げんしけん OFFICIALBOOK』(講談社)を読んで寝る。






 

2004年12月4日(土) 手抜き




 ひとつの原稿を引っ張っていたら、次のヤツが足を忍ばせてきた。つくづく遅筆がイヤになる。


 そういや本日封切りの『ゴジラ FINAL WARS』、なんか好評じゃん。「昭和ゴジラの匂いがする」とか「チャンピオンまつりテイスト」とかさ。まぁ楽しみ方は人それぞれだろうけど、そのへん監督の意図と剥離している感があるんだなぁ。

 オレがインタビューしたときに龍平は、

「普通の観客が『マトリックス』や『指輪物語』を観に行く感覚で劇場に来てもらえるようなゴジラ」

「『ジュラシック・パーク』とかに比べりゃ、やっぱショボイですよ」

 と豪語していたが、要はハリウッドのそういった大作と比べて見劣りのしない映画を生んだ気づもりであって、別にゴジラのプログラム・ピクチャー的要素を高めようとか、おもちゃ箱をひっくり返したような童心性なんて考えは屁ほどもねぇって。「とんでもない暴投を打者が三振してくれて、それでもギャラリーが喜べば結果オーライ」みたいなもんで、「龍平は『対メカゴジラ』が好きだから、昭和ゴジラをリスペクトしている」なんて思うのは穿ちすぎだっつーの。ゴジラにさして興味がないから最近のを見てないワケで、仕方なしに幼稚園時代のゴジラ体験を持ちだしてるだけだってばさ。

 それよりも、あれだけ監督自身がワイドスクリーン撮影を熱望していながら、フレームの中心位置だけに役者を置いて両サイドがスカスカの激マズ構図や、カットカットの繋がりがヤケに悪いぶつ切りの編集など、そういう根本的な欠陥には誰も文句言わないのか。


 ゴジラや怪獣映画の精神性うんぬん以前に、映画として面白みに乏しいと思うワケで。「チャンピオンまつり的」なんてのも所詮はゴジラ映画に一家言あるヤツの発言で、果たして龍平の思惑どおり、普通の観客が『マトリックス』や『指輪物語』を観る感覚で『ゴジラ FINAL WARS』を楽しんだのだろうか?







2004年12月3日(金) カーペンターの話ですよ




 あー、原稿は80パーセントくらい見通しが立ったかなぁ。頂上が視界に入ったといって、このまま一気呵成に向かおうとしないところに、現在のオレが在るワケだが。


 そして安堵感でゴロンと横臥したオレは、そのまま本を読み始める。手に取ったのは昨日送られてきた『恐怖の詩学 ジョン・カーペンター』(フィルムアート社)で、一気に読了。

 カーペンターが『ダーク・スター』から『ゴースト・オブ・マーズ』まで全自作の質疑に答えたインタビュー本。
 おまえ「もうヤバイだろう」「次回作はないだろう」と思いながら新作と接してきたクセに、今さら何をって思われるだろうが、作品ごとに製作費と興行成績を付記したバイオ&フィルモグラフィに目を通していると、『遊星からの物体X』以降、手がけた監督作のほとんどが収支トントンか赤字という事実に改めて驚く

 でも、オレがその点で今いちばん心配しているのはジョー・ダンテだよ。『ルーニー・テューンズ』はホント、人ごとじゃないバカ赤字なんだからして。






2004年12月2日(木)














2004年12月1日(水) もう12月なんですが




 手離れの悪い論考、ようやく半分が終わったところというか。


 それにしても安倍なつみの倒錯、もとい盗作事件である。

 積極的に興味があるワケじゃないが、

「お前の好きなハロプロメンバーを今から5秒以内に言え。でないと家に火つけちゃる!」

 という賊と対峙した状況下なら、まあ何の迷いもなくなっちの名を吠える程度には好きなので、心がシクシク痛みますな。

 でもテリー君のように、オレの人生を盗作している男もいるワケで、次に復帰するときには、ファンも含め周りの大人は気まずい雰囲気を払拭してあげてほしいと切に思う。

 そういうことでですね、僭越ながら私、なっちを励ます詩を作りました。

 
 醜さは悪
 悪は過ち
 過ちは罪
 罪は永遠の責め苦へとつながる
 燃え上がる業火
 苦悶の叫び

              ドリー 作







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