2005年1月31日(月)
投げ売りLDの里親になる



「クサクサした気持ちを入れ替え、次の大きな仕事に備えよう」ってんで、仕事場の書棚の位置を変えたりして、ついでに大掃除。ところが始めて途中で嫌気がさし、逃げるように放置して外出。


 近くのブックオフで『ネオ・ファンタジア』と『コンタクト』のLDを各200円でお買い上げ。前者は最近リバイバルされたが、試写に行けなかったうえ未DVD化につき購入。後者はDVDには未収録だった副音声が聞きたくて。


 帰宅後、散乱した部屋で週チャンの原稿に着手。






2005年1月30日(
ガーッと落ち込む



 資料のために購入した洋書が、まったく使い物にならないブツだったことに愕然とした日……だったと思う。あーあ、一冊が1万円以上したのによ。






2005年1月29日(土)
また思い出し記



 年末年始の進行の反動が及ぼすストレスか、日記はおろか原稿に着手する気力も失せてしまった(今現在、これを記しているのが2月8日)。
 そのため長々とここを放置していたら、もはやその日に何をしたのか記憶もおぼろげ。ということで帳尻合わせというか、あった事柄だけ記しておく。気力が戻れば通常の形態に戻ると思うが。


 この日は支払い調書を中心とした郵便物や、注文していた『U・ボート パーフェクト・コレクション』『テオ・アンゲロプロスIV』『下妻物語』などのDVDが一挙に届く。それらを整理したり視聴したりで一日が潰れた……と思う。






2005年1月28日(金)
質問に窮した際のオレさま常套句
「スター・ウォーズのシリーズで一番好きなのは?」




 昨日も訪れた六本木に、本日もまた朝早くからノコノコと赴くオレ。本日は10時半より六本木グランドハイアットにて、『エレクトラ』に出演しているボブ・サップにインタビュー。

 K1ファイターとしても、タレントとしても旬をすぎたサップに今さら……という声がなかったかといえばウソになるけど、1on1で場をとってくれたフォックスへの恩義もあるし、こういうことの積み重ねが次へと繋がるのだ。ということで、サップは『ジェダイの帰還』だそうな。


 インタビューを終え、大江戸線から大門経由で浅草へと移動。六区にある浅草ボウルに行く。今日はここで某女優Hさんのグラビア撮影があり、先日そのロケハンに行った関係上、差し入れを持って見学に来た次第。
 現場でアップリンクのN氏と名刺を交わし、しばし撮影状況を見守る。帰り際、企画者として立ち会っていた柳下毅一郎さんからHさんを紹介していただき、軽く挨拶して場を後にする。


 次の移動まで時間が空いたので、やや軽めの浅草観光。「今半別館」でお昼ランチの牛を食らい、「舟和」で芋ようかんを土産に購入。雷門前で写真を撮らなかっただけマシ。


 銀座線に乗って渋谷へと移動し、東芝エンタテインメント試写室にて、某作品の内覧試写。

 もちろんビデオ屋は出てくる。でもちょっと題材がズルいというか。







2005年1月27日(木)
打ち合わせやら取材やら



 昼から神保町に向かい、アスペクト出版を訪れる。編集部K氏からムック本企画の相談を受け、それの打ち合わせ。面白そうな企画だと思うが、オレの他に執筆陣の選択が難しそうだ。2月上旬にアイディア出しを約束し、場を後にする。


 共栄堂でスマトラカレーを食らい、三田線から日比谷線に乗り継いで六本木へ。日比谷駅のホームでチャーミーとバッタリ会うが、別件の取材で六本木に向かうのを事前に聞いていたので、特に感慨もなく共に移動。


 というワケで、オレは16時よりに六本木アカデミーヒルズタワーホールにて『ローレライ』の完成披露会見。
 会見場ではオタク大賞でご一緒した大塚ギチ氏と遭遇したり、樋口さんに福井氏ら会見メンバー既知率の高さも相まって、なんとも妙な空間というか。パウラ役の香椎由宇も16日の某作内覧試写でご本人と遭遇済みだったが、今日の気合いの入ったドレスアップ戦闘態勢より、素でコロコロ笑っている前回のほうが印象的だったなぁ。


 会見終了後、階下のカフェでフィギュア王編集部M姐と打ち合わせ。次号のページ構成から、フィギュア王の今後の大きく出る誌面展開まで、あれこれと話。Mさん、すっかり貫禄がついたなぁ、いろんな意味で。


 六本木から再び神保町に戻り、映画秘宝編集部へ。次号以降の大きな特集の下地作りというか、0軍曹と「今この世界にいるまでの経緯」を互いに話し込む。その後はT野辺編集長と別件の打ち合わせ。かねてより懸案だった件について、そろそろ具体的な動きを示唆。


 10時くらいに帰宅し、明日のインタビューのレジュメを軽くまとめて早々に布団に潜る。






2005年1月26日(水)
今日も試写つぶし




 13時より松竹試写室にて『PTU』。

 そりゃオマエ的にいかがか?と思うような作品を、ここ最近乱発ぎみだったジョニー・トー。けどこいつは久々に『ザ・ミッション/非情の掟』テイストなガツンと来る作品。黒澤明の『野良犬』っぽい滑り出しから、『スナッチ』みたいなキャラ錯綜で一晩の事件を描き切る一本で、別の試写をキャンセルしてこっちを観に来ただけの甲斐はあったと。


 一風堂の銀座店でラーメンをかっ食らい、15時半よりUIP試写室にて『ミーン・ガールズ』。

 学園のスター的存在だけど人間性が腐ってる“ミーン・ガールズ(性悪女軍団)”を叩き潰そうと、リンゼイ・ローハン演じる転校生が奮闘するティーンムービー。ミイラ取りがミイラになって……みたいな教条的展開になるまでは面白かったけどなぁ。


 銀座の山野楽器でCDの捜し物をしていたら、次に向かうはずの試写に間に合わなくなり、そのまま帰宅。なんとも張りのない一日。






2005年1月25日(火)
いや、生物感は多少増してるが




 午前中は送られてきた文字稿の赤入れ。それをひととおり終えると、時間の許す限り試写攻略。まずは13時よりソニー試写室にて『アナコンダ2』。

 同じソニーの作品を引き合いに出すなら、『スターシップ・トゥルーパーズ2』くらい縮小再生産な続編。そのくせ巨大アナコンダ発生の秘密からラスト展開まで「なんでそんなにキレイに収めたがるの?」と思うくらい全てのことにオチがブラ下がってる、変に作りの丁寧な映画。B級モンスター映画がそういうの気を配るより、肝心の主役をだな、前作以上に大暴れさせさせることに腐心しろよ。ムダに数が増えてるだけじゃん。


 終了後、そのまま六本木方面に移動し、某試写室にて某作品の内覧試写。

 全米では週末ボックスオフィス初登場5位という、期待したほど成績は上がらず評判も良くないが、オレは「よくできた『あずみ』」というトレランスな感じで、さほど悪印象なし。


 帰りに六本木交差点付近のあおい書店で『押絵と旅する男 江戸川乱歩全集 第5巻』(光文社文庫)を購入し、乗り換えのさいに滅多に立ち寄ることのない練馬駅周辺を散策。練馬変態クラブでしか知るところに乏しい場所だったが、その認識に合わせるかのように際立ったもののない風情で、仕方がないので何をするでもなく帰宅。






2005年1月24日(月)
終わらない歌をうたおう
全てのクズどものために




 昨晩のうちに週チャンのインタビュー記事2Pぶんを上げ、夜明けと同時に気持ちほど寝て10時に起床。それから試写状の整理やら荷物梱包やら、メールの返信など雑用を済ませ、午後から試写。


 まずは15時半より、東芝エンタテインメント試写室にて『サーティーン/あの頃欲しかった愛のこと』。

 去年、20世紀フォックスの公開ラインナップに入っていた作品が、メディア・スーツ配給になってようやくGW公開という次第。中学デビューをキメた娘のビッチ化に歯止めが利かなくなり、お母んビックリ&大弱りな『積木くずしUSA』というか『神父抜きのエクソシスト』というか。しかもタイトルはサーティーンなのにレイティングはR15。


 終了後はそのまま五反田へと移動し、サブウエイで軽くガソリンと固形燃料を腹に詰め、18時より某作品の内覧試写。あー、相変わらずミニマルな。でも帰りの電車の中で表題が脳内をリフレイン。


 ところが帰宅の途中でとんだアクシデント。路線火災のために乗りこんでいた西武新宿電車が高田馬場で足止めを食らい、急きょ池袋線へと乗り換え移動。そこで偶然居合わせた友人Mと夕飯を食い、茶店で無駄話をして終電ギリで帰宅。ここんとこそんなのばっか。






2005年1月23日(
病人だったんですが



 まぁそのナニでして。公に晒してる日記ではちょっと言えないところに行き、これまた公表するにためらわれる行動をとったので、本日に関する記述は割愛。






2005年1月22日(土)
つーか、病かよ



 どうも調子が落ち込んだと思ったら、別に感性の冷えがどうとかでなく、昨年末からくすぶっていた風邪がぶりかえしただけの話。熱は37度6分。肺病みのように咳をくり返し、鼻がつまって呼吸困難。ベッドの中で悶絶死。





2005年1月21日(金)
ああ、ストレス微妙に蓄積




 10時に起床し、週チャンのカラー2Pぶんの原稿に着手。13時にアップ。まずは手早く編集部宛にメールで送ることを優先し、バグとりは文字稿のときで着手でいいやと、プロとしてよろしからぬ考え。


 というか、ここんとこ感性が冷えきる周期の思いっきり“中心”に入ったようで、仕事はただひたすらに流れ作業、ましてや映画なんて観る気も起きない。それそろ正月から懸案の雲隠れでもと思うが、さしあたってまたアレコレあるんで。まぁ、せめて土日は映画も観ずに生活しようと、ささやかな抵抗をば。





2005年1月20日(木)
これでオスカーいけますかね




 スコセッシを愛するワシとしましては、この日これが最大のイベントですわな。そう、19時40分より新宿ミラノ座にて『アビエイター』完成披露試写。

 伝説の大富豪、ハワード・ヒューズの実像に迫る……というより、スコセッシがかって手掛けた『アメリカ映画100年史』の延長上にある作品で、そこにアメリカ航空史をリンクさせ、趣味の飛行機開発に私財投げ打つ途方もないバカ夢追い人の生涯を絡めた奇人伝。まぁ、作家的には『ギャング・オブ・ニューヨーク』よりもはるかに健全な映画。同情票集めてオスカーいっちゃいそうではあるが。

 ジョン・ローガンの脚本がヒューズの人物像を思いっきり束ね損ねているのを、スコセッシが演出でトラヴィス化しようとしてるのがアリアリで、そこんとこ評価の分かれる作品なんだと思う。オレ自身もまだまだ未消化で、味わい損ねている感じがするなぁ。究極のオタク映画なのに。


 終了後、遅めの夕食をとりながら週チャン原稿の直しと打ち合わせなどかまし、夜これまた昨日と同じく終電まぎわに帰宅。






2005年1月19日(水)
そっちのほうが問題だったのか




 試写に出かける。13時よりワーナー試写室にて『ロング・エンゲージメント』。

 ジャン=ピエール・ジュネ監督&オドレイ・トトゥ主演の『アメリ』コンビによる新作。いつもどおり絵は作り込んでます。けど『デリカテッセン』は遠くなりにけり。ロン・パールマンも出てねぇしよ。

 見終わって宣伝を担当しているレオのSさんと話。これはRー15ですねと聞くと頷くSさん。ところが「戦闘シーン?」と追及したら、ドッコイそうではないと言われる。どうやら、ある有名ハリウッド女優の大股開きの濡れ場がマズいらしい。手が弾け飛んだりする凄惨な箇所は置いといて? 『プライベート・ライアン』を境にそこんとこ映倫の基準値が変わったようだ。


 そのままクルリと踵を返し、試写室に戻って15時半より『ビフォア・サンセット』。

 リチャード・リンクレイターの『恋人までの距離』の続編。前作の2人が久々に再会し、会話を重ねながらパリ近郊を散策するだけのリアルタイム進行映画。ホントたったそれだけなのに、イーサン・ホークとジュリー・デルビーのナチュラルな芝居に恐ろしく見応えがある。やけに試写室が満杯だと思ったら、口コミで評判を聞きつけたようで皆さん。


 終了後、そのまま洋泉社映画秘宝編集部に。とある企画のために、編集部K嬢と浅草某所を訪れる。しかも参考のためにプレイまでしてみたり。帰りに浅草寺で投げ銭をして雷門へ下るという夜の浅草見学。編集部へ戻る頃にはクタクタになり、本来の目的もどこへやら。終電で帰宅。






2005年1月18日(火)
身に覚えのない日



 昨日の樋口監督のインタビュー記事作成に併せ、週チャンのレビューを書き上げる。それ以外に何ら記憶のない1日。いやマジで。





2005年1月17日(月)
あくまで『ローレライ』の話が中心ですんで




 昼に起床。午後はしこたま貯め込んだ試写状の整理と、次の仕事の企画書作成をおこない、夕方16時に外出。今日は中目黒の某居酒屋で『ローレライ樋口真嗣監督にインタビュー。

 まぁ、何度もお仕事ご一緒させて頂いてる樋口さんなので、インタビューというほど形式ばった受け答えをしたワケでもなく、さりとてオタクなところに手が届くネタは派手に吐き散らしつつの40分間、楽しく話の手をまさぐらせてもらったというか。
 例えば映画全体に漂うニュアンスが微妙に『フランケンシュタイン対地底怪獣』ですよねと言及したら、いやフラバラ狙っているのはむしろハリボテ猪の『スイング・ガールズ』でしょうと。東宝特撮に沸田(洋)さんのクレジットは涙腺が緩んだと言うと、『海ゆかば』で東映に乗りこんだ中野昭慶さんみたいな位置付けですよと、まぁそんな感じ。

 インタビューを終え、待たせていた後客に会釈。誰かと思えば『ローレライ』に出演している佐藤隆太だった。「“木更津”以来だねぇ」と挨拶。


 終了後、チャーミーと呑みに行き、かなりマジメな仕事の論議を中心に、健康のため少しは運動しろよと懇々と説教を食らう。

 
 帰りに新宿TSUTAYAに立ち寄り、何枚かCDを借りて帰宅。





2005年1月16日(
いろいろ苦労してんだなぁ



 久しぶりに日曜日らしい日曜日で、終日買ったまま放置していた雑誌や本、謹呈の掲載誌などをパラパラと読んでボーッと過ごす。


 なかでも「広告批評」の先月号に掲載された、上戸彩のインタビューが目にとまる。トップアイドルという表情の隙間からスースー薄幸感が漏れてくるインタビューで、上戸が苦労人というのは仄聞するところだったけど、それが実感として伴う記事。







2005年1月15日(土)
昨夜の呪い



 朝6時に起きて、溜まっていた日記を一気に打ち出す。それが終わった8時半くらいに再び眠くなり、また寝る。


 11時半に再び起床。それでもまとわりつくような眠気がはらい落とせず、昼食を食べに外出し、さらに買い物をして帰宅。15時頃に先週見逃した『富豪刑事』の再放送を見る。筒井絡みなので外せなかったが、いいなぁフカキョン、こういう浮世離れした役をやらせると。げに恐ろしきは『下妻』というか、17時くらいに再びベッドに倒れ込む。


 再度目が覚めたのは夜の20時。それから1時間ばかし仕事場でボーッとネットを徘徊し、また寝る。しゃっきり目が覚めたのは夜中の0時。一日のほぼ半分を寝て過ごしてしまった。昨日の困ったハードワークが祟ったのか。







2005年1月14日(金)
『モーション・ピクチャー』の後の『カーンの逆襲』的な




 午前中にメールの返信やら、送信し忘れていた残りの原稿やら、たまった試写状の整理などで時間がつぶれ、11時に外出。


 13時より試写、東宝試写室にて『あずみ2 Death or Love』。

 脚本に川尻善昭が名を連ね、金子修介が監督に据えられた本作のカラーは明解。山田風太郎テイストな時代劇活劇と、同時にアイドル映画の要素を前面に出したかった……のだろう。
 しかし本作はその両方を果たせずじまいというか、どちらも満たせなければ脚本の描き込みの浅さだけが浮き彫りになる。戦いを止めるために人を殺すというトートロジーが、あずみの深層心理に食い込んでこない。だから葛藤も生まれなければ、葛藤が呼ぶカセもない。絵としての効果がテーマを雄弁に語ったのはラストのワンカットだけだ。

 前作以上にスケールダウンした続編というか、縮小再生産な部分はまるで『スター・トレックTMP』の後の『カーンの逆襲』的な印象。でもカーンは小粒ながらも面白かったやんけ。


 その後、資料の受け渡しをしたりの、携帯でいろいろ連絡交わしたりのでツブツブ慌ただしい。


 久しぶりに新宿の「仲本」でクソ辛いタンメンを食らい、さて帰ろうかと思ったところで、某映画配給会社の某氏より緊急連絡。これがまた信じられない協力要請というか、困ったミッションを受けてしまう。内容を言いたいんだけど、言うとヤバいんだよ、いろいろ。そのために夜の新宿を東奔西走するハメに。







2005年1月13日(木)
感覚を戻しつつある




 朝も早々に満員電車に乗って築地へ。今日は試写固め。朝9時半より松竹試写室にて『アレキサンダー』。

 ははぁ、これは『ドアーズ』なのだな。アレキサンダーがジム・モリスンで、プトレマイオスがレイ・マンザレク。ヴァル・キルマーの登用もシグナル的な。ガウガメラの戦いを物語の前半で消化しきり、3時間近くの本編中で見せ場となる戦闘シーンを2カ所しか置かないなど、娯楽史劇としては致命的欠点も多いが、これを単なる失敗作で片付けるにゃもったいない感じ。ここ近年で一番ヴァンゲリス臭がプンプンするパパサナシューのスコアも、オレとしては全身の血が逆流するってば。


 長いワリにさしたる疲労感もなく、そのまま六本木に移動。13時より20世紀フォックス試写室にて『ドッジボール』。

 製作を兼ねているベン・スティラーとやはり世代的に共有するものが同じなのか、必殺ギャグのひとつひとつがオレの胸をえぐる。特に決め手となったのは……ああ、言えない! 劇場でこの感動を共有してくれ。


 終了後、宣伝のTさんにいろいろと打診を受けて話。それから京橋の映画美学校第2試写室に移動し、15時半より韓国武侠編『清風明月』を観る。

 うーむ、「かって志を共にしてきた者が、袂を分かって敵になる」という基本プロットには無条件降伏なのだが、何でこんなにカタルシスに乏しいの? 特にクライマックスのアメリカン・ニューシネマな締めは、もう少し見せ方にタメあってもバチ当たらんだろ。 


 映画を見終えて神田方面に移動、映画秘宝編集部へ。ここで担当記事の文字稿訂正をシコシコと。早く終わったつもりが、それでも帰宅は23時半くらいになる。






2005年1月12日(水)
『さよならジュピター』よりも『ゴジラ』よりも



 昨夜のうちに原稿をあげ、明け方に寝る。やはり日頃の寝不足が祟ったか、それこそ泥のように眠る。


 外はもう暗い夕刻にモソモソ起き、遅ればせながら『さよならジュピター』『ゴジラ』(1984)の橋本幸治監督の訃報に接する。
 橋本監督は不遇というか「監督としての才覚に乏しいから傀儡や二本止まり」的ニュアンスな評価が横行しているけど、そういう人には『雪の断章』のメイキングをオススメする。本編以上に斉藤由貴が愛おしく撮られているあのビデオを見る限り、オレにそういう批判は出来ない。


 これもまた時間列が前後するが、書き上げた原稿に配給会社から一部直しの要求。
 まぁ、当外部分の一カ所は編集部の指摘も含めて納得するも 人の感性に介入が過ぎる。記名で記事を出すからには書き手のパーソナリティが介在する。プレスの写しみたいな文章を要求されても、それはオレの名誉問題に繋がるってもんだ。瞬時カッとなるが、小せぇなぁオレ。まだまだ己の筆に絶対の信頼を置かれていないことをこそ猛省。






2005年1月11日(火)
試写初め



 1時間寝ては起き、しばらくして2時間寝ては起きの不規則睡眠で頭がボヤーンと。今日は今年初の試写通いを予定していたが、寝に行くようなもんだと思い断念。


 それでも向かう必要のあった、都内某所にての某作品内覧試写には参じる。内容に何ら新しい要素なし。観賞中、かなり睡魔に襲われる。


 試写終了後、同席したチャーミー氏と原稿打ち合わせを兼ねての夕食。ところが談笑中、オレがヘタなちょっかいを出して、新年早々マジ不仲になりかける。しかもレイアウトの送信し忘れで、明日までに2Pの活版原稿を要求されるし。ヴェー。






2005年1月10日(
あけたけど、押し出し式で…




 ようやく正月を迎えた気分で祝日を満喫しようと思ったらところ、次の仕事が押し出し式で圧迫してくる。ということで、週チャンカラーPのラフ切りと、某誌のイレギュラー原稿に着手。ひと仕事終えた感の強い状況での追い打ち仕事は、それはもう実に効率が悪い。


 合間に『トップをねらえ2』第一話をDVDで視聴。

 正編にさしたる思い入れもないので、『トップ』の続編だと気合い入れて観るでなし、絵コンテを樋口『ローレライ』真嗣氏が切ってるんで、まぁ“インタビューの土台作り”という意味合いでの視聴。

 そんなオレでも「大映ドラマだけど設定はハードSF」の根幹だけを残してサイバーに置換した『トップ』には一瞬違和感を覚えたけど、現在のアニメちゃんニーズに目配せした結果のコレということで感慨に折り合いをつける。次回へと引っ張っていく力に少し弱いような気もしたが、そこはそれオッパイのお約束もあるということで。

 そういや先日のオタク大賞打ち上げ時、岡田斗司夫師匠から『トップ2』についていろいろ面白い話をいただいたけど、これは残念ながらオフレコ。






2005年1月9日(
新年あけましておめでとうございます



 一昨日観たピーター・ウィアーのレビュー原稿と、昨年に取材したブラッド・アンダーソンのインタビュー原稿をまとめる。

 ああ、これにて去年から引きずっていた年末進行の尾を完全に断ち切り、2004年12月38日を生きていたワタクシ、ようやく新年を迎えることが出来ました。皆様あけましておめでとうございます。今年もよろしく。






2005年1月8日(土)
第4回日本オタク大賞




 11時に新宿へ。今日は第4回日本オタク大賞にサブゲストとして出演するため、久々のロフトプラスワン入り。

 楽屋で本日の出演者の方々と挨拶。客入り前には久々にお会いした岡田斗司夫・唐沢俊一両氏に挟まれ、いきなり『ゴジラ FINAL WARS』の話で高速フル回転。

 午後1時に開始。場内満員で熱気ムンムン。進行は2005年を月ごとに分け、その月にどのようなオタク的トピックがあったかを肴に話題を転がすのだが、映画というのはオタク要素に乏しく、こういう場におけるスタンスが微妙で、客がどのあたりまで反応してくれるのか皆目分からず手探り状態。

 とりあえず今年はコミック実写化と、そのムーブメントが生んだ怪物『デビルマン』があったので、そこいらは食いつきがよかったような。あと先述した『GFW』も、まぁゴジラ最終作というオタク……いや、オレの執拗な裏声弁明が妙に2丁目テイストだったことが好評を生む。ゲイキャラでもウケ取って客楽しませりゃ勝ちではあるが、その道の先輩たちの立ち位置を思うと、ちと複雑な気も……。


 イベント自体は盛況に終わり、出演者、スタッフらで打ち上げの夜宴。その場で岡田師匠よりいろいろありがたいアドバイスをいただくが、多少ながら事が一人歩きしていてささやかに困惑。ウーン。

 さすがに仕事が残っている身、2次会は辞退して帰宅。それでも1日拘束でエネルギーもそこそこ使い、そのまま就寝。






2005年1月7日(金)
ピーター・ウィアーの日




 オレらの仕事でやっかいなのは、物理的な拘束。
 例えば映画のレビューを書くなら、執筆対象となる作品を観るために、2時間前後はスクリーンやTVの前にしがみついていなくちゃいけない。まぁ1、2本の映画なら苦にゃならないが、最近はDVD−BOXのレビューで4本や5本の作品を一度に観る必要もあったり。しかもそれだけこなしてレビューテキストの分量が少ないと、キャバの姉ちゃんよりも時給が下だったりするから、実にやっかい(前にも言ったか、これ)。


 そんな労務に我が身を費やしたのが本日。1月28日に発売される『ピーター・ウィアー ファースト・セレクションDVD−BOX』のレビュー原稿のため、サンプル版を視聴。まずは『ピクニック at ハンギングロック』。

『マスター・アンド・コマンダー』が登場するまでは、それこそ1番好きだったウィアー作品。1998年に監督が再公開用にリカットしたバージョンのDVD化だが、同じくこれをマスターとしたクライテリオン版と比べてさらに画質は向上、しかもスクイーズ仕様。絵画のような映像美が売りの作品なのに、今までの国内版ソフトはそりゃもうヒドかったんだから。


 引き続いて『ザ・ラスト・ウェーブ』。

 オーストラリアの先住民族アボリジニを予知者に見立てた終末SF。センスがロウバジェットをフォローする好例で、ウィアーの初期作品として作家性が最も強く出てる。これも既に何度も観ているので、今に見直すことの再発見とかそういう気負いもなく、画質確認程度の視聴。


 軽く夕食を腹につめ、『ザ・プラマー/恐怖の訪問者』。

 大学教授宅のバスルーム工事にやってきたプラマー(配管工)が越権行為で迷惑三昧をはたらく、見知らぬ他人が自分の生活圏内に入る恐怖を描いたウィアーのテレフィーチャー。東北新社から出ていたビデオ版を10数年前に観ているが、初見時と印象さして変わらず。


 このへんまで来るとだんだん集中力が失せてきて、「ああ、こりゃアカン」ってな具合で今日は打ち止めと思うも、流れの勢いで『キラーカーズ/パリを食べた車』を視聴。

 本作だけは初めて観たが(国内初ビデオ化ということもあり)、『2000人の狂人』みたいな映画だよと聞いていたらホントだった。後半のスラップスティック気味に投げた展開が素晴らしい。


 こうして立て続けに初期作に触れてみると、ウィアーってハリウッド資本でアクこそ抜けたが反作用で薄味になるでもなく、むしろ無駄に高尚になって変な巨匠性を負わされた感がある。まぁそのへんまとめてるんで、よろしかったら今月号の秘宝で確認してやってくださいな。






2005年1月6日(木)
また思い出し記




 今、この日記に着手しているのが1月11日。一週間も前のことを思い出しながら記すワケで、そら意味ねぇじゃんって感じですわ。
 まぁ、その日なにがあったかのキーワードを簡単にメモしてはいるのだが、残されていたメッセージは「みかん」とか「ケンタッキーフライドチキン」とか、あまりにも断片的すぎて何を意味しているのか思い出せない。しかも食い物のことだけだしよ。

 しかしこの日記、もう面倒くせえから止めようかなぁと思ったりもするけど、後でアリバイ確認するのに意外と便利だったりするんだなぁ。


 まぁ、なんか仕事していたと思う。そっちにかまけて日記書いてなかったんだから、たぶん……。

 ああ思い出した、フィギュア王の連載ページに着手したんだっけか。ダメだこりゃ。






2005年1月5日(水)
山をこえたら向こうに絶壁




 正月らしい食生活も習慣も全く関わりを得ぬまま、世の中が普通に動き始め出した。ここしばらくは鳴ることがなかった電話の着信音も、その遅れを取り戻すようにひっきりなしに騒ぎ出す。

 というか、ようやく例の1000本ノックのテキスト化を終え、各社からのFAX返送を待っている段取りなので、普段以上に電話の音がけたたましい。まぁ、大ダマを吐き出したものの、まだ次が残っていワケで。

今の原稿がひと段落したら雲隠れしよう……

 そう心に決めると、折よく新年の挨拶と原稿打ち合わせを兼ねて電話してきたチャーミーに上記の旨を告げる。が……

 「ハハ、何を寝ぼけたことを」

 と、レビューとカラーがそれぞれ2Pづつ、そのうえインタビューページが待機してるんですと、容赦なく警めを与えてきた。しかも別誌でのインタビュー取材が現状分かる限りで3件控えているし、もういろんな意味で汲々としているなぁ。





2005年1月4日(火)
脳内暦は2004年12月35日



 三が日も過ぎ、世の中も普通に動き始めているのに特段その実感もなく、昨年の延長で今年を過ごしてるやうな。というのも年末進行が終わっていないからなんですね。

 今日も今日とて机の前を中心に大きな移動のない生活。エアコンかけすぎの空気乾燥ですっかりノドをやられ、缶コーヒーの飲み過ぎで胃に鉛を詰めているようなモタレ感が残る。


 皆さんは楽しい連休を満喫しましたか? チクショー、今の仕事が片づいたら、遅めの正月休みに突入してやる。






2005年1月3日(月)
今日も働く



 昨日と同じく、一日じゅう家にこもって原稿と格闘。おかげで年始らしさもへったくれもない。実家の父親と電話で話をし、箱根駅伝の話題がでたのが唯一、正月を実感したくらいか。





2005年1月2日(
仕事の鬼



 今日はもう、一日じゅう家にこもって原稿と格闘しておりましたので、特に記すことはありません。しかも生産性悪いし。





2005年1月1日(
んな調子で元旦から




 仕事の鬼になると固く誓いながら、昼に目が覚める。…まぁ、キャラ通りということで。

 それでも今日から仕事に没頭するため、TVは全く見ないことにしていたが、届いた年賀状などなどをパラパラ整理しつつ、代わりに昨日買った『デイ・アフター・トゥモロー』DVDの特典ディスクを視聴。
 やはりニューヨークの大洪水シーンは技術的にも凄い。洪水そのものより、CGで完全再現されたニューヨーク市街が圧倒的なのだ。高精度のレーザースキャンシステムと5万枚の写真をテクスチャー用に使用し3ヶ月もかけたそうで。『ロード・オブ・ザ・リング』のように精巧なミニチュア市街に洪水のエレメントを合成したものだと思っていたら、フルデジタルの画だったのか。


 昼は出しそびれた年賀状を出すために外出。元旦から営業していた洋菓子とケーキの有名店「ロートンヌ」で、ひと粒189円というマロングラッセを10コも購入して帰宅。自分用のお年玉ということにして。


 夜は原稿打ち込みに没頭。この姿こそが、今年のオレを象徴するのだよと言いたいところ、レビューが一本あがったところで後のメドが全部ついたような“石川啄木的気分”になり、TSUTAYAに行って本やCDを漁りに行く。

 まぁ、これらもキャラ通りということで。うーん、2005年。







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