2005年7月30日(土)
なぜ人は……



 ミニストップのフローズンヨーグルトアイスと、Xフライドポテトの誘惑に打ち勝つことが容易でないのかと、真剣に思った日であった。






2005年7月29日(金)
ヴィンよ、お前もか




 午前中は『フィギュア王』のレギュラー原稿と格闘し、午後からは暑いけど、とにかく試写を観つぶす。まずはブエナビスタ試写室にて『キャプテン・ウルフ』。

 特殊部隊のエリート隊員がハウスキーパーまがいの任務を命ぜられてしまう、ヴィン・ディーゼル主演最新作。シュワの『キンダーガートン・コップ』を例に出すまでもなく、レイティングの高い位置に座してたマッチョ俳優は支持層を拡大しようとしてキッズムービーに降臨したがる。けど本作は投げ散らかしたムダな映画ネタや、『天才マックスの世界』のラシュモア高校演劇部みたいなテイストなど、誰に発信してるのか分からぬ味わい深い光線が、ところどころ出てるのよ。
 公式HPをウロチョロしているペットの鴨が、映画でも絶妙なアクセントになっていて好きだなぁ。基本的に緊張感の欠けらもない動物なので、ヴィンと一緒にフレームに収まると絵としてのマヌケさが引き立つ。あと視覚効果がILMだったりするんだけど、冒頭のヘリ墜落シーンとか小仕事をうまくこなしている。


 上映の前後でブエナの宣伝Yさんから、コラム原稿と平行して進めている学術論文のため、海賊版対策についての現状報告を教示いただく。


 終了後、昼食というには遅すぎ夕食というには少々早い食事をとり、日比谷線で有楽町に。18時30分より『劇場版NARUTO―ナルト― 大激突!幻の地底遺跡だってばよ』を観る。

 映画版の『NARUTO』は作画のクオリティが高いので、引き寄せられる形でつい観てしまう。プロダクションI.G.臭がプンプンした前作『雪姫』だったが、本作は監督と脚本が『スプリガン』の川崎博嗣、作監が『スチームボーイ』の外丸達也なもんで、今度はスタジオ4℃イズム介入なのかと思いこんでいたら、あにはからんやジブリというか、もろに『天空の城ラピュタ』でやんの


 夕食は久々に『坂内』でラーメンを食べ、途中、帰りに芳林堂書店で『風雲児たち《幕末編》』の7巻を購入。帰宅後、なんか行動に既視感を覚えるなぁと思い、過去の日記を紐解くと、前作の『劇場版NARUTO』を観た日(8月3日)にやっぱり坂内でラーメン食ってる。

 メールをチェックしたら、イレギュラーでプログラム原稿の依頼。お盆進行は順調に消化していると思ったら、結構アップアップになってきた。






2005年7月28日(木)
セブンティーンのホラー調教




大進撃放送BONZO!』収録のために恵比須のOTCへ。

 今日は映画『ランド・オブ・ザ・デッド』特集の中でオレが担当する「ロメロゾンビ三部作」についてのコーナー録り。お相手のビューティーズG7は小島由利絵。なんで彼女が選ばれたのかというと、メンバーの中でも極度のホラーアレルギーらしい。しかも三部作のどれかを選ばせ、実際に作品を観てもらうという趣向。よりによって彼女が選んだのは『ゾンビ』ときた。ホラーに免疫のないコにゃ越えるハードル高すぎるぞソレ。じゃあ『ナイト』や『えじき』がマシかといえばそうでもないが。

 案の定、小島は『ゾンビ』を観ながら「うえぇ気持ち悪いよ〜!」を連発し、涙目になり途中リタイヤ。しかも途中で地震なんかあったりして、踏んだり蹴ったりだ。
これでほんのちょっとしか(放送で)使われてなかったら、恨みますからね
 と、小島泣きながら捨て台詞を吐き退散。マネージャーからは今日の仕事内容(ホラーを見ること)を知らされてなかったらしい。大人ってば……。


 小島の帰宅後、いど&T両プロデューサーらとしばし『ゾンビ』を視聴。

「コンテで構成してない編集だなぁ、バチバチ切って」
「これって寸を短くしたからこうなったんでしょ?」
「いや、それにしちゃカットのどれもが絵として成立してますよ。こんな余分の多い現場で仕事したくないなぁ。監督ぜったいプロデューサーに怒られるって」
「ドリーさん、これ全編でどれだけカットあるの?」
「127分のアメリカ公開版だと、だいたい3000カットで構成されてますよ」
「30秒なら許せる編集を2時間以上やってるもんなぁ」

 うー、製作側の人らは着目点が違う。


 その後、いどさんと夕食をとりながら長々と話を。帰宅したのは深夜1時。






2005年7月27日(水)
リーの魂百まで




 なんか風邪ひき始めの、ボーッとした頭を抱えながら試写。UIP試写室にて『ARAHAN/アラハン

 ヤクザに舐めきられた冴えない警官が、強くなりたいあまりに叩いた道場の門。そこにはかって最強の戦士として平和をつかさどりながら、泰平の世となった今じゃすっかりショボくれ生活の、七仙と呼ばれるカンフーマスターたちがいた――。ドラゴンボンクラの魂に火をつける、『カンフーハッスル』と『ハイランダー』を合わせてブルース・リーの遺伝子を組み込んだ韓国アクション。七仙の教条なんてまんまジークンドーで、『私の頭の中の消しゴム』の100倍は涙を誘ったよ。


 終了後、そのまま有楽町方面へと移動。東宝試写室にて『NANA ―ナナ―』を観る。

 原作ファンに分かる言語で解説すれば、ハチがタクミとグズグズ関係になる直前までのところで締め、レンが地元を離れるエピソードと、ナナとハチがトラネスのコンサートに行くまでの時間軸を並列させ、「別れ」と「再会」が交錯する構成になっているのが今回の映画版だ。はたして監督にそういう意図があったのか知らないが、恐ろしいことにこれ『ゴッドファーザーPARTII』と一緒な骨格ではないか(ラストなんか、ドン・ビトの誕生パーティ前の一幕そっくり)、ブルブル……。
 原作との比較でいやぁ、そりゃ中島美嘉は中島美嘉でしかないし、各キャラのイメージを壊すまいとする容姿のムリ目なスリ寄せが、ギャグと隣り合わせな危うさもあるんだけど、「お前『ワイルドバンチ』のリメイクを撮れ」と言われるに等しい無理難題、四方八方敵だらけなファン包囲網を作り手が上手にくぐり抜けてる。逆に言うと、そうした原作をどう解体して再構成してるかの弄りに腐心し「映画としてどう?」に対する客観的な意見を持ち合わせてないんだけどオレ。
 ただ『タッチ』は残念ながら「長澤まさみ映画」というジャンルの観点からは不足が多かったが、こっちは「宮崎あおい映画」として充分に機能している。本人的にはコマーシャリズムに徹しすぎの感はあるけど。


 終了後、神保町に移動し、秘宝編集部にちょっくら立ち寄る。その後、仕事で郷里から上京してきた友人Sらと夕食。そのまま宿をとってある池袋まで下ってお茶。23時前に帰宅。






2005年7月26日(火)
家にいたら悪いのか



 本日は台風上陸。夜の交通への影響を懸念し試写には出ず。こんなこと出来るのも自営業ならでは。


 だからといってのほほんと遊んでもいられず、フィギュア王のレギュラーコラムを早急にあげる。ワールドフォトプレスが夏期休業に入るので、いつもより締め切りの設定が前倒し。ところが選定作品の一本が明日以降でないと観られないので、電話で担当S氏に締め切り調整。
 やれやれと思ったら、折り返しワールドフォトプレスから電話が。今度はT君で、本誌で5ページ分の映画特集を担当せねばならず、休暇中に打ち合わせできればとのこと。

「この時期の夏期休暇は進行上、むしろ痛いですよ」

 とT君。よそ様の方針にオレが意見してナニだが、なんで個別に休みを組まないのだろう。

 引き続いて電話打ち合わせ、週チャン編集部と。チャーミー兄が久々に神をも恐れぬ毒発言をかますが、ここではちょっと……。それとコラムで取り上げる事柄の事実確認、ほか諸々のことのために配給・宣伝給会社に電話を6件ばかし。


 夜、ケチャップたっぷりのオムライスを食わないと死ぬ奇病にかかったので、いきつけのキッチンで夕食。あ〜危なかった。






2005年7月25日(月)
♪ゴームズ ゴームズ 宇宙の忍者♪




 早朝5時に目が覚めるが、再度寝て目が覚めたのは10時。体調すこぶる悪し。同時刻より30分後に歯医者の予約を入れていたが、電話をしてキャンセル。


 ムシムシする暑さのなか、身支度して試写に出る。本日は20世紀フォックス試写室にて『ファンタスティックフォー 超能力ユニット』。

 年輩の方はご存じであろう『宇宙忍者ゴームズ』の実写化。製作段階では『Mr、インクレディブル』との類似性が懸念されてたけど、むしろ同じフォックスの『X−メン』と所々ビジュアル・カラーが似てる。けどアチラのように「ヒーローの心の闇」とか「誰がために戦う」みたいな面倒なお題目はなく、極めてポジティブ。最近のアメコミ実写化はいささかノワール傾向なところ、ロジャー・エバートなんかはその点で食い足りなかったのが辛評バシバシ。でもオレは『エレクトラ』も全然嫌いじゃないので、これもオッケー。あ、とりあえずクギ刺しとくけど「ムッシュムラムラ」を期待しちゃダメだからね


 続いてギャガ試写室にて『私の頭の中の消しゴム』を観る。

 愛する女性がアルツハイマーによって記憶を失っていく、悲運のラブストーリー。えらくまた『アルジャーノンに花束を』テイストな話だと思ったら、永作博美が出ていたTVドラマ『Pure Soul 〜君が僕を忘れても〜』の翻案とのこと。でも、こういうハンディキャップなシチュエーション、ことに韓国映画とくれば『オアシス』という傑作があり、フッ、この程度で感情を揺さぶられるもんかよと構えて観てたら、最後のコ●ビ■だけはやられた。『博士の愛した数式』も、とりあえずこのへん仮想敵にしとけや。

 上映の前後で、ギャガの本作宣伝担当氏2名と名刺交換をし、少し話。試写では意外と男性観客のほうがメソメソ泣き入ってるらしいが、それは恐らく前半が彼女(ソン・イェジン)の視点、後半が彼(チョン・ウソン)の視点を経るところに起因するかと。


 結局、夕食やら途中携帯電話で方々うち合わせなどあり、帰宅は23時前。仕事場でメールを確認したら、杉浦日向子の訃報と、モサドのパレスチナ・テロ報復を描いたスピルバーグの新作が『ミュンヘン』というダサダサなタイトルになり、国内配給はドリームワークスの権利を持つアスミック・エースとの情報。スピの映画がUIP以外での配給というのは『フック』以来じゃん。







2005年7月24日(
小林くん、それとオニギリと交換だ




 背中のスイッチを完全にOFFにする。やったことと言えば駅前の芳林堂書店に行き、『江戸川乱歩全集 第23巻 怪人と少年探偵』(光文社)と『叛逆の家紋―平田弘史傑作選 昭和四六〜五十年』(青林工藝舎)を買ったことくらい。
 乱歩全集はあと6冊を残すのみとなったが、前にも書いたように全集モノを配本で買うと「残り2冊」みたいなところで平気で購入を投げてしまうクールな男なので、まだまだ予断を許しませんぞ。

 そういえば上述の全集息切れ話を、大学に勤めていたときバイトの学生にしたら、

国立競技場に入ったところで走りを止めてしまう円谷幸吉みたいなもんですね

 いや、オレのことより、この若いクセにオッさんな喩えのほうを責めるべきかと。






2005年7月23日(土)
アニメ界のサグラダ・ファミリア




 割とおだやかめな一日。洗濯をしたり部屋の片付けをしたり、原稿掲載誌の謹呈分を読んで自負したり落ち込んだり。


 昼はNHK『ETV特集』の再放送「ロシアの映像詩人 ノルシュテイン日本をゆく」を観る。
 アニメ作家ユーリ・ノルシュテインは現在、ライフワークともいえるゴーゴリ原作『外套』に取り組んでるが、以前にNHKで彼の特番が放送されたとき、確かソ連崩壊によって製作援助を受けられなくなり、全体の25パーセントを完成したところで製作が滞っているという旨に触れていた。
 あれからどうなってるのかと思って興味津々で番組を見たら、結局どのへんまで完成したのか分からずじまい。まぁ本人は番組中のインタビューで、
作品を制作する過程で、模索したり学ぶことに意義を感じる
 と、完成にはこだわっていないようだったが。


 パソコンに向かっていたら地震発生。かなり大きな揺れだったが、本棚の本が数冊落ちた程度。しばらくニュースを見る。


 夜、昨夜見た『博士の異常な愛情 40thアニバーサリー・スペシャル・エディション』DVDの、今度は特典映像を視聴。
 内容は2003年にリリースされた『コレクターズ・エディション』と重複しているが、新たに「“作戦室で戦争は困る”または核の恐怖」「『博士の異常な愛情』におけるピーター・セラーズの魅力 名優セラーズの1人3役」と「ロバート・マクマナラ元国防長官インタビュー」が追加収録されている。

 見た直後、勢いでレビュー原稿に着手。いつもこのように勤勉でありたいと、心にも思ってもいないような結び。







2005年7月22日(金)
そこでアニメの主題歌はねぇだろ




 朝から外出。某所の某社へ行き、ちょっとした仕事の企画打ち合わせ。ウーン、たぶん実現しそうにないなぁ。


 その後、軽く昼食を胃に流し込んで有楽町に移動。東宝本社にて『タッチ』試写。

 あだち充の同名コミックの映画化。浅倉南を長澤まさみが演じる点において、拒絶反応を示している原作ファンも少なくないが、オレは「長澤まさみ映画」としての価値があれば、別にタッちゃんを竹内力が演じようと、最後にゾンビとして甦ったカッちゃんが南にかぶりつこうと知ったこっちゃない。けど本作は『タッチ』に非ずして“まさみ度”が足りない。コーラを牛乳で割って「飲めなくはないが、こりゃコーラでもなければ牛乳でもない」って感じか。
 10年後に観ても劣化のないエバーグリーンになってるし、致命的な欠陥も見あたらない作品だが、わずか1時間58分で原作世界をほぼ網羅する駆け足構成のため、キャラに思い入れる間もなく和也が死ぬところ、感情の置き場がないんだよ。犬童さんは同時期に『メゾン・ド・ヒミコ』があるし、まぁ比較はされないだろうが、そっちが傑作だけに作家的にワリ食うような。


 東宝からそのままワーナー試写室に移動し、『蝋人形の館』を観る。

 1933年と59年に製作された『肉の蝋人形』のリメイク。厳密に言うとリメイクではなく、蝋人形館という基本設定にオリジナルの肉付けをして、『悪魔のいけにえ』テイストなホラー作品に仕上がっている。ロバート・ゼメキスがジョエル・シルバーと立ち上げたホラーレーベル《ダーク・キャッスル》の作だけあって、『何がジェーンに起こったか?』の、本作の設定に絡むイキな引用があったり、ヴィンセント・プライスにオマージュを捧げるキャラの名付けがあったり、パリス・ヒルトンがいちばん悲惨な殺され方をしたり
 

 終了後、宣伝担当Sさんから『チャーリーとチョコレート工場』のプレスをもらってしばし話し込み、神保町へと移動。秘宝編集部に行き、原稿の追加記述作業。「何を観て来たんですか?」と聞かれて上述を話すと「狂った2本立てだ」とバッサリ。23時前に帰宅。







2005年7月21日(木)
よお、大将」「ジョン君へ」




 午前中から午後にかけ、昨夜受けた原稿のリライト、ならびに秘宝のDVDレビュー原稿をザックリ。夕方にさしかかるまでに請求書を書いたり、サンプルDVDなどを各社に返送したりとコマゴマしい雑事をこなす。いつも請求書を出し遅れるので、未払いのギャラが点在しているんだよ。

 
 夜は8月24日にリリースされる『博士の異常な愛情 40thアニバーサリー・スペシャル・エディション』DVD本編を視聴。本作のオリジナル画角比は1:1、37と1:1、66が混然となったものだが、このDVDは、16対9のスクイーズ収録になっている。だから厳密にオリジナルとは言えないが、それでも画質は既発売分よりは数段によく、スーパービット版と比較しても遜色ない。

 
 そういえば、今日はウチの近くの惣菜屋のカレーコロッケとカボチャコロッケが意外に美味しいことを発見。それと、一日中トランクスを裏表で足を通していた事実にも驚愕。






2005年7月20日(水)
パーランマウム




 午前中はずっと原稿。利き腕の痛みはだいぶん引き、状態はかなり良くなった。


 それでも原稿の目鼻立ちがついたのは午後の3時くらいで、終わって即シャワーを浴びて外出し、SHIBUYA-AX に向かう。本日は今週公開の『リンダ リンダ リンダ』の劇中にて結成されたバンド、パーランマウム(ペ・ドゥナ、関根史織、前田亜季、香椎由宇)のライブ付き上映イベント。

 7月18日放送の『大進撃放送BONZO!』で、山下敦弘監督&主演の前田亜季ちゃんにお話を伺った経緯もあって、コーナーのディレクターを担当したFさん、プロデューサーのiさんと共にガチンコも「ライブ行きます」の約束を果たす。

 まぁライブと言っても電波媒体用の話題提供だし、『リンダ リンダ リンダ』と『終わらない歌』2曲限りの、始まったと思ったら終わりという短いものだったが、さっき映画に出てたキャラクターたちが眼前で生演奏するシチュエーションは得がたいものだし、メンバーはそれぞれ本業の分野でのトップスター(ことにボーカルは韓国女優)だから、そうそう活動も出来ない。しかしペ・ドゥナ、26歳の高校ブレザー姿は「何かのプレイなのだろうか」と思ってしまう。

 終了後、楽屋で山下監督に挨拶。「亜季ちゃんには会いました?」と言われたけど、残念ながら皆さん楽屋を出た後でした。ちなみにバンド名は韓国語でブルーハーツの意。


 夜、帰ってメールチェックをすると、原稿の一部箇所をもう少し膨らましてほしいというT野辺編集長からの返答。締め切りのデッドラインを考えると無理難題という気もするが、それでも妥協をしない精神に共感するところあり、張り切って着手……の前に少し寝る。お盆進行の影がチラつき始めやがった。






2005年7月19日(火)
言うなればのチョンチョン




 眠い、暑い、出たくない……そうも言ってられず、とりあえず渋谷の某ホテルへ。本日はそこで『東京ゾンビ』主演の哀川翔、そして浅野忠信のインタビュー。

 12月公開作品の取材を何故この時期にかというと、主演の2人揃うのが容易でないという理由。おかげでかなり多くの媒体が一所にねじ込まれるわ、写真撮影が外タレ並みの時間配分になるわで大喧騒。それでも天下の翔兄ィやアサチュー相手にくだらない質問をかます。


 インタビュー終了後は挨拶もそこそこ、JR埼京線に飛び乗り、自腹でタクシー移動を挟み東京MXスタジオへ。『大進撃放送BONZO!』の収録。

 今日はワンコーナーのみの出番だが、ゲストがこれまでの収録で最も緊張を強いる相手。そう、『Mr.Boo DVD-BOX』発売記念特集ということで、声優の広川太一郎さんをお招きしたのだ。昨日の視聴はその伏線伏線。

 いや、収録内容は放送を見て頂けると幸いです。「じっくりとトークを聞きたい」というディレクター氏の思惑により、ビューティーズG7を絡ませない前代未聞のコーナー構成になってますんで。


 それなりの気疲れを土産に23時帰宅。そのまま原稿に取りかからないといけないが、睡魔に襲われ横になる。いや、すぐ起きますって。






2005年7月18日(
蒸し風呂




 う゛ぁ〜暑い! もっか主食はダイエットコーク。けど甘味料が体に合わないのか、お腹が常にギュルギュルゆるゆる。仕事場以外のエアコン利いてないエリアの、トイレはその最も熱地獄な場所ですからして、体がジェル状になって半分溶けてます。

 そんな状況下にありながら、本日もビデオ漬け。トゥデイ・プログラムは『Mr.Boo DVD-BOX』。広川リリックに浸っております。けどプルーフ版はどの作品も2枚に分割収録されていて、見づらいことおびただしい。

 夕方、涼しくなった頃を見計らい、ミニストップにXフライドポテトを買いに行く。この携帯に秘宝・T野辺編集長より別冊の原稿依頼。

「『ランド・オブ・ザ・デッド』の原稿ヨロシク。2400W 締め切りは明日ね」

 いや、明日ねって……。半分困惑しながら、家に帰ってペンディングだったムックの企画書をあげて送信。





2005年7月17日(
ネタなし



 昨夜の『NHKスペシャル』やら今朝の『響鬼』を録画したところ、HDがパンパンになってしまったので、それをDVD―Rに落とす作業。利便性に甘んじて「ビデオ時代は録画しなかっただろオマエ」みたいなエアチェック番組が多すぎることに自己批判。


 午後にチョロッと『特撮が来た!』巻末コメント欄のためのネタ描き。意図するところをちゃんと分かってもらえるだろうか。


 夜は夕食を兼ね、入間までドライブ。帰りに輸入食材店で買い物をして帰宅。『NHKスペシャル』の倫敦テロを見て寝る。期待されてるような情報を提供できるほど大した一日でなし。





2005年7月16日(土)
その着地点で本当にいいのか?



 話題としてはワンステップばかし踏み遅れているけど、「DAICONオープニングアニメのリップオフ」と噂のTV版『電車男』オープニングタイトルを見た。テリーいわく、

高校んときに作った同人誌を、ほじくり返して再読するような気恥ずかしさ

 と評してたが、なんというか、オレもそんな感じ。


 今日もサンプルビデオの類を観つぶしていく。メニューは8月5日にレンタル予定の『トゥルー・コーリングVol 11〜13

 現在、Vol 10(ファーストシーズン全20話)までがビデオ屋さんに並ぶ『トゥルー〜』だが、セカンドシーズン製作途中で打ち切りの憂き目に遭い、今回の21〜26話が最終リリースとなる。
 そりゃ、作り手もこんな半端なところで締めようとは思わなかったろうから、シリーズを通して敷かれた伏線という伏線、謎という謎は見事に放置された形となり、カタルシスもへったくれもない。つまらないから即切りというワケでもなさそうだが、このセカンドシーズンでは5話にビル・サドラー、最終話にメアリーケイト・オルセンが出演するなど急にゲストが豪華になり、それをテコ入れと勘繰ることもできる。このへん日米のドラマ事情を知っておかないと、最後までレンタルした人は怒るだろうなぁ。






2005年7月15日(金)
日米ゾンビ対決




「連休まで腕休め。仕事はしません」という意志を強固に保ちつつ、昨日と同じく貯まったサンプル版ビデオやDVDを視聴。ということで12月公開予定の『東京ゾンビ』を観る。

 原作はゾンビと柔術にリスペクトを捧げた、花くまゆうさくの代表的コミック。映画は忠実に原作をなぞっているが(ハートチップルも出てくるしね)、監督の佐藤佐吉文脈か、哀川翔をはじめ略奪団のマサさんが曽根晴美だったりと、異様まなでに『牛頭』色が強い

 たぶんゾンビマニアの間で話題になると思うが、外界を隔てた壁のコッチ側で、ハイソな支配階級が高層建築に住み、他の貧民がスラムで生活しているという設定。これってジョージ・A・ロメロの最新作ゾンビ映画『ランド・オブ・ザ・デッド』と全く一緒で、ご丁寧なことに格闘家とゾンビが闘うコロシアムの設定も『ランド〜』では貧民街の娯楽として同種のものが用意されている。この一致はもちろん偶然にすぎないだろうが、いわばゾンビの家元ロメロが後塵を拝したことになるのだ。というか『東京ゾンビ』、オヤジ役が哀川翔な時点でまんま『マッスルヒート』だったりもするんだが





2005年7月14日(木)
怒れる闘牛




 お仕事ギューギューに併せ、利き腕に圧迫痛なんぞ覚え、キーを叩くに難儀な思いをしておりました。医者に行ったら肘関節の炎症、あるいは血行不良が疑わしいとのこと。しばらく手仕事は控えろと言われたものの「そんなことしたらおマンマの食い上げ」とばかり、普段かいたことのない汗を鼻頭に浮かばせながら原稿と格闘。日記に着手できなかったのも、そんな理由からですんでご容赦を。


 とりあえずそんな仕事も一段落したので、部屋の片付けをしながら溜まっているサンプルビデオやDVDを視聴してしまうことに。とりあえず8月19日発売のDVD『レイジング・ブル アルティメット・エディション』。

 昨年アメリカで出た2枚組がやっとローカライズされ、国内版にてリリース。オレにとってのスコセッシ最高傑作はコレなので、それこそ何度観ようと苦にならない。ただコメンタリーとメイキング・ドキュメントに重複する部分が多いところ、解説にくどい感じがしないでもないけど。

 しかしDVDのレビュー原稿って時間がかかるのな。特典を含めて全コンテンツ観こなすと、4時間6時間はザラ。コメンタリーが2つも3つも収録されていたら地獄だよ。









2005年7月1日(金)
日記も穴だらけになってきたなぁ




 はぁ、やっぱり日記は「毎日付け続ける」というオブセッションがあってこそ更新できるものなんだと。やっぱ基本的に物書きに向いていないんだろうなぁオレ。


 今日は某作品の内覧試写あり、13時にギャガ試写室へ。諸原稿の締め切りが胸あたりを這い、ジワジワと首を締めつつあるのだが、これだけは早急に観たかったのと、同席する週チャン担当のチャーミー氏に渡しモノをせねばならず、とりあえず向かう。

 ところが伝達ミスで、試写は15時30分からという困った事態に。まぁ、どのみち観ねばならないこともあって、同試写室にて『頭文字D THE MOVIE』を観る。

 しげの秀一の人気コミックの映画化。主要キャストは鈴木杏を除き、ほとんど香港・台湾系。そしてロケは日本メインという香港映画。そのおかげで見た目が無国籍というか、藤原とうふ店のロゴでさえも『ブレードランナー』的な怪しい日本語フォントに見えるから難儀だ。それでも峠の公道バトルは割とコレオグラフに優れていて、何よりアニメでもコミックでもないハチロクとランエボのレース走行を実写で見るのは、絵としての奇異さが面白い。終劇のタイミングが『汚れた英雄』といえば、原作のどのへんで締めかは推して知るべし。


 そんなワケで、そのままギャガ試写室に残り、某作品の内覧。


 終了後、六本木から東銀座へと移動。松竹本社に立ち寄り、事業部のM女史に挨拶をせねばならなかったのだが、時間がなく後日に。そのまま友人Mと落ち合い、東劇にて『砂の器 デジタルリマスター』を観る。

 場内は8割の入り。公開から既に3週間を経て、さらに映画の日ということを考慮すれば、それはそれで充分の入り。松竹は減価償却しているであろう本作に何度も助けられていながら、オリジナルネガからプリントを何百本も焼くなどドメスティックな扱いをしているので、デジタルレストアはまぁ懺悔にも近いかと。
 今さら作品の素晴らしさをここで説き積むヤボはしないけど、リマスターについては言を費やすべきか。今回はマスターポジをデジタルスキャンし、キズ消去やら色調補正やらで整えて再びフィルムに戻すという行程で、なぜオリジナルネガをデータ素材にしなかったのかと思ったら、ネガの安全性を重んじたのと、マスターポジ級の素材で充分オリジナルネガと同等のクオリティが得られるらしい。


 東劇を出て矢場とんで夕食。そこでまぁ多少感想を交わすが、「丹波哲郎の旅映画」とか「父子の道行で涙を絞り取るが、勝手な推論で冤罪かもしれない」など、口をついて出るのはそういった他愛のない話。








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